11 / 965
ぶらっと
しおりを挟む
自身の部屋に戻った俺はベットに転がりながらアビリティを確認する。
「・・・・・・・・・・・・本当だ。新しいアビリティがある」
新しく覚えたアビリティは威圧。レベルが上がるごとに相手を気絶させる範囲や効果が上がる、か・・・・・・そして相手に恐怖感を与える場合もある。
この効果でアリクは気絶して、失禁までしてしまったのか。
イライラしていた感覚がいつの間にかアリクを威圧していたみたいだな。
「どれだけ相手の動きを阻害する事が出来るのかは分からないけど、実戦では結構使えるかもしれない。実力を隠すためのアビリティとして使えそうだ」
学校に行って面倒事に絡まれないとは限らない。
その時に実力を見せずにやり過ごせる手段になりそうだ。
てか、決闘をした時間は十二時だったよな。
・・・・・・・・・・・・昼飯食うか。
いつも家族揃ってご飯を食べる場所へ向かうと父さんと母さん、ロウド兄さんにクレア姉さん、それとレアードとセリスがいた。
アリク以外、王都の学校に通っているカロウス兄さんとクローナ姉さんを除けば全員集合しているな。
「らがすにいさまーーー、すごかったーーーー」
「せりすもすごいとおもったーーーー」
「っと。そうか、二人がそう思ってくれたなら決闘した甲斐があったってもんだ」
足に抱き着いて来た双子の頭を撫でる。
あぁーーー、この二人を見ていると本当に癒されるな。
「ありくにいさまはかっこわるかったーーーー」
「すぐにやられてた。とてもよわいんだねありくにいさまって。それにお漏らしまでしてた」
・・・・・・・・・・・・哀れ成り、アリク。
瞬殺したのは確かに俺の判断ではあるが、威圧のアビリティを習得できたのは偶々だからな。
「セリスの言う通り、勝負は一瞬だったな。流石毎日努力を怠らず訓練しているだけあるな、ラガス」
「それはロウド兄さんにも言える事だと思うよ。王都のパーティーで摸擬戦を申し込まれた伯爵家の子息に勝ったんでしょ」
「まぁ・・・・・・確かにそうだな。でも、勝てたのはお前が教えてくれた技と知識のお陰でもある」
いや、教えた事には教えたけど・・・・・・それを実行し続けるロウド兄さんが普通に凄いんだよ。
「俺は単に教えただけで、それを実行し続けて強くなれたのは間違いなくロウド兄さんの力だよ」
ロウド兄さんも努力を怠らない人だからな。
「・・・・・・ふふ、そう言ってくれると嬉しいよ。さぁ、椅子に座って昼ご飯を食べよう」
双子を母さんのところへ戻してから自身の席に座る。
そして良い匂いを漂わせる昼ご飯を食べていると父さんが声を掛けて来た。
「ところでラガス。お前はアリクに決闘で勝ったんだ。取りあえず俺に何かを要求する権利がある。お前は何を望むんだ?」
・・・・・・今それを聞くんだ。
てっきり適正がある属性魔法の時と同様に父さんの部屋で聞かれると思っていたんだけどな。
ここで答えても・・・・・・特に問題は無いか。
「森に入ってモンスターと戦いたいんだ」
対人戦の経験は殆ど無い。
ただ、魔弾のアビリティを考えればランクの低いモンスターならば接近戦を行わずとも勝てる筈だ。
魔弾の他に身体強化、気配感知のアビリティをどちらもレベル一だが持っている。
魔弾に関してはレベル五まで上がっている。
だから低ランクのモンスターであればおそらく負けない。
俺の要求を聞いた父さんとロウド兄さんはやっぱりなという顔をしている。
ただ、母さんとクレア姉さんは驚いている・・・・・・というか、それは駄目だと否定したそうな表情になっている。
双子はいまいち分かっていない為、首を傾げていた。
「モンスターと・・・・・・なぁ。確かにアリクを一撃で仕留めたお前なら低ランクのモンスターであれば、倒せるかもしれないな」
「あなた、ラガスはまだ五歳なのよ。いくら何でも早すぎるわ。それにラガスは属性魔法の適性が・・・・・・」
あれ、母さんに属性魔法の適性があったって言わなかったけ?
「お父さん、私もお母さんと同意見よ。いくら何でもまだ早すぎる」
本能を見る限りクレア姉さんにも伝えてないみたいだな。
ただ、俺を心配する二人にロウド兄さんが要求に賛成してくれた。
「母さん、クレア。低ランクのモンスターならばラガスは倒せるはずだ。先程の話通り、僕が王都のパーティーで行った摸擬戦で勝てたのはラガスの力が大きい。だから、ラガスなら森に入っても大丈夫な筈だ」
「ロウド・・・・・・でも・・・・・・」
ロウド兄さんが俺の要求に賛成意見を示してくれたが、それでも母さんとクレア姉さんの表情は反対の色が強い。
「・・・・・・ラガス。お前が持っている手札の内、幾つ実戦で使える?」
「一つは殆ど使える。もう一つも・・・・・・四割といったところですね。新しく増え三つの内、二つは二割、残り一つはまだ一割未満です。元の三の内一つは二割、後の二つは使えはしますけど加減があまり出来ないので最終手段です」
「そうか・・・・・・まぁ、お前の場合最初の一つが中々に強力だからな」
父さんには俺が得たアビリティを全て話してある。
なので俺がどのアビリティの事を話しているのかを理解しる。
だが、俺が習得したアビリティを殆ど知らない母さんたちは首を傾げて頭の上にハテナマークを浮かばせている。
「・・・・・・分かった。森の中に入る事を許可しよう」
よし!! これで自分の格を上げる事が出来る。
ロウド兄さんは父さんの決定に納得しているが、母さんとクレア姉さんはまだ少し納得していない様だ。
取りあえず成果を見せて納得してもらうしか、安心させる方法は無さそうだな。
「ただし、一年間の間はメリルと森の中へ一緒に入る事。これが条件だ」
父さんが加えた条件を聞いて、俺は勿論母さん達も驚いていたが、壁で待機していたメリル本人が一番驚いていた。
「メリル、君がラガスの為日々自身を鍛えている事や、ハンターに付いて調べている事は知っている。なので森の中へ入って是非ラガスのサポートをしてあげて欲しい。頼まれてくれないか」
「も、ももも勿論です、旦那様!! か、必ずラガス坊ちゃまをお守りしてみせます」
父さんから頼み事に対してメリルは即決で了承した。
メリル・・・・・・なんだよ、つい口端が上がってニヤケちまうだろ。
母さんとクレア姉さんもメリルが一緒に同行するならと、俺が森の中へ入ってモンスターと戦う事に了承してくれた。
後日、俺は早速メリルと一緒に森の中へ入・・・・・・らずに父さんが治める町をプラプラと歩いていた。
第12回ファンタジー大賞に応募します。
是非投票をお願いします!
「・・・・・・・・・・・・本当だ。新しいアビリティがある」
新しく覚えたアビリティは威圧。レベルが上がるごとに相手を気絶させる範囲や効果が上がる、か・・・・・・そして相手に恐怖感を与える場合もある。
この効果でアリクは気絶して、失禁までしてしまったのか。
イライラしていた感覚がいつの間にかアリクを威圧していたみたいだな。
「どれだけ相手の動きを阻害する事が出来るのかは分からないけど、実戦では結構使えるかもしれない。実力を隠すためのアビリティとして使えそうだ」
学校に行って面倒事に絡まれないとは限らない。
その時に実力を見せずにやり過ごせる手段になりそうだ。
てか、決闘をした時間は十二時だったよな。
・・・・・・・・・・・・昼飯食うか。
いつも家族揃ってご飯を食べる場所へ向かうと父さんと母さん、ロウド兄さんにクレア姉さん、それとレアードとセリスがいた。
アリク以外、王都の学校に通っているカロウス兄さんとクローナ姉さんを除けば全員集合しているな。
「らがすにいさまーーー、すごかったーーーー」
「せりすもすごいとおもったーーーー」
「っと。そうか、二人がそう思ってくれたなら決闘した甲斐があったってもんだ」
足に抱き着いて来た双子の頭を撫でる。
あぁーーー、この二人を見ていると本当に癒されるな。
「ありくにいさまはかっこわるかったーーーー」
「すぐにやられてた。とてもよわいんだねありくにいさまって。それにお漏らしまでしてた」
・・・・・・・・・・・・哀れ成り、アリク。
瞬殺したのは確かに俺の判断ではあるが、威圧のアビリティを習得できたのは偶々だからな。
「セリスの言う通り、勝負は一瞬だったな。流石毎日努力を怠らず訓練しているだけあるな、ラガス」
「それはロウド兄さんにも言える事だと思うよ。王都のパーティーで摸擬戦を申し込まれた伯爵家の子息に勝ったんでしょ」
「まぁ・・・・・・確かにそうだな。でも、勝てたのはお前が教えてくれた技と知識のお陰でもある」
いや、教えた事には教えたけど・・・・・・それを実行し続けるロウド兄さんが普通に凄いんだよ。
「俺は単に教えただけで、それを実行し続けて強くなれたのは間違いなくロウド兄さんの力だよ」
ロウド兄さんも努力を怠らない人だからな。
「・・・・・・ふふ、そう言ってくれると嬉しいよ。さぁ、椅子に座って昼ご飯を食べよう」
双子を母さんのところへ戻してから自身の席に座る。
そして良い匂いを漂わせる昼ご飯を食べていると父さんが声を掛けて来た。
「ところでラガス。お前はアリクに決闘で勝ったんだ。取りあえず俺に何かを要求する権利がある。お前は何を望むんだ?」
・・・・・・今それを聞くんだ。
てっきり適正がある属性魔法の時と同様に父さんの部屋で聞かれると思っていたんだけどな。
ここで答えても・・・・・・特に問題は無いか。
「森に入ってモンスターと戦いたいんだ」
対人戦の経験は殆ど無い。
ただ、魔弾のアビリティを考えればランクの低いモンスターならば接近戦を行わずとも勝てる筈だ。
魔弾の他に身体強化、気配感知のアビリティをどちらもレベル一だが持っている。
魔弾に関してはレベル五まで上がっている。
だから低ランクのモンスターであればおそらく負けない。
俺の要求を聞いた父さんとロウド兄さんはやっぱりなという顔をしている。
ただ、母さんとクレア姉さんは驚いている・・・・・・というか、それは駄目だと否定したそうな表情になっている。
双子はいまいち分かっていない為、首を傾げていた。
「モンスターと・・・・・・なぁ。確かにアリクを一撃で仕留めたお前なら低ランクのモンスターであれば、倒せるかもしれないな」
「あなた、ラガスはまだ五歳なのよ。いくら何でも早すぎるわ。それにラガスは属性魔法の適性が・・・・・・」
あれ、母さんに属性魔法の適性があったって言わなかったけ?
「お父さん、私もお母さんと同意見よ。いくら何でもまだ早すぎる」
本能を見る限りクレア姉さんにも伝えてないみたいだな。
ただ、俺を心配する二人にロウド兄さんが要求に賛成してくれた。
「母さん、クレア。低ランクのモンスターならばラガスは倒せるはずだ。先程の話通り、僕が王都のパーティーで行った摸擬戦で勝てたのはラガスの力が大きい。だから、ラガスなら森に入っても大丈夫な筈だ」
「ロウド・・・・・・でも・・・・・・」
ロウド兄さんが俺の要求に賛成意見を示してくれたが、それでも母さんとクレア姉さんの表情は反対の色が強い。
「・・・・・・ラガス。お前が持っている手札の内、幾つ実戦で使える?」
「一つは殆ど使える。もう一つも・・・・・・四割といったところですね。新しく増え三つの内、二つは二割、残り一つはまだ一割未満です。元の三の内一つは二割、後の二つは使えはしますけど加減があまり出来ないので最終手段です」
「そうか・・・・・・まぁ、お前の場合最初の一つが中々に強力だからな」
父さんには俺が得たアビリティを全て話してある。
なので俺がどのアビリティの事を話しているのかを理解しる。
だが、俺が習得したアビリティを殆ど知らない母さんたちは首を傾げて頭の上にハテナマークを浮かばせている。
「・・・・・・分かった。森の中に入る事を許可しよう」
よし!! これで自分の格を上げる事が出来る。
ロウド兄さんは父さんの決定に納得しているが、母さんとクレア姉さんはまだ少し納得していない様だ。
取りあえず成果を見せて納得してもらうしか、安心させる方法は無さそうだな。
「ただし、一年間の間はメリルと森の中へ一緒に入る事。これが条件だ」
父さんが加えた条件を聞いて、俺は勿論母さん達も驚いていたが、壁で待機していたメリル本人が一番驚いていた。
「メリル、君がラガスの為日々自身を鍛えている事や、ハンターに付いて調べている事は知っている。なので森の中へ入って是非ラガスのサポートをしてあげて欲しい。頼まれてくれないか」
「も、ももも勿論です、旦那様!! か、必ずラガス坊ちゃまをお守りしてみせます」
父さんから頼み事に対してメリルは即決で了承した。
メリル・・・・・・なんだよ、つい口端が上がってニヤケちまうだろ。
母さんとクレア姉さんもメリルが一緒に同行するならと、俺が森の中へ入ってモンスターと戦う事に了承してくれた。
後日、俺は早速メリルと一緒に森の中へ入・・・・・・らずに父さんが治める町をプラプラと歩いていた。
第12回ファンタジー大賞に応募します。
是非投票をお願いします!
72
お気に入りに追加
3,491
あなたにおすすめの小説
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる