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第240話 残虐性はない……筈?
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「マスター~、同じのもう一杯くださ~~い」
「少しペースが早くありませんか?」
現在、まだバトレア王国内にいるイシュドたち。
イシュドが知り合いの錬金術師に空飛ぶ絨毯を改良してもらったとはいえ、さすがに一日でカラティール神聖国に入国は出来ず、道中の街で一泊していた。
そんな中、引率者であるシドウとアリンダは街のバーに訪れていた。
「別に良いじゃない。向こうに入ったら、度数が高いお酒は呑めないかもしれないし」
「そういう国なんですか?」
シドウはまだこの大陸に訪れてから日は経っておらず、国の事情に関して詳しくなかった。
「ワインは割と呑めるらしいけど、それ以外のお酒はねぇ……はぁ~~~~、本当に気が重~~~い」
「はっはっは! まぁ、乗り掛かった舟? だと思うしかありませんよ。上手く終われば、アリンダ先生の評価が上がって、給料の向上に繋がるかもしれませんよ」
「そうだと良いのだけどね~~~~」
イシュドたちの引率ということもあり、シドウとアリンダには特別手当が支給されることが決定している。
あのイシュドがいる引率ということもあって、その特別手当の額は通常の手当額の約五倍。
嬉しい臨時収入ではあるものの……アリンダからすれば、せめて十倍は寄越せと叫びたかった。
「シドウ先生だってまだ若いのに、愚痴とか出てこないの?」
「俺としては、こうして初めて訪れる大陸を旅行……という言い方は教師という立場上良くないけど、バトレア王国以外の国に行けるのは良い経験だと思ってます」
「良い経験ぇ~~~。そりゃ普通ならそうかもしれないけど、どデカい危険物付きの旅よ?」
どデカい危険物というのは、勿論イシュドのことである。
ある程度交流があり、それなりに親しい仲だと思っているからこそ、そこまで言うほどではないと反論したいところではあるが……初対面時に自分と死合ってほしい!! と言われた時のことを思い出すと……全くもって反論出来なかった。
(懐かしい、と思うにはまだ最近の出来事か)
危険極まりない行動ではあったものの、イシュドが持つ大和に対する思いを知ると、驚きは徐々に薄れていった。
そして、いざ戦い始めれば……シドウもややバーサーカーに近いところがあり、本気で刀を振るうイシュドとの死合いを楽しんでいた。
「イシュドは、自分に降りかかる火の粉を自分で対処出来る優秀な生徒ですよ」
「……成績だけ見ると、あれで筆記の方もそこそこ点数を取ってるのだから、本当に
意外も意外よね~~~」
学園の際に行う筆記試験でもガッツリ点を取るために勉強した時ほど勉強してはいないが、それでも入学時の成績がカンニングだな賄賂だの云々かんぬんだと言われるのが面倒であるため、筆記試験の際には毎回平均以上の得点を取っている。
因みに、実力試験に関しては内容的に百点には収まらないよなということで、毎回限界突破している。
「でも、絨毯で移動してる時の言葉、聞いてたでしょ」
「えぇ。ある程度覚えてますよ。ですが、イシュド自身が特に興味がないというのは、別に咬み付く内容にはならないと思いますけどね」
「……シドウ先生も、イシュドと同じ様な事思ってる感じなの?」
「いいえ。信じている神は違いますが、俺にも多少の信仰心といったものはありますよ。ただ…………俺の国にいるとある侍が、おそらく自分は死ぬだろうと思う戦いに挑む前に、この大陸で言う教会の様な場所に行こうとしたのです」
「大和にもそういう場所にあるのね~」
「ですが、その侍は苦しい時に神頼みなど、気が弛んでいる証拠だと思い、祈るのを止めたらしいです」
結果、その侍はなんとか標的を殺し、生き延びることに成功した。
「ストイックねぇ~~~。まぁ、別に私も強制するものじゃないとは思うけど……あの子、無意識にアンジェーロ学園の生徒たちの逆鱗に触れそうじゃない?」
「そこは否定出来ませんね。その場合、交流戦に参加するアンジェーロ学園の生徒全員対、イシュドの戦いが始まりそうですね」
「……仮にそうなった場合、シドウ先生はどうなると思いますか? 一応、あっちには二次職で聖騎士に転職した生徒がいるんですよ。トップには、クリスティールにも引けを取らない戦う聖女って呼ばれる三年生もいるみたいですし」
「そうですね…………普通の状態で、戦斧を使う。それも、二振りの戦斧。いや、イシュドはわざわざ俺に刀で挑んできたのを考えると、得意武器じゃない武器で挑むかもしれませんね」
「…………やっぱりバカって言うか、普通じゃないって言うか、死にたがり?」
「普通じゃないのは間違ってないでしょうけど、死にたがりは違うと思いますよ。ただ、イシュドは自分が戦いを楽しめるように調整するだけですよ」
「それって、要は舐めプってやつでしょ」
「見方によっては、そう思われる対応ではありますね。ですが、アリンダ先生も二次職までしか転職してない者の差と、三次職に転職している者の差はご存じでしょ」
二次職と三次職の差は大きい。
勿論、絶対にまだ二次職までしか転職してない者が三次職に転職している者に勝てないという道理はない。
だが、イシュドはただの三次職に転職した戦闘者ではない。
「それはそうだけど……向こうには二次職で聖騎士に転職した一年生と、卒業する前には三次職に転職出来ると噂されてる戦う聖女もいるのよ」
「イシュドにとっては、良いスパイスでしかないでしょうね。仮に……勝利以外に判定基準を用意するとしたら…………バーサーカーソウルを使用するか否か。そこが基準になりそうですね」
「その口ぶりからすると、バーサーカーソウルを使えば、それはもう戦いじゃなくなるって感じ?」
「戦いではなく、蹂躙になってしまうでしょうね。イシュドは非常に好戦的な性格をしているけれど、残虐性は持ち合わせてない……でも、アンジェーロ学園の学生たちの態度次第では、目を背けられない現実を見せ付けようとするかもしれませんね」
「なんかもう……イシュドがうっかり学生を殺したりしなければ、交流戦が成功したも同然って思った方が良い感じ?」
「かもしれませんね」
交流戦で死亡事故などが起これば、国際問題に発展すること間違いなし。
イシュドがそれを解らないほど馬鹿だとは思っていない二人ではあるが、イシュド・レグラとカラティール神聖国という宗教国家というマッチング上……絶対安心出来る要素はやはり欠片もなかった。
「少しペースが早くありませんか?」
現在、まだバトレア王国内にいるイシュドたち。
イシュドが知り合いの錬金術師に空飛ぶ絨毯を改良してもらったとはいえ、さすがに一日でカラティール神聖国に入国は出来ず、道中の街で一泊していた。
そんな中、引率者であるシドウとアリンダは街のバーに訪れていた。
「別に良いじゃない。向こうに入ったら、度数が高いお酒は呑めないかもしれないし」
「そういう国なんですか?」
シドウはまだこの大陸に訪れてから日は経っておらず、国の事情に関して詳しくなかった。
「ワインは割と呑めるらしいけど、それ以外のお酒はねぇ……はぁ~~~~、本当に気が重~~~い」
「はっはっは! まぁ、乗り掛かった舟? だと思うしかありませんよ。上手く終われば、アリンダ先生の評価が上がって、給料の向上に繋がるかもしれませんよ」
「そうだと良いのだけどね~~~~」
イシュドたちの引率ということもあり、シドウとアリンダには特別手当が支給されることが決定している。
あのイシュドがいる引率ということもあって、その特別手当の額は通常の手当額の約五倍。
嬉しい臨時収入ではあるものの……アリンダからすれば、せめて十倍は寄越せと叫びたかった。
「シドウ先生だってまだ若いのに、愚痴とか出てこないの?」
「俺としては、こうして初めて訪れる大陸を旅行……という言い方は教師という立場上良くないけど、バトレア王国以外の国に行けるのは良い経験だと思ってます」
「良い経験ぇ~~~。そりゃ普通ならそうかもしれないけど、どデカい危険物付きの旅よ?」
どデカい危険物というのは、勿論イシュドのことである。
ある程度交流があり、それなりに親しい仲だと思っているからこそ、そこまで言うほどではないと反論したいところではあるが……初対面時に自分と死合ってほしい!! と言われた時のことを思い出すと……全くもって反論出来なかった。
(懐かしい、と思うにはまだ最近の出来事か)
危険極まりない行動ではあったものの、イシュドが持つ大和に対する思いを知ると、驚きは徐々に薄れていった。
そして、いざ戦い始めれば……シドウもややバーサーカーに近いところがあり、本気で刀を振るうイシュドとの死合いを楽しんでいた。
「イシュドは、自分に降りかかる火の粉を自分で対処出来る優秀な生徒ですよ」
「……成績だけ見ると、あれで筆記の方もそこそこ点数を取ってるのだから、本当に
意外も意外よね~~~」
学園の際に行う筆記試験でもガッツリ点を取るために勉強した時ほど勉強してはいないが、それでも入学時の成績がカンニングだな賄賂だの云々かんぬんだと言われるのが面倒であるため、筆記試験の際には毎回平均以上の得点を取っている。
因みに、実力試験に関しては内容的に百点には収まらないよなということで、毎回限界突破している。
「でも、絨毯で移動してる時の言葉、聞いてたでしょ」
「えぇ。ある程度覚えてますよ。ですが、イシュド自身が特に興味がないというのは、別に咬み付く内容にはならないと思いますけどね」
「……シドウ先生も、イシュドと同じ様な事思ってる感じなの?」
「いいえ。信じている神は違いますが、俺にも多少の信仰心といったものはありますよ。ただ…………俺の国にいるとある侍が、おそらく自分は死ぬだろうと思う戦いに挑む前に、この大陸で言う教会の様な場所に行こうとしたのです」
「大和にもそういう場所にあるのね~」
「ですが、その侍は苦しい時に神頼みなど、気が弛んでいる証拠だと思い、祈るのを止めたらしいです」
結果、その侍はなんとか標的を殺し、生き延びることに成功した。
「ストイックねぇ~~~。まぁ、別に私も強制するものじゃないとは思うけど……あの子、無意識にアンジェーロ学園の生徒たちの逆鱗に触れそうじゃない?」
「そこは否定出来ませんね。その場合、交流戦に参加するアンジェーロ学園の生徒全員対、イシュドの戦いが始まりそうですね」
「……仮にそうなった場合、シドウ先生はどうなると思いますか? 一応、あっちには二次職で聖騎士に転職した生徒がいるんですよ。トップには、クリスティールにも引けを取らない戦う聖女って呼ばれる三年生もいるみたいですし」
「そうですね…………普通の状態で、戦斧を使う。それも、二振りの戦斧。いや、イシュドはわざわざ俺に刀で挑んできたのを考えると、得意武器じゃない武器で挑むかもしれませんね」
「…………やっぱりバカって言うか、普通じゃないって言うか、死にたがり?」
「普通じゃないのは間違ってないでしょうけど、死にたがりは違うと思いますよ。ただ、イシュドは自分が戦いを楽しめるように調整するだけですよ」
「それって、要は舐めプってやつでしょ」
「見方によっては、そう思われる対応ではありますね。ですが、アリンダ先生も二次職までしか転職してない者の差と、三次職に転職している者の差はご存じでしょ」
二次職と三次職の差は大きい。
勿論、絶対にまだ二次職までしか転職してない者が三次職に転職している者に勝てないという道理はない。
だが、イシュドはただの三次職に転職した戦闘者ではない。
「それはそうだけど……向こうには二次職で聖騎士に転職した一年生と、卒業する前には三次職に転職出来ると噂されてる戦う聖女もいるのよ」
「イシュドにとっては、良いスパイスでしかないでしょうね。仮に……勝利以外に判定基準を用意するとしたら…………バーサーカーソウルを使用するか否か。そこが基準になりそうですね」
「その口ぶりからすると、バーサーカーソウルを使えば、それはもう戦いじゃなくなるって感じ?」
「戦いではなく、蹂躙になってしまうでしょうね。イシュドは非常に好戦的な性格をしているけれど、残虐性は持ち合わせてない……でも、アンジェーロ学園の学生たちの態度次第では、目を背けられない現実を見せ付けようとするかもしれませんね」
「なんかもう……イシュドがうっかり学生を殺したりしなければ、交流戦が成功したも同然って思った方が良い感じ?」
「かもしれませんね」
交流戦で死亡事故などが起これば、国際問題に発展すること間違いなし。
イシュドがそれを解らないほど馬鹿だとは思っていない二人ではあるが、イシュド・レグラとカラティール神聖国という宗教国家というマッチング上……絶対安心出来る要素はやはり欠片もなかった。
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