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二人での挑戦
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「やっぱり訓練相手がいると、やれる事が多いですね!!」
軽く口を叩きながら私はミーシャさんの槍による突きを躱し、懐に潜りこむ。
しかしそれを許そうとしないミーシャさんが私に下段蹴りで返り討ちにしようとしまう。
「確かにそれはそうね! っと、相変わらず嫌なタイミングで撃ってくるな」
決まれが顔面直撃コースの下段蹴りを横に跳んで躱した後、牽制として二本の短剣の剣先から魔力の弾丸飛ばしますが、槍の刃が無い方で弾き飛ばされてしまいました。
これで態勢を崩せるとは思っていませんでしたけど、相変わらず反応が速いですね。
「敵の嫌がる事をするのも戦い方の一つだとラガス坊ちゃまに教わりましたので」
「そうかい、理に適った戦い方ではあるね。ただ、それだと嫌がらせにしては小さいんじゃないの?」
「ミーシャさんとの摸擬戦ですからね。ラガス坊ちゃまと敵対する者等と戦う時には一切容赦しませんよ!!」
再度ミーシャさんの懐に潜り込もうとしましたが、速度が上がった突きに阻まれて防戦状態。
何とか躱し、短剣で軌道をずらして攻撃を貰わない様にしていますが、本当に突きの速度が・・・・・・というより戻しの速度が速いです。
これじゃ、下手に突っ込む事が出来ないですね。
「・・・・・・そういえばあんた最近街に錬金術師のおばあちゃんに結構エグい事教えて貰ってるんだっけ」
「エグイのかどうかは分かりませんが、先程言った通り嫌がらせになる内容を学んでいます。ミーシャさんもご一緒にいかかですか?」
「あぁ~~、そうね・・・・・・少し考えとくわ」
あら、即答では無いんですね。まぁそれは構いませんが。
それにしてもミーシャさんも結構スタミナがあるみたいですね。
これはこれで点での攻撃を避ける良い訓練になりますが、それだけにしてしまうのはやはり勿体無いです。
少しは突きと戻しの速度が落ちるかと思ったんですが・・・・・・少し無茶をしてみましょう。
「ミーシャさんも覚えておいて損は無い内容だと思います、よ!!!」
ミーシャさんが槍を戻した直後に駆け出して接近を試みる。
ただ真正面に向かって駆け出した私を狙い突く事など朝飯前なミーシャさんは、丁度胸骨に向けて突きを放ってきました。
しかしそれが狙いだった私はつい表情が表に漏れてしまいます。
「っ!!!! う、そ」
胸骨に向かって放たれた突きを私は上体を逸らし、膝を曲げて躱す事に成功。
そのまま後ろに倒れ込んで両手を地面について右足で思いっきり槍に蹴りをかましてやりまします。
「ちょ、まっ!!」
私が槍を蹴っ飛ばした事でミーシャさんの槍を飛んでいき、得物は無い状態になり焦っている様ですが、一気に畳みかけます。
「わぶっ!!?? あっ・・・・・・はぁーーーー。まいった、私の負けね」
一つの短剣をミーシャさんに投擲し、投擲した直後に駆け出した事でミーシャさんに短剣を避ける時間を使ってようやく懐に潜り込めました。
そして短剣を首筋に突きつけたところでミーシャさんが両手を上げて降参の宣言をしたのでこの勝負は私の勝ちですね!!!
「メリルは本当に強いわね。私も少しは自信があったんだけど、やっぱりあんたには敵わないよ」
「そんな事無いですよ。ミーシャの突きだってしっかりと意識を集中させないと見切れないですし、それにお互い身内での摸擬戦という事で魔法やアビリティは使ってないんですから、正直どちらが強いかなんて分かりませんよ」
今回はミーシャが子供が扱う用の中で一般的な長さの槍を使っていたのでなんとか遠距離攻撃を凌げば勝機はありましたが、これが短槍なら接近戦も可能になるので話が変わってきます。
それにミーシャさんの反応の良さを考えれば本領が発揮されるのは接近戦。今回摸擬戦に勝てたのは素直に嬉しいですが、今回は武器に救われたという形の勝利ですね。
「そうだミーシャさん、一緒に森の中へ行きませんか?」
「へぇ? 森の中って事はモンスターを倒すのか?」
「はい、勿論です」
ラガス坊ちゃまと私、クレア様とミーシャさんの四人で行く事はありますが、ミーシャさんと二人でという事はありませんでしたからね。
二人だけでモンスターを倒すのも良い経験な筈です。
「ん~~~・・・・・・まいっか。良いよ。準備したら森の中に入るよ」
「了解です」
そこまで深く潜るつもりはないですけど、一応呼びの短剣とポーションを用意しておいた方が良さそうですね。
軽く口を叩きながら私はミーシャさんの槍による突きを躱し、懐に潜りこむ。
しかしそれを許そうとしないミーシャさんが私に下段蹴りで返り討ちにしようとしまう。
「確かにそれはそうね! っと、相変わらず嫌なタイミングで撃ってくるな」
決まれが顔面直撃コースの下段蹴りを横に跳んで躱した後、牽制として二本の短剣の剣先から魔力の弾丸飛ばしますが、槍の刃が無い方で弾き飛ばされてしまいました。
これで態勢を崩せるとは思っていませんでしたけど、相変わらず反応が速いですね。
「敵の嫌がる事をするのも戦い方の一つだとラガス坊ちゃまに教わりましたので」
「そうかい、理に適った戦い方ではあるね。ただ、それだと嫌がらせにしては小さいんじゃないの?」
「ミーシャさんとの摸擬戦ですからね。ラガス坊ちゃまと敵対する者等と戦う時には一切容赦しませんよ!!」
再度ミーシャさんの懐に潜り込もうとしましたが、速度が上がった突きに阻まれて防戦状態。
何とか躱し、短剣で軌道をずらして攻撃を貰わない様にしていますが、本当に突きの速度が・・・・・・というより戻しの速度が速いです。
これじゃ、下手に突っ込む事が出来ないですね。
「・・・・・・そういえばあんた最近街に錬金術師のおばあちゃんに結構エグい事教えて貰ってるんだっけ」
「エグイのかどうかは分かりませんが、先程言った通り嫌がらせになる内容を学んでいます。ミーシャさんもご一緒にいかかですか?」
「あぁ~~、そうね・・・・・・少し考えとくわ」
あら、即答では無いんですね。まぁそれは構いませんが。
それにしてもミーシャさんも結構スタミナがあるみたいですね。
これはこれで点での攻撃を避ける良い訓練になりますが、それだけにしてしまうのはやはり勿体無いです。
少しは突きと戻しの速度が落ちるかと思ったんですが・・・・・・少し無茶をしてみましょう。
「ミーシャさんも覚えておいて損は無い内容だと思います、よ!!!」
ミーシャさんが槍を戻した直後に駆け出して接近を試みる。
ただ真正面に向かって駆け出した私を狙い突く事など朝飯前なミーシャさんは、丁度胸骨に向けて突きを放ってきました。
しかしそれが狙いだった私はつい表情が表に漏れてしまいます。
「っ!!!! う、そ」
胸骨に向かって放たれた突きを私は上体を逸らし、膝を曲げて躱す事に成功。
そのまま後ろに倒れ込んで両手を地面について右足で思いっきり槍に蹴りをかましてやりまします。
「ちょ、まっ!!」
私が槍を蹴っ飛ばした事でミーシャさんの槍を飛んでいき、得物は無い状態になり焦っている様ですが、一気に畳みかけます。
「わぶっ!!?? あっ・・・・・・はぁーーーー。まいった、私の負けね」
一つの短剣をミーシャさんに投擲し、投擲した直後に駆け出した事でミーシャさんに短剣を避ける時間を使ってようやく懐に潜り込めました。
そして短剣を首筋に突きつけたところでミーシャさんが両手を上げて降参の宣言をしたのでこの勝負は私の勝ちですね!!!
「メリルは本当に強いわね。私も少しは自信があったんだけど、やっぱりあんたには敵わないよ」
「そんな事無いですよ。ミーシャの突きだってしっかりと意識を集中させないと見切れないですし、それにお互い身内での摸擬戦という事で魔法やアビリティは使ってないんですから、正直どちらが強いかなんて分かりませんよ」
今回はミーシャが子供が扱う用の中で一般的な長さの槍を使っていたのでなんとか遠距離攻撃を凌げば勝機はありましたが、これが短槍なら接近戦も可能になるので話が変わってきます。
それにミーシャさんの反応の良さを考えれば本領が発揮されるのは接近戦。今回摸擬戦に勝てたのは素直に嬉しいですが、今回は武器に救われたという形の勝利ですね。
「そうだミーシャさん、一緒に森の中へ行きませんか?」
「へぇ? 森の中って事はモンスターを倒すのか?」
「はい、勿論です」
ラガス坊ちゃまと私、クレア様とミーシャさんの四人で行く事はありますが、ミーシャさんと二人でという事はありませんでしたからね。
二人だけでモンスターを倒すのも良い経験な筈です。
「ん~~~・・・・・・まいっか。良いよ。準備したら森の中に入るよ」
「了解です」
そこまで深く潜るつもりはないですけど、一応呼びの短剣とポーションを用意しておいた方が良さそうですね。
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