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最後の選抜戦
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ジークとの選抜戦以降、特に問題無く平穏な日々を過ごしてきた。
しかし、それを脅かす様な雰囲気でメリルが俺のある情報を持ってきた。
「ラガス坊ちゃま、明日の選抜戦の相手ですが少し注意した方がよろしいかと思います」
「明日の選抜戦の相手……どんな人だっけ?」
「ヤークチュ・ドークという伯爵家の次男です」
ヤークチュ・ドーク・・・・・・ま、まぁ名前からしてヤバそうな雰囲気は伝わってくるな……うん、いろんな意味でヤバそうな気がする。
「それで、そいつのどんなところに注意した方が良いんだ? もしかしてドーク伯爵家の者にしか伝えられていない秘伝の技でもあるのか?」
「そういう奥の手を持っているような相手ではありません。まず、ヤークチュ・ドークは以前からセルシア様にご熱心だったそうです」
「あぁ~~~~……そういう感じの相手か」
選抜戦で戦ってきた生徒は男の子だけでなく女の子もいた。
しかし女の子から放たれる意志は戦意だけだが、男子の場合は戦意にプラスして嫉妬がある。
セルシアは元も貴族の子息達からしたらアイドルの様な存在だったんだろうな。
「で、そのドークは何がヤバいんだ?」
「お伝えした通り、ヤークチュ・ドークは以前からセルシア様に熱心でした。ラガス坊ちゃまがセルシア様のパートナーとなるまえから、ジーク・ナーガルスの婚約者であった時からです」
ジークの婚約者だった時からか……それはもしかして身分の壁やらなんやらを色々とぶち壊そうと考えていた熱い奴……って、メリルの表情を見る限りそんなことは無いのか。
「そいつはぁ……あれか、結構グレーかワンチャン、ブラックなラインまで踏み込んでしまいそうな奴って事か」
「その通りです。ラガス坊ちゃまには相当な嫉妬心等を抱えていそうなので、選抜戦の際には注意した方が良いかと。無駄なお世話かもしれませんが」
「いやいや、教えてくれただけ有難いってものだよ」
グレーを超えてブラックがワンチャンある相手か……選抜戦で反則を繰り出す内容としては、やっぱり魔道具の使用が妥当か。
勿論隠蔽効果付きの魔道具。
「その伯爵家って、結構お金も持ってる系の家?」
「そうですね……伯爵家という括りの中では財力がある方だという話は聞きました」
「そうか。それならそこそこ性能が高い道具を使ってくる可能性はあるか」
「魔道具の使用ですか?」
「そうだ。グレー超えてブラックな事をしそうなら、それぐらいやってくるだろう」
審判をする教師の全員が全員鑑定系のスキルを持ってる訳じゃ無い。
そりゃ経験則から見破る人はいるかもしれないけど、それにだって限度がある。
かなりランクの高い魔道具ならもしかしたら・・・・・・って可能性はあるだろうな。
「ただ、ヤークチュ・ドークが何かしらの反則を行っているという事実は直ぐにバレるかと」
「なんで? 向こうだってバレない様にそれなりの対策はとってくるだろ。流石にいくら俺をぶっ飛ばしたからといっても、そこまで馬鹿にはならないだろ」
「はぁ・・・・・・思春期の男の子が色恋に関して馬鹿になれないと言い切れますか。特に貴族という生き物が」
「そりゃあ……どうだろうな。でもよ、そんな事バレたら破門? 追放的なのは確実だろ。学校からじゃなくて実家から」
そんな奴、家に席を置いてたら恥さらし的な存在になるだろうし……いくら俺の事を殺したいぐらいに恨んでたとしても……なぁ~~。
「そうなる可能性は高いでしょう。ですが、何事にも万が一は存在します」
「・・・・・・そうだな。世の中に、絶対なんて保証は無い」
「そういう事です。それで、ラガス坊ちゃまはどう対処するのですか?」
「どうって……ははっ、そんなの決まってるだろ」
審判のストップなんていらない、逆にぶっ飛ばすだけだ。
しかし、それを脅かす様な雰囲気でメリルが俺のある情報を持ってきた。
「ラガス坊ちゃま、明日の選抜戦の相手ですが少し注意した方がよろしいかと思います」
「明日の選抜戦の相手……どんな人だっけ?」
「ヤークチュ・ドークという伯爵家の次男です」
ヤークチュ・ドーク・・・・・・ま、まぁ名前からしてヤバそうな雰囲気は伝わってくるな……うん、いろんな意味でヤバそうな気がする。
「それで、そいつのどんなところに注意した方が良いんだ? もしかしてドーク伯爵家の者にしか伝えられていない秘伝の技でもあるのか?」
「そういう奥の手を持っているような相手ではありません。まず、ヤークチュ・ドークは以前からセルシア様にご熱心だったそうです」
「あぁ~~~~……そういう感じの相手か」
選抜戦で戦ってきた生徒は男の子だけでなく女の子もいた。
しかし女の子から放たれる意志は戦意だけだが、男子の場合は戦意にプラスして嫉妬がある。
セルシアは元も貴族の子息達からしたらアイドルの様な存在だったんだろうな。
「で、そのドークは何がヤバいんだ?」
「お伝えした通り、ヤークチュ・ドークは以前からセルシア様に熱心でした。ラガス坊ちゃまがセルシア様のパートナーとなるまえから、ジーク・ナーガルスの婚約者であった時からです」
ジークの婚約者だった時からか……それはもしかして身分の壁やらなんやらを色々とぶち壊そうと考えていた熱い奴……って、メリルの表情を見る限りそんなことは無いのか。
「そいつはぁ……あれか、結構グレーかワンチャン、ブラックなラインまで踏み込んでしまいそうな奴って事か」
「その通りです。ラガス坊ちゃまには相当な嫉妬心等を抱えていそうなので、選抜戦の際には注意した方が良いかと。無駄なお世話かもしれませんが」
「いやいや、教えてくれただけ有難いってものだよ」
グレーを超えてブラックがワンチャンある相手か……選抜戦で反則を繰り出す内容としては、やっぱり魔道具の使用が妥当か。
勿論隠蔽効果付きの魔道具。
「その伯爵家って、結構お金も持ってる系の家?」
「そうですね……伯爵家という括りの中では財力がある方だという話は聞きました」
「そうか。それならそこそこ性能が高い道具を使ってくる可能性はあるか」
「魔道具の使用ですか?」
「そうだ。グレー超えてブラックな事をしそうなら、それぐらいやってくるだろう」
審判をする教師の全員が全員鑑定系のスキルを持ってる訳じゃ無い。
そりゃ経験則から見破る人はいるかもしれないけど、それにだって限度がある。
かなりランクの高い魔道具ならもしかしたら・・・・・・って可能性はあるだろうな。
「ただ、ヤークチュ・ドークが何かしらの反則を行っているという事実は直ぐにバレるかと」
「なんで? 向こうだってバレない様にそれなりの対策はとってくるだろ。流石にいくら俺をぶっ飛ばしたからといっても、そこまで馬鹿にはならないだろ」
「はぁ・・・・・・思春期の男の子が色恋に関して馬鹿になれないと言い切れますか。特に貴族という生き物が」
「そりゃあ……どうだろうな。でもよ、そんな事バレたら破門? 追放的なのは確実だろ。学校からじゃなくて実家から」
そんな奴、家に席を置いてたら恥さらし的な存在になるだろうし……いくら俺の事を殺したいぐらいに恨んでたとしても……なぁ~~。
「そうなる可能性は高いでしょう。ですが、何事にも万が一は存在します」
「・・・・・・そうだな。世の中に、絶対なんて保証は無い」
「そういう事です。それで、ラガス坊ちゃまはどう対処するのですか?」
「どうって……ははっ、そんなの決まってるだろ」
審判のストップなんていらない、逆にぶっ飛ばすだけだ。
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