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ようやく到着
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SIDE ラガス
オークとの戦いは無事に終わり、コンバットドールを操る腕もそれなりに戻った筈。
倒したオークは昼と夜に美味しく頂いた。
こんな感じで何度かモンスターに襲われることはあっても、厄介な敵と遭遇することはなく進み続け、ようやく国境を超えた。
国境を超えて直ぐアルガ王国に着くわけではなく、二日ほど進んでようやくアルガに着く。
ただ、二日という時間はバレッドホースだからこそ、これほど早く辿り着けた。
しかし移動の最中、暇だったことに変わりはない。
スマホやゲーム、漫画が欲しいと心の底から願った……手に入るわけないんだけどな。
そしてアルガ王国の国境に到着。
大きな門にはそれなりに多くの人が並んでいるが、俺たちはガルガント王国から来た特別な来客ということで、他の人たちを追い越して入国することができた。
真面目に並んでいた人たちには悪いと思うが、これも貴族の特権……いや、向こうの都合で来たんだからこれぐらいの待遇は当たり前か。
「お待ちしておりました、セルシア・ロウレット様。ラガス・リゼード様」
入国すると、待機していたこの国の騎士たちと合流。
ドラングさんたちと同じく、狼竜眼で視なくても解る。
全員それなりの実力を持っている。
そこら辺のモンスターや盗賊に負けることはあり得ない。
若干……若干俺に毒を盛ろうとか考えてるんじゃないかと思ったが、王都に到着するまでの間接する中でその様な意思は感じなかった。
俺に対して敵意を向ける者はおらず、逆に申し訳なさそうな表情をしている騎士もいた。
やっぱり第三王子が俺たちの関係にいちゃもんを付けてきたことは、どう考えても非常識なんだよな。
ただ、俺とドラングさんの模擬戦を観て全員表情が崩れた。
あの時の表情は面白かったな。
俺が大会で優勝したり全勝したって話は届いていたようだが、それでも細かい内容までは伝わっていなかったみたいだ。
シュラとメリルの模擬戦を観た時も同じような表情になっていた。
その表情を見ていたドラングさんたちは、その気持ちが良く解かるって顔をしてたな。
やっぱり、アルガ王国の騎士たちからみても俺たちの強さは例外的なものなんだろうな。
騎士の中には、第三王子は殺されるんじゃないかって呟いてる人もいた。
さすがに殺してしまったら国際問題になってしまうので、殺しはしない。
ただ、俺とセルシアの関係に口を出したことに関しては公開させてやるという気持ちで一杯だ。
けど……セルシアの美しさはやっぱり天下一品だから、これから先こういった問題は何回も起きそうだと思うんだよな。
誰が来てもぶっ飛ばすつもりだけど。
そして道中、モンスターに襲われることは……当然あった。
ドラングさんたち、アルガ王国の騎士たちは外見だけでも強そうって思うんだけど、どうやらモンスターには関係無いらしい。
だが、どんなに果敢に俺たちを襲おうとしてもあっさりと倒されてしまう。
合計十人以上の騎士がいるんだから、当然といえば当然の結果だ。
ただ、モンスターに襲われることがあれば盗賊に襲われることもあった。
しかしその時の騎士さんたちの表情が凄かったと、後からドラングさんたちから聞いた。
まぁ……やっぱり盗賊が襲ってくるとアルガ王国がセルシア以外の人間を襲って、俺を亡き者にしようとしてるのではと疑われる可能性はある。
そんな考えを持ってもらわないようにする為に、全力で盗賊を討伐していた……らしい。
騎士さんたちも大変だなと思った。
ただ、襲ってきた盗賊たちの強さを考えるに、誰かが俺たちを殺そうと考えて盗賊を雇った可能性はないとドラングさんから伝えられた。
結構あっさりと殺されたらしいし、本当にセルシアを除いた人間を殺すならもっと腕が立つ奴らを利用するだろう。
ただ……狙うならもう少し成功しやすそうな相手を狙えよと思ってしまった。
実際に盗賊による被害なんて出ない方が良いんだけど……どう考えてもそこら辺の盗賊が勝てる護衛ではないと思うんだが……まぁ、もう討伐されたんだから考える必要はないか。
そんなちょっとした件が起こりながらも、無事に王都まで辿り着くことができた。
オークとの戦いは無事に終わり、コンバットドールを操る腕もそれなりに戻った筈。
倒したオークは昼と夜に美味しく頂いた。
こんな感じで何度かモンスターに襲われることはあっても、厄介な敵と遭遇することはなく進み続け、ようやく国境を超えた。
国境を超えて直ぐアルガ王国に着くわけではなく、二日ほど進んでようやくアルガに着く。
ただ、二日という時間はバレッドホースだからこそ、これほど早く辿り着けた。
しかし移動の最中、暇だったことに変わりはない。
スマホやゲーム、漫画が欲しいと心の底から願った……手に入るわけないんだけどな。
そしてアルガ王国の国境に到着。
大きな門にはそれなりに多くの人が並んでいるが、俺たちはガルガント王国から来た特別な来客ということで、他の人たちを追い越して入国することができた。
真面目に並んでいた人たちには悪いと思うが、これも貴族の特権……いや、向こうの都合で来たんだからこれぐらいの待遇は当たり前か。
「お待ちしておりました、セルシア・ロウレット様。ラガス・リゼード様」
入国すると、待機していたこの国の騎士たちと合流。
ドラングさんたちと同じく、狼竜眼で視なくても解る。
全員それなりの実力を持っている。
そこら辺のモンスターや盗賊に負けることはあり得ない。
若干……若干俺に毒を盛ろうとか考えてるんじゃないかと思ったが、王都に到着するまでの間接する中でその様な意思は感じなかった。
俺に対して敵意を向ける者はおらず、逆に申し訳なさそうな表情をしている騎士もいた。
やっぱり第三王子が俺たちの関係にいちゃもんを付けてきたことは、どう考えても非常識なんだよな。
ただ、俺とドラングさんの模擬戦を観て全員表情が崩れた。
あの時の表情は面白かったな。
俺が大会で優勝したり全勝したって話は届いていたようだが、それでも細かい内容までは伝わっていなかったみたいだ。
シュラとメリルの模擬戦を観た時も同じような表情になっていた。
その表情を見ていたドラングさんたちは、その気持ちが良く解かるって顔をしてたな。
やっぱり、アルガ王国の騎士たちからみても俺たちの強さは例外的なものなんだろうな。
騎士の中には、第三王子は殺されるんじゃないかって呟いてる人もいた。
さすがに殺してしまったら国際問題になってしまうので、殺しはしない。
ただ、俺とセルシアの関係に口を出したことに関しては公開させてやるという気持ちで一杯だ。
けど……セルシアの美しさはやっぱり天下一品だから、これから先こういった問題は何回も起きそうだと思うんだよな。
誰が来てもぶっ飛ばすつもりだけど。
そして道中、モンスターに襲われることは……当然あった。
ドラングさんたち、アルガ王国の騎士たちは外見だけでも強そうって思うんだけど、どうやらモンスターには関係無いらしい。
だが、どんなに果敢に俺たちを襲おうとしてもあっさりと倒されてしまう。
合計十人以上の騎士がいるんだから、当然といえば当然の結果だ。
ただ、モンスターに襲われることがあれば盗賊に襲われることもあった。
しかしその時の騎士さんたちの表情が凄かったと、後からドラングさんたちから聞いた。
まぁ……やっぱり盗賊が襲ってくるとアルガ王国がセルシア以外の人間を襲って、俺を亡き者にしようとしてるのではと疑われる可能性はある。
そんな考えを持ってもらわないようにする為に、全力で盗賊を討伐していた……らしい。
騎士さんたちも大変だなと思った。
ただ、襲ってきた盗賊たちの強さを考えるに、誰かが俺たちを殺そうと考えて盗賊を雇った可能性はないとドラングさんから伝えられた。
結構あっさりと殺されたらしいし、本当にセルシアを除いた人間を殺すならもっと腕が立つ奴らを利用するだろう。
ただ……狙うならもう少し成功しやすそうな相手を狙えよと思ってしまった。
実際に盗賊による被害なんて出ない方が良いんだけど……どう考えてもそこら辺の盗賊が勝てる護衛ではないと思うんだが……まぁ、もう討伐されたんだから考える必要はないか。
そんなちょっとした件が起こりながらも、無事に王都まで辿り着くことができた。
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