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騎士らしい顔
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さっきはちょっと声を張り過ぎた・・・・・・以外にも何か体の中から漏れてたというか、上手く言葉に出来ないな。
ただ俺の気合いだけにビビってたんじゃない、んだよな?
そういえば初めてアリクと戦った時に威圧のアビリティを覚えたな。
無意識の内に威圧のアビリティを使ってたのかもしれないな。
さて、中は・・・・・・まだまだ賑やかな状態か。
「あら、ラガスじゃない。どこに行ってたの?」
「まぁ・・・・・・色々と」
「色々とねぇ・・・・・・また何かあったのね」
何かあったと決めつけるのが速くないか?
まぁ、間違ってはいないんですけどね。
「想像にお任せします。隣にいるのはクレア姉さんのご友人ですか?」
「ええ、そうよ。彼女はリサ・マーレント。騎士の家系の令嬢よ」
騎士・・・・・・今日は騎士に縁がある日なのかもしれないな。
確かにリオウスも優男な騎士って感じがしてた。
目の前のマーレントさんもこう・・・・・・風紀委員みたいなキリっとした女性だな。
何と言うか、普通の冗談は通じても下ネタ系の冗談は通じない雰囲気な気がする。
「君がクレアが褒めちぎっている弟のラガス君か。クレアが紹介してくれた通り騎士の家系の娘だ。ところで、少し質問なんだが、少し前に誰かと戦って来たのかな?」
「えっと、なんでそう思うんですか?」
「何と言えば良いのだろうな・・・・・・こう、戦いの空気を纏っていた感じがするんだ」
えぇ~~~~・・・・・・嗅覚が優れた犬かよ。
けど、騎士の家の人間だったらそういう感覚に敏感なのかもしれないな。
「とりあえず、少し前に何かはありました」
「自分だけ楽しんでいたという訳ね。ズルいじゃない」
「ズルいって言われましても・・・・・・半分無理やりと言うか、餌に釣られたって感じですね」
「・・・・・・なるほどね。ラガスらしいわね。その様子だと、そこそこ良い餌を貰ったみたいね」
良い餌って・・・・・・もう少し良い言葉があると思うんだが。
確かにそこそこ良い餌ではありましたね。
「良い条件ではありました。ですが、ちょっと心臓に悪かったですね」
「心臓に悪いねぇ・・・・・・分かったわ。これ以上は聞かないでおくわね」
「そうしてくれると助かります」
俺を誘った人物を聞けば二人共驚くのは確実だろう。
「ところで、ラガスは友達出来たの?」
いきなりその質問はぁ・・・・・・ちょっとグサッとくる。
俺が周囲の同年代とかに絡まれないようにしているのが主な原因なんだろうけど。
「いいえ。さっきまで殆どテラスで料理を食べていました」
「ラガス君はあまり人と関わりたくない性格なのかな?」
「関わりたくないと言いますか、面倒な人に絡まれたくないと言うのが本音です」
「・・・・・・なるほど、言いたい事は分りました。その気持ちはとても解ります」
おぉーーーーー!!! 解ってくれる人がいたよ。やっぱりそう思う人は少なからずいるよな。
「今日は前みたいに撃退したりはしてないの?」
「いや、今日は直ぐにテラスに避難したからそういった事は無いですよ。というか・・・・・・気付いていたんですね」
「正確に何をしたのかまでは解らなかったけど、厄介事に絡まれる前に撃退したのだけは解ったのよ」
本当によく見てるなクレア姉さんは。けど、どうやって絡んで来ようとしていた奴らを倒したのか正確にバレなかったのは良かった。
そんな簡単にばれたら魔弾を隠蔽して放つメリットが減ってしまうし。
「・・・・・・ラガス君は嵌め手が得意なのですか?」
「そうですね。一応接近戦も出来ますが、目指す場所はハンターなので嵌め手が出来て損は無いかと思って」
「・・・・・・確かにラガスは嵌め手の方が得意と言えば得意そうだし、その嵌め手だけで戦いを終わらせる事が出来るものね」
そこまで流石に万能・・・・・・ではあるね。
にしても、一応って部分を訂正してこなかったのは、クレア姉さんなりに俺の事を気を遣ってくれたのかな?
ただ俺の気合いだけにビビってたんじゃない、んだよな?
そういえば初めてアリクと戦った時に威圧のアビリティを覚えたな。
無意識の内に威圧のアビリティを使ってたのかもしれないな。
さて、中は・・・・・・まだまだ賑やかな状態か。
「あら、ラガスじゃない。どこに行ってたの?」
「まぁ・・・・・・色々と」
「色々とねぇ・・・・・・また何かあったのね」
何かあったと決めつけるのが速くないか?
まぁ、間違ってはいないんですけどね。
「想像にお任せします。隣にいるのはクレア姉さんのご友人ですか?」
「ええ、そうよ。彼女はリサ・マーレント。騎士の家系の令嬢よ」
騎士・・・・・・今日は騎士に縁がある日なのかもしれないな。
確かにリオウスも優男な騎士って感じがしてた。
目の前のマーレントさんもこう・・・・・・風紀委員みたいなキリっとした女性だな。
何と言うか、普通の冗談は通じても下ネタ系の冗談は通じない雰囲気な気がする。
「君がクレアが褒めちぎっている弟のラガス君か。クレアが紹介してくれた通り騎士の家系の娘だ。ところで、少し質問なんだが、少し前に誰かと戦って来たのかな?」
「えっと、なんでそう思うんですか?」
「何と言えば良いのだろうな・・・・・・こう、戦いの空気を纏っていた感じがするんだ」
えぇ~~~~・・・・・・嗅覚が優れた犬かよ。
けど、騎士の家の人間だったらそういう感覚に敏感なのかもしれないな。
「とりあえず、少し前に何かはありました」
「自分だけ楽しんでいたという訳ね。ズルいじゃない」
「ズルいって言われましても・・・・・・半分無理やりと言うか、餌に釣られたって感じですね」
「・・・・・・なるほどね。ラガスらしいわね。その様子だと、そこそこ良い餌を貰ったみたいね」
良い餌って・・・・・・もう少し良い言葉があると思うんだが。
確かにそこそこ良い餌ではありましたね。
「良い条件ではありました。ですが、ちょっと心臓に悪かったですね」
「心臓に悪いねぇ・・・・・・分かったわ。これ以上は聞かないでおくわね」
「そうしてくれると助かります」
俺を誘った人物を聞けば二人共驚くのは確実だろう。
「ところで、ラガスは友達出来たの?」
いきなりその質問はぁ・・・・・・ちょっとグサッとくる。
俺が周囲の同年代とかに絡まれないようにしているのが主な原因なんだろうけど。
「いいえ。さっきまで殆どテラスで料理を食べていました」
「ラガス君はあまり人と関わりたくない性格なのかな?」
「関わりたくないと言いますか、面倒な人に絡まれたくないと言うのが本音です」
「・・・・・・なるほど、言いたい事は分りました。その気持ちはとても解ります」
おぉーーーーー!!! 解ってくれる人がいたよ。やっぱりそう思う人は少なからずいるよな。
「今日は前みたいに撃退したりはしてないの?」
「いや、今日は直ぐにテラスに避難したからそういった事は無いですよ。というか・・・・・・気付いていたんですね」
「正確に何をしたのかまでは解らなかったけど、厄介事に絡まれる前に撃退したのだけは解ったのよ」
本当によく見てるなクレア姉さんは。けど、どうやって絡んで来ようとしていた奴らを倒したのか正確にバレなかったのは良かった。
そんな簡単にばれたら魔弾を隠蔽して放つメリットが減ってしまうし。
「・・・・・・ラガス君は嵌め手が得意なのですか?」
「そうですね。一応接近戦も出来ますが、目指す場所はハンターなので嵌め手が出来て損は無いかと思って」
「・・・・・・確かにラガスは嵌め手の方が得意と言えば得意そうだし、その嵌め手だけで戦いを終わらせる事が出来るものね」
そこまで流石に万能・・・・・・ではあるね。
にしても、一応って部分を訂正してこなかったのは、クレア姉さんなりに俺の事を気を遣ってくれたのかな?
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