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同じ部分と、違う部分
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「そういえば、この地下遺跡にはダンジョンみたいなモンスターが近寄ってこないエリアとかあるんすかね」
「どうだろうな。まだそういう情報は入ってないが、もしかしたらあるのかもしれないな。仮にあると仮定して……そうでありそうな場所は、特定の部屋とかかもな」
「そんな単純な場所っすか?」
確かに単純な場所かもしれない。
とはいえ、まだこの地下遺跡に生息するモンスターの性質とかを知らないからな……ただ、上手くやれれば、割とセーフティーポイントとか関係無く安全に休息が取れるかもしれない。
「一つ気になってることがあるんだが、この地下遺跡に生息するモンスターは、自ら進んで通路や階段、部屋を壊すのか。その点が解ってくれば、色々と見えてくるものがある」
「この地下遺跡は、時間経過で壊れた部分が元に戻るんすよね?」
「あぁ、そうみたいだな」
「だったら、モンスターたちも……どこまで考えて行動してるかは分からないっすけど、そういうの気にしなくないっすか?」
「そういう場合もあるな。でも、モンスターたちに戦闘時以外で、進んで通路や部屋を破壊する気が無ければ、特定の場所を探さずとも、休息が取れるかもしれない」
「…………出入口部分を塞ぎ、幻影でカモフラージュすることが出来れば、長年地下遺跡に生息しているモンスターであっても騙されるかもしれませんね」
「だろ」
エスエールさんたちが探索した段階で、この地下遺跡に生息しているモンスターはダンジョンに生息しているモンスターとは違い、普通に生息してるモンスター同士で殺し合い、食い合っている。
人間をサーチ&デストロイをしてないのであれば、割と無理ではないと思うんだよな。
「ですが、モンスター同士の戦闘、もしくはモンスターとハンター同士の戦闘でカモフラージュが解けてしまう可能性があります」
「……その可能性は捨てきれないな」
「加えて、これなら大丈夫と安心しきってしまい、予想外のアクシデントが起き……すっかり油断しきっていた影響で、対応が遅れて死亡するといったケースも予想されます」
部屋の中で襲われないと思ってしまえば、確かに気が緩んでしまうか。
普段野営してる場所とかは、どこからモンスターが襲撃してきてもおかしくないって感じだったけど、部屋となるとどんな人でも緩んでしまうか……それを考えたら、下手にギルドに伝えない方が良さそうだな。
「俺の楽観的な考えだったと思って、記憶から消しとこう」
「…………ねぇ、ラガス」
「なんだ、セルシア」
「部屋の、壁とか、床、とか。そういうのを、壊して、みて、壊れなかったら、そこは、セーフティーポイント、みたいな場所、なんじゃ、ないか、な?」
確かに……その方法なら、その部屋がセーフティーポイントなのか否か、一発で解りそうだな。
「名案だな」
「名案だな、じゃありませんよ、ラガス坊ちゃま」
「なんでだよ。物凄く解りやすいし、良い方法じゃないか」
「確かにその方法で確かめることは出来ますが、同時にモンスターを引き寄せることになります」
それは、あれだな。
今回の探索のコンセプト? 的に、あまり好ましくはないか」
「それ、なら。斬るか、突く?」
「それであれば、よろしいかと」
斬るか突くかなら、あまり大きな音はならなそうだな。
とはいえ……俺たちにはルーフェイスがいるから、あまりそういった場所を探すメリット自体はないんだよな。
そういう場所の探索は、他のハンターたちに任せよう。
「おっ、ラガスさん。あいつは俺が戦っちゃっても良いっすかね」
「良いぞ。ただ、なるべく遊ぶんじゃないぞ」
「了解っス!!!!!」
離れた場所に、大斧を背負うオーガの姿があった。
遠目だからはっきりとは分からないが、もしかしたらオーガの上位種かもしれないが……それなら、尚更シュラも遊ぼうとはしないだろう。
「どうだろうな。まだそういう情報は入ってないが、もしかしたらあるのかもしれないな。仮にあると仮定して……そうでありそうな場所は、特定の部屋とかかもな」
「そんな単純な場所っすか?」
確かに単純な場所かもしれない。
とはいえ、まだこの地下遺跡に生息するモンスターの性質とかを知らないからな……ただ、上手くやれれば、割とセーフティーポイントとか関係無く安全に休息が取れるかもしれない。
「一つ気になってることがあるんだが、この地下遺跡に生息するモンスターは、自ら進んで通路や階段、部屋を壊すのか。その点が解ってくれば、色々と見えてくるものがある」
「この地下遺跡は、時間経過で壊れた部分が元に戻るんすよね?」
「あぁ、そうみたいだな」
「だったら、モンスターたちも……どこまで考えて行動してるかは分からないっすけど、そういうの気にしなくないっすか?」
「そういう場合もあるな。でも、モンスターたちに戦闘時以外で、進んで通路や部屋を破壊する気が無ければ、特定の場所を探さずとも、休息が取れるかもしれない」
「…………出入口部分を塞ぎ、幻影でカモフラージュすることが出来れば、長年地下遺跡に生息しているモンスターであっても騙されるかもしれませんね」
「だろ」
エスエールさんたちが探索した段階で、この地下遺跡に生息しているモンスターはダンジョンに生息しているモンスターとは違い、普通に生息してるモンスター同士で殺し合い、食い合っている。
人間をサーチ&デストロイをしてないのであれば、割と無理ではないと思うんだよな。
「ですが、モンスター同士の戦闘、もしくはモンスターとハンター同士の戦闘でカモフラージュが解けてしまう可能性があります」
「……その可能性は捨てきれないな」
「加えて、これなら大丈夫と安心しきってしまい、予想外のアクシデントが起き……すっかり油断しきっていた影響で、対応が遅れて死亡するといったケースも予想されます」
部屋の中で襲われないと思ってしまえば、確かに気が緩んでしまうか。
普段野営してる場所とかは、どこからモンスターが襲撃してきてもおかしくないって感じだったけど、部屋となるとどんな人でも緩んでしまうか……それを考えたら、下手にギルドに伝えない方が良さそうだな。
「俺の楽観的な考えだったと思って、記憶から消しとこう」
「…………ねぇ、ラガス」
「なんだ、セルシア」
「部屋の、壁とか、床、とか。そういうのを、壊して、みて、壊れなかったら、そこは、セーフティーポイント、みたいな場所、なんじゃ、ないか、な?」
確かに……その方法なら、その部屋がセーフティーポイントなのか否か、一発で解りそうだな。
「名案だな」
「名案だな、じゃありませんよ、ラガス坊ちゃま」
「なんでだよ。物凄く解りやすいし、良い方法じゃないか」
「確かにその方法で確かめることは出来ますが、同時にモンスターを引き寄せることになります」
それは、あれだな。
今回の探索のコンセプト? 的に、あまり好ましくはないか」
「それ、なら。斬るか、突く?」
「それであれば、よろしいかと」
斬るか突くかなら、あまり大きな音はならなそうだな。
とはいえ……俺たちにはルーフェイスがいるから、あまりそういった場所を探すメリット自体はないんだよな。
そういう場所の探索は、他のハンターたちに任せよう。
「おっ、ラガスさん。あいつは俺が戦っちゃっても良いっすかね」
「良いぞ。ただ、なるべく遊ぶんじゃないぞ」
「了解っス!!!!!」
離れた場所に、大斧を背負うオーガの姿があった。
遠目だからはっきりとは分からないが、もしかしたらオーガの上位種かもしれないが……それなら、尚更シュラも遊ぼうとはしないだろう。
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