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それが知れたのは収穫
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「だぁ~~~~、疲れた!!!」
確実に三本角のオーガジェネラルを殺すために、数分ぐらい鬼殺しの効果を付与した魔弾を使い続けた。
魔弾は見えるものだと思い込ませた。脳に染み込ませた。
そんで十分刷り込ませたところで、大剣を躱して懐に入って心臓を殴り怖し、姿を消した鬼殺しの魔弾で頭部を貫いた。
ほぼ同時に心臓を脳を潰した結果、さすがに三本角のオーガジェネラルも再生することはなく、そのまま撃沈した。
「お疲れ様、ラガス」
「どうも……いや、本当に強かったというか、しぶとかったと言いますか」
本当にスピードでは俺が勝ってるんだから、普通に考えれば殺せるチャンスというか、機会は一杯あったというか……いや、一般的には何回も殺してたよな。
「オーガに限った話じゃないけど、ランクが高いモンスターは総じて回復力が高いからね」
「……それにしても、心臓や脳……片方を潰しても余裕で動くのは、ちょっと異常じゃないですか?」
「そうだね……俺が前に戦った三本角のオーガジェネラルも、どちらかを潰せば動きが鈍った……と、思う」
あら、ちょっと記憶が曖昧な感じか?
でもアルガンツ先生の記憶が正しいなら、俺が今回戦ったオーガジェネラルは先生が昔戦った三本角よりも強かった……という認識で良いのか?
「まっ、オーガジェネラルもそれを解ってたから、頭や心臓は上手く守ってたけどね。今回の三本角は、あまりその辺りを考えずに戦ってるように思えたよ」
「……そうですね。防御や回避はしてましたけど、それよりもガンガン攻める方が大事って戦闘スタイルでした」
本当に、侮れない攻撃力を持ってた。
周囲を見渡せば……うん、本当にボロボロだよ。
立派な環境破壊だよ、これ。
……いや、最初から鬼殺しの魔弾を使わなかった俺が悪いだけか。
でも、いくら再生力……回復力が高くても、あそこまでタフだとは思わないだろ。
「それにしても、本当に……よく一人で倒したね」
「魔弾という凄く使い勝手が良いアビリティのお陰ですよ」
今回の相手に関しては…………うん、本当に魔弾のアビリティがないとヤバかった気がする。
通常の魔弾だと……頑張って魔弾の形状を変えて回転を加えてって頑張っても、強化系のアビリティを使用したオーガジェネラルの頭部や心臓を貫けるか?
頑張れば貫けるかもしれないけど、勘が良い奴なら更に魔力を纏って防御力を高めるだろうし……そうなると、さすがに通常の魔弾だとどれだけ工夫しても貫けないよな。
それを考えると……やっぱり魔弾のアビリティ、鬼殺しがないと倒すのは本当に難しかった。
あと透明化の能力もだな。
「どうしたんだ? やや難しい表情になっているぞ」
「やっぱり魔弾のアビリティがなかったら、三本角のオーガジェネラルを倒すのは難しかっただろうなと、改めて思って」
「……ラガスの感想は間違っていないと思うが、それは一人で戦った場合の話だろ」
「えっと……そう、ですね」
「ラガスの従魔の……ルーフェイスが手を出そうとしていなかったから、俺も手を出さなかった。本当なら教師として、ラガスをAランク相当の力を持つモンスターと戦わせる訳にはいかないのだがな」
うぐっ、うちのメリルみたいな事を……一ミリも間違った考えだとは思わないけど。
普通に考えて生徒が一人でAランク相当の力を持つモンスターに挑むのはアホというか、バカというか蛮勇というか……まっ、非常識な行動に変わりはないよな。
でも身体能力の面であれば、ドラゴニック・ビルドアップと獣魔法を組み合わせれば、Aランク相当の力を持つモンスターと互角……スピードだけなら少し上だというのは解った。
これはそれなりの収穫だと思う……ただ、今後あんまり再生力、回復力が高い奴とは戦いたくないなと思ったな。
「ただ、無理矢理戦いに参戦すると、戦いを楽しんでる君に起こられそうだったから、どの道援護もしなかったよ」
「俺、そんな表情してましたか?」
「完全にしてたね」
『うん、超楽しそうだったよ!!!』
マジか……そういう部分って、外から見てる人じゃないと、気付かないもんだな。
確実に三本角のオーガジェネラルを殺すために、数分ぐらい鬼殺しの効果を付与した魔弾を使い続けた。
魔弾は見えるものだと思い込ませた。脳に染み込ませた。
そんで十分刷り込ませたところで、大剣を躱して懐に入って心臓を殴り怖し、姿を消した鬼殺しの魔弾で頭部を貫いた。
ほぼ同時に心臓を脳を潰した結果、さすがに三本角のオーガジェネラルも再生することはなく、そのまま撃沈した。
「お疲れ様、ラガス」
「どうも……いや、本当に強かったというか、しぶとかったと言いますか」
本当にスピードでは俺が勝ってるんだから、普通に考えれば殺せるチャンスというか、機会は一杯あったというか……いや、一般的には何回も殺してたよな。
「オーガに限った話じゃないけど、ランクが高いモンスターは総じて回復力が高いからね」
「……それにしても、心臓や脳……片方を潰しても余裕で動くのは、ちょっと異常じゃないですか?」
「そうだね……俺が前に戦った三本角のオーガジェネラルも、どちらかを潰せば動きが鈍った……と、思う」
あら、ちょっと記憶が曖昧な感じか?
でもアルガンツ先生の記憶が正しいなら、俺が今回戦ったオーガジェネラルは先生が昔戦った三本角よりも強かった……という認識で良いのか?
「まっ、オーガジェネラルもそれを解ってたから、頭や心臓は上手く守ってたけどね。今回の三本角は、あまりその辺りを考えずに戦ってるように思えたよ」
「……そうですね。防御や回避はしてましたけど、それよりもガンガン攻める方が大事って戦闘スタイルでした」
本当に、侮れない攻撃力を持ってた。
周囲を見渡せば……うん、本当にボロボロだよ。
立派な環境破壊だよ、これ。
……いや、最初から鬼殺しの魔弾を使わなかった俺が悪いだけか。
でも、いくら再生力……回復力が高くても、あそこまでタフだとは思わないだろ。
「それにしても、本当に……よく一人で倒したね」
「魔弾という凄く使い勝手が良いアビリティのお陰ですよ」
今回の相手に関しては…………うん、本当に魔弾のアビリティがないとヤバかった気がする。
通常の魔弾だと……頑張って魔弾の形状を変えて回転を加えてって頑張っても、強化系のアビリティを使用したオーガジェネラルの頭部や心臓を貫けるか?
頑張れば貫けるかもしれないけど、勘が良い奴なら更に魔力を纏って防御力を高めるだろうし……そうなると、さすがに通常の魔弾だとどれだけ工夫しても貫けないよな。
それを考えると……やっぱり魔弾のアビリティ、鬼殺しがないと倒すのは本当に難しかった。
あと透明化の能力もだな。
「どうしたんだ? やや難しい表情になっているぞ」
「やっぱり魔弾のアビリティがなかったら、三本角のオーガジェネラルを倒すのは難しかっただろうなと、改めて思って」
「……ラガスの感想は間違っていないと思うが、それは一人で戦った場合の話だろ」
「えっと……そう、ですね」
「ラガスの従魔の……ルーフェイスが手を出そうとしていなかったから、俺も手を出さなかった。本当なら教師として、ラガスをAランク相当の力を持つモンスターと戦わせる訳にはいかないのだがな」
うぐっ、うちのメリルみたいな事を……一ミリも間違った考えだとは思わないけど。
普通に考えて生徒が一人でAランク相当の力を持つモンスターに挑むのはアホというか、バカというか蛮勇というか……まっ、非常識な行動に変わりはないよな。
でも身体能力の面であれば、ドラゴニック・ビルドアップと獣魔法を組み合わせれば、Aランク相当の力を持つモンスターと互角……スピードだけなら少し上だというのは解った。
これはそれなりの収穫だと思う……ただ、今後あんまり再生力、回復力が高い奴とは戦いたくないなと思ったな。
「ただ、無理矢理戦いに参戦すると、戦いを楽しんでる君に起こられそうだったから、どの道援護もしなかったよ」
「俺、そんな表情してましたか?」
「完全にしてたね」
『うん、超楽しそうだったよ!!!』
マジか……そういう部分って、外から見てる人じゃないと、気付かないもんだな。
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