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そっちからもお誘いが
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「はぁ~~……頼むからぐーたらさせてくれよ」
表彰式が終わった後、俺達は学園に向かった。
俺はそのまま寮に戻ってベットで寝たかったのだが、リース会長に連れられてホールに行くことになった。
何かしらのパーティーなどに使う会場だ。確かダンスの練習にも使われている場所だったか?
そんな場所に連れて来られると、中には大勢の生徒が集まっていた。
そして一斉に祝福の言葉を浴びた。
それは勿論嬉しかった。嬉しかったんだが……まぁ、そっからはいつも通りどんちゃん騒ぎだった。
普段貴族としてのプライドが表に出まくりの奴でもベロベロに酔っぱらっていたりしてたな。
美味い飯も食えて多くの人から褒められて……良い時間だった。
だが……先生たちの対応が少々面倒だった。
先生だから雑に対応できない。
のらりくらりと対応しながらようやく対応が終わり、テラスに出てちょっと休憩している。
疲れた。確かに疲れた……でも、やっぱり悪くないと思える。
誰かの為に戦った訳じゃない。自分が勝ちたいと思ったから戦って勝った。
だが、それでも皆が自分達の学園の勝利を喜んでいると自然と良い気分になる。
「ふふ、お疲れ様ね」
「クレア姉さん……うん、超疲れた。クレア姉さんだって、多くの人達に囲まれていたよね」
「ラガスに来れば少ないものよ。大人に囲まれるのは思った以上に疲れるでしょ」
「疲れたね……というかちょっと面倒だった」
心底そう思ってはいない。
ただ、今はぐーたらしたいと思っていたから強くそう思ってしまう。
「本当に、他校の一年生と二年生は可愛そうね」
「あぁーー……まっ、そうかもね。でも、それは俺が入学した代だけじゃなくてカロウス兄さんが入学した代から他の学園は苦々しく思ってるんじゃないの?」
「……確かにそうね。兄さん達や姉さんも良い成績を残してるものね」
「でしょ。それを考えると他校の生徒が可哀そうなのは今に始まったことじゃ無いよ。てか、それなら今年の三年生が一番可愛そうなんじゃないかな」
シングルスのトップはリース会長。
そしてダブルスのトップはリース会長とアリクのタッグ。
最後に団体戦はうちが三戦三勝の全勝で終わった。
他校の三年生は一つも良いとこなしで終わった……真面目にオワタって感じだろうな。
「ふふふ、ラガスの言う通りね。そういえば、ラガスには騎士団からの勧誘書は届いた?」
「いや、まだ届いてない。でもバッカス先生がそういった手紙を預かってるとは言ってた。姉さんはどうなの?」
クレア姉さんだって、なんだかんだいって超強いんだ。
騎士団か魔法師団からの勧誘が来てもおかしくない……いや、流石に騎士団からの勧誘は無い……よな?
「魔法師団の方から誘いが来てるわ……なぜか騎士団の方からも勧誘が来てたけど」
「……ぶふっ! ま、マジか……流石クレア姉さんだな」
本当に騎士団から勧誘が来てたとは……後衛キラーだから騎士団も欲しいなと思ったのか?
確かにクレア姉さんは剣の腕も中々だしな。
魔法の腕も考えれば剣に特化しただけの騎士よりも強いか?
「騎士団とか魔法師団から声が掛かるのは光栄だけれど……正直気乗りはしないわね」
「そりゃ俺も同じだね。学園を卒業したらハンターになるんだし」
「それは私も同じよ。でも、先生達はできれば騎士団や魔法師団への道に進んで欲しいと思ってるでしょうね」
学校の名声とかを考えればそっちに進んで欲しいと思うのは当然か。
それでも俺やアリク、クレア姉さんはハンターの道に進む。
先生達がその道に進むのを全力で止めようとはしないだろうけど、騎士団や魔法師団への道に進むメリットをこれでもかって教えてきそうだ。
「そういえば、リース会長も一緒にパーティーを組むんだっけ?」
「まだ誘ってる段階で、決定してないわよ。でも、私としては一緒に組んで旅をしてみたいわね」
「あれ、そうなの? リース会長は結構ノリノリだった気がするけど」
「えっ!! それって本当!!」
どうやらまだ知らなかったようで、自分が望む結果となるかもしれないと分ったクレア姉さんの顔が超輝く。
「あぁ、少し前に二人で話してたんだけど騎士団への道に進むよりクレア姉さん達と一緒にハンターとして活動する方が楽しそうだって言ってたから」
「ふふ、そうなね……早速確認してこよっと。お疲れ様、ラガス。パーティーが終わったらゆっくり休みなさいね」
「クレア姉さんもお疲れ様。のんびり休んでね」
俺と別れ、クレア姉さんはスキップしながらおそらくリース会長を探しに向かった。
新作、過去に仲間を失った男は支える冒険者を目指し、超一級サポーターとなる、を是非読んでみてください。
よろしくお願いします!!!
表彰式が終わった後、俺達は学園に向かった。
俺はそのまま寮に戻ってベットで寝たかったのだが、リース会長に連れられてホールに行くことになった。
何かしらのパーティーなどに使う会場だ。確かダンスの練習にも使われている場所だったか?
そんな場所に連れて来られると、中には大勢の生徒が集まっていた。
そして一斉に祝福の言葉を浴びた。
それは勿論嬉しかった。嬉しかったんだが……まぁ、そっからはいつも通りどんちゃん騒ぎだった。
普段貴族としてのプライドが表に出まくりの奴でもベロベロに酔っぱらっていたりしてたな。
美味い飯も食えて多くの人から褒められて……良い時間だった。
だが……先生たちの対応が少々面倒だった。
先生だから雑に対応できない。
のらりくらりと対応しながらようやく対応が終わり、テラスに出てちょっと休憩している。
疲れた。確かに疲れた……でも、やっぱり悪くないと思える。
誰かの為に戦った訳じゃない。自分が勝ちたいと思ったから戦って勝った。
だが、それでも皆が自分達の学園の勝利を喜んでいると自然と良い気分になる。
「ふふ、お疲れ様ね」
「クレア姉さん……うん、超疲れた。クレア姉さんだって、多くの人達に囲まれていたよね」
「ラガスに来れば少ないものよ。大人に囲まれるのは思った以上に疲れるでしょ」
「疲れたね……というかちょっと面倒だった」
心底そう思ってはいない。
ただ、今はぐーたらしたいと思っていたから強くそう思ってしまう。
「本当に、他校の一年生と二年生は可愛そうね」
「あぁーー……まっ、そうかもね。でも、それは俺が入学した代だけじゃなくてカロウス兄さんが入学した代から他の学園は苦々しく思ってるんじゃないの?」
「……確かにそうね。兄さん達や姉さんも良い成績を残してるものね」
「でしょ。それを考えると他校の生徒が可哀そうなのは今に始まったことじゃ無いよ。てか、それなら今年の三年生が一番可愛そうなんじゃないかな」
シングルスのトップはリース会長。
そしてダブルスのトップはリース会長とアリクのタッグ。
最後に団体戦はうちが三戦三勝の全勝で終わった。
他校の三年生は一つも良いとこなしで終わった……真面目にオワタって感じだろうな。
「ふふふ、ラガスの言う通りね。そういえば、ラガスには騎士団からの勧誘書は届いた?」
「いや、まだ届いてない。でもバッカス先生がそういった手紙を預かってるとは言ってた。姉さんはどうなの?」
クレア姉さんだって、なんだかんだいって超強いんだ。
騎士団か魔法師団からの勧誘が来てもおかしくない……いや、流石に騎士団からの勧誘は無い……よな?
「魔法師団の方から誘いが来てるわ……なぜか騎士団の方からも勧誘が来てたけど」
「……ぶふっ! ま、マジか……流石クレア姉さんだな」
本当に騎士団から勧誘が来てたとは……後衛キラーだから騎士団も欲しいなと思ったのか?
確かにクレア姉さんは剣の腕も中々だしな。
魔法の腕も考えれば剣に特化しただけの騎士よりも強いか?
「騎士団とか魔法師団から声が掛かるのは光栄だけれど……正直気乗りはしないわね」
「そりゃ俺も同じだね。学園を卒業したらハンターになるんだし」
「それは私も同じよ。でも、先生達はできれば騎士団や魔法師団への道に進んで欲しいと思ってるでしょうね」
学校の名声とかを考えればそっちに進んで欲しいと思うのは当然か。
それでも俺やアリク、クレア姉さんはハンターの道に進む。
先生達がその道に進むのを全力で止めようとはしないだろうけど、騎士団や魔法師団への道に進むメリットをこれでもかって教えてきそうだ。
「そういえば、リース会長も一緒にパーティーを組むんだっけ?」
「まだ誘ってる段階で、決定してないわよ。でも、私としては一緒に組んで旅をしてみたいわね」
「あれ、そうなの? リース会長は結構ノリノリだった気がするけど」
「えっ!! それって本当!!」
どうやらまだ知らなかったようで、自分が望む結果となるかもしれないと分ったクレア姉さんの顔が超輝く。
「あぁ、少し前に二人で話してたんだけど騎士団への道に進むよりクレア姉さん達と一緒にハンターとして活動する方が楽しそうだって言ってたから」
「ふふ、そうなね……早速確認してこよっと。お疲れ様、ラガス。パーティーが終わったらゆっくり休みなさいね」
「クレア姉さんもお疲れ様。のんびり休んでね」
俺と別れ、クレア姉さんはスキップしながらおそらくリース会長を探しに向かった。
新作、過去に仲間を失った男は支える冒険者を目指し、超一級サポーターとなる、を是非読んでみてください。
よろしくお願いします!!!
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