2 / 246
第2話 可能性の塊
しおりを挟む
「儂はお前の曾爺ちゃんだ、イシュド」
「は、はい……えっと、イシュドです、よろしくお願いします」
事前に従者から連絡を受けていたため、曾祖父にあたる人物……ロベルトが自分の元を訪れることは知っていた。
ただ、その威圧感に圧倒されていた。
既に異世界での生活が始まって、早四年。
屋敷の中には実力者たちが多くいるため、なんとなく……雰囲気で強さが解るようになってきた。
そんな中で……まるでその圧を抑えていないロベルトの雰囲気は、あまりにも跳び抜けていた。
「ふふ、儂の強さがスキルなしで解るか」
「その、細かく解りませんけど、色々とぶっ飛んでることだけは解ります。なんというか……俺からすれば、半神に近い存在ですね」
「ほぅ……半神か。面白い表現をするな。とはいえ、もう少し強くなることが出来れば、確かに半神の領域に踏み込めるかもしれんな」
冗談を言っているようには聞こえない。
イシュドはそれらの情報だけで、ロベルトがもう直ぐレベル百という領域に到達するのを察した。
(れ、レベル百って確か、歴史上で数えるほどの人数しか到達してない領域、なんだよな? ……えっ、マジかよ。化け物って言うか怪物って言うか……最終兵器?)
イシュドの頭が混乱するのも無理はない。
「さぁ、稽古を始めるぞ」
「は、はいっ!!!!!」
最終兵器、ロベルトが指導を行う……とはいっても、内容としては殆ど今までイシュドが行っていることと変わらない。
(こ奴は、儂の後を継げる可能性がある)
その様な思いを持っているため、武器の訓練に入るとイシュドに大剣や戦斧、もしくは大戦斧やハルバードの使用を勧める。
「イシュド、お前には狂戦士を極められる可能性がある」
「ッ!!!」
地上最強とも噂されている人物からそう評価されては、思考が揺れるというもの。
イシュドとしても、ロベルトが提示した武器に興味はある。
一通り体力が持つ限りロベルトの指導を受け……一時間もしない内にぶっ倒れる。
当然と言えば当然の状態であり、寧ろ数十分も持ったイシュドがやはり異常。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……ふぅーーーーーー」
偶に飛んでくる指導内容を反復を繰り返して修正。
四十代程までは超感覚派のロベルトだったが、いつからかある程度は自身の伝えたい事を言語化出来るようになっていた。
(儂に言われるまでもなく、体力の限界が来たら座禅を組み、体内の魔力を循環しながら瞑想を始めおった……ふっふっふ、五歳になったら直ぐに戦場に向かえそうじゃな)
伝えたい事を言語化出来るようになっても、やはり彼は脳筋だった。
五歳というあまりにも若過ぎる年齢でモンスターと戦わせる……ハッキリ言って虐待である。
五歳という年齢になれば、職業という恩恵を神から得られる。
職業の種類は個人の才能、歩んで来た道なりによって変わる。
(戦士、槍士、剣士……いや、これだけの魔力操作技術があるなら、魔法使いを得てもおかしくないか……ふっふっふ、この子の可能性が恐ろしいな)
ロベルトはイシュドの戦闘訓練に対する考えや姿勢だけに驚いてるのではない。
イシュドはレグラの者たちが、ほぼ遺伝的に嫌うであろう勉学にもそれなりの興味を持っている。
加えて明らかに接近戦の才を持っていながらも、魔法や錬金術といった分野にも興味津々。
挙句の果てには料理にまで興味を持っている。
(これがあの子の考えたハンバーグという料理か……うむ、美味いな)
実際にはイシュドが考えたわけではないが、ハンバーグの美味さにもしイシュドが料理人の道に進んでしまう未来が、脳内に浮かんでしまった。
(いかんいかん、それはいかん。いや、決めるのはイシュドじゃが……あり得るか?)
レグラ家に生まれた者たちは、例外なく戦闘系の職業を選ぶ、そこからステップアップしていく。
誰一人他の道に逸れた者はいない。
だが……今日一日、ほぼイシュドと共に過ごしたロベルトには解ってっしまう。
イシュドにはあまりにも多くの可能性が眠っている。
そしてその可能性に対する姿勢は、戦闘訓練に対する姿勢と殆ど変わらない。
それ故にもしやという不安が過る。
「他の道ですか? 興味はありますけど、兄さんや姉さんたちと同じく、戦士の道に進むことだけは決めてますよ。その他のことは趣味で十分です」
マンツーマンの指導が始まってから二日目、ロベルトは自然を装い、将来どの様な道に進みたいのかと尋ねた。
この時、イシュドはほんの数秒ほど考え込んだが、直ぐに戦士としての道以外には興味はないと伝えた。
趣味は趣味であるからこそ、疲れた体に癒しを与えてくれる。
それがイシュドの持論であった。
本当にまだ体は幼いが……本当に体力の限界が来るまで動き続けられる謎の自信がある。
そんな根拠のない自信が継続していることもあって、イシュドとのマンツーマン指導が始まってからも戦闘訓練が嫌いになることは全くない。
そんなイシュドも……遂に五歳の誕生日を迎えた。
「イシュド、どういった職業を選べそうだ?」
父からの問いに、イシュドは一つの紙に就くことが出来る職業を書いていく。
(剣士、短剣士、槍士、戦士、武道家、魔法使い、料理見習い、錬金術師見習い、丁稚……恐ろしいほどの候補数だな)
結果として、イシュドが初めて就くことが出来る職業の数は……十。
これは半神に届きうる戦闘力を持つロベルトと同じく、歴史上数えるほどの者しか持ちえない可能性の塊。
「父さん、俺はとりあえずこの職業を選ぼうと思います」
「……うん、良いんじゃないか」
イシュド指さした職業名は……魔戦士。
職業候補に戦士と魔法使いがあれば、可能性としては十分あり得る話ではある。
そう、可能性としてはあり得なくないのだが……それはレベルが二十五に達し、二次転職を行えるようになってからの場合である。
(魔戦士か……うん、全然ありだ。寧ろイシュドの可能性を考えるとそれしか……って、なにッ!!!!????)
アルバは息子が選択したい候補を聞いてから約十秒後、ようやくそのあり得なさに気付いた。
「い、イシュド……その職業は、本当に選択できる、のか?」
「はい、候補欄にあります」
「そうか……それなら、お前の考えた通りそれを選ぶと良い」
こうしてイシュドはたった五歳という年齢ながら、魔戦士という……なんとも年齢に似合わない職業に就くことになった。
「は、はい……えっと、イシュドです、よろしくお願いします」
事前に従者から連絡を受けていたため、曾祖父にあたる人物……ロベルトが自分の元を訪れることは知っていた。
ただ、その威圧感に圧倒されていた。
既に異世界での生活が始まって、早四年。
屋敷の中には実力者たちが多くいるため、なんとなく……雰囲気で強さが解るようになってきた。
そんな中で……まるでその圧を抑えていないロベルトの雰囲気は、あまりにも跳び抜けていた。
「ふふ、儂の強さがスキルなしで解るか」
「その、細かく解りませんけど、色々とぶっ飛んでることだけは解ります。なんというか……俺からすれば、半神に近い存在ですね」
「ほぅ……半神か。面白い表現をするな。とはいえ、もう少し強くなることが出来れば、確かに半神の領域に踏み込めるかもしれんな」
冗談を言っているようには聞こえない。
イシュドはそれらの情報だけで、ロベルトがもう直ぐレベル百という領域に到達するのを察した。
(れ、レベル百って確か、歴史上で数えるほどの人数しか到達してない領域、なんだよな? ……えっ、マジかよ。化け物って言うか怪物って言うか……最終兵器?)
イシュドの頭が混乱するのも無理はない。
「さぁ、稽古を始めるぞ」
「は、はいっ!!!!!」
最終兵器、ロベルトが指導を行う……とはいっても、内容としては殆ど今までイシュドが行っていることと変わらない。
(こ奴は、儂の後を継げる可能性がある)
その様な思いを持っているため、武器の訓練に入るとイシュドに大剣や戦斧、もしくは大戦斧やハルバードの使用を勧める。
「イシュド、お前には狂戦士を極められる可能性がある」
「ッ!!!」
地上最強とも噂されている人物からそう評価されては、思考が揺れるというもの。
イシュドとしても、ロベルトが提示した武器に興味はある。
一通り体力が持つ限りロベルトの指導を受け……一時間もしない内にぶっ倒れる。
当然と言えば当然の状態であり、寧ろ数十分も持ったイシュドがやはり異常。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……ふぅーーーーーー」
偶に飛んでくる指導内容を反復を繰り返して修正。
四十代程までは超感覚派のロベルトだったが、いつからかある程度は自身の伝えたい事を言語化出来るようになっていた。
(儂に言われるまでもなく、体力の限界が来たら座禅を組み、体内の魔力を循環しながら瞑想を始めおった……ふっふっふ、五歳になったら直ぐに戦場に向かえそうじゃな)
伝えたい事を言語化出来るようになっても、やはり彼は脳筋だった。
五歳というあまりにも若過ぎる年齢でモンスターと戦わせる……ハッキリ言って虐待である。
五歳という年齢になれば、職業という恩恵を神から得られる。
職業の種類は個人の才能、歩んで来た道なりによって変わる。
(戦士、槍士、剣士……いや、これだけの魔力操作技術があるなら、魔法使いを得てもおかしくないか……ふっふっふ、この子の可能性が恐ろしいな)
ロベルトはイシュドの戦闘訓練に対する考えや姿勢だけに驚いてるのではない。
イシュドはレグラの者たちが、ほぼ遺伝的に嫌うであろう勉学にもそれなりの興味を持っている。
加えて明らかに接近戦の才を持っていながらも、魔法や錬金術といった分野にも興味津々。
挙句の果てには料理にまで興味を持っている。
(これがあの子の考えたハンバーグという料理か……うむ、美味いな)
実際にはイシュドが考えたわけではないが、ハンバーグの美味さにもしイシュドが料理人の道に進んでしまう未来が、脳内に浮かんでしまった。
(いかんいかん、それはいかん。いや、決めるのはイシュドじゃが……あり得るか?)
レグラ家に生まれた者たちは、例外なく戦闘系の職業を選ぶ、そこからステップアップしていく。
誰一人他の道に逸れた者はいない。
だが……今日一日、ほぼイシュドと共に過ごしたロベルトには解ってっしまう。
イシュドにはあまりにも多くの可能性が眠っている。
そしてその可能性に対する姿勢は、戦闘訓練に対する姿勢と殆ど変わらない。
それ故にもしやという不安が過る。
「他の道ですか? 興味はありますけど、兄さんや姉さんたちと同じく、戦士の道に進むことだけは決めてますよ。その他のことは趣味で十分です」
マンツーマンの指導が始まってから二日目、ロベルトは自然を装い、将来どの様な道に進みたいのかと尋ねた。
この時、イシュドはほんの数秒ほど考え込んだが、直ぐに戦士としての道以外には興味はないと伝えた。
趣味は趣味であるからこそ、疲れた体に癒しを与えてくれる。
それがイシュドの持論であった。
本当にまだ体は幼いが……本当に体力の限界が来るまで動き続けられる謎の自信がある。
そんな根拠のない自信が継続していることもあって、イシュドとのマンツーマン指導が始まってからも戦闘訓練が嫌いになることは全くない。
そんなイシュドも……遂に五歳の誕生日を迎えた。
「イシュド、どういった職業を選べそうだ?」
父からの問いに、イシュドは一つの紙に就くことが出来る職業を書いていく。
(剣士、短剣士、槍士、戦士、武道家、魔法使い、料理見習い、錬金術師見習い、丁稚……恐ろしいほどの候補数だな)
結果として、イシュドが初めて就くことが出来る職業の数は……十。
これは半神に届きうる戦闘力を持つロベルトと同じく、歴史上数えるほどの者しか持ちえない可能性の塊。
「父さん、俺はとりあえずこの職業を選ぼうと思います」
「……うん、良いんじゃないか」
イシュド指さした職業名は……魔戦士。
職業候補に戦士と魔法使いがあれば、可能性としては十分あり得る話ではある。
そう、可能性としてはあり得なくないのだが……それはレベルが二十五に達し、二次転職を行えるようになってからの場合である。
(魔戦士か……うん、全然ありだ。寧ろイシュドの可能性を考えるとそれしか……って、なにッ!!!!????)
アルバは息子が選択したい候補を聞いてから約十秒後、ようやくそのあり得なさに気付いた。
「い、イシュド……その職業は、本当に選択できる、のか?」
「はい、候補欄にあります」
「そうか……それなら、お前の考えた通りそれを選ぶと良い」
こうしてイシュドはたった五歳という年齢ながら、魔戦士という……なんとも年齢に似合わない職業に就くことになった。
1,033
お気に入りに追加
1,780
あなたにおすすめの小説
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
★恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
連載希望のコメントをいただきましたので、
連載に向け準備中です。
*他サイトでも公開中
日間総合ランキング2位に入りました!
【完結】死がふたりを分かつとも
杜野秋人
恋愛
「捕らえよ!この女は地下牢へでも入れておけ!」
私の命を受けて会場警護の任に就いていた騎士たちが動き出し、またたく間に驚く女を取り押さえる。そうして引っ立てられ連れ出される姿を見ながら、私は心の中だけでそっと安堵の息を吐く。
ああ、やった。
とうとうやり遂げた。
これでもう、彼女を脅かす悪役はいない。
私は晴れて、彼女を輝かしい未来へ進ませることができるんだ。
自分が前世で大ヒットしてTVアニメ化もされた、乙女ゲームの世界に転生していると気づいたのは6歳の時。以来、前世での最推しだった悪役令嬢を救うことが人生の指針になった。
彼女は、悪役令嬢は私の婚約者となる。そして学園の卒業パーティーで断罪され、どのルートを辿っても悲惨な最期を迎えてしまう。
それを回避する方法はただひとつ。本来なら初回クリア後でなければ解放されない“悪役令嬢ルート”に進んで、“逆ざまあ”でクリアするしかない。
やれるかどうか何とも言えない。
だがやらなければ彼女に待っているのは“死”だ。
だから彼女は、メイン攻略対象者の私が、必ず救う⸺!
◆男性(王子)主人公の乙女ゲーもの。主人公は転生者です。
詳しく設定を作ってないので、固有名詞はありません。
◆全10話で完結予定。毎日1話ずつ投稿します。
1話あたり2000字〜3000字程度でサラッと読めます。
◆公開初日から恋愛ランキング入りしました!ありがとうございます!
◆この物語は小説家になろうでも同時投稿します。
よくある父親の再婚で意地悪な義母と義妹が来たけどヒロインが○○○だったら………
naturalsoft
恋愛
なろうの方で日間異世界恋愛ランキング1位!ありがとうございます!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最近よくある、父親が再婚して出来た義母と義妹が、前妻の娘であるヒロインをイジメて追い出してしまう話………
でも、【権力】って婿養子の父親より前妻の娘である私が持ってのは知ってます?家を継ぐのも、死んだお母様の直系の血筋である【私】なのですよ?
まったく、どうして多くの小説ではバカ正直にイジメられるのかしら?
少女はパタンッと本を閉じる。
そして悪巧みしていそうな笑みを浮かべて──
アタイはそんな無様な事にはならねぇけどな!
くははははっ!!!
静かな部屋の中で、少女の笑い声がこだまするのだった。
フェル 森で助けた女性騎士に一目惚れして、その後イチャイチャしながらずっと一緒に暮らす話
カトウ
ファンタジー
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
チートなんてない。
日本で生きてきたという曖昧な記憶を持って、少年は育った。
自分にも何かすごい力があるんじゃないか。そう思っていたけれど全くパッとしない。
魔法?生活魔法しか使えませんけど。
物作り?こんな田舎で何ができるんだ。
狩り?僕が狙えば獲物が逃げていくよ。
そんな僕も15歳。成人の年になる。
何もない田舎から都会に出て仕事を探そうと考えていた矢先、森で倒れている美しい女性騎士をみつける。
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
女性騎士に一目惚れしてしまった、少し人と変わった考えを方を持つ青年が、いろいろな人と関わりながら、ゆっくりと成長していく物語。
になればいいと思っています。
皆様の感想。いただけたら嬉しいです。
面白い。少しでも思っていただけたらお気に入りに登録をぜひお願いいたします。
よろしくお願いします!
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿しております。
続きが気になる!もしそう思っていただけたのならこちらでもお読みいただけます。
婚約破棄にも寝過ごした
シアノ
恋愛
悪役令嬢なんて面倒くさい。
とにかくひたすら寝ていたい。
三度の飯より睡眠が好きな私、エルミーヌ・バタンテールはある朝不意に、この世界が前世にあったドキラブ夢なんちゃらという乙女ゲームによく似ているなーと気が付いたのだった。
そして私は、悪役令嬢と呼ばれるライバルポジションで、最終的に断罪されて塔に幽閉されて一生を送ることになるらしい。
それって──最高じゃない?
ひたすら寝て過ごすためなら努力も惜しまない!まずは寝るけど!おやすみなさい!
10/25 続きました。3はライオール視点、4はエルミーヌ視点です。
これで完結となります。ありがとうございました!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
婚約破棄されたので王子様を憎むけど息子が可愛すぎて何がいけない?
tartan321
恋愛
「君との婚約を破棄する!!!!」
「ええ、どうぞ。そのかわり、私の大切な子供は引き取りますので……」
子供を溺愛する母親令嬢の物語です。明日に完結します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる