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勧誘する人はいないだろ?
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「さて……どうしようか、これ」
周囲を見渡すと、俺たちが倒したオーガや上位種の死体があちこちに転がっていた。
「そうですね……とりあえず、持って帰りましょう」
「え?」
不思議そうな顔をするアルガンツ先生を放っておき、どんどん亜空間の中に死体を放り込んでいく。
にしても、三本角のオーガジェネラルの素材か……色々と役立ちそうだな。
そもそもオーガジェネラルって時点でBランクだから、血はそれなりに使える素材だし……魔核も期待出来る。
あと、やっぱり他のオーガやジェネラルと比べて、角は価値が高い……のか?
強さ的にはAランクだったし、その強さを考えれば角の頑丈さとか、価値の高さは他のオーガの角と比べて良い素材になる……筈だよな。
てか、三本角の再生力を考えれば血は回復ポーションの素材として使える?
いや……もしそうなら、心臓だってそういった類のマジックアイテムの素材に使えるよな。
三本角や魔核は魔靴の素材にするとして……そっちも頑張って造ってみる価値ありだな。
「……ラガス、君の空間収納はどうなってるんだい?」
「えっと……その、あれですよ。偶々アビリティ結晶をある人に貰って、それが最高ランクのものだったんですよ」
うん、別に嘘は付いていない。
あっ……人じゃないから、その部分だけは嘘か。
でも、フェリスさんが暮れたアビリティ結晶が超高級品だったのは間違いない。
「……そうか。もうラガスには色々驚かされたから、これ以上驚き様がない。ただ……ハンターになってからは、勧誘が絶えないと思うぞ」
「まぁ、そうかもしれませんね」
大量の死体を入れても問題ない空間収納持ち。
それだけでハンターとしての勝ちは爆上がり。
それに加えて、本人は……自分で言うのもあれだが、かなり戦える実力を持っている。
同年代のルーキー、ベテラン、トップ関係無しに自分のパーティーに引き入れたい人材…………うん、自分でそう語るのはやっぱり恥ずかしい。
「でも、これでも貴族の学生のみが参加する大会のシングルス、ダブルスで優勝して、団体戦でも良い結果を残しました。というか、これからも残し続けます」
「それは教師である俺としても嬉しい。是非とも全戦全勝してほしいよ」
「それに加えて、俺にはメリルとシュラという超優秀な従者……ハンターになれば直ぐにパーティーを組む人材がいます。あの二人も、執事とメイド専門の大会で俺が卒業するまで残り二回、絶対に優勝します」
メリルとシュラなら、間違いなく優勝する。
確信とかそういうのじゃなくて、もはや決定事項だ。
前回の大会では全く本気を出していなかった。
シュラは鬼火を使いはしたが、それでも一回だけ……だったよな?
接近戦でも全力を出していなかったし……てか、あの二人が全力を出したら絶対に対戦相手を殺してしまう。
そうなる前に審判が止めると思うけど、とにかくあの二人に勝てる従者は現れないだろ。
仮に現れたら、正真正銘の化け物……あの二人もこれからまだまだ成長するし、そんな化け物相手でも勝つか。
「前回の大会で優勝して俺の名前も多少なりとも広まったと思いますし、卒業するころにはもっと広まってますよ。メリルとシュラも……セルシアも含めて」
「なるほど。自分たちの実力を考えれば、他のハンターたちは自分たちの実力ではラガスたちに釣り合わないと思い、そもそも勧誘しようという気が起きない……そういうことか」
「そういうことで、ですね」
「ん~~~…………その考えは分からなくもない。でも、ちょっとでも先にハンターになったと理由で、超先輩面するハンターは多いよ。ベテランも自分達の方がハンターの色々に関して解ってるんだから、自分は優秀な人材を正しい方向に導くんだって変な熱が入って、面倒な先輩も多いよ」
「…………中々深みのあるアドバイス有難うございます」
元ゴールドハンターからのアドバイスだし、頭の片隅に置いとこ。
周囲を見渡すと、俺たちが倒したオーガや上位種の死体があちこちに転がっていた。
「そうですね……とりあえず、持って帰りましょう」
「え?」
不思議そうな顔をするアルガンツ先生を放っておき、どんどん亜空間の中に死体を放り込んでいく。
にしても、三本角のオーガジェネラルの素材か……色々と役立ちそうだな。
そもそもオーガジェネラルって時点でBランクだから、血はそれなりに使える素材だし……魔核も期待出来る。
あと、やっぱり他のオーガやジェネラルと比べて、角は価値が高い……のか?
強さ的にはAランクだったし、その強さを考えれば角の頑丈さとか、価値の高さは他のオーガの角と比べて良い素材になる……筈だよな。
てか、三本角の再生力を考えれば血は回復ポーションの素材として使える?
いや……もしそうなら、心臓だってそういった類のマジックアイテムの素材に使えるよな。
三本角や魔核は魔靴の素材にするとして……そっちも頑張って造ってみる価値ありだな。
「……ラガス、君の空間収納はどうなってるんだい?」
「えっと……その、あれですよ。偶々アビリティ結晶をある人に貰って、それが最高ランクのものだったんですよ」
うん、別に嘘は付いていない。
あっ……人じゃないから、その部分だけは嘘か。
でも、フェリスさんが暮れたアビリティ結晶が超高級品だったのは間違いない。
「……そうか。もうラガスには色々驚かされたから、これ以上驚き様がない。ただ……ハンターになってからは、勧誘が絶えないと思うぞ」
「まぁ、そうかもしれませんね」
大量の死体を入れても問題ない空間収納持ち。
それだけでハンターとしての勝ちは爆上がり。
それに加えて、本人は……自分で言うのもあれだが、かなり戦える実力を持っている。
同年代のルーキー、ベテラン、トップ関係無しに自分のパーティーに引き入れたい人材…………うん、自分でそう語るのはやっぱり恥ずかしい。
「でも、これでも貴族の学生のみが参加する大会のシングルス、ダブルスで優勝して、団体戦でも良い結果を残しました。というか、これからも残し続けます」
「それは教師である俺としても嬉しい。是非とも全戦全勝してほしいよ」
「それに加えて、俺にはメリルとシュラという超優秀な従者……ハンターになれば直ぐにパーティーを組む人材がいます。あの二人も、執事とメイド専門の大会で俺が卒業するまで残り二回、絶対に優勝します」
メリルとシュラなら、間違いなく優勝する。
確信とかそういうのじゃなくて、もはや決定事項だ。
前回の大会では全く本気を出していなかった。
シュラは鬼火を使いはしたが、それでも一回だけ……だったよな?
接近戦でも全力を出していなかったし……てか、あの二人が全力を出したら絶対に対戦相手を殺してしまう。
そうなる前に審判が止めると思うけど、とにかくあの二人に勝てる従者は現れないだろ。
仮に現れたら、正真正銘の化け物……あの二人もこれからまだまだ成長するし、そんな化け物相手でも勝つか。
「前回の大会で優勝して俺の名前も多少なりとも広まったと思いますし、卒業するころにはもっと広まってますよ。メリルとシュラも……セルシアも含めて」
「なるほど。自分たちの実力を考えれば、他のハンターたちは自分たちの実力ではラガスたちに釣り合わないと思い、そもそも勧誘しようという気が起きない……そういうことか」
「そういうことで、ですね」
「ん~~~…………その考えは分からなくもない。でも、ちょっとでも先にハンターになったと理由で、超先輩面するハンターは多いよ。ベテランも自分達の方がハンターの色々に関して解ってるんだから、自分は優秀な人材を正しい方向に導くんだって変な熱が入って、面倒な先輩も多いよ」
「…………中々深みのあるアドバイス有難うございます」
元ゴールドハンターからのアドバイスだし、頭の片隅に置いとこ。
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