861 / 1,044
八百六十話 今更気付く恐ろしさ
しおりを挟む
(……まぁ、そう簡単に都合よくないか)
次の目的地はアンドーラ山岳の最寄り街、ゴルドスに決まった。
もしかしたら、ゴルドスまでの護衛依頼などがないかと、冒険者ギルドのクエストボードを見に来たアラッドだが、運良くお望みの依頼は張られていなかった。
とはいえ、本来の目的を考えれば、時間を掛けずにゴルドスへ向かうという選択肢はあり……というより、寧ろそちらの方が良かった。
「アラッドじゃないか。気になる依頼でもあるのか?」
「シクラスさん……いや、次に向かう目的地への護衛依頼があればと思って見てたんですよ」
アラッドに声を掛けてきた人物は、先日ガルーレがヴァジュラを従魔にした件に関して、その前にハヌマーン率いる大量のハヌーマにボコられ、撤退に追い込まれたパーティーのリーダーとして怒りを抱いたエルフの細剣士。
結果として不満を持つ同業者たちと挑み、アラッドにもボコられ……その後は特にいがみ合う様な関係にはならずに接していた。
「もう別の街に行くのか? お前たち、カルトロッサに来てからそんなに経ってないだろ」
シクラスはアラッドたち三人がカルトロッサに訪れた正確な日時は知らないが、まだ訪れてから半年も経ってないことは知っている。
街から街へ旅をするタイプの冒険者であっても、目的の街に到着してから数か月はその街に滞在することが多い。
「そうですね。でも、一応カルトロッサに訪れた目的は達成したので」
「それで、直ぐに別の目的地を見つけたということか」
「まぁ、そんなところですね」
「…………そうか」
シクラスは、アラッドの言葉が半分本当で、半分嘘であることを見抜いた。
今のアラッドの顔は、何かしらの目的を……成し遂げなければならない目標を持っている者が浮かべる表情をしていた。
「アラッドは、いずれはアルバース王国以外の場所にも向かうのか?」
「一応、いずれは別の国も冒険したいと思ってます。可能であれば、別の大陸にも行ってみたいですね」
「別の大陸か……怖くないのか?」
正直なところ、故郷の森の外に憧れて飛び出し、冒険者として活動を始めたシクラスとしては、確かに自分が生まれた大陸以外の大陸も気になる。
しかし、別の大陸に向かうということは、海という未知が過ぎる場所を越えていかなければならない。
「そうですね………………ふふふ。今更ながら、確かに恐ろしい場所なのだと思いました」
大陸から大陸へ移動するのであれば、当然船に乗って移動しなければならない。
クロならもしや水面を……といった考えは一旦置いておき、基本的に船に乗って行動しなければならないのだ。
アラッドは並の戦闘者以上の戦闘経験を持っているが、船の上での経験はゼロ。
海上、水中での戦闘経験も殆どない。
一応、その時が訪れたらと、色々と考えてはいるが、それでも実際に船上、海上、水中での戦闘を行い……イメージ通りに動けるとは限らない。
「それでも、どんな場所なのか気になるので、是非行ってみたいです」
「……恐れ知らずだな」
「恐ろしいとは思ってますよ。でも、それより好奇心が勝るので」
「確かに、私たちの背中を未知へと押してくれるのは、その感情だな……もし良かったら、出発前にもう一度手合せしてくれないか」
「良いですよ。今日は特に予定はありませんし、今から戦りましょう」
二人は訓練場に移動し、刃引きなしの細剣とロングソードを手に取り、審判ナシの状態で手合せを始めた。
「ッ!!! 相変わらず、速い、なッ!!」
「シクラスさんこそ、突きのスピード、速くなりました、か?」
「かもしれない、なッ!!」
シクラスはヴァジュラの一件アラッドたちにバカな絡み方をしてしまったのは、本当に自分が熱く……自己中心的な考えになり過ぎていたと反省した。
だが、それとハヌマーン率いる大量のハヌーマにボコされ、敗走に追いやられた悔しさを別。
後……当然と言えば当然だが、アラッドに自分と同じ考えを持った十人以上の同業者たちと挑み、完敗したことに関しても悔しさを感じていた。
それから今一度鍛え直し、いずれ再度ロッサの密林でハヌマーンと遭遇した際、今度は敗走せず、どうせ浮かべてるであろうニヤけ面をぶち抜くと決めている。
とはいえ、短期間でその差が埋まることはなく、手合せを始めてから約五分後、シクラスの細剣が弾かれ、アラッドのロングソードの刃が首元に添えられて終了。
「はぁ、はぁ……ありがとう」
「こちらこそ、ありがとうございました」
「……アラッドは、その歳で読みの力が半端ではないな。何か、特別な鍛え方でもあるのか」
「読みの力に関しては、多くの方と模擬戦をするしかないかと」
基本的にアラッドの相手の動きを読む力は人が聞けば、アホだろバカだろと言いたくなる経験と実戦を繰り返した末に得た力。
なので、本当にそこに関してアドバイス出来ることはない。
「そうか…………そうだな。エルフらしく、長くしぶとく生きて身に付けよう……いや、それでは駄目だな」
「? どうしてですか」
エルフという種族の寿命が長いという特徴を活かし、諦めずに高めようとする。
全くもって悪いところが見えなかった。
「今の仲間たちと、これから先……いつまで冒険出来るかは解らない。だからこそ、のんびりと歩む訳にはいかない」
仲間を失いたくない。
別れる時が来ても、それは仲間たちが引退する時にしたい。
そんなシクラスの思いを察し、アラッドは何故長くしぶとく生きて身に付けるというスタンスでは駄目なのか解った。
次の目的地はアンドーラ山岳の最寄り街、ゴルドスに決まった。
もしかしたら、ゴルドスまでの護衛依頼などがないかと、冒険者ギルドのクエストボードを見に来たアラッドだが、運良くお望みの依頼は張られていなかった。
とはいえ、本来の目的を考えれば、時間を掛けずにゴルドスへ向かうという選択肢はあり……というより、寧ろそちらの方が良かった。
「アラッドじゃないか。気になる依頼でもあるのか?」
「シクラスさん……いや、次に向かう目的地への護衛依頼があればと思って見てたんですよ」
アラッドに声を掛けてきた人物は、先日ガルーレがヴァジュラを従魔にした件に関して、その前にハヌマーン率いる大量のハヌーマにボコられ、撤退に追い込まれたパーティーのリーダーとして怒りを抱いたエルフの細剣士。
結果として不満を持つ同業者たちと挑み、アラッドにもボコられ……その後は特にいがみ合う様な関係にはならずに接していた。
「もう別の街に行くのか? お前たち、カルトロッサに来てからそんなに経ってないだろ」
シクラスはアラッドたち三人がカルトロッサに訪れた正確な日時は知らないが、まだ訪れてから半年も経ってないことは知っている。
街から街へ旅をするタイプの冒険者であっても、目的の街に到着してから数か月はその街に滞在することが多い。
「そうですね。でも、一応カルトロッサに訪れた目的は達成したので」
「それで、直ぐに別の目的地を見つけたということか」
「まぁ、そんなところですね」
「…………そうか」
シクラスは、アラッドの言葉が半分本当で、半分嘘であることを見抜いた。
今のアラッドの顔は、何かしらの目的を……成し遂げなければならない目標を持っている者が浮かべる表情をしていた。
「アラッドは、いずれはアルバース王国以外の場所にも向かうのか?」
「一応、いずれは別の国も冒険したいと思ってます。可能であれば、別の大陸にも行ってみたいですね」
「別の大陸か……怖くないのか?」
正直なところ、故郷の森の外に憧れて飛び出し、冒険者として活動を始めたシクラスとしては、確かに自分が生まれた大陸以外の大陸も気になる。
しかし、別の大陸に向かうということは、海という未知が過ぎる場所を越えていかなければならない。
「そうですね………………ふふふ。今更ながら、確かに恐ろしい場所なのだと思いました」
大陸から大陸へ移動するのであれば、当然船に乗って移動しなければならない。
クロならもしや水面を……といった考えは一旦置いておき、基本的に船に乗って行動しなければならないのだ。
アラッドは並の戦闘者以上の戦闘経験を持っているが、船の上での経験はゼロ。
海上、水中での戦闘経験も殆どない。
一応、その時が訪れたらと、色々と考えてはいるが、それでも実際に船上、海上、水中での戦闘を行い……イメージ通りに動けるとは限らない。
「それでも、どんな場所なのか気になるので、是非行ってみたいです」
「……恐れ知らずだな」
「恐ろしいとは思ってますよ。でも、それより好奇心が勝るので」
「確かに、私たちの背中を未知へと押してくれるのは、その感情だな……もし良かったら、出発前にもう一度手合せしてくれないか」
「良いですよ。今日は特に予定はありませんし、今から戦りましょう」
二人は訓練場に移動し、刃引きなしの細剣とロングソードを手に取り、審判ナシの状態で手合せを始めた。
「ッ!!! 相変わらず、速い、なッ!!」
「シクラスさんこそ、突きのスピード、速くなりました、か?」
「かもしれない、なッ!!」
シクラスはヴァジュラの一件アラッドたちにバカな絡み方をしてしまったのは、本当に自分が熱く……自己中心的な考えになり過ぎていたと反省した。
だが、それとハヌマーン率いる大量のハヌーマにボコされ、敗走に追いやられた悔しさを別。
後……当然と言えば当然だが、アラッドに自分と同じ考えを持った十人以上の同業者たちと挑み、完敗したことに関しても悔しさを感じていた。
それから今一度鍛え直し、いずれ再度ロッサの密林でハヌマーンと遭遇した際、今度は敗走せず、どうせ浮かべてるであろうニヤけ面をぶち抜くと決めている。
とはいえ、短期間でその差が埋まることはなく、手合せを始めてから約五分後、シクラスの細剣が弾かれ、アラッドのロングソードの刃が首元に添えられて終了。
「はぁ、はぁ……ありがとう」
「こちらこそ、ありがとうございました」
「……アラッドは、その歳で読みの力が半端ではないな。何か、特別な鍛え方でもあるのか」
「読みの力に関しては、多くの方と模擬戦をするしかないかと」
基本的にアラッドの相手の動きを読む力は人が聞けば、アホだろバカだろと言いたくなる経験と実戦を繰り返した末に得た力。
なので、本当にそこに関してアドバイス出来ることはない。
「そうか…………そうだな。エルフらしく、長くしぶとく生きて身に付けよう……いや、それでは駄目だな」
「? どうしてですか」
エルフという種族の寿命が長いという特徴を活かし、諦めずに高めようとする。
全くもって悪いところが見えなかった。
「今の仲間たちと、これから先……いつまで冒険出来るかは解らない。だからこそ、のんびりと歩む訳にはいかない」
仲間を失いたくない。
別れる時が来ても、それは仲間たちが引退する時にしたい。
そんなシクラスの思いを察し、アラッドは何故長くしぶとく生きて身に付けるというスタンスでは駄目なのか解った。
587
お気に入りに追加
6,126
あなたにおすすめの小説

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!


いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です

異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる