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コスパが良い
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モンスターが出現する森に入ってから一時間……二時間ぐらいが経ったか?
良い感じのレベルのモンスターが襲ってきてくれるので、本当に良い練習になる。
スライムは正直弱いけど、吐き出す酸だけは洒落にならない。でもやっぱり動きは速くないから弱い。
ブラウンウルフ。ランクはEかFだったか? 狼系のモンスターの中では大して強く無い。
ロックスでも十分に倒せるレベル。ただ、遭遇した数体の内の一体が躊躇なくルーフェイスに襲い掛かったのは驚いた。
だってあのルーフェイスだよ。狼竜、おそらく狼系のモンスターの中でトップクラスの実力を持つ個体。
それに、今は姿を変えているとしても見た目はブラックウルフ。ブラウンウルフからすれば完全に格上だ。
なのに躊躇なく襲い掛かるとは……ルーフェイスがブラウンウルフに対して全く敵意を持っていなかったのが要因かもしれないけど、その度胸だけは凄いなと感じだ。
ホーンラビットはまぁ……スライムと同じく弱い。肉はそこそこ美味しんだけどな。
ダッシュからのジャンプ、そして自慢の角で串刺し。攻撃がワンパターン過ぎる。
一連の攻撃の後に何かが続くならあれだけど、今まで戦ってきたホーンラビットで変わった個体はいない。
遠慮なく突き刺しに来ようとする殺意は良いけどな。
グリーンキャタピラー、芋虫が巨大化したモンスター。見た目はキモイ。元の世界の女子が見たら絶対に悲鳴を上げるだろうな。
ランクは低いけど、動いは普通で物理攻撃や毒液を吐いて遠距離攻撃も出来る。
毒に即効性は無い。でも、放っておいたら普通にアウトな毒。
けど、毒の耐性を持っていたり直ぐに解毒魔法を使えば問題無い。
ゴブリンとホブゴブリン。言わずとも知れた女子の敵。
まだ会ったことは無いけど、Bランクに該当するゴブリンクイーンは性別通りで男を性的に襲うらしい。
考えただけでゾッとするな。
人型のモンスターだからか、やっぱり多少は考えて動いてる。
女性陣を見る目は本当にキっしょいけど。
あれほど冷えた目はそうそう見られるもんじゃない。
「やはりごぶりんやオークを見るとこう……無性に殺意が湧きますね」
「メリルに、同感」
は、ははは。流石は女の敵である代名詞だ。
女性を食い物にしている糞野郎をゴブリンって呼ぶぐらいだからな。
「本当に瞬殺だったよな」
糸生産。それで作りだした糸一本でメリルはゴブリンを瞬殺した。
おそらくただの糸では無く、粘着性より切断性に特化した糸だ。
でなければ、魔力も纏っていないのにあそこまで容易く額を貫くのは不可能だろう。
コスパ良すぎる攻撃だな、本当に。
セルシアは……俺の真似をしてか魔弾でゴブリンの股間を爆撃。
超悶絶しているゴブリンにほんの数ミリだけ同情はしたが、敵対しているモンスターだし寧ろそれを見て笑っている自分がいた。
「ラガス坊ちゃまも殆ど瞬殺ですよね。あまり意味が無いのでは?」
「別にそこまで瞬殺って訳じゃ無いだろ。しっかり何回かは攻撃を避けてから魔弾で終わらせる。メリルと一緒でコスパが良いだろ」
出会って直ぐに殺してはわざわざここまで来てモンスターと戦う意味が無い。
自分を倒そうと、殺そうとする攻撃を、雰囲気を感じてこそ意味がある。
それこそ、放つ魔弾もいつもより精度が増している……気がする、ちょっとだけ。
「ラガスさんは結構自分を追い込むっすよね。必要な事だとしても」
「僕はあまり真似しようと思えないね。倒せるときにしっかりと倒しておきたいって気持ちの方が強い」
「ロックスの気持ちは別に間違って無いよ。単に俺は余裕があるから少しでも敵対した相手の敵意や殺意に敏感に
なっておきたいんだ」
俺の意識を掻い潜って迫る攻撃があるかもしれない。
耐久力はスピードとかと比べればやや低いけど、平均よりは上だと思っている。
でも、単純に攻撃は受けるより躱す方が俺には合ってる。
大会で防具は許可されていないらしいし、受け流しは完璧とは言えない。
だからなるべくヒット&ウェィで戦う。それか開幕速攻の打撃で終わらせる。
それ以外の戦い方は基本しない。
ん? なにかがこっちに来てるな
良い感じのレベルのモンスターが襲ってきてくれるので、本当に良い練習になる。
スライムは正直弱いけど、吐き出す酸だけは洒落にならない。でもやっぱり動きは速くないから弱い。
ブラウンウルフ。ランクはEかFだったか? 狼系のモンスターの中では大して強く無い。
ロックスでも十分に倒せるレベル。ただ、遭遇した数体の内の一体が躊躇なくルーフェイスに襲い掛かったのは驚いた。
だってあのルーフェイスだよ。狼竜、おそらく狼系のモンスターの中でトップクラスの実力を持つ個体。
それに、今は姿を変えているとしても見た目はブラックウルフ。ブラウンウルフからすれば完全に格上だ。
なのに躊躇なく襲い掛かるとは……ルーフェイスがブラウンウルフに対して全く敵意を持っていなかったのが要因かもしれないけど、その度胸だけは凄いなと感じだ。
ホーンラビットはまぁ……スライムと同じく弱い。肉はそこそこ美味しんだけどな。
ダッシュからのジャンプ、そして自慢の角で串刺し。攻撃がワンパターン過ぎる。
一連の攻撃の後に何かが続くならあれだけど、今まで戦ってきたホーンラビットで変わった個体はいない。
遠慮なく突き刺しに来ようとする殺意は良いけどな。
グリーンキャタピラー、芋虫が巨大化したモンスター。見た目はキモイ。元の世界の女子が見たら絶対に悲鳴を上げるだろうな。
ランクは低いけど、動いは普通で物理攻撃や毒液を吐いて遠距離攻撃も出来る。
毒に即効性は無い。でも、放っておいたら普通にアウトな毒。
けど、毒の耐性を持っていたり直ぐに解毒魔法を使えば問題無い。
ゴブリンとホブゴブリン。言わずとも知れた女子の敵。
まだ会ったことは無いけど、Bランクに該当するゴブリンクイーンは性別通りで男を性的に襲うらしい。
考えただけでゾッとするな。
人型のモンスターだからか、やっぱり多少は考えて動いてる。
女性陣を見る目は本当にキっしょいけど。
あれほど冷えた目はそうそう見られるもんじゃない。
「やはりごぶりんやオークを見るとこう……無性に殺意が湧きますね」
「メリルに、同感」
は、ははは。流石は女の敵である代名詞だ。
女性を食い物にしている糞野郎をゴブリンって呼ぶぐらいだからな。
「本当に瞬殺だったよな」
糸生産。それで作りだした糸一本でメリルはゴブリンを瞬殺した。
おそらくただの糸では無く、粘着性より切断性に特化した糸だ。
でなければ、魔力も纏っていないのにあそこまで容易く額を貫くのは不可能だろう。
コスパ良すぎる攻撃だな、本当に。
セルシアは……俺の真似をしてか魔弾でゴブリンの股間を爆撃。
超悶絶しているゴブリンにほんの数ミリだけ同情はしたが、敵対しているモンスターだし寧ろそれを見て笑っている自分がいた。
「ラガス坊ちゃまも殆ど瞬殺ですよね。あまり意味が無いのでは?」
「別にそこまで瞬殺って訳じゃ無いだろ。しっかり何回かは攻撃を避けてから魔弾で終わらせる。メリルと一緒でコスパが良いだろ」
出会って直ぐに殺してはわざわざここまで来てモンスターと戦う意味が無い。
自分を倒そうと、殺そうとする攻撃を、雰囲気を感じてこそ意味がある。
それこそ、放つ魔弾もいつもより精度が増している……気がする、ちょっとだけ。
「ラガスさんは結構自分を追い込むっすよね。必要な事だとしても」
「僕はあまり真似しようと思えないね。倒せるときにしっかりと倒しておきたいって気持ちの方が強い」
「ロックスの気持ちは別に間違って無いよ。単に俺は余裕があるから少しでも敵対した相手の敵意や殺意に敏感に
なっておきたいんだ」
俺の意識を掻い潜って迫る攻撃があるかもしれない。
耐久力はスピードとかと比べればやや低いけど、平均よりは上だと思っている。
でも、単純に攻撃は受けるより躱す方が俺には合ってる。
大会で防具は許可されていないらしいし、受け流しは完璧とは言えない。
だからなるべくヒット&ウェィで戦う。それか開幕速攻の打撃で終わらせる。
それ以外の戦い方は基本しない。
ん? なにかがこっちに来てるな
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