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その少しの差が
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レアードとセリスと雪合戦を始めてから一時間ぐらい経ったか?
結構長時間動いていたから本当に暑い。一枚ぐらい脱いでも良いかもしれないな。
内容としてはお互いに作った雪玉を投げ合い。玉が切れたらもう一度ある程度の数を作ってから投げ合う。
もの凄く単純な内容だが、それでもレアードとセリスは満足したようで楽しそうな表情で雪の上で寝転がっている。
「雪玉を投げたり避けたりとかなり動き回りましたね」
「ああ、結構体力使ったな。一先ず休憩するか。でもただ休憩してたら寒いしなぁ・・・・・・そうだ。あれを作るか。確か去年はつくって無かった筈だ」
ただ休憩するよりも、あれを作って中で休憩した方が楽しいよな。
「レアード、セリス、少し作りたい物があるから雪を転がして大きくしてからこっちに持って来てくれないか」
「雪だるまを作るんですか?」
「だったら目と腕になる木とか石が必要だね」
「あぁ~~~今回作るのは雪だるまじゃないから石と木は集めなくていいぞ」
「「はぁ~~い」」
うんうん、相変わらず二人は仲が良いよな。まぁ、双子だからってのもあるだろうけど。
でもアリクとクレア姉さんは双子なのに仲が最低と言える程悪いよな・・・・・・まぁ主にアリクが自分勝手な考えで暴走するのが原因なんだろうけど。
お互いに相手が命の危険に直面しているとかだったら流石に助け合う・・・・・・よな?
流石にそんな時ぐらいはあの二人も今までの事は無視して助けに行くよな?
勝手に自分で考え込んで不安になって来た・・・・・・。
「いったい何を作るんですかラガス坊ちゃま」
「えっと・・・・・・雪のドームって感じだな」
「雪のドームですか・・・・・・名前だけだとあまりどんな物なのかイメージが出来ませんね」
そういえばこの世界にはドームって単語がないんだったな。
「既にあるのかもしれないけど、雪山とかで作れば寒さを凌げるかもしれない・・・・・・と俺は思っている」
本場の雪国には言った事が無いからそこまで外の寒さに対して効果があるのかは知らないんだよな。
「それは凄いですね。でも作るのが大変なんじゃないんですか?」
「ああ、勿論大変だ。だからメリルを取りあえず雪をたくさん持って来てくれ」
「分かりました。周辺の雪を大量に持ってきます」
・・・・・・あんまり大量に持ってこられ過ぎても困る気がするけど、まぁ何とかなるか。
「こんなものかな・・・・・・うん、結構デカくなったな」
「うぉ~~~、大きいねセリス」
「うん、セリス達よりも大きいね。あれ、ラガスお兄様、メリルさんはどこに行ったんですか?」
「もうすぐ戻って来るよ。さっ、先に中へ入って待ってるぞ」
にしても我ながら良く作れたもんだ。
前世の時は頑張って作ろうとしても途中で挫折してたからなぁ・・・・・・今回はレアードとセリス、メリルもいたから何とか作れたな。
「ラガスお兄様、中は少し温かいですね」
「ほんとだ、外よりも温かい」
「出入口以外の場所は外と遮断されているからな。ほんの少しだけ寒さが和らぐんだ」
実際に寒い事には変わりないだろうけど、それでもその少しの気温の差が温かく感じるんだろうな。
「お待たせしました。干し肉と乾いた木です」
「ありがとなメリル。それじゃあ、まずは木に火をつけないとな」
火弾を木に放ってまずは暖を取る。
そしてメリルが持って来てくれた干し肉を火で焼いていく。
果たして干し肉を火で焼けば美味しくなるのかは分からないが、どうせなら温かい肉の方が良い筈だ。
「外とそこまで気温が変わっているとは思いませんが、焚火と外との空間を遮断した事でかなり暖かく感じます」
「だろ、雪山とかでテントがぶっ壊れたりしたらこれを作ればなんとかなると思うんだよ」
流石にモンスター対策の事までは考えていないけどな。
だって気温が五度以下の状態から見張りとか凍死しろって言ってるようなもんだよ。
結構長時間動いていたから本当に暑い。一枚ぐらい脱いでも良いかもしれないな。
内容としてはお互いに作った雪玉を投げ合い。玉が切れたらもう一度ある程度の数を作ってから投げ合う。
もの凄く単純な内容だが、それでもレアードとセリスは満足したようで楽しそうな表情で雪の上で寝転がっている。
「雪玉を投げたり避けたりとかなり動き回りましたね」
「ああ、結構体力使ったな。一先ず休憩するか。でもただ休憩してたら寒いしなぁ・・・・・・そうだ。あれを作るか。確か去年はつくって無かった筈だ」
ただ休憩するよりも、あれを作って中で休憩した方が楽しいよな。
「レアード、セリス、少し作りたい物があるから雪を転がして大きくしてからこっちに持って来てくれないか」
「雪だるまを作るんですか?」
「だったら目と腕になる木とか石が必要だね」
「あぁ~~~今回作るのは雪だるまじゃないから石と木は集めなくていいぞ」
「「はぁ~~い」」
うんうん、相変わらず二人は仲が良いよな。まぁ、双子だからってのもあるだろうけど。
でもアリクとクレア姉さんは双子なのに仲が最低と言える程悪いよな・・・・・・まぁ主にアリクが自分勝手な考えで暴走するのが原因なんだろうけど。
お互いに相手が命の危険に直面しているとかだったら流石に助け合う・・・・・・よな?
流石にそんな時ぐらいはあの二人も今までの事は無視して助けに行くよな?
勝手に自分で考え込んで不安になって来た・・・・・・。
「いったい何を作るんですかラガス坊ちゃま」
「えっと・・・・・・雪のドームって感じだな」
「雪のドームですか・・・・・・名前だけだとあまりどんな物なのかイメージが出来ませんね」
そういえばこの世界にはドームって単語がないんだったな。
「既にあるのかもしれないけど、雪山とかで作れば寒さを凌げるかもしれない・・・・・・と俺は思っている」
本場の雪国には言った事が無いからそこまで外の寒さに対して効果があるのかは知らないんだよな。
「それは凄いですね。でも作るのが大変なんじゃないんですか?」
「ああ、勿論大変だ。だからメリルを取りあえず雪をたくさん持って来てくれ」
「分かりました。周辺の雪を大量に持ってきます」
・・・・・・あんまり大量に持ってこられ過ぎても困る気がするけど、まぁ何とかなるか。
「こんなものかな・・・・・・うん、結構デカくなったな」
「うぉ~~~、大きいねセリス」
「うん、セリス達よりも大きいね。あれ、ラガスお兄様、メリルさんはどこに行ったんですか?」
「もうすぐ戻って来るよ。さっ、先に中へ入って待ってるぞ」
にしても我ながら良く作れたもんだ。
前世の時は頑張って作ろうとしても途中で挫折してたからなぁ・・・・・・今回はレアードとセリス、メリルもいたから何とか作れたな。
「ラガスお兄様、中は少し温かいですね」
「ほんとだ、外よりも温かい」
「出入口以外の場所は外と遮断されているからな。ほんの少しだけ寒さが和らぐんだ」
実際に寒い事には変わりないだろうけど、それでもその少しの気温の差が温かく感じるんだろうな。
「お待たせしました。干し肉と乾いた木です」
「ありがとなメリル。それじゃあ、まずは木に火をつけないとな」
火弾を木に放ってまずは暖を取る。
そしてメリルが持って来てくれた干し肉を火で焼いていく。
果たして干し肉を火で焼けば美味しくなるのかは分からないが、どうせなら温かい肉の方が良い筈だ。
「外とそこまで気温が変わっているとは思いませんが、焚火と外との空間を遮断した事でかなり暖かく感じます」
「だろ、雪山とかでテントがぶっ壊れたりしたらこれを作ればなんとかなると思うんだよ」
流石にモンスター対策の事までは考えていないけどな。
だって気温が五度以下の状態から見張りとか凍死しろって言ってるようなもんだよ。
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