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少年期[986]丁度良いラインは……
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「んじゃ、今日は実戦訓練な」
「「「「「「「はい!!!!」」」」」」」
本日は野性のモンスターが逃げるかもという理由で、従魔であるゲイルたちは自宅待機。
暇をつぶす為にガレンやブラッソたちと模擬戦を行っている。
「っ、ゼルート。向こうの方に数体、魔物がいる」
「んじゃ、とりあえず行ってみるか。誰が参加するか、フォーメーションとかは自分たちで決めろよ」
ルウナが感じ取った気配に近づくと、そこには三体のゴブリン上位種がいた。
「っし、行くぞ!!!!」
リーダー的青年の声に三人のルーキーが一緒に飛び出す。
その声に三体は敵の接近に気付くが、今日は奇襲を行うことが訓練内容でないため、特に問題無い。
(合計四人で挑んでも……全然問題無さそうだな)
ゼルートの予想通り、初戦はたった一分で終了。
魔石だけを回収し、探索を再開。
他の冒険者に近づかない様に移動しながら数時間、ルウナの耳や鼻を頼りにした結果、全員最低でも六回は魔物との戦闘を行った。
「休憩にするか」
朝からの実戦で亡くなっている者は当然おらず、骨折以上の怪我を負っている者もいない。
切傷や打撲、内出血などの怪我は有れど、それ以上の怪我は負っていない。
Dランクモンスターとの戦闘を行っていることを考えれば、上々の結果と言える。
「俺たちがしっかり警戒してるから、自分たちで反省会を行えよ」
昼食が出来上がり、ルーキーたちは熱々な昼食を食べながら本日の戦闘を振り返り、どこが駄目だったか……次からはどのタイミングで仕掛ければ良いかなどの相談を行う。
「上々の結果ね」
「そうだな。まだややレベルが足りないけど……最後の方に、Cランクの魔物とぶつけても良いかもな」
「ん~~~……それはまだ早いくないかしら。Dランクの魔物が複数体なら悪くない強敵だと思うけど」
「……確かに、今日じゃなくても良いかもな。ただ、俺たちが教えることを順調に成長してるのを考えるとな……レベルがそこまで高くないCランクの魔物なら倒せそうな気がするんだよな」
ゼルートの計算だと、無茶苦茶ではかった。
これまでの実戦と比べてルーキーたちがリスクを背負わなければ倒せないのは当たり前の事だが、十人という数で挑めば不可能……とは思えない。
「……全員で戦えば、不可能とは言えないかもしれないわね」
「そうだろ。勿論、全員で戦ってもらうつもりだ」
何人かは自分が一番連携が取れるメンバーだけで……と考えるかもしれない。
実際に反省会が終わったルーキーたちに考えている予定を伝えると、何人かはゼルートが予想していた不満を脳裏に浮かべた。
「お前らがこれからもっと強くなったら、レイドバトル……一体の魔物を相手に十数人……場合によっては、何十人という単位で戦う機会がある」
「この前ゼルートが話した悪獣なんて、本当はそういう単位で戦わなきゃいけないレベルの相手なのよ」
この先必要な経験になる。
そう言われた彼らは、先程まで抱えていた不満が嘘の様に消えた。
「まっ、俺が考えてる丁度良い相手がそう簡単に見つかるかは分からないが……一応それを予定してるから、お前ら十人でどう攻めるか、先に思い浮かべてイメージを共有しとけよ」
「「「「「「「「「はいっ!!!!」」」」」」」」」
残念ながら、その日はゼルートが丁度良いと思えるCランクの魔物を見つけることは出来ず、そのまま期間。
しかし三回目の実戦訓練で、ようやく想定していたCランクモンスターを発見。
「レベルは十五、か……っし、あいつにするか」
「ちょっと、ゼルート。あれ、リザードじゃない」
「竜種の末端だから止めておいた方が良いってことか? けど、あのレベルのリザードって、ダンジョンとかじゃないと中々遭遇出来ないぞ」
結果的にゼルートの意見に押され、ルーキーたちがレベル十五のリザードと戦うことが決定した。
「「「「「「「はい!!!!」」」」」」」
本日は野性のモンスターが逃げるかもという理由で、従魔であるゲイルたちは自宅待機。
暇をつぶす為にガレンやブラッソたちと模擬戦を行っている。
「っ、ゼルート。向こうの方に数体、魔物がいる」
「んじゃ、とりあえず行ってみるか。誰が参加するか、フォーメーションとかは自分たちで決めろよ」
ルウナが感じ取った気配に近づくと、そこには三体のゴブリン上位種がいた。
「っし、行くぞ!!!!」
リーダー的青年の声に三人のルーキーが一緒に飛び出す。
その声に三体は敵の接近に気付くが、今日は奇襲を行うことが訓練内容でないため、特に問題無い。
(合計四人で挑んでも……全然問題無さそうだな)
ゼルートの予想通り、初戦はたった一分で終了。
魔石だけを回収し、探索を再開。
他の冒険者に近づかない様に移動しながら数時間、ルウナの耳や鼻を頼りにした結果、全員最低でも六回は魔物との戦闘を行った。
「休憩にするか」
朝からの実戦で亡くなっている者は当然おらず、骨折以上の怪我を負っている者もいない。
切傷や打撲、内出血などの怪我は有れど、それ以上の怪我は負っていない。
Dランクモンスターとの戦闘を行っていることを考えれば、上々の結果と言える。
「俺たちがしっかり警戒してるから、自分たちで反省会を行えよ」
昼食が出来上がり、ルーキーたちは熱々な昼食を食べながら本日の戦闘を振り返り、どこが駄目だったか……次からはどのタイミングで仕掛ければ良いかなどの相談を行う。
「上々の結果ね」
「そうだな。まだややレベルが足りないけど……最後の方に、Cランクの魔物とぶつけても良いかもな」
「ん~~~……それはまだ早いくないかしら。Dランクの魔物が複数体なら悪くない強敵だと思うけど」
「……確かに、今日じゃなくても良いかもな。ただ、俺たちが教えることを順調に成長してるのを考えるとな……レベルがそこまで高くないCランクの魔物なら倒せそうな気がするんだよな」
ゼルートの計算だと、無茶苦茶ではかった。
これまでの実戦と比べてルーキーたちがリスクを背負わなければ倒せないのは当たり前の事だが、十人という数で挑めば不可能……とは思えない。
「……全員で戦えば、不可能とは言えないかもしれないわね」
「そうだろ。勿論、全員で戦ってもらうつもりだ」
何人かは自分が一番連携が取れるメンバーだけで……と考えるかもしれない。
実際に反省会が終わったルーキーたちに考えている予定を伝えると、何人かはゼルートが予想していた不満を脳裏に浮かべた。
「お前らがこれからもっと強くなったら、レイドバトル……一体の魔物を相手に十数人……場合によっては、何十人という単位で戦う機会がある」
「この前ゼルートが話した悪獣なんて、本当はそういう単位で戦わなきゃいけないレベルの相手なのよ」
この先必要な経験になる。
そう言われた彼らは、先程まで抱えていた不満が嘘の様に消えた。
「まっ、俺が考えてる丁度良い相手がそう簡単に見つかるかは分からないが……一応それを予定してるから、お前ら十人でどう攻めるか、先に思い浮かべてイメージを共有しとけよ」
「「「「「「「「「はいっ!!!!」」」」」」」」」
残念ながら、その日はゼルートが丁度良いと思えるCランクの魔物を見つけることは出来ず、そのまま期間。
しかし三回目の実戦訓練で、ようやく想定していたCランクモンスターを発見。
「レベルは十五、か……っし、あいつにするか」
「ちょっと、ゼルート。あれ、リザードじゃない」
「竜種の末端だから止めておいた方が良いってことか? けど、あのレベルのリザードって、ダンジョンとかじゃないと中々遭遇出来ないぞ」
結果的にゼルートの意見に押され、ルーキーたちがレベル十五のリザードと戦うことが決定した。
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