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ビーム
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「そういえばラガスさん。もう、前みたいにきっちり隅々まで探索しなくても良いんすか?」
「あぁ、そうだな」
今回の探索からは、一応階段から階段に続く通路はマッピングしてるけど、それ以外の場所に関しては細かく調べずに進んでいる。
「目的が一番下に降りて、この地下遺跡がダンジョン化してるのか否か調べるに変わったからな」
「確かにそうっすね。でも、それだとギルドになんか言われないっすかね」
「さぁ、どうだろうな」
別にギルドから、地下遺跡の探索だけに集中してくれと言われているわけではない。
だから、ぶっちゃけそこに関して気にする必要はないと思う。
俺たちの予想通り、ダンジョン化してる途中なら、ダンジョン化が終了すれば階層の様子も変わる筈だしな。
「問題無いでしょう。そもそも、実力があるとしても未知の場所を探索する事に慣れてるわけではないのですから」
「ふふ、それはそうだな」
メリルの言う通り、モンスターと戦うことには慣れてるけど、遺跡と洞窟とか、未開拓地みたいな場所の探索に慣れてはいない。
まだハンターになって三年も経ってないことを考えれば、無茶な探索であると言えるか。
「……一番、下に、辿り着け、ば……ダンジョンに、なるのかな?」
「どうだろうな。そうなったらそうなったらで…………特に俺たちもエスエールさんたちも、ハンターギルドも困ることはないと思うんだけどな」
ダンジョン化したところで、何かが失われることはない。
寧ろ俺たちハンターにとっては、ダンジョン化すれば特定の階層まで攻略すれば、その階層から攻略を再開することが出来る。
俺たちにはルーフェイスっていう頼れる相棒がいるからあれだけど、他の人たちは……もしかしたら移動力に優れた従魔がいるかもしれないけど、いなかったら本当に移動が面倒な筈。
「一番下に辿り着けばSランクモンスターがいて、そのSランクモンスターを倒さなければダンジョン化が達成されないとなれば、どうするつもりですか」
「はっはっは! そういうパターンもあるか。安心しろ、そんな気配を感じたら速攻で逃げる。ルーフェイスの背に乗って、全力ダッシュで逃げてもらう」
「ワゥ!」
うんうん、そうだよな。ルーフェイスでも、さすがにSランクモンスターが相手ならどうなるか解らないもんな。
「そうですか……その言葉、信じさせてもらいます」
「そこは信じてくれて大丈夫だ。っと、あの部屋…………ルーフェイス」
『ん~~~~…………あんまり、モンスターとか血の匂いもしない、かな』
「やっぱりか。サンキュ、ルーフェイス。あの部屋に多分何かしらのアイテムがある」
予想通り、約十メートル先の部屋にはネックレスタイプのマジックアイテムが飾られていた。
ただ……そのネックレスは、人の形をした石像の首に飾られていた。
「…………不穏は何かを感じるのは、私だけでしょうか」
「安心しろ、メリル。ぶっちゃけ俺も感じてる」
近づいた分間、目からビームとか出てきそうな雰囲気だな……とりあえず、あの石像だけ壊しておくか。
「っ!! うわぁ……やっぱり警戒しておいて正解だったな」
魔弾を放って壊そうとしたら、本当に目から……光属性のビーム? が放たれて、魔弾を消しやがった。
「とりあえず数を増やすか」
そう思って複数の魔弾を同時に放ったけど……片目のビームだけでも、普通の魔弾なら破壊されてしまう。
「あの光線、無茶苦茶恐ろしいな」
「ですね。特に強化をしてないとはいえ、ラガス坊ちゃまの魔弾をあれだけあっさり砕くとは」
石像相手にと思われるかもしれないけど、貫通力強化とかを使い、もっと魔弾の数を増やすことで一応破壊することに成功した。
壊れてもまだ動くんじゃないかと思って頭部に魔弾を撃ったけど、さすがに反応することはなく粉砕。
久しぶりにトラップを見て恐ろしいと思ったな。
「あぁ、そうだな」
今回の探索からは、一応階段から階段に続く通路はマッピングしてるけど、それ以外の場所に関しては細かく調べずに進んでいる。
「目的が一番下に降りて、この地下遺跡がダンジョン化してるのか否か調べるに変わったからな」
「確かにそうっすね。でも、それだとギルドになんか言われないっすかね」
「さぁ、どうだろうな」
別にギルドから、地下遺跡の探索だけに集中してくれと言われているわけではない。
だから、ぶっちゃけそこに関して気にする必要はないと思う。
俺たちの予想通り、ダンジョン化してる途中なら、ダンジョン化が終了すれば階層の様子も変わる筈だしな。
「問題無いでしょう。そもそも、実力があるとしても未知の場所を探索する事に慣れてるわけではないのですから」
「ふふ、それはそうだな」
メリルの言う通り、モンスターと戦うことには慣れてるけど、遺跡と洞窟とか、未開拓地みたいな場所の探索に慣れてはいない。
まだハンターになって三年も経ってないことを考えれば、無茶な探索であると言えるか。
「……一番、下に、辿り着け、ば……ダンジョンに、なるのかな?」
「どうだろうな。そうなったらそうなったらで…………特に俺たちもエスエールさんたちも、ハンターギルドも困ることはないと思うんだけどな」
ダンジョン化したところで、何かが失われることはない。
寧ろ俺たちハンターにとっては、ダンジョン化すれば特定の階層まで攻略すれば、その階層から攻略を再開することが出来る。
俺たちにはルーフェイスっていう頼れる相棒がいるからあれだけど、他の人たちは……もしかしたら移動力に優れた従魔がいるかもしれないけど、いなかったら本当に移動が面倒な筈。
「一番下に辿り着けばSランクモンスターがいて、そのSランクモンスターを倒さなければダンジョン化が達成されないとなれば、どうするつもりですか」
「はっはっは! そういうパターンもあるか。安心しろ、そんな気配を感じたら速攻で逃げる。ルーフェイスの背に乗って、全力ダッシュで逃げてもらう」
「ワゥ!」
うんうん、そうだよな。ルーフェイスでも、さすがにSランクモンスターが相手ならどうなるか解らないもんな。
「そうですか……その言葉、信じさせてもらいます」
「そこは信じてくれて大丈夫だ。っと、あの部屋…………ルーフェイス」
『ん~~~~…………あんまり、モンスターとか血の匂いもしない、かな』
「やっぱりか。サンキュ、ルーフェイス。あの部屋に多分何かしらのアイテムがある」
予想通り、約十メートル先の部屋にはネックレスタイプのマジックアイテムが飾られていた。
ただ……そのネックレスは、人の形をした石像の首に飾られていた。
「…………不穏は何かを感じるのは、私だけでしょうか」
「安心しろ、メリル。ぶっちゃけ俺も感じてる」
近づいた分間、目からビームとか出てきそうな雰囲気だな……とりあえず、あの石像だけ壊しておくか。
「っ!! うわぁ……やっぱり警戒しておいて正解だったな」
魔弾を放って壊そうとしたら、本当に目から……光属性のビーム? が放たれて、魔弾を消しやがった。
「とりあえず数を増やすか」
そう思って複数の魔弾を同時に放ったけど……片目のビームだけでも、普通の魔弾なら破壊されてしまう。
「あの光線、無茶苦茶恐ろしいな」
「ですね。特に強化をしてないとはいえ、ラガス坊ちゃまの魔弾をあれだけあっさり砕くとは」
石像相手にと思われるかもしれないけど、貫通力強化とかを使い、もっと魔弾の数を増やすことで一応破壊することに成功した。
壊れてもまだ動くんじゃないかと思って頭部に魔弾を撃ったけど、さすがに反応することはなく粉砕。
久しぶりにトラップを見て恐ろしいと思ったな。
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