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少年期[1015]特に誇りではない
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「随分とあっさり終わらせたわね」
「そうか?」
セパーティルをサクッと潰し、ゼルートは既に冒険者ギルドから出ていた。
「ゼルートなら、もう少し実力の差を明確に解らせてから終わらせると思ってたわ」
「同感だな。今回はアレナの言う通り、本当にあっさりと終わらせたが、何故だ?」
「何故って言われても……強いて言うなら、特に魅力を感じない奴だったから、かな。別に弱くはないんだろうけどさ」
ゼルートの言う通り、セパーティルは決して弱くない。
冒険者ギルドに贔屓されてるから、賄賂を渡したからなどの不平不満が集まる方法ではなく、正式な手続きで、積み重ねてきた実績でCランクまで上り詰めた冒険者。
弓の腕前、魔法の腕前も含めて決して弱くはない。
「……それなら、解らなくもないな」
「私には解らないけど……それで、対価として貰った弓、どうするの? ゼルートは弓を使わないでしょ」
「そうだな」
ゼルートだけではなく、アレナとルウナも弓という武器は使わない。
ついでにゲイルたちも使わない……ただ、従魔の中で一体だけ、弓を一応使える者がいた。
「…………ラーム。お前、さっきの弓、使うか?」
「良いの!」
「俺は使わないし、アレナとルウナも、ゲイルも使わないからな」
こうしてセパーティルを倒した対価として得た弓は、ラームの物となった。
セパーティルも、まさか自身の弓がスライムに扱われるとは予想してなかった。
「今回はエルフに絡まれたけど、パルブン王国の特徴を考えれば、またエルフに絡まれることになるのか……」
「エルフは弓だけじゃなくて、魔法にも優れた種族という部分を考えると、そういった部分でも絡まれるかもしれないわね」
「なんでだ?」
「なんでって、ゼルート。あなた、自分で実は武器を使った攻撃とかよりも、魔法の方が才能があるって言ってたじゃない」
「……そんな事言ってたか?」
「大体そんな事を言ってた筈よ。それに、魔法に関しては戦争の際に武勇伝の一つになる功績を叩きだしたじゃない」
ゼルートはディスタール王国と戦争を行う際、「死にたい奴から掛かって来い!!!!!!」と盛大に煽り散らかす前に、開幕魔法合戦の前に特大魔法を二つ……煉獄の凶弾と天竜の戯れを発動した。
まさに、武器の扱いよりも魔法に関する才の方が大きいと知らしめる攻撃であった。
「そういえば、確かにそんな事したな……それで、私とお前の魔法の腕、どちらが上か勝負だ!!! って、絡まれるのか?」
「その可能性があるって話よ」
「クソ面倒だな。別に良いじゃんかよ、大多数のエルフより魔法の腕が高い人間がいたって」
一応、本人も武器を扱う際よりも、魔法の才の方が高いという自覚はある。
とはいえ、ゼルートはそこに関して強い誇りを持っている訳ではない。
だからこそ、私とお前の魔法の腕、どちらが上か勝負だ!!! という絡まれ方をしても、特に「良い度胸だ、よっしゃ!! 勝負しようぜ!!!!」とはならない。
仮に受けたとしても、それは試合としての話。
そして試合が始まれば、肉体を強化して速攻で近づき、思いっきり腹をぶん殴って終わらせる。
「そういう問題じゃないのでしょ。ただのプライドじゃないかしら」
「プライドねぇ~~~…………まぁ、単純に好奇心を持ったから勝負を挑んできたとかなら、受けても良いかと思うかもだけど……喧嘩売って来たら、拳で潰そうかな」
「ふっふっふ。私はありだと思うぞ。その方が、下手にゼルートに絡んではならないと、プライドもズタズタに引き裂かれるだろう」
「そう思うか? それじゃあ、決まりだな…………てかさ、別に偉ぶるつもりはないんだけどさ、これでも一応実家は男爵家から伯爵家に……昇進? して、俺自身も一応男爵になった訳なんだから、普通はもうちょい遠慮しないか?」
売られた喧嘩は喧嘩上等スタイルで爆買いするゼルートではあるが、それはそれでこれはこれという気持ちが、ほんの少しだけあった。
「そうか?」
セパーティルをサクッと潰し、ゼルートは既に冒険者ギルドから出ていた。
「ゼルートなら、もう少し実力の差を明確に解らせてから終わらせると思ってたわ」
「同感だな。今回はアレナの言う通り、本当にあっさりと終わらせたが、何故だ?」
「何故って言われても……強いて言うなら、特に魅力を感じない奴だったから、かな。別に弱くはないんだろうけどさ」
ゼルートの言う通り、セパーティルは決して弱くない。
冒険者ギルドに贔屓されてるから、賄賂を渡したからなどの不平不満が集まる方法ではなく、正式な手続きで、積み重ねてきた実績でCランクまで上り詰めた冒険者。
弓の腕前、魔法の腕前も含めて決して弱くはない。
「……それなら、解らなくもないな」
「私には解らないけど……それで、対価として貰った弓、どうするの? ゼルートは弓を使わないでしょ」
「そうだな」
ゼルートだけではなく、アレナとルウナも弓という武器は使わない。
ついでにゲイルたちも使わない……ただ、従魔の中で一体だけ、弓を一応使える者がいた。
「…………ラーム。お前、さっきの弓、使うか?」
「良いの!」
「俺は使わないし、アレナとルウナも、ゲイルも使わないからな」
こうしてセパーティルを倒した対価として得た弓は、ラームの物となった。
セパーティルも、まさか自身の弓がスライムに扱われるとは予想してなかった。
「今回はエルフに絡まれたけど、パルブン王国の特徴を考えれば、またエルフに絡まれることになるのか……」
「エルフは弓だけじゃなくて、魔法にも優れた種族という部分を考えると、そういった部分でも絡まれるかもしれないわね」
「なんでだ?」
「なんでって、ゼルート。あなた、自分で実は武器を使った攻撃とかよりも、魔法の方が才能があるって言ってたじゃない」
「……そんな事言ってたか?」
「大体そんな事を言ってた筈よ。それに、魔法に関しては戦争の際に武勇伝の一つになる功績を叩きだしたじゃない」
ゼルートはディスタール王国と戦争を行う際、「死にたい奴から掛かって来い!!!!!!」と盛大に煽り散らかす前に、開幕魔法合戦の前に特大魔法を二つ……煉獄の凶弾と天竜の戯れを発動した。
まさに、武器の扱いよりも魔法に関する才の方が大きいと知らしめる攻撃であった。
「そういえば、確かにそんな事したな……それで、私とお前の魔法の腕、どちらが上か勝負だ!!! って、絡まれるのか?」
「その可能性があるって話よ」
「クソ面倒だな。別に良いじゃんかよ、大多数のエルフより魔法の腕が高い人間がいたって」
一応、本人も武器を扱う際よりも、魔法の才の方が高いという自覚はある。
とはいえ、ゼルートはそこに関して強い誇りを持っている訳ではない。
だからこそ、私とお前の魔法の腕、どちらが上か勝負だ!!! という絡まれ方をしても、特に「良い度胸だ、よっしゃ!! 勝負しようぜ!!!!」とはならない。
仮に受けたとしても、それは試合としての話。
そして試合が始まれば、肉体を強化して速攻で近づき、思いっきり腹をぶん殴って終わらせる。
「そういう問題じゃないのでしょ。ただのプライドじゃないかしら」
「プライドねぇ~~~…………まぁ、単純に好奇心を持ったから勝負を挑んできたとかなら、受けても良いかと思うかもだけど……喧嘩売って来たら、拳で潰そうかな」
「ふっふっふ。私はありだと思うぞ。その方が、下手にゼルートに絡んではならないと、プライドもズタズタに引き裂かれるだろう」
「そう思うか? それじゃあ、決まりだな…………てかさ、別に偉ぶるつもりはないんだけどさ、これでも一応実家は男爵家から伯爵家に……昇進? して、俺自身も一応男爵になった訳なんだから、普通はもうちょい遠慮しないか?」
売られた喧嘩は喧嘩上等スタイルで爆買いするゼルートではあるが、それはそれでこれはこれという気持ちが、ほんの少しだけあった。
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