141 / 246
第141話 認識の違い
しおりを挟む
「ふっふっふ」
「おいおい、何を笑ってん、だ!!!!!」
ザ・怪物と人間の形をした怪物たちが激闘を始めて数分。
当然ながら、まだ決着は着いていなかった。
「俺たちの目的は、征服。それは、間違いない。しかし、お前の様な強者と戦うのも、また目的の一つ」
最初からクライマックスでいくと吼えて攻撃を仕掛けたイシュドだったが、いまだ決着は着いていなかった。
「だからこそ、お前の様な強者と出会たことを、嬉しく、思う」
「そうかよ! そいつぁ……俺も同じだ!!!!!!」
状況が状況であるため、もし自分たちが死んでしまったら、という微かな不安はある。
どれだけイシュド、レオル、リストがダメージを与え、ギリギリまで追い込んだとしても……キングの名を冠する三体は、正真正銘の怪物。
本来のオークキングとコボルトキングであれば、ガルフたちが死力を尽くして戦えば勝てないこともないのだが、現在レオルとリストが戦っている個体は、明らかにリザードマンキングと同じAランクの領域に到達している。
「しかし、お前は捨てないのか?」
「何を、だっ!!!???」
ある程度動きが読めるようになってきたイシュド。
手数では勝っているため、徐々にリザードマンキングの鱗に切傷が増えていくも、一気に勝負を決められるほど深くは刻めていない。
「豚のと、狼の奴と戦っている、者たちは強い。しかし、お前がここに連れてきた、者たちは、お前たちほど、強くはないだろ」
同族を率いていることに嫌気がさし、王でありながら王の責務を放棄した。
そんなリザードマンキングから見て、イシュドという人間は間違いなく自分たちと同じ、生まれながらの強者。
仲間を率いて活動出来る器を感じることは出来るが、自分たちと同じく……横に並べる相手は、滅多にいないと見た。
「なるほど、なっ!!! 目的の為に、必要のない物は、捨てた。それで得られる強さも、あるって言いたい、のか!!??」
「そういった解釈で、合っている」
連続で放たれる旋風の斬撃。
躱すこともできるが、万が一もあり得る。
ガルフたちに当たらずとも、把握出来てない離れた場所の冒険者等に当たるかもしれない。
そんな心配事が浮かんでしまう程に、放たれる斬撃刃はどれも鋭い。
故に、全てかき消す。
「そう、いう、事か!!!! そりゃあ! 認識の、違いって、奴だな!!!」
「ほぅ。認識の違い、か」
旋風の斬撃刃を全てかき消された光景を見ても、リザードマンキングは一ミリも焦りを顔に出すことはなく……ほんの少し口端を吊り上げ、淡々とそこら辺のロングソード使いに負けてない剣技でイシュドを攻める。
「俺にとって、あいつらは……まっ、あれだ!! ダチ、友人って、奴だ!!!」
「ダチ、友人、と。それは、仲間とは、違うのか」
「生きるか死ぬか、そんな世界で生きてる奴には、解らねぇ関係、だろうな!!!!!」
流暢に人の言葉を喋るものの、人間社会の常識などを知っている訳ではない。
なんとなく……人の街を治めている者は、偉い者なのだろう……とは思っているものの、その偉い者が貴族という立場の人間であることなども、当然知らない。
「自分と同列じゃない。だから邪魔だ、切り捨てる、って考えに、ならねぇ大事な存在って、奴だ!!!!」
「大事な存在……俺にとっては、豚のと、狼の。そして、この剣だ、な」
イシュドが街の職人に頼み、制作してもらった一級品の戦斧と何度も何度もぶつかり合うが、折れるどころか欠けもしない。
「弱肉強食の社会、じゃあ!! 同列な存在だけが、そうなるのかも、な!! けどな、人間の社会はそうじゃ、ねぇってこった!!!!」
「っ!!??」
武技、スキルレベル二……震脚を行い、リザードマンキングの足場を揺らし、急接近。
踏ん張りが効かずに押されるも、まだリザードマンキングもロングソードも戦闘続行可能。
「多分お前が! この気持ちを、考えを!! 解ることは、ねぇよ!!!」
「ッ!!! それは、それで、気になる考え、だな」
しかし、ここが分かれ目だと判断したイシュドは肺に酸素を送り込み、止まらない連撃を開始。
「考えるだけ、無駄だ!!!!! 何故なら、ここでお前は、死ぬからなぁあああああああああああああああああッ!!!!!!!!!」
セリフが完全に悪役側である。
だが、イシュドは別に正義の味方を気取りたい訳ではない。
ただ目の前の王であり王に非ず……自ら前に立ち、強者を打ちのめさんとする怪物に敬意を表し……殺しにいく。
「ぬぅううううんッ!!!!!!!」
連撃の勢いがほんの僅かに衰えた瞬間、剣技……剛刃瞬閃が放たれた。
その威力は、剣鬼が放った斬撃をも超える鋭さを秘めており、そのまま見過ごせば、誰かが犠牲になる。
「破ッ!!!!!!!!」
イシュドが出した答えは、至って単純。
ここで……ここで、バーサーカーソウルを発動。
斧技、轟斧両断を同時に発動し剛刃瞬閃を打ち崩すことだけに意識を向けた。
その結果、戦場をひび割れさせるほどの激突音が響き渡る。
(チッ!!!! クソ最高過ぎんだろうがッ!!!!!!)
リザードマンキングが使用していたロングソードは、完全に……中央から眼に見えて解る形で折れた。
だが、それと同時にイシュドが両手に持っていた戦斧も弾かれ、後方へ跳んでいってしまった。
互いに得物を失ってしまった状態となったが……イシュドは痺れてほんの数秒、使い物にならなくなった両腕を無視して駆け出し、リザードマンキングの腹に蹴りを叩き込もうとした。
「ッ!!!!!!!!!!」
(うっ、おあっ!!!!!!!??????)
何かを隠していたのは、イシュドだけではなかった。
両腕が痺れて数秒間、使い物にならなくなっていたのはリザードマンキングも同じ。
イシュドの腕が使い物にならなければ、脚を使えば良いという判断速度はまさに最速最善の判断だった。
だが、腕が使い物にならなくなれば……他の何かを使えるのはイシュドだけではなく、リザードマンキングも同様であり、繰り出した攻撃は……ブレス。
実戦で殆ど使用したことがない、正真正銘リザードマンキングの隠し玉だった。
「おいおい、何を笑ってん、だ!!!!!」
ザ・怪物と人間の形をした怪物たちが激闘を始めて数分。
当然ながら、まだ決着は着いていなかった。
「俺たちの目的は、征服。それは、間違いない。しかし、お前の様な強者と戦うのも、また目的の一つ」
最初からクライマックスでいくと吼えて攻撃を仕掛けたイシュドだったが、いまだ決着は着いていなかった。
「だからこそ、お前の様な強者と出会たことを、嬉しく、思う」
「そうかよ! そいつぁ……俺も同じだ!!!!!!」
状況が状況であるため、もし自分たちが死んでしまったら、という微かな不安はある。
どれだけイシュド、レオル、リストがダメージを与え、ギリギリまで追い込んだとしても……キングの名を冠する三体は、正真正銘の怪物。
本来のオークキングとコボルトキングであれば、ガルフたちが死力を尽くして戦えば勝てないこともないのだが、現在レオルとリストが戦っている個体は、明らかにリザードマンキングと同じAランクの領域に到達している。
「しかし、お前は捨てないのか?」
「何を、だっ!!!???」
ある程度動きが読めるようになってきたイシュド。
手数では勝っているため、徐々にリザードマンキングの鱗に切傷が増えていくも、一気に勝負を決められるほど深くは刻めていない。
「豚のと、狼の奴と戦っている、者たちは強い。しかし、お前がここに連れてきた、者たちは、お前たちほど、強くはないだろ」
同族を率いていることに嫌気がさし、王でありながら王の責務を放棄した。
そんなリザードマンキングから見て、イシュドという人間は間違いなく自分たちと同じ、生まれながらの強者。
仲間を率いて活動出来る器を感じることは出来るが、自分たちと同じく……横に並べる相手は、滅多にいないと見た。
「なるほど、なっ!!! 目的の為に、必要のない物は、捨てた。それで得られる強さも、あるって言いたい、のか!!??」
「そういった解釈で、合っている」
連続で放たれる旋風の斬撃。
躱すこともできるが、万が一もあり得る。
ガルフたちに当たらずとも、把握出来てない離れた場所の冒険者等に当たるかもしれない。
そんな心配事が浮かんでしまう程に、放たれる斬撃刃はどれも鋭い。
故に、全てかき消す。
「そう、いう、事か!!!! そりゃあ! 認識の、違いって、奴だな!!!」
「ほぅ。認識の違い、か」
旋風の斬撃刃を全てかき消された光景を見ても、リザードマンキングは一ミリも焦りを顔に出すことはなく……ほんの少し口端を吊り上げ、淡々とそこら辺のロングソード使いに負けてない剣技でイシュドを攻める。
「俺にとって、あいつらは……まっ、あれだ!! ダチ、友人って、奴だ!!!」
「ダチ、友人、と。それは、仲間とは、違うのか」
「生きるか死ぬか、そんな世界で生きてる奴には、解らねぇ関係、だろうな!!!!!」
流暢に人の言葉を喋るものの、人間社会の常識などを知っている訳ではない。
なんとなく……人の街を治めている者は、偉い者なのだろう……とは思っているものの、その偉い者が貴族という立場の人間であることなども、当然知らない。
「自分と同列じゃない。だから邪魔だ、切り捨てる、って考えに、ならねぇ大事な存在って、奴だ!!!!」
「大事な存在……俺にとっては、豚のと、狼の。そして、この剣だ、な」
イシュドが街の職人に頼み、制作してもらった一級品の戦斧と何度も何度もぶつかり合うが、折れるどころか欠けもしない。
「弱肉強食の社会、じゃあ!! 同列な存在だけが、そうなるのかも、な!! けどな、人間の社会はそうじゃ、ねぇってこった!!!!」
「っ!!??」
武技、スキルレベル二……震脚を行い、リザードマンキングの足場を揺らし、急接近。
踏ん張りが効かずに押されるも、まだリザードマンキングもロングソードも戦闘続行可能。
「多分お前が! この気持ちを、考えを!! 解ることは、ねぇよ!!!」
「ッ!!! それは、それで、気になる考え、だな」
しかし、ここが分かれ目だと判断したイシュドは肺に酸素を送り込み、止まらない連撃を開始。
「考えるだけ、無駄だ!!!!! 何故なら、ここでお前は、死ぬからなぁあああああああああああああああああッ!!!!!!!!!」
セリフが完全に悪役側である。
だが、イシュドは別に正義の味方を気取りたい訳ではない。
ただ目の前の王であり王に非ず……自ら前に立ち、強者を打ちのめさんとする怪物に敬意を表し……殺しにいく。
「ぬぅううううんッ!!!!!!!」
連撃の勢いがほんの僅かに衰えた瞬間、剣技……剛刃瞬閃が放たれた。
その威力は、剣鬼が放った斬撃をも超える鋭さを秘めており、そのまま見過ごせば、誰かが犠牲になる。
「破ッ!!!!!!!!」
イシュドが出した答えは、至って単純。
ここで……ここで、バーサーカーソウルを発動。
斧技、轟斧両断を同時に発動し剛刃瞬閃を打ち崩すことだけに意識を向けた。
その結果、戦場をひび割れさせるほどの激突音が響き渡る。
(チッ!!!! クソ最高過ぎんだろうがッ!!!!!!)
リザードマンキングが使用していたロングソードは、完全に……中央から眼に見えて解る形で折れた。
だが、それと同時にイシュドが両手に持っていた戦斧も弾かれ、後方へ跳んでいってしまった。
互いに得物を失ってしまった状態となったが……イシュドは痺れてほんの数秒、使い物にならなくなった両腕を無視して駆け出し、リザードマンキングの腹に蹴りを叩き込もうとした。
「ッ!!!!!!!!!!」
(うっ、おあっ!!!!!!!??????)
何かを隠していたのは、イシュドだけではなかった。
両腕が痺れて数秒間、使い物にならなくなっていたのはリザードマンキングも同じ。
イシュドの腕が使い物にならなければ、脚を使えば良いという判断速度はまさに最速最善の判断だった。
だが、腕が使い物にならなくなれば……他の何かを使えるのはイシュドだけではなく、リザードマンキングも同様であり、繰り出した攻撃は……ブレス。
実戦で殆ど使用したことがない、正真正銘リザードマンキングの隠し玉だった。
377
お気に入りに追加
1,780
あなたにおすすめの小説
【完結】死がふたりを分かつとも
杜野秋人
恋愛
「捕らえよ!この女は地下牢へでも入れておけ!」
私の命を受けて会場警護の任に就いていた騎士たちが動き出し、またたく間に驚く女を取り押さえる。そうして引っ立てられ連れ出される姿を見ながら、私は心の中だけでそっと安堵の息を吐く。
ああ、やった。
とうとうやり遂げた。
これでもう、彼女を脅かす悪役はいない。
私は晴れて、彼女を輝かしい未来へ進ませることができるんだ。
自分が前世で大ヒットしてTVアニメ化もされた、乙女ゲームの世界に転生していると気づいたのは6歳の時。以来、前世での最推しだった悪役令嬢を救うことが人生の指針になった。
彼女は、悪役令嬢は私の婚約者となる。そして学園の卒業パーティーで断罪され、どのルートを辿っても悲惨な最期を迎えてしまう。
それを回避する方法はただひとつ。本来なら初回クリア後でなければ解放されない“悪役令嬢ルート”に進んで、“逆ざまあ”でクリアするしかない。
やれるかどうか何とも言えない。
だがやらなければ彼女に待っているのは“死”だ。
だから彼女は、メイン攻略対象者の私が、必ず救う⸺!
◆男性(王子)主人公の乙女ゲーもの。主人公は転生者です。
詳しく設定を作ってないので、固有名詞はありません。
◆全10話で完結予定。毎日1話ずつ投稿します。
1話あたり2000字〜3000字程度でサラッと読めます。
◆公開初日から恋愛ランキング入りしました!ありがとうございます!
◆この物語は小説家になろうでも同時投稿します。
婚約破棄にも寝過ごした
シアノ
恋愛
悪役令嬢なんて面倒くさい。
とにかくひたすら寝ていたい。
三度の飯より睡眠が好きな私、エルミーヌ・バタンテールはある朝不意に、この世界が前世にあったドキラブ夢なんちゃらという乙女ゲームによく似ているなーと気が付いたのだった。
そして私は、悪役令嬢と呼ばれるライバルポジションで、最終的に断罪されて塔に幽閉されて一生を送ることになるらしい。
それって──最高じゃない?
ひたすら寝て過ごすためなら努力も惜しまない!まずは寝るけど!おやすみなさい!
10/25 続きました。3はライオール視点、4はエルミーヌ視点です。
これで完結となります。ありがとうございました!
よくある父親の再婚で意地悪な義母と義妹が来たけどヒロインが○○○だったら………
naturalsoft
恋愛
なろうの方で日間異世界恋愛ランキング1位!ありがとうございます!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最近よくある、父親が再婚して出来た義母と義妹が、前妻の娘であるヒロインをイジメて追い出してしまう話………
でも、【権力】って婿養子の父親より前妻の娘である私が持ってのは知ってます?家を継ぐのも、死んだお母様の直系の血筋である【私】なのですよ?
まったく、どうして多くの小説ではバカ正直にイジメられるのかしら?
少女はパタンッと本を閉じる。
そして悪巧みしていそうな笑みを浮かべて──
アタイはそんな無様な事にはならねぇけどな!
くははははっ!!!
静かな部屋の中で、少女の笑い声がこだまするのだった。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
★恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
連載希望のコメントをいただきましたので、
連載に向け準備中です。
*他サイトでも公開中
日間総合ランキング2位に入りました!
フェル 森で助けた女性騎士に一目惚れして、その後イチャイチャしながらずっと一緒に暮らす話
カトウ
ファンタジー
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
チートなんてない。
日本で生きてきたという曖昧な記憶を持って、少年は育った。
自分にも何かすごい力があるんじゃないか。そう思っていたけれど全くパッとしない。
魔法?生活魔法しか使えませんけど。
物作り?こんな田舎で何ができるんだ。
狩り?僕が狙えば獲物が逃げていくよ。
そんな僕も15歳。成人の年になる。
何もない田舎から都会に出て仕事を探そうと考えていた矢先、森で倒れている美しい女性騎士をみつける。
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
女性騎士に一目惚れしてしまった、少し人と変わった考えを方を持つ青年が、いろいろな人と関わりながら、ゆっくりと成長していく物語。
になればいいと思っています。
皆様の感想。いただけたら嬉しいです。
面白い。少しでも思っていただけたらお気に入りに登録をぜひお願いいたします。
よろしくお願いします!
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿しております。
続きが気になる!もしそう思っていただけたのならこちらでもお読みいただけます。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
婚約破棄されたので王子様を憎むけど息子が可愛すぎて何がいけない?
tartan321
恋愛
「君との婚約を破棄する!!!!」
「ええ、どうぞ。そのかわり、私の大切な子供は引き取りますので……」
子供を溺愛する母親令嬢の物語です。明日に完結します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる