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少年期[972]戦りたかったら、依頼してくれ
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「……ふふ、敵わないな」
「いやぁ~~、マジでギリギリの勝負でしたよ」
これにて五番勝負、全てディスパディア公爵家側の敗北が決定した。
「「「「「「「…………」」」」」」」
ディスパディア公爵家側の騎士たちは絶望に満ち溢れた顔をしており、中には両膝を地面に付いてボーっと立ち尽くす者もいる。
(大袈裟……ってか、そんなに俺を殺したかったのか? 言っとくけど、俺を殺してもこの国が亡びるだけだぞ)
仮に……本当に万が一ゼルートを殺す事が出来たとしても、それはそれでゼルートの従魔であるゲイルたちが襲い掛かる。
全員がSランククラスの実力を有しており、剣技のゲイルに変幻自在のラーム、未来の雷竜帝であるラームに、暴力のブラッソ……全員超怪物の従魔たちが国を潰しに来る。
普通に考えて、滅亡まで待ったなしである。
「公爵様、この勝負は俺の勝ちって事で良いですよね」
「あ、あぁ。勿論だ。ギルドの方に報告しておくよ」
(…………黒葬を俺たちの元へ送ると決定したのは公爵様なんだろうけど、今この場で……表情を、眼だけを見ると他の騎士たちや子供たちと比べて、戦争で起こることはしょうがないんだ、仕方ないんだって納得してる様に思えるな)
表情から今回の結果には納得してる様に見える。
とはいえ、だからといって黒葬という最強最悪の暗殺者を自分たちの元に送り込んできたことは忘れない。
依然として、ゼルートの中でディスパディア公爵家は要注意の家であることに変わりはない。
「ふっ~~~~~~……あんたらは、まだ色々と俺に言いたそうだな」
「「「「ッ!!!」」」」
騎士たちは今回、目の前で起こった現実に対して……まだ受け入れられてない。
しかし、それはディスパディア公爵家の令息たちも同じだった。
「あの騎士……ローレンスを殺されたことに納得してないのは、俺があんたらの立場だったらって考えると解らなくもない。でもな……恨むなら、俺じゃなくて今回の戦争を行おうと決めた、もしくは喧嘩を売った連中に向けるのが道理だぞ」
ゼルートは他国との戦争が始まると知ったので、当然の如く参加しただけであり、戦争なんか起きない事に越したことはないと思っている。
そもそもな話、戦争など起きなければゼルートは死ぬまでローレンス・ディスパディアと出会わなかった可能性が非常に高い。
「勝った側の俺が言ってもあれだけど、いい加減俺に怒りをぶつけるのは筋違いだって納得してくれ」
「「「「…………」」」」
まだ到底納得出来るわけがない。
それでも、自分たちの気持ちが一般的に考えて、理不尽な怒りだということだけは解っていることもあり、何も言い返せない。
「まっ、でもあれだ。再挑戦なら受けて立っても良いぞ」
「「「「????」」」」
「俺は強い奴と戦うのは割と好きだからな。そうだな……その騎士団長ぐらい強くなったら、また指名依頼でも出してくれ」
指名依頼として金を出してくれるなら、また挑戦を受けて立つ。
そんな事を真正面から、正々堂々と言われてしまえば……更に自分たちの想いが惨めなものだと思い知らされる。
「まっ、俺はその間にも強くなるけどな。それでも良ければ、挑みに来てくれ」
そう言い残し、訓練場から出て行く。
ディスパディア公爵は直ぐに行ってしまうのかと問い、ゼルートは当然だと返した。
「普通はあんたらと同じですよ。俺がさっきあいつらに伝えた事は、結局綺麗事で、俺を殺したい連中がこの国には大勢いる。そういうのを考えると、あんまり長居は出来ないんで」
ディスパディア公爵家の屋敷に留まっていたとしても、気持ちに区切りを付けられた連中とそうでない連中がいることを考えれば、貴族の屋敷だからといって…………寧ろ、逆に貴族の屋敷だからこそ安心は出来ない。
ゼルートはそのまま真っすぐ街の門を潜ってディスパディア公爵とおさらばし、再び本来の姿に戻ったラルの背に乗り、オルディア王国へと戻る。
「いやぁ~~、マジでギリギリの勝負でしたよ」
これにて五番勝負、全てディスパディア公爵家側の敗北が決定した。
「「「「「「「…………」」」」」」」
ディスパディア公爵家側の騎士たちは絶望に満ち溢れた顔をしており、中には両膝を地面に付いてボーっと立ち尽くす者もいる。
(大袈裟……ってか、そんなに俺を殺したかったのか? 言っとくけど、俺を殺してもこの国が亡びるだけだぞ)
仮に……本当に万が一ゼルートを殺す事が出来たとしても、それはそれでゼルートの従魔であるゲイルたちが襲い掛かる。
全員がSランククラスの実力を有しており、剣技のゲイルに変幻自在のラーム、未来の雷竜帝であるラームに、暴力のブラッソ……全員超怪物の従魔たちが国を潰しに来る。
普通に考えて、滅亡まで待ったなしである。
「公爵様、この勝負は俺の勝ちって事で良いですよね」
「あ、あぁ。勿論だ。ギルドの方に報告しておくよ」
(…………黒葬を俺たちの元へ送ると決定したのは公爵様なんだろうけど、今この場で……表情を、眼だけを見ると他の騎士たちや子供たちと比べて、戦争で起こることはしょうがないんだ、仕方ないんだって納得してる様に思えるな)
表情から今回の結果には納得してる様に見える。
とはいえ、だからといって黒葬という最強最悪の暗殺者を自分たちの元に送り込んできたことは忘れない。
依然として、ゼルートの中でディスパディア公爵家は要注意の家であることに変わりはない。
「ふっ~~~~~~……あんたらは、まだ色々と俺に言いたそうだな」
「「「「ッ!!!」」」」
騎士たちは今回、目の前で起こった現実に対して……まだ受け入れられてない。
しかし、それはディスパディア公爵家の令息たちも同じだった。
「あの騎士……ローレンスを殺されたことに納得してないのは、俺があんたらの立場だったらって考えると解らなくもない。でもな……恨むなら、俺じゃなくて今回の戦争を行おうと決めた、もしくは喧嘩を売った連中に向けるのが道理だぞ」
ゼルートは他国との戦争が始まると知ったので、当然の如く参加しただけであり、戦争なんか起きない事に越したことはないと思っている。
そもそもな話、戦争など起きなければゼルートは死ぬまでローレンス・ディスパディアと出会わなかった可能性が非常に高い。
「勝った側の俺が言ってもあれだけど、いい加減俺に怒りをぶつけるのは筋違いだって納得してくれ」
「「「「…………」」」」
まだ到底納得出来るわけがない。
それでも、自分たちの気持ちが一般的に考えて、理不尽な怒りだということだけは解っていることもあり、何も言い返せない。
「まっ、でもあれだ。再挑戦なら受けて立っても良いぞ」
「「「「????」」」」
「俺は強い奴と戦うのは割と好きだからな。そうだな……その騎士団長ぐらい強くなったら、また指名依頼でも出してくれ」
指名依頼として金を出してくれるなら、また挑戦を受けて立つ。
そんな事を真正面から、正々堂々と言われてしまえば……更に自分たちの想いが惨めなものだと思い知らされる。
「まっ、俺はその間にも強くなるけどな。それでも良ければ、挑みに来てくれ」
そう言い残し、訓練場から出て行く。
ディスパディア公爵は直ぐに行ってしまうのかと問い、ゼルートは当然だと返した。
「普通はあんたらと同じですよ。俺がさっきあいつらに伝えた事は、結局綺麗事で、俺を殺したい連中がこの国には大勢いる。そういうのを考えると、あんまり長居は出来ないんで」
ディスパディア公爵家の屋敷に留まっていたとしても、気持ちに区切りを付けられた連中とそうでない連中がいることを考えれば、貴族の屋敷だからといって…………寧ろ、逆に貴族の屋敷だからこそ安心は出来ない。
ゼルートはそのまま真っすぐ街の門を潜ってディスパディア公爵とおさらばし、再び本来の姿に戻ったラルの背に乗り、オルディア王国へと戻る。
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