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とりあえずおめでとう
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トーナメントの閉会式が終わり、宿へ戻ろうとしているところをまたあいつに呼び止められた。
「昨日ぶり、だね」
「ああ。昨日ぶりだな」
さて、俺としては速く帰って飯を食いた・・・・・・おい、なんでもうそんな離れた距離にいるんだよ父さん達!
てか・・・・・・その親指は何なんだよメリルに母さん! クレア姉さんまで真似なくて良いから!!
たくっ、まぁ一人でも宿に帰れるから別に良いけどさ。
「・・・・・・ふぅーーーー。取りあえず、優勝おめでとう。圧勝だったな」
「ありがとう。でも、圧勝だったのは・・・・・・みんなが本来の力を出せていなかったからかもしれないよ?」
一応セルシアなりに気遣った言葉を選んだのか?
けど、それをトーナメントに出たプライドの高い奴らが聞けば表情に出さずともブチ切れそうだな。
「副騎士団長の子息の・・・・・・リオウス君? は油断でき無さなさそうだった。だから早めに決着をつけよう、って思ってた。それに、君のお姉さんも油断出来ない人。多分、魔法使い・・・・・・で合ってるんだよね?」
「まぁ・・・・・・一応。いや、魔法をメインで戦う人だな」
正直、あの三戦を見ていた人に言っても信じてくれるとは思わないけど。
「そっか。普通じゃない、かもしれない。けど、あれが一番正しいと私は思う。戦い方を教えたのは・・・・・・もしかして君?」
「さぁ? どうだろうな」
「おい、お前! セルシアお嬢様が質問しているのだ、真面目に答えろ!!」
後ろに立っていた護衛? 執事? がいきなりキレだした。
というか、そこにキレるなら何故俺のセルシアに対しての言葉遣いにキレないんだよ。
「バーズ、黙っていて」
「で、ですがセルシアお嬢様! こいつはお嬢様が質問しているというのにっ!!」
「誰にでも、答えたくない事はある。バーズだって・・・・・・・・・・・・いつまでオネショしてたとか」
そ、それは誰にも言いたくない隠し事トップテンには入りそうな内容だ。
バーズって奴顔が真っ赤になってるし、セルシアが相手でも答えたくない内容なんだろう。
「そっ、それはそうかもし、しれませんが・・・・・・しかしそれと今の事は」
「同じ。それと・・・・・・バーズが無理矢理、ラガスに言う事をきかせようとしても、無駄だから」
「・・・・・・それはどういう意味でしょうか」
無理矢理の意味がセルシアの中でどういった意味を持つのか解ってるからこそ、表情は元に戻っても言葉に熱を・・・・・・違うな、怒りや嫉妬が感じられる。
「簡単な内容。バーズがラガスと一対一で戦っても、勝てない。絶対に」
「ですが、そいつは今日のトーナメントに出ていませんでした。それはトーナメントに出るだけの実力が無かった。という事では無いのですか」
「違う」
ちょっとヒートアップしてるところあれだがセルシア・・・・・・いくらなんでも断言し過ぎじゃないですか?
「ラガスがトーナメントに出ても、相手になる人がいない。勿論、私も含めて、ね」
「・・・・・・申し訳ありませんが、私にはこやつがお嬢様よりも実力が上だとは思えません。今こうして改めて見ても覇気全くを感じない表情。トーナメントに出たところで運良く二回戦を突破できるのが精々かと」
表情に覇気が無い事は認めるが、常時的なやる気と実力は関係ないだろ。
こんな奴がセルシアの護衛兼執事? で大丈夫なのか?
「そんな事、ない。ラガスは・・・・・・異質。確かな理由事は言えない、でも強い。それは確か」
どんな理由があって・・・・・・そういえば勘って言ってたか。俺が強いって断言する理由は。
評価してくれる事は嬉しいが、面倒な敵を作って欲しくないもんだ。
「~~~~~~~~ッ!!! そ、そこまで言うなら!!!」
「嫌だ」
「こいつと・・・・・・はぁ!!?? 貴様、今なんと言った」
「お前が俺に勝負を挑もうとしてると予想出来たからそれを断ったんだよ」
俺は今とっとと宿に戻って飯を食べたい気分なんだよ。
「だから俺はもう帰る。じゃあな」
「なっ、待て!! まだ話は終わってないぞ!!!」
「・・・・・・あんたさ、年下相手にそんなムキになって恥ずかしくないのか? それでもセルシア・ロウレットの付き人かよ」
まぁ・・・・・・本当に手を出して来たらぶっ飛ばすのは確定だが。
「ラガスの言う通り。だからもう、バーズは黙っていて」
「ぐっ! ・・・・・・分りました」
「それで、良い。ラガス、次は・・・・・・学校で、だね」
「そうだな」
出来れば俺としては関わりたくないが・・・・・・そうもいかない気がする。
「昨日ぶり、だね」
「ああ。昨日ぶりだな」
さて、俺としては速く帰って飯を食いた・・・・・・おい、なんでもうそんな離れた距離にいるんだよ父さん達!
てか・・・・・・その親指は何なんだよメリルに母さん! クレア姉さんまで真似なくて良いから!!
たくっ、まぁ一人でも宿に帰れるから別に良いけどさ。
「・・・・・・ふぅーーーー。取りあえず、優勝おめでとう。圧勝だったな」
「ありがとう。でも、圧勝だったのは・・・・・・みんなが本来の力を出せていなかったからかもしれないよ?」
一応セルシアなりに気遣った言葉を選んだのか?
けど、それをトーナメントに出たプライドの高い奴らが聞けば表情に出さずともブチ切れそうだな。
「副騎士団長の子息の・・・・・・リオウス君? は油断でき無さなさそうだった。だから早めに決着をつけよう、って思ってた。それに、君のお姉さんも油断出来ない人。多分、魔法使い・・・・・・で合ってるんだよね?」
「まぁ・・・・・・一応。いや、魔法をメインで戦う人だな」
正直、あの三戦を見ていた人に言っても信じてくれるとは思わないけど。
「そっか。普通じゃない、かもしれない。けど、あれが一番正しいと私は思う。戦い方を教えたのは・・・・・・もしかして君?」
「さぁ? どうだろうな」
「おい、お前! セルシアお嬢様が質問しているのだ、真面目に答えろ!!」
後ろに立っていた護衛? 執事? がいきなりキレだした。
というか、そこにキレるなら何故俺のセルシアに対しての言葉遣いにキレないんだよ。
「バーズ、黙っていて」
「で、ですがセルシアお嬢様! こいつはお嬢様が質問しているというのにっ!!」
「誰にでも、答えたくない事はある。バーズだって・・・・・・・・・・・・いつまでオネショしてたとか」
そ、それは誰にも言いたくない隠し事トップテンには入りそうな内容だ。
バーズって奴顔が真っ赤になってるし、セルシアが相手でも答えたくない内容なんだろう。
「そっ、それはそうかもし、しれませんが・・・・・・しかしそれと今の事は」
「同じ。それと・・・・・・バーズが無理矢理、ラガスに言う事をきかせようとしても、無駄だから」
「・・・・・・それはどういう意味でしょうか」
無理矢理の意味がセルシアの中でどういった意味を持つのか解ってるからこそ、表情は元に戻っても言葉に熱を・・・・・・違うな、怒りや嫉妬が感じられる。
「簡単な内容。バーズがラガスと一対一で戦っても、勝てない。絶対に」
「ですが、そいつは今日のトーナメントに出ていませんでした。それはトーナメントに出るだけの実力が無かった。という事では無いのですか」
「違う」
ちょっとヒートアップしてるところあれだがセルシア・・・・・・いくらなんでも断言し過ぎじゃないですか?
「ラガスがトーナメントに出ても、相手になる人がいない。勿論、私も含めて、ね」
「・・・・・・申し訳ありませんが、私にはこやつがお嬢様よりも実力が上だとは思えません。今こうして改めて見ても覇気全くを感じない表情。トーナメントに出たところで運良く二回戦を突破できるのが精々かと」
表情に覇気が無い事は認めるが、常時的なやる気と実力は関係ないだろ。
こんな奴がセルシアの護衛兼執事? で大丈夫なのか?
「そんな事、ない。ラガスは・・・・・・異質。確かな理由事は言えない、でも強い。それは確か」
どんな理由があって・・・・・・そういえば勘って言ってたか。俺が強いって断言する理由は。
評価してくれる事は嬉しいが、面倒な敵を作って欲しくないもんだ。
「~~~~~~~~ッ!!! そ、そこまで言うなら!!!」
「嫌だ」
「こいつと・・・・・・はぁ!!?? 貴様、今なんと言った」
「お前が俺に勝負を挑もうとしてると予想出来たからそれを断ったんだよ」
俺は今とっとと宿に戻って飯を食べたい気分なんだよ。
「だから俺はもう帰る。じゃあな」
「なっ、待て!! まだ話は終わってないぞ!!!」
「・・・・・・あんたさ、年下相手にそんなムキになって恥ずかしくないのか? それでもセルシア・ロウレットの付き人かよ」
まぁ・・・・・・本当に手を出して来たらぶっ飛ばすのは確定だが。
「ラガスの言う通り。だからもう、バーズは黙っていて」
「ぐっ! ・・・・・・分りました」
「それで、良い。ラガス、次は・・・・・・学校で、だね」
「そうだな」
出来れば俺としては関わりたくないが・・・・・・そうもいかない気がする。
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