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訳アリでは無い筈
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そういえばあの四人組はいないんだな。
いない方が好都合だからいない方が良いんだが。
それで、指導員の人達が全員ルビー以上のランクを持つハンターか・・・・・・正直大丈夫そうだな。
俺とメリルにシュラとルーフェイスの三人と一体がいれば何とかなるだろう。
特にルーフェイスがそこら辺の盗賊相手に殺られる訳が無い。
もしルーフェイスのスピードに対応出来る奴がいれば、そいつは過去に何かがあった訳アリの盗賊だ。
元騎士や元兵士に元ハンターのどれかだろう。
というか、もし元兵士や騎士が頭をやっている盗賊団なら、その人物限定じゃなくて盗賊団自体がそこそこヤバい相手・・・・・・って事になるか。
でも俺の考えが正しかった場合はルビーランクのハンターじゃ対処出来ないだろうから、それは無いか。
とりあえず刃に炎を纏う大剣を扱う奴だけを警戒すれば良い筈。
「どうだ、ラガスも歳が近い奴に話しかけて摸擬戦をしてみるか?」
・・・・・・多分どんな返答が返って来るか解って言ってるんだよな。
「得る物が無いと思うので遠慮しておきます」
大丈夫だとは思うが周囲に聞こえないような小さな声で答えを返す。
何時も摸擬戦をしている相手はメリルやシュラに偶にレアードとセリス。四人とも低身長なので身長が高い人物との対戦経験が少ない。
だがその辺りはモンスターとの戦闘で補えるので問題は無い。
技術力はメリルやシュラ達よりは劣るけどな。
「それもそうだな。それじゃあ、中に戻るか」
「はい」
訓練場では何も面倒事が起きずにホッとした。
そして中に戻った俺と父さんはギルドの中で簡単な昼食を取って腹を膨れさせる。
簡単な料理って言ってもモンスターの肉やこの世界の野菜は普通に美味しいんだよな。下手な調味料が要らないぐらい。
「ハンターギルドに行ってみたいってのがラガスの要望だったわけだが・・・・・・これで良かったのか? 一応他の設備が無い訳では無いが」
そう言いながらも父さんは悩ましそうな顔をしている。
もしかしたら他の設備に関しては一ハンターの子供って理由では入れない場所なのか?
まぁ、父さんがこの街を治める領主だと知っている職員ならそんな事気にしないと思うが。
「見たい物は見れたので大丈夫ですよ」
「そうか。なら腹も膨れた事だし家に帰るか」
ギルド内にも訓練場にもちょいちょいハンターがいたが、面倒事に絡まれなくて本当に良かった。
面倒事になった場合は俺じゃなくて父さんが解決するだろうけど。
そしてその日は何事もなく終わった。
終わったんだが・・・・・・次の日にとんでもない爆弾がやってきた。
それは・・・・・・・・・・・・セルシア・ロウレットからの手紙だった。
手紙の内容の殆どはセルシア・ロウレットの日常に関する事。
しかし最後の最後のこの家に来ても良いかという内容が書かれていた。
「・・・・・・・・・・・・良かったですね、ラガス坊ちゃま」
「お前はどういった考えでそういった言葉が出て来たんだ。良いところなんて一つも無いんだが」
これはあれなのか、俺はあの神からパートナーはセルシア・ロウレットだと告げられているのか?
いや、流石にそれは俺の勘違いか・・・・・・だと良いというのが俺の願望だがそう簡単にいかないのが人生だよな。
と、とりあえず俺はこの手紙に対して返事を書かなければいけないんだよな・・・・・・無茶苦茶めんどくさい。
だがそうも言ってられないのが事実か。
「ラガス坊ちゃま、一先ず返事は書かなければならないと思いますよ」
「それは分ってるよ・・・・・・はぁーーーーー。めんどくさ過ぎる」
「公爵家の令嬢であるセルシア・ロウレット様に手紙を送られてそんな感想が出てくるのはおそらくラガス坊ちゃまだけでしょうね」
だろうな。他の奴らなら表情筋がユルユルになるほど嬉しいだろうな・・・・・・つまり俺は普通じゃないって事だ。
というか、そもそもパートナー云々は置いといてあいつには婚約者がいなかったけ? クレア姉さんの一撃で髪がチリチリになった男が。
その辺りは・・・・・・俺が気にする事ではないか。
まずは返事の内容を考えないとな。
いない方が好都合だからいない方が良いんだが。
それで、指導員の人達が全員ルビー以上のランクを持つハンターか・・・・・・正直大丈夫そうだな。
俺とメリルにシュラとルーフェイスの三人と一体がいれば何とかなるだろう。
特にルーフェイスがそこら辺の盗賊相手に殺られる訳が無い。
もしルーフェイスのスピードに対応出来る奴がいれば、そいつは過去に何かがあった訳アリの盗賊だ。
元騎士や元兵士に元ハンターのどれかだろう。
というか、もし元兵士や騎士が頭をやっている盗賊団なら、その人物限定じゃなくて盗賊団自体がそこそこヤバい相手・・・・・・って事になるか。
でも俺の考えが正しかった場合はルビーランクのハンターじゃ対処出来ないだろうから、それは無いか。
とりあえず刃に炎を纏う大剣を扱う奴だけを警戒すれば良い筈。
「どうだ、ラガスも歳が近い奴に話しかけて摸擬戦をしてみるか?」
・・・・・・多分どんな返答が返って来るか解って言ってるんだよな。
「得る物が無いと思うので遠慮しておきます」
大丈夫だとは思うが周囲に聞こえないような小さな声で答えを返す。
何時も摸擬戦をしている相手はメリルやシュラに偶にレアードとセリス。四人とも低身長なので身長が高い人物との対戦経験が少ない。
だがその辺りはモンスターとの戦闘で補えるので問題は無い。
技術力はメリルやシュラ達よりは劣るけどな。
「それもそうだな。それじゃあ、中に戻るか」
「はい」
訓練場では何も面倒事が起きずにホッとした。
そして中に戻った俺と父さんはギルドの中で簡単な昼食を取って腹を膨れさせる。
簡単な料理って言ってもモンスターの肉やこの世界の野菜は普通に美味しいんだよな。下手な調味料が要らないぐらい。
「ハンターギルドに行ってみたいってのがラガスの要望だったわけだが・・・・・・これで良かったのか? 一応他の設備が無い訳では無いが」
そう言いながらも父さんは悩ましそうな顔をしている。
もしかしたら他の設備に関しては一ハンターの子供って理由では入れない場所なのか?
まぁ、父さんがこの街を治める領主だと知っている職員ならそんな事気にしないと思うが。
「見たい物は見れたので大丈夫ですよ」
「そうか。なら腹も膨れた事だし家に帰るか」
ギルド内にも訓練場にもちょいちょいハンターがいたが、面倒事に絡まれなくて本当に良かった。
面倒事になった場合は俺じゃなくて父さんが解決するだろうけど。
そしてその日は何事もなく終わった。
終わったんだが・・・・・・次の日にとんでもない爆弾がやってきた。
それは・・・・・・・・・・・・セルシア・ロウレットからの手紙だった。
手紙の内容の殆どはセルシア・ロウレットの日常に関する事。
しかし最後の最後のこの家に来ても良いかという内容が書かれていた。
「・・・・・・・・・・・・良かったですね、ラガス坊ちゃま」
「お前はどういった考えでそういった言葉が出て来たんだ。良いところなんて一つも無いんだが」
これはあれなのか、俺はあの神からパートナーはセルシア・ロウレットだと告げられているのか?
いや、流石にそれは俺の勘違いか・・・・・・だと良いというのが俺の願望だがそう簡単にいかないのが人生だよな。
と、とりあえず俺はこの手紙に対して返事を書かなければいけないんだよな・・・・・・無茶苦茶めんどくさい。
だがそうも言ってられないのが事実か。
「ラガス坊ちゃま、一先ず返事は書かなければならないと思いますよ」
「それは分ってるよ・・・・・・はぁーーーーー。めんどくさ過ぎる」
「公爵家の令嬢であるセルシア・ロウレット様に手紙を送られてそんな感想が出てくるのはおそらくラガス坊ちゃまだけでしょうね」
だろうな。他の奴らなら表情筋がユルユルになるほど嬉しいだろうな・・・・・・つまり俺は普通じゃないって事だ。
というか、そもそもパートナー云々は置いといてあいつには婚約者がいなかったけ? クレア姉さんの一撃で髪がチリチリになった男が。
その辺りは・・・・・・俺が気にする事ではないか。
まずは返事の内容を考えないとな。
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