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ぶっつけ本番で試す
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SIDE ラガス
「……超広い部屋だな。そして豪華すぎる」
「王城の一室ですからね」
泊まる場所はイギラス王が用意してくれているので、わざわざ宿を取る必要がない。
王城だから魔の手がしのびやすいとも言えるが……この超広い部屋にはドレッグさんたちも泊まるし、アルガ王国がバカな真似をしても問題はないな……フェリスさんもいるんだし。
「にしても……第三王子は直ぐに来るのか? どうせなら少しゆっくりしてからその試練とやらを受けたいけどな」
「セルシア様の意向によって第三王子はこちらに接触する機会がそのタイミングしかありませんからね……直ぐに試練を行うと決めて接触してくるかもしれません。もしくは、何かを企むために一日間をおくか」
「面倒だな。どうせならさっさと試練とやらを用意してほしい。ボコボコのズタボロにして終わらす」
「……ラガス殿。仮にブリット殿と戦うことになれば、多少なりとも手心を加えないと……おそらく死んでしまいます」
「でしょうね。安心してください、ドレッグさん。殺すつもりはありません。まぁ……死んだ方が良かったと思うほど痛めつけますが」
呪弾を撃ちながら念の為体術だけで殴って蹴って潰すつもりだが……あっ!
「ラガスさん、ちょっと悪い顔になってるっすよ。何か面白い案でも浮かんだんっすか?」
「あぁ、それなりに面白いアイデアだ。でも……上手くいくかはちょっと微妙だな」
俺は回復魔法のアビリティを覚えているわけじゃないからな。
けど、もしかしたら魔力操作の技術レベルが高ければ、案外なんとかなるか?
やってみる価値はあると思うけど……実際に試す相手がいないからな。
てか、ごみ屑以外に使う様な内容じゃないしな……ぶっつけ本番で試すしかないか。
「ラガス・リゼード、いったいどんなアイデアを思い付いたんだ? 実戦で使える方法なら是非聞きたい」
「話すのは構わないですけど……回復手段がある人じゃないと出来ないんですよ」
「そうなのか。それじゃあ俺は無理だな。回復だと……フィーラなら出来るかもしれないってことか」
そういえばフィーラさんは回復魔法のアビリティを持ってるんだったな。
近衛騎士だから魔力操作も結構良い腕してるだろうから……多分出来そうだな。
でもこれは単純に嫌がらせの方法だからな。
モンスターや盗賊と戦う時には使えないし。
「できないこともないと思いますけど……オルアさん、少し耳を貸してください」
「お、おぅ……えっ!! …………な、なるほど、な。……え、えげつないな」
「でも殺さないので、そこら辺はこう……政治的に問題無いと思うんですよ」
「た、確かにそう、だな……うん、政治的には問題無いと思うが……そうだな。実戦で使う機会は確かに少ないな」
「でしょう。だから教えても意味無いと思うんですよ」
というか、あまり女性にこと細かく教えるのはなんかセクハラ気味な気がする。
「ラガスさん、いったいどんな方法で第三王子をボコボコにするんすか?」
「知りたいか?」
「知りたいっす!」
「……した後に、…………するんだ。そうすれば……ということだ」
「おぉ~~~~~、流石ラガスさんっす!!! 超えげつないっすね!!!」
「褒め言葉として受け取っておこう」
約何名かは若干引いている気がするが、基本的に勝負に自分の力だけを使うなら卑怯もくそもない!!!
今回の一件で超高価な報酬が貰えるが……俺たちを呼び出したことを後悔させるほど地獄を見せる予定に変更はない。
……いや、どうせなら狼牙瞬雷やリザード公爵に貰った二対の短剣を使って第三王子を実験台にするか?
なんだかんだでアルガ王国に来るまで特別な武器を使わなければいけない程のモンスターや盗賊は現れなかったからな。
でも、第三王子が実験台になるかどうかが問題だな。
「ラガス、今度は悩みごと?」
「ボコボコに痛めつける……そう思ってたけど、最初は最近あまり使っていない武器を使って実験台になってもらおうかと思ったんだけど……多分それなりに本気で戦えば相手にならないだろうなと思ってさ」
「……そうだね。ラガスそれなりに、本気でやったら、木端微塵になる……と思う」
セルシアさん、俺だってちゃんと手加減はしますよ。
けど性能を試すってなるとそれなりの力でやらないとあれだし……やっぱり開幕速攻でボコボコにするのが一番か。
「……超広い部屋だな。そして豪華すぎる」
「王城の一室ですからね」
泊まる場所はイギラス王が用意してくれているので、わざわざ宿を取る必要がない。
王城だから魔の手がしのびやすいとも言えるが……この超広い部屋にはドレッグさんたちも泊まるし、アルガ王国がバカな真似をしても問題はないな……フェリスさんもいるんだし。
「にしても……第三王子は直ぐに来るのか? どうせなら少しゆっくりしてからその試練とやらを受けたいけどな」
「セルシア様の意向によって第三王子はこちらに接触する機会がそのタイミングしかありませんからね……直ぐに試練を行うと決めて接触してくるかもしれません。もしくは、何かを企むために一日間をおくか」
「面倒だな。どうせならさっさと試練とやらを用意してほしい。ボコボコのズタボロにして終わらす」
「……ラガス殿。仮にブリット殿と戦うことになれば、多少なりとも手心を加えないと……おそらく死んでしまいます」
「でしょうね。安心してください、ドレッグさん。殺すつもりはありません。まぁ……死んだ方が良かったと思うほど痛めつけますが」
呪弾を撃ちながら念の為体術だけで殴って蹴って潰すつもりだが……あっ!
「ラガスさん、ちょっと悪い顔になってるっすよ。何か面白い案でも浮かんだんっすか?」
「あぁ、それなりに面白いアイデアだ。でも……上手くいくかはちょっと微妙だな」
俺は回復魔法のアビリティを覚えているわけじゃないからな。
けど、もしかしたら魔力操作の技術レベルが高ければ、案外なんとかなるか?
やってみる価値はあると思うけど……実際に試す相手がいないからな。
てか、ごみ屑以外に使う様な内容じゃないしな……ぶっつけ本番で試すしかないか。
「ラガス・リゼード、いったいどんなアイデアを思い付いたんだ? 実戦で使える方法なら是非聞きたい」
「話すのは構わないですけど……回復手段がある人じゃないと出来ないんですよ」
「そうなのか。それじゃあ俺は無理だな。回復だと……フィーラなら出来るかもしれないってことか」
そういえばフィーラさんは回復魔法のアビリティを持ってるんだったな。
近衛騎士だから魔力操作も結構良い腕してるだろうから……多分出来そうだな。
でもこれは単純に嫌がらせの方法だからな。
モンスターや盗賊と戦う時には使えないし。
「できないこともないと思いますけど……オルアさん、少し耳を貸してください」
「お、おぅ……えっ!! …………な、なるほど、な。……え、えげつないな」
「でも殺さないので、そこら辺はこう……政治的に問題無いと思うんですよ」
「た、確かにそう、だな……うん、政治的には問題無いと思うが……そうだな。実戦で使う機会は確かに少ないな」
「でしょう。だから教えても意味無いと思うんですよ」
というか、あまり女性にこと細かく教えるのはなんかセクハラ気味な気がする。
「ラガスさん、いったいどんな方法で第三王子をボコボコにするんすか?」
「知りたいか?」
「知りたいっす!」
「……した後に、…………するんだ。そうすれば……ということだ」
「おぉ~~~~~、流石ラガスさんっす!!! 超えげつないっすね!!!」
「褒め言葉として受け取っておこう」
約何名かは若干引いている気がするが、基本的に勝負に自分の力だけを使うなら卑怯もくそもない!!!
今回の一件で超高価な報酬が貰えるが……俺たちを呼び出したことを後悔させるほど地獄を見せる予定に変更はない。
……いや、どうせなら狼牙瞬雷やリザード公爵に貰った二対の短剣を使って第三王子を実験台にするか?
なんだかんだでアルガ王国に来るまで特別な武器を使わなければいけない程のモンスターや盗賊は現れなかったからな。
でも、第三王子が実験台になるかどうかが問題だな。
「ラガス、今度は悩みごと?」
「ボコボコに痛めつける……そう思ってたけど、最初は最近あまり使っていない武器を使って実験台になってもらおうかと思ったんだけど……多分それなりに本気で戦えば相手にならないだろうなと思ってさ」
「……そうだね。ラガスそれなりに、本気でやったら、木端微塵になる……と思う」
セルシアさん、俺だってちゃんと手加減はしますよ。
けど性能を試すってなるとそれなりの力でやらないとあれだし……やっぱり開幕速攻でボコボコにするのが一番か。
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