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七百一話 条件
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「ねぇ、アラッド。基本的に自由に行動出来るみたいだけど、どうする?」
「そうだな………………部屋に閉じこもってるか」
「えっ!!!!????」
まさかの回答に、驚きを全く隠せなかったスティーム。
「おいおい、そんなに驚くことか?」
「だ、だって。アラッドは新しい街に来たら、大体街を一通り散策してたから」
「それは確かにそうかもな」
「も、もしかして体調が悪い?」
それならば仕方ない。というより、体調が悪いのであればしっかりと明日に備えて休んで欲しい。
「大丈夫だ。そういうのじゃないから安心してくれ」
「そ、そっか。良かった……でも、それならどうして?」
現在、アラッドたちはナルターク王国の国王が用意した王都一の宿屋の一室に居た。
備え付けられているベッドは快眠の効果が付与されているマジックアイテムであり、アラッドはこのまま寝てしまいとすら思っていた。
「……スティーム。ここはアルバース王国内ではないだろ」
「うん、それはそうだね」
「だろ……いや、別にアルバース王国内に限った話じゃないんだが、多分……絡まれそうな気がするんだよ」
何に? とは問わなかったスティーム。
まだ数年と共に行動はしていないが、中々に濃い冒険を共にしてきたスティームは、アラッドが何に絡まれそうだと考えているのか、直ぐに解った。
「なるほど、ね。けどさ、普通にしてたら特に絡まれることはないと思うんだけど」
「そうだと良いんだが……そうだな。俺が変に動かなければ良い話ではあるか……けどなぁ~~~~」
他国で、しかも自国の国王と共に来たという状況で、なるべく問題は起こしたくない。
「……スティーム、やっぱり俺はあまり外に出たいとは思わん」
「そ、そっか。それなら、夕食までどう過ごすの?」
「…………瞑想でもしてるよ」
今寝てしまうと、夜に眠れなくなってしまう為、いくら快眠効果が付与されたベッドが魅力的とはいえ、明日は万全な状態で迎えなければならない。
(そうだね。アラッドがこれまでの旅の中で、面倒に絡まれなかったことはなかったような……アラッドが悪いって訳じゃないんだけど、悪くないならそれはそれでアラッドが絶対に引かないし……勿論、それでアラッドは悪くないんだけど……)
アラッドから面倒に首を突っ込むことはまずなく、自ら起こすこともない。
ただ、絡まれると基本的に引くことを知らない。
「スティームは、散策したいか?」
「ん~~~、ちょっと気になりはするけど……アラッドが行かないなら、止めておくよ」
パーティーメンバーが、友人が実はかなり心配性なのは解かっていた。
自分が一人でも行こうとすれば、万が一を心配して、やっぱり自分も行くと言い出す。
そんな光景が容易に想像出来てしまう。
「そうか……それじゃあ、リバーシでもやりながら夕食まで時間を潰すか」
「そうだね。そうしよう」
アラッドが亜空間からボードとコマを取り出そうとしたタイミングで、ドアがノックされた。
「入っても良い~~?」
「ガルーレか? 良いぞ」
声だけで、誰なのか直ぐに把握して入室を許可。
「お邪魔~~。ねぇねぇアラッド、スティーム。一緒に王都を散策しましょうよ!!」
「「…………」」
入室を許可する前に、まずは要件を確認すべきだったと少し後悔するアラッド。
「えっ、どうしたの? 露骨に嫌そうな顔するじゃん」
「……アルバース王国内でも良くないことではあるが、ここは他国……ナルターク王国の王都だ。そこで面倒に絡まれて問題を起こすのは良くないだろ」
「それはまぁ……ってちょっと待ってよ。なんで散策したら絶対に面倒に絡まれるって決定してるの?」
「勘だ」
えぇ~~~~、という大きなため息が零れる。
「大丈夫だって~~。フローレンスさんも一緒に行くからさ。一緒に行こうよ!!!」
(尚更行きたくなくなるんだが)
スティームと野郎二人、そこに従魔二体だけであれば……まだ良いかもという思いはあった。
しかし、そこにフローレンスやガルーレが加わるのであれば、尚更行きたくなくなる。
「遠慮しとく」
「なんでさ~~」
「なんでって……どう考えても、お前ら歩く面倒ホイホイだろ」
「歩く面倒ホイホイ?」
訳が分からず首を傾げるガルーレ。
初めて聞く言葉ではあるが、何となく言葉の意味が解ったスティームは苦笑いを浮かべる。
「でもさ、アラッド。僕たちと行かなくても、ガルーレさんたちだけで行ってしまうと思うよ」
「っ…………」
「まぁ、本当にアラッドたちが一緒に行かないなら、フローレンスさんたちと行くかな」
彼女たちは心配じゃないのか? という言葉に対し、アラッドの答えは……パーティーメンバーであるガルーレだけは心配。
そのため、盛大なため息を吐きながらも、渋々ガルーレの頼みを了承。
「分かった、分かった分かった。一緒に散策に行くよ。ただし……ソルとルーナは置いて行ってくれ」
「なんで?」
「百パーセント面倒に絡まれないってことはないんだ。もし絡まれた場合、あの二人がいると絶対にややこしく、更に面倒になる」
「…………おっけー!!! ちょっと待ってて」
二人には私怨でアラッドに勝負を売った前科がある為、ガルーレは特に否定せずアラッドからの条件をフローレンスに伝えに行った。
「そうだな………………部屋に閉じこもってるか」
「えっ!!!!????」
まさかの回答に、驚きを全く隠せなかったスティーム。
「おいおい、そんなに驚くことか?」
「だ、だって。アラッドは新しい街に来たら、大体街を一通り散策してたから」
「それは確かにそうかもな」
「も、もしかして体調が悪い?」
それならば仕方ない。というより、体調が悪いのであればしっかりと明日に備えて休んで欲しい。
「大丈夫だ。そういうのじゃないから安心してくれ」
「そ、そっか。良かった……でも、それならどうして?」
現在、アラッドたちはナルターク王国の国王が用意した王都一の宿屋の一室に居た。
備え付けられているベッドは快眠の効果が付与されているマジックアイテムであり、アラッドはこのまま寝てしまいとすら思っていた。
「……スティーム。ここはアルバース王国内ではないだろ」
「うん、それはそうだね」
「だろ……いや、別にアルバース王国内に限った話じゃないんだが、多分……絡まれそうな気がするんだよ」
何に? とは問わなかったスティーム。
まだ数年と共に行動はしていないが、中々に濃い冒険を共にしてきたスティームは、アラッドが何に絡まれそうだと考えているのか、直ぐに解った。
「なるほど、ね。けどさ、普通にしてたら特に絡まれることはないと思うんだけど」
「そうだと良いんだが……そうだな。俺が変に動かなければ良い話ではあるか……けどなぁ~~~~」
他国で、しかも自国の国王と共に来たという状況で、なるべく問題は起こしたくない。
「……スティーム、やっぱり俺はあまり外に出たいとは思わん」
「そ、そっか。それなら、夕食までどう過ごすの?」
「…………瞑想でもしてるよ」
今寝てしまうと、夜に眠れなくなってしまう為、いくら快眠効果が付与されたベッドが魅力的とはいえ、明日は万全な状態で迎えなければならない。
(そうだね。アラッドがこれまでの旅の中で、面倒に絡まれなかったことはなかったような……アラッドが悪いって訳じゃないんだけど、悪くないならそれはそれでアラッドが絶対に引かないし……勿論、それでアラッドは悪くないんだけど……)
アラッドから面倒に首を突っ込むことはまずなく、自ら起こすこともない。
ただ、絡まれると基本的に引くことを知らない。
「スティームは、散策したいか?」
「ん~~~、ちょっと気になりはするけど……アラッドが行かないなら、止めておくよ」
パーティーメンバーが、友人が実はかなり心配性なのは解かっていた。
自分が一人でも行こうとすれば、万が一を心配して、やっぱり自分も行くと言い出す。
そんな光景が容易に想像出来てしまう。
「そうか……それじゃあ、リバーシでもやりながら夕食まで時間を潰すか」
「そうだね。そうしよう」
アラッドが亜空間からボードとコマを取り出そうとしたタイミングで、ドアがノックされた。
「入っても良い~~?」
「ガルーレか? 良いぞ」
声だけで、誰なのか直ぐに把握して入室を許可。
「お邪魔~~。ねぇねぇアラッド、スティーム。一緒に王都を散策しましょうよ!!」
「「…………」」
入室を許可する前に、まずは要件を確認すべきだったと少し後悔するアラッド。
「えっ、どうしたの? 露骨に嫌そうな顔するじゃん」
「……アルバース王国内でも良くないことではあるが、ここは他国……ナルターク王国の王都だ。そこで面倒に絡まれて問題を起こすのは良くないだろ」
「それはまぁ……ってちょっと待ってよ。なんで散策したら絶対に面倒に絡まれるって決定してるの?」
「勘だ」
えぇ~~~~、という大きなため息が零れる。
「大丈夫だって~~。フローレンスさんも一緒に行くからさ。一緒に行こうよ!!!」
(尚更行きたくなくなるんだが)
スティームと野郎二人、そこに従魔二体だけであれば……まだ良いかもという思いはあった。
しかし、そこにフローレンスやガルーレが加わるのであれば、尚更行きたくなくなる。
「遠慮しとく」
「なんでさ~~」
「なんでって……どう考えても、お前ら歩く面倒ホイホイだろ」
「歩く面倒ホイホイ?」
訳が分からず首を傾げるガルーレ。
初めて聞く言葉ではあるが、何となく言葉の意味が解ったスティームは苦笑いを浮かべる。
「でもさ、アラッド。僕たちと行かなくても、ガルーレさんたちだけで行ってしまうと思うよ」
「っ…………」
「まぁ、本当にアラッドたちが一緒に行かないなら、フローレンスさんたちと行くかな」
彼女たちは心配じゃないのか? という言葉に対し、アラッドの答えは……パーティーメンバーであるガルーレだけは心配。
そのため、盛大なため息を吐きながらも、渋々ガルーレの頼みを了承。
「分かった、分かった分かった。一緒に散策に行くよ。ただし……ソルとルーナは置いて行ってくれ」
「なんで?」
「百パーセント面倒に絡まれないってことはないんだ。もし絡まれた場合、あの二人がいると絶対にややこしく、更に面倒になる」
「…………おっけー!!! ちょっと待ってて」
二人には私怨でアラッドに勝負を売った前科がある為、ガルーレは特に否定せずアラッドからの条件をフローレンスに伝えに行った。
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