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必ず勝利を
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「確かに、ラガス君たちの実力を超える学生たちはそうそう現れないだろう……ただ、アルガ王国側がこの提案を受けないという可能性もある。その不安要素に関して、解消できる案はあるかな」
「話し合いの場に、両国の国王様以外の重要人物を……もっと詳しく言えば、血の気の方や……騎士団長などが出席すれば上手くいくかと」
「ふむ……なるほど。相手を煽れば直ぐに乗ってくると」
……この人、多分それぐらいは考え付いてるよな。
国王様ともあろう方が、それぐらい思い付かないわけがない……てか、ちょっとニヤニヤして楽しそうにしてるんだけど。
「だが、相手も国の重鎮だ。そう簡単に乗ってくると思うか」
「学生の力は、未来の国力となるでしょう。その点を突けば……アルガ国王はともかく、血の気の多い方や騎士たちは負けん気が刺激され、引くに引けない状況になるかと」
「引くに引けない状況か……ふふ、確かにそうなりそうだ」
国全体の力を見れば、多分どっこいどっこいだと思うんだよな。
あっ、でもこっちにはフェリスさんがいるんだし……もしかしてガルガント側が総合的な戦力は凄い優位なのでは?
フェリスさんが戦争になった時、絶対に戦力になってくれる保証は無いけど、もし力を貸してくれるなら向こうにフェリスさんと同等の力を持つモンスター? がいないと、かなりこちら側が有利になりそうだな。
まっ、今回の件でちょこっと仲が悪くなったとしても、そう簡単に戦争なんて起こらないだろうけど。
「それとですね。できれば、学生だけではなく学生に仕える執事やメイドたちも参加出来るトーナメントを用意していただけると嬉しいです」
「ガルガント王国でやっていることは、その大会でも同じないようを行うということかい?」
「執事だけ、メイドだけの大会も勿論良いのですが、メイドと執事のダブルス……あとはそこに学生の主を加えた三対三のトーナメント戦も面白いと、個人的には思っています」
「従者のダブルスに、学生を加えた三対三の戦いか……良いね、凄く良いよ」
おっ、結構反応は良さげだな。
やっぱり普段からそういった大会を開催していないから、面白みは大きいはず。
「学生だけの大会も加えると開催するトーナメント数が多くなるとは思いますが、見応えのある戦いを多く観られるのは客側からすれば喜ばしいことだと思うので、特に問題はないかと」
「それはその通りだ。私も見応えのある戦いは大好物だからな」
「それと、メリルとシュラの実力も一級品です。大会を開催する際にメイド、執事の部門は年齢制限を設けると思いますが、二人の年齢であればギリギリ大丈夫なラインになると思います」
主に仕える従者は、基本的に年齢が上になる。
物覚えが早い同年代の者を従者にする例もあるが、令息や令嬢の傍にいる従者は大体数歳ほど上なのが当たり前。
「本当にしっかりと考えてるね……メリル君、シュラ君。君たちもシュラ君やセルシア君と同じく、好成績を残せることが出来るかな」
「お二人と同じく、優勝を必ずガルガント王国に」
「メリルと同じく、必ず優勝を勝ち取ります」
後ろに立っているのに闘気という名の熱さが伝わってくるんだが。
まったく……それだけ開催されるかもしれない大会が楽しみってことか。
「良い表情だ。二か国の学生だけではなく、その学生に仕えるメイドや執事も巻き込んだ大会……是非とも、二人がまだ学生のうちに必ず開催してみよう」
「「「「ありがとうございます」」」」
よし!!! 国王様はかなりやる気がありそうだし、本当に大会が開催されるかもしれない。
せっかく自ら提案したんだから、俺たちが学生の間に開かれて欲しいが……二年生の間に開催することになったら、さすがにアルガ国王側が可哀想に思えるな。
第一回目の大会だけではなく、二回目の大会まで美味しいところを持ってかれるのは避けたいだろうから……開催されるとしても、再来年の話だな。
さて、せっかく面白い祭りが開催されるかもしれないんだし、大舞台で下手しないように勘が鈍らないようにしなとな。
「話し合いの場に、両国の国王様以外の重要人物を……もっと詳しく言えば、血の気の方や……騎士団長などが出席すれば上手くいくかと」
「ふむ……なるほど。相手を煽れば直ぐに乗ってくると」
……この人、多分それぐらいは考え付いてるよな。
国王様ともあろう方が、それぐらい思い付かないわけがない……てか、ちょっとニヤニヤして楽しそうにしてるんだけど。
「だが、相手も国の重鎮だ。そう簡単に乗ってくると思うか」
「学生の力は、未来の国力となるでしょう。その点を突けば……アルガ国王はともかく、血の気の多い方や騎士たちは負けん気が刺激され、引くに引けない状況になるかと」
「引くに引けない状況か……ふふ、確かにそうなりそうだ」
国全体の力を見れば、多分どっこいどっこいだと思うんだよな。
あっ、でもこっちにはフェリスさんがいるんだし……もしかしてガルガント側が総合的な戦力は凄い優位なのでは?
フェリスさんが戦争になった時、絶対に戦力になってくれる保証は無いけど、もし力を貸してくれるなら向こうにフェリスさんと同等の力を持つモンスター? がいないと、かなりこちら側が有利になりそうだな。
まっ、今回の件でちょこっと仲が悪くなったとしても、そう簡単に戦争なんて起こらないだろうけど。
「それとですね。できれば、学生だけではなく学生に仕える執事やメイドたちも参加出来るトーナメントを用意していただけると嬉しいです」
「ガルガント王国でやっていることは、その大会でも同じないようを行うということかい?」
「執事だけ、メイドだけの大会も勿論良いのですが、メイドと執事のダブルス……あとはそこに学生の主を加えた三対三のトーナメント戦も面白いと、個人的には思っています」
「従者のダブルスに、学生を加えた三対三の戦いか……良いね、凄く良いよ」
おっ、結構反応は良さげだな。
やっぱり普段からそういった大会を開催していないから、面白みは大きいはず。
「学生だけの大会も加えると開催するトーナメント数が多くなるとは思いますが、見応えのある戦いを多く観られるのは客側からすれば喜ばしいことだと思うので、特に問題はないかと」
「それはその通りだ。私も見応えのある戦いは大好物だからな」
「それと、メリルとシュラの実力も一級品です。大会を開催する際にメイド、執事の部門は年齢制限を設けると思いますが、二人の年齢であればギリギリ大丈夫なラインになると思います」
主に仕える従者は、基本的に年齢が上になる。
物覚えが早い同年代の者を従者にする例もあるが、令息や令嬢の傍にいる従者は大体数歳ほど上なのが当たり前。
「本当にしっかりと考えてるね……メリル君、シュラ君。君たちもシュラ君やセルシア君と同じく、好成績を残せることが出来るかな」
「お二人と同じく、優勝を必ずガルガント王国に」
「メリルと同じく、必ず優勝を勝ち取ります」
後ろに立っているのに闘気という名の熱さが伝わってくるんだが。
まったく……それだけ開催されるかもしれない大会が楽しみってことか。
「良い表情だ。二か国の学生だけではなく、その学生に仕えるメイドや執事も巻き込んだ大会……是非とも、二人がまだ学生のうちに必ず開催してみよう」
「「「「ありがとうございます」」」」
よし!!! 国王様はかなりやる気がありそうだし、本当に大会が開催されるかもしれない。
せっかく自ら提案したんだから、俺たちが学生の間に開かれて欲しいが……二年生の間に開催することになったら、さすがにアルガ国王側が可哀想に思えるな。
第一回目の大会だけではなく、二回目の大会まで美味しいところを持ってかれるのは避けたいだろうから……開催されるとしても、再来年の話だな。
さて、せっかく面白い祭りが開催されるかもしれないんだし、大舞台で下手しないように勘が鈍らないようにしなとな。
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