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厳つさアップ目的?
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それにしてもあのコボルト……中々見た目厳つかったな。
やっぱり、あれか。刺青効果か?
普通の見た目でも……元地球人の感覚からすれば、今はもう慣れたけど怖い部類に入るっちゃ入る……けど、刺青があると段違いだ。
刺青の効果なのか知らないけど、筋肉もパンプ? 状態だったし、より厳つさに磨きがかかってるって感じだった。
実際に会ったことはないけど、銭湯や温泉であんなびっしりと刺青が入っている人を見ると……怖く感じるのか?
なんでって思ったことがあるけど……今日、ちょっとその考えが解ったな。
「ラガス坊ちゃま、何を考えているのですか」
「刺青って……モンスターが入れてたりすると、怖さ倍増だなって思って」
「そうですね。厳つさが増してるのは間違いないでしょう」
「まっ、人間でも刺青を入れてたら怖さが増すけどな」
「そうでしょうか? 筋骨隆々の者ならともかく、ひょろい人が入れていても、大して恐ろしさはないのでは?」
「いや、ひょろい奴が上半身、びっしりと刺青を入れてたら、それはそれで怖いってやつだろ」
なんかもう……それだけでキレたら何をするか解らない存在って感じが強い。
「……解らなくもない、ですね」
「刺青ねぇ~~~。偶に入れてる奴見るっすけど、何かしらの付与効果? があるならまだしも、ただ刺青を入れてるやつって、なんかダサいっすよね」
…………前世で、SNSで呟いたりしたら、軽く……いや、結構炎上したかもしれないな。
「なんでそう思うんだ?」
「いや、あれっすよ。あれ……ファッション? 的な面もあるとは思うっすよ。でも、あんまり見た目が良い奴じゃないと、ただ厳つさが増すだけじゃないっすか」
「まぁ……そう、だな」
確かに刺青を入れてる人で、美男って感じの人は見たことがないかも。
服の下に隠してるって可能性はあるだろうけど……とりあえず、見せたがりの人はあまりカッコ良くない、か?
「刺青を入れたら、厳つさが増すのは解り切ってる事じゃないっすか」
「だな」
「なのにわざわざ、特に付与効果がない刺青を入れて奴は、他者を厳つさでビビらせる為に入れてるてことっすよね」
「そう考えて入れてる人たちは、割と多そうではあるな」
「だから、俺は割と本気でダサいなって思ってるんすよ」
他者をビビらせる為に、か。
本気でそういった目的で入れてるなら、そのメッキが剥がれた時が一番ダサいだろうな。
「けど、コボルトが入れてる奴はそのダサくない、付与効果があるやつだ」
「特殊なメイジ、もしくはシャーマンが施してるのかもしれませんね」
「ウィザードの、可能性も、あり得る、かも」
「セルシアの言う通り、その可能性も捨てきれないな」
ウィザードだとBランク、か…………コボルトのウィザードって、結構珍しいよな?
そういうのを考えると、そういう特殊な特技? で同族を狂か出来てもおかしくないか。
「問題は、何故冒険者を持ち帰ろうとしたのか……個人的には、何故生かしたままなのかも気になります」
「…………そりゃあれだろ。仲間に刺青を施すのに、人間の血が使えるからじゃないか?」
「……やはり、そうなりますか」
まっ、あんまり想像したくない光景ではあるな。
「では、何故殺していなかったのか、という点についてはどう考えますか?」
「偶々殺してなかったって可能性も捨てきれないが……ん~~~~~、そうだなぁ……魔力の有無、かな」
「魔力の有無、ですか」
「超個人的な考えだけどな。ほら、人間……モンスターも同じだけど、死ねばその生物が保有してた魔力は基本的になくなるだろ」
魔核に全て移る、なんて考えもあるらしいが、ぶっちゃけそういった学者たちが好きそうな内容はさほど詳しくない。
「でも、生きていれば魔力は……血液にすら含まれているかもしれない」
「つまり……あのコボルトたちは、あの女性冒険者の血を生きたまま抜こうとしていたと……そういう事なのですね」
「仮定の話だ。俺の考え過ぎって場合もあり得る」
とはいえ、どちらにしろ無視出来る件じゃない。
できれば今日中に片付けたいな。
やっぱり、あれか。刺青効果か?
普通の見た目でも……元地球人の感覚からすれば、今はもう慣れたけど怖い部類に入るっちゃ入る……けど、刺青があると段違いだ。
刺青の効果なのか知らないけど、筋肉もパンプ? 状態だったし、より厳つさに磨きがかかってるって感じだった。
実際に会ったことはないけど、銭湯や温泉であんなびっしりと刺青が入っている人を見ると……怖く感じるのか?
なんでって思ったことがあるけど……今日、ちょっとその考えが解ったな。
「ラガス坊ちゃま、何を考えているのですか」
「刺青って……モンスターが入れてたりすると、怖さ倍増だなって思って」
「そうですね。厳つさが増してるのは間違いないでしょう」
「まっ、人間でも刺青を入れてたら怖さが増すけどな」
「そうでしょうか? 筋骨隆々の者ならともかく、ひょろい人が入れていても、大して恐ろしさはないのでは?」
「いや、ひょろい奴が上半身、びっしりと刺青を入れてたら、それはそれで怖いってやつだろ」
なんかもう……それだけでキレたら何をするか解らない存在って感じが強い。
「……解らなくもない、ですね」
「刺青ねぇ~~~。偶に入れてる奴見るっすけど、何かしらの付与効果? があるならまだしも、ただ刺青を入れてるやつって、なんかダサいっすよね」
…………前世で、SNSで呟いたりしたら、軽く……いや、結構炎上したかもしれないな。
「なんでそう思うんだ?」
「いや、あれっすよ。あれ……ファッション? 的な面もあるとは思うっすよ。でも、あんまり見た目が良い奴じゃないと、ただ厳つさが増すだけじゃないっすか」
「まぁ……そう、だな」
確かに刺青を入れてる人で、美男って感じの人は見たことがないかも。
服の下に隠してるって可能性はあるだろうけど……とりあえず、見せたがりの人はあまりカッコ良くない、か?
「刺青を入れたら、厳つさが増すのは解り切ってる事じゃないっすか」
「だな」
「なのにわざわざ、特に付与効果がない刺青を入れて奴は、他者を厳つさでビビらせる為に入れてるてことっすよね」
「そう考えて入れてる人たちは、割と多そうではあるな」
「だから、俺は割と本気でダサいなって思ってるんすよ」
他者をビビらせる為に、か。
本気でそういった目的で入れてるなら、そのメッキが剥がれた時が一番ダサいだろうな。
「けど、コボルトが入れてる奴はそのダサくない、付与効果があるやつだ」
「特殊なメイジ、もしくはシャーマンが施してるのかもしれませんね」
「ウィザードの、可能性も、あり得る、かも」
「セルシアの言う通り、その可能性も捨てきれないな」
ウィザードだとBランク、か…………コボルトのウィザードって、結構珍しいよな?
そういうのを考えると、そういう特殊な特技? で同族を狂か出来てもおかしくないか。
「問題は、何故冒険者を持ち帰ろうとしたのか……個人的には、何故生かしたままなのかも気になります」
「…………そりゃあれだろ。仲間に刺青を施すのに、人間の血が使えるからじゃないか?」
「……やはり、そうなりますか」
まっ、あんまり想像したくない光景ではあるな。
「では、何故殺していなかったのか、という点についてはどう考えますか?」
「偶々殺してなかったって可能性も捨てきれないが……ん~~~~~、そうだなぁ……魔力の有無、かな」
「魔力の有無、ですか」
「超個人的な考えだけどな。ほら、人間……モンスターも同じだけど、死ねばその生物が保有してた魔力は基本的になくなるだろ」
魔核に全て移る、なんて考えもあるらしいが、ぶっちゃけそういった学者たちが好きそうな内容はさほど詳しくない。
「でも、生きていれば魔力は……血液にすら含まれているかもしれない」
「つまり……あのコボルトたちは、あの女性冒険者の血を生きたまま抜こうとしていたと……そういう事なのですね」
「仮定の話だ。俺の考え過ぎって場合もあり得る」
とはいえ、どちらにしろ無視出来る件じゃない。
できれば今日中に片付けたいな。
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