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正直……温かったもんな
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シュラが鬼火を纏った発勁を食わらせ、スノードラゴンを怯ませた後……セルシアが少々怖い笑みを浮かべながら跳び、その首を刎ねた。
内臓をがっつり攻撃されたら、さすがのスノードラゴンも反応出来なかったみたいだな。
でも……とりあえず、今回は良い経験になったな。
「ラガスさん、終わりましたね」
「そうだな。っと、早めに回収しないとな」
セルシアがスノードラゴンの首をぶった斬ったことで、切断面から噴水の様に血が溢れた。
本当は今すぐ解体と化した方が良いんだろうけど、場所が場所だけにここでしたくないので、ささっと亜空間の中にしまう。
死体は……街に帰ってから、ハンターギルドの解体士の人たちに頼もう。
「ラガス、どう、だった」
「良い斬撃だったよ……うん、本当に良かった。もしかしたら、それじゃなくても良い感じにぶった斬れてたんじゃないか、って思ったよ」
「……ありがとう。でも、まだ……スノードラゴン、みたいなモンスター、は……ちょっと、心配」
「そっか」
まっ、俺がそう思っただけであって、強制するようなことじゃない。
普通に考えれば、スノードラゴンクラスのモンスターは、普通の武器で挑むような相手じゃないしな。
てか……結局、殆どアブストラクトを使わなかったな。
首長系のドラゴンに対して良い攻略方法が解ったから良かったんだけどさ。
「ラガス様、こちらの処理も終わりました」
「あっ、はい。ありがとうございます」
後ろを振り返ると、スノードラゴンが率いていたホワイトワイバーンが、五体とも地の落ちていた、回収回収。
ルーノさんやルーフェイスたちに任せてたら大丈夫だと思ってたけど、イーリスが怪我してる様子は一切ないし、パーフェクトな仕事っぷりだ。
っと、ルーノさんたちを褒めてると、般若の形相でイーリスが近づいてきた。
「あ、あんたねぇ」
……なんか、あれだな。
漫画とかで偶に出てくる顔芸? みたいな感じになってて……ぶっ! ふふふ……駄目だ、わ、笑いがこ、堪え切れない。
「な、なぁ。ちょっとは落ち着けって、な。す、凄い顔に、なってる……ぞ」
あっ、シュラの奴は笑ってしまわない様に、完全に顔を明後日の方向に向けてやがる。
メリルは……ぎ、ギリギリで堪えてるな。
「イーリス、超、変な顔、だよ」
ぶはっ!!! せ、セルシア……お前が、それを言っちゃうのかよ。
あれだぞ、一応お前を心配して超変な顔になってるんだぞ。
「ちょ、変な顔って何よ! 私は、あなたを心配して…………だって、流石に三人で挑むのは、いくらなんでも危険じゃない」
……うん、それはそうだね。
その考えは間違ってない。
どうやら、先日みたいに我を忘れて怒ってるって訳じゃなさそうだ。
先輩であるラージュさんが何かを言いたげだけど、ここは大丈夫ですとサインを送る。
「普通ならそうかも。でも、イーリスだってもう俺たちが普通じゃないのは解ってるだろ」
「それは……そう、だけど」
うんうん、まだまだ全然納得出来ないって顔だな。
「さっき、ヘイルタイガーとの戦いでは俺たち三人の中にメリルも加わって……こんなこと言うのは自惚れてると思われるかもしれないけど、ちょっと温いって感じた」
「……そう、ね。温かった」
おっと、ありがたい援護射撃。
というか、セルシアとしては当然の気持ちか。
ヘイルタイガーとの戦いでは、後方からメリルとシュラの動きをサポートするのがメインの仕事だったしな。
「だから、次のスノードラゴンとの戦いでは、三人で戦おうとした……そういうことなの?」
「ん~~……さっきと違って、五体のホワイトワイバーンっていう面倒な連中もいたからな」
イーリスを守らなきゃいけないって条件とかも考えると、やっぱり三人でスノードラゴンに挑んだのは間違いじゃなかったと思う。
というわけで……納得してくれたか?
内臓をがっつり攻撃されたら、さすがのスノードラゴンも反応出来なかったみたいだな。
でも……とりあえず、今回は良い経験になったな。
「ラガスさん、終わりましたね」
「そうだな。っと、早めに回収しないとな」
セルシアがスノードラゴンの首をぶった斬ったことで、切断面から噴水の様に血が溢れた。
本当は今すぐ解体と化した方が良いんだろうけど、場所が場所だけにここでしたくないので、ささっと亜空間の中にしまう。
死体は……街に帰ってから、ハンターギルドの解体士の人たちに頼もう。
「ラガス、どう、だった」
「良い斬撃だったよ……うん、本当に良かった。もしかしたら、それじゃなくても良い感じにぶった斬れてたんじゃないか、って思ったよ」
「……ありがとう。でも、まだ……スノードラゴン、みたいなモンスター、は……ちょっと、心配」
「そっか」
まっ、俺がそう思っただけであって、強制するようなことじゃない。
普通に考えれば、スノードラゴンクラスのモンスターは、普通の武器で挑むような相手じゃないしな。
てか……結局、殆どアブストラクトを使わなかったな。
首長系のドラゴンに対して良い攻略方法が解ったから良かったんだけどさ。
「ラガス様、こちらの処理も終わりました」
「あっ、はい。ありがとうございます」
後ろを振り返ると、スノードラゴンが率いていたホワイトワイバーンが、五体とも地の落ちていた、回収回収。
ルーノさんやルーフェイスたちに任せてたら大丈夫だと思ってたけど、イーリスが怪我してる様子は一切ないし、パーフェクトな仕事っぷりだ。
っと、ルーノさんたちを褒めてると、般若の形相でイーリスが近づいてきた。
「あ、あんたねぇ」
……なんか、あれだな。
漫画とかで偶に出てくる顔芸? みたいな感じになってて……ぶっ! ふふふ……駄目だ、わ、笑いがこ、堪え切れない。
「な、なぁ。ちょっとは落ち着けって、な。す、凄い顔に、なってる……ぞ」
あっ、シュラの奴は笑ってしまわない様に、完全に顔を明後日の方向に向けてやがる。
メリルは……ぎ、ギリギリで堪えてるな。
「イーリス、超、変な顔、だよ」
ぶはっ!!! せ、セルシア……お前が、それを言っちゃうのかよ。
あれだぞ、一応お前を心配して超変な顔になってるんだぞ。
「ちょ、変な顔って何よ! 私は、あなたを心配して…………だって、流石に三人で挑むのは、いくらなんでも危険じゃない」
……うん、それはそうだね。
その考えは間違ってない。
どうやら、先日みたいに我を忘れて怒ってるって訳じゃなさそうだ。
先輩であるラージュさんが何かを言いたげだけど、ここは大丈夫ですとサインを送る。
「普通ならそうかも。でも、イーリスだってもう俺たちが普通じゃないのは解ってるだろ」
「それは……そう、だけど」
うんうん、まだまだ全然納得出来ないって顔だな。
「さっき、ヘイルタイガーとの戦いでは俺たち三人の中にメリルも加わって……こんなこと言うのは自惚れてると思われるかもしれないけど、ちょっと温いって感じた」
「……そう、ね。温かった」
おっと、ありがたい援護射撃。
というか、セルシアとしては当然の気持ちか。
ヘイルタイガーとの戦いでは、後方からメリルとシュラの動きをサポートするのがメインの仕事だったしな。
「だから、次のスノードラゴンとの戦いでは、三人で戦おうとした……そういうことなの?」
「ん~~……さっきと違って、五体のホワイトワイバーンっていう面倒な連中もいたからな」
イーリスを守らなきゃいけないって条件とかも考えると、やっぱり三人でスノードラゴンに挑んだのは間違いじゃなかったと思う。
というわけで……納得してくれたか?
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