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少年期[292]そいつは見ていた
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ギルドの中に入ったゼルート達は早速依頼書が貼ってあるボードへ向かう。
「おい、あのガキかなり上玉を引き連れてんな」
「ああ、もしかしてあのガキ貴族か?」
アレナという美女とルウナという美少女と一緒にゼルートは当然の様に注目される。
その視線にアレナとルウナはどこ吹く風だが、ゼルートは普通に鬱陶しいと感じている。
(相変わらずこそこそ騒がれるな。まぁでも、もしこそこそと話している奴らと今の俺の立場が逆なら絶対に俺も嫉妬してるだろうからな)
前世では彼女が出来ず、童貞のまま死んだゼルートしてはこちらに嫉妬の視線を向けて来る冒険者の気持ちも解らなくは無かった。
「おいお前ら、ゼルートに絡もうとか思ってるんだったら止めとけよ」
「ど、どうしてだ。やっぱり良いところの坊ちゃんだからか」
「そういった説も無くは無いが、そう言う事じゃない。あいつが単純に強いからだ。ゼルートは今は確かDランクだったか? 昇格する前の時点でDランクの冒険者と決闘して一方的に倒してるんだよ」
「なっ、嘘だろ。というかあの年でDランクだと!? それはマジなのか」
冒険者になって十数年、一般的な冒険者が目指せる限界のCランクまで昇格した冒険者は、自分の年齢の半分ほどの少年が既にDランクまで昇格している事実に驚きは隠せないでいる。
「大マジだ。その後もここ最近で結構勢いのあるルーキーのパーティーリーダーと決闘して余裕の圧勝だったからな」
「そ、そうか・・・・・・あのガキはあれか、面倒事に好かれているのか?」
「まぁ、ある意味そうかもしれないな。だが事の発端はお前らみたいにゼルートの見た目に騙される奴らだ」
「うっ! それを言われると・・・・・・てか、あのガキがそんな強いなら後ろに付いて歩いている美人ね姉ちゃんと野性味がある獣人の嬢ちゃんもそうとう強いのか?」
ゼルートが見たい目にそぐわない強者だという事は分からなかったベテランの冒険者だが、後ろの二人の冒険者の実力は大体把握していた。
「強いだろうな。少し前にオークとゴブリンの巣を襲撃する依頼があったんだが、通常種のゴブリンやオークは勿論、上位種だって関係ないとばかり傷一つ貰わずに倒していったからな」
「上位種相手に傷一つ無し・・・・・・なら実力的にはBランク相当なのか?」
「さぁな。あの時の討伐で二人が全力を出したようには見えなかったからな。だがあの二人よりゼルート自身とゼルートの従魔の方がヤバいのは確かだ」
男は運良くゼルートとゲイルの戦いも見ており、戦いの光景を鮮明に覚えていた。
「従魔の方はリザードマンだが、おそらく普通のリザードマンじゃねぇ筈だ。そのリザードマンはゴブリンキングを一対一で倒しやがった」
「!!!! 嘘だろ、幾らんでもそのリザードマンが上位種や仮に希少種だったとしてもゴブリンキングを一対一で倒すとかランクの差的に無理だろ」
「別に信じろとは言わねぇよ。ただ俺はその戦いを少し遠くから見ていた。結果だけ見れば圧勝と言える物だった。でも驚くのはまだ速いぞ、ゼルートの方は単騎でオークキングを倒しやがった」
男の言葉を聞いた周囲のオークとゴブリンの巣の討伐時にいなかった冒険者達は一斉に驚くが、直ぐにそれは流石に嘘だろといった表情になる。
「さっきも言ったが別に信じろとは言わねぇよ。ただあいつはマジで強い。きっと天才と言える部類の人間だ。それも努力を怠らないタイプのな。言っとくが、あいつがギルドにやって来た初日に絡んだ冒険者はボロカスにされて所持していた道具を戦利品として持ってかれ、殆ど一般人と変わらない格好で外に放り出されたからな」
ゼルートの恐ろしさを話で訊いただけだが、それでも冒険者達は今後ゼルートに失礼な態度を取ってはならないと心に決めた。
「おい、あのガキかなり上玉を引き連れてんな」
「ああ、もしかしてあのガキ貴族か?」
アレナという美女とルウナという美少女と一緒にゼルートは当然の様に注目される。
その視線にアレナとルウナはどこ吹く風だが、ゼルートは普通に鬱陶しいと感じている。
(相変わらずこそこそ騒がれるな。まぁでも、もしこそこそと話している奴らと今の俺の立場が逆なら絶対に俺も嫉妬してるだろうからな)
前世では彼女が出来ず、童貞のまま死んだゼルートしてはこちらに嫉妬の視線を向けて来る冒険者の気持ちも解らなくは無かった。
「おいお前ら、ゼルートに絡もうとか思ってるんだったら止めとけよ」
「ど、どうしてだ。やっぱり良いところの坊ちゃんだからか」
「そういった説も無くは無いが、そう言う事じゃない。あいつが単純に強いからだ。ゼルートは今は確かDランクだったか? 昇格する前の時点でDランクの冒険者と決闘して一方的に倒してるんだよ」
「なっ、嘘だろ。というかあの年でDランクだと!? それはマジなのか」
冒険者になって十数年、一般的な冒険者が目指せる限界のCランクまで昇格した冒険者は、自分の年齢の半分ほどの少年が既にDランクまで昇格している事実に驚きは隠せないでいる。
「大マジだ。その後もここ最近で結構勢いのあるルーキーのパーティーリーダーと決闘して余裕の圧勝だったからな」
「そ、そうか・・・・・・あのガキはあれか、面倒事に好かれているのか?」
「まぁ、ある意味そうかもしれないな。だが事の発端はお前らみたいにゼルートの見た目に騙される奴らだ」
「うっ! それを言われると・・・・・・てか、あのガキがそんな強いなら後ろに付いて歩いている美人ね姉ちゃんと野性味がある獣人の嬢ちゃんもそうとう強いのか?」
ゼルートが見たい目にそぐわない強者だという事は分からなかったベテランの冒険者だが、後ろの二人の冒険者の実力は大体把握していた。
「強いだろうな。少し前にオークとゴブリンの巣を襲撃する依頼があったんだが、通常種のゴブリンやオークは勿論、上位種だって関係ないとばかり傷一つ貰わずに倒していったからな」
「上位種相手に傷一つ無し・・・・・・なら実力的にはBランク相当なのか?」
「さぁな。あの時の討伐で二人が全力を出したようには見えなかったからな。だがあの二人よりゼルート自身とゼルートの従魔の方がヤバいのは確かだ」
男は運良くゼルートとゲイルの戦いも見ており、戦いの光景を鮮明に覚えていた。
「従魔の方はリザードマンだが、おそらく普通のリザードマンじゃねぇ筈だ。そのリザードマンはゴブリンキングを一対一で倒しやがった」
「!!!! 嘘だろ、幾らんでもそのリザードマンが上位種や仮に希少種だったとしてもゴブリンキングを一対一で倒すとかランクの差的に無理だろ」
「別に信じろとは言わねぇよ。ただ俺はその戦いを少し遠くから見ていた。結果だけ見れば圧勝と言える物だった。でも驚くのはまだ速いぞ、ゼルートの方は単騎でオークキングを倒しやがった」
男の言葉を聞いた周囲のオークとゴブリンの巣の討伐時にいなかった冒険者達は一斉に驚くが、直ぐにそれは流石に嘘だろといった表情になる。
「さっきも言ったが別に信じろとは言わねぇよ。ただあいつはマジで強い。きっと天才と言える部類の人間だ。それも努力を怠らないタイプのな。言っとくが、あいつがギルドにやって来た初日に絡んだ冒険者はボロカスにされて所持していた道具を戦利品として持ってかれ、殆ど一般人と変わらない格好で外に放り出されたからな」
ゼルートの恐ろしさを話で訊いただけだが、それでも冒険者達は今後ゼルートに失礼な態度を取ってはならないと心に決めた。
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