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百五十五話俺が持ち主で良かったのか?
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「・・・・・・取りあえず、コボルトの巣は俺達で潰す。それで戦闘中に俺が深い青色の剣を使うか、もしくは蛇腹剣の形を変えたら直ぐにその場から離れてくれ。元々離れた場所にいたとしてもだ」
「分かりました。その・・・・・・出来れば深い青色の剣というのを一度見せて貰っても良いですか?」
「・・・・・・分かった。確かに一度見ておいた方が良いかもしれないな」
そう言いながらソウスケはアイテムボックスの中からゆっくりと水龍の蒼剣を取り出す。
取り出された水龍の蒼剣を見たミレアナは、剣から発せられる威圧感により気圧されていた。
「お、おい! 大丈夫かミレアナ!?」
「・・・・・・はっ! す、すみません。大丈夫です。ただ少しこの剣から発せられる威圧感に気圧されてしまっただけなので」
「威圧感? ・・・・・・そういったのは俺は感じないけどな」
剣を持ち上げながらソウスケは水龍の蒼剣を確認するが、自分を威圧している様な雰囲気は感じなかった。
「それは多分ソウスケさんがその剣の主として認められているからではないでしょうか」
「剣が持ち主を決める、か・・・・・・そんな事普通は無い気がするけど、この剣なら無くはないのかもしれないな」
ミレアナの言葉を聞いて少し気になった内容を、手に持っている剣に対して鑑定を使ってソウスケは調べた。
結果、ミレアナが言っていた事は間違いではなかった。
(これは・・・・・・中々便利なスキルだな。デメリットもないし、万が一奪われたとしても悪用はされないな)
水龍の貫禄
持ち主以外の者が使うとした場合、許可が無い相手には攻撃を行う。
常に剣から威圧感が漏れており、人やモンスターを気絶する事が出来る(威圧感は持ち主の意志によってぁ冴える事が出来る)
持ち主の力量によって気絶する事が出来る人やモンスターの強さが変わる。
(とっても有難い能力だけど、どこぞの〇王の覇〇だよって感じな部分のあるな。でも、コボルトの群れと戦う時に関してはかなり役に立ちそうだな)
群れといっても、少し前に戦ったコボルトジェネラルと同等、それ以上の奴らがゴロゴロといる訳ではないので水龍の貫禄を使えばかなり時間短縮になる。
なのでソウスケは戦闘が始まってから使うかどうかまだ悩んでいるが、出会い頭に一発水龍の貫禄を使おうと決めた。
「ミレアナ、この剣の能力の一つに持ち主の力量によって対象は変わるけど、人やモンスターを気絶させる能力があるんだ。これは戦いが始まる前に一発使おうと思うんだ。ただ、これを使うのは初めてだから一応気を強く保っていてくれないか」
「分かりました!! 任せてください、戦いが始まる前に気絶する様な真似はしません!!」
ソウスケからの提案はミレアナにとっても有難い物だった。
幾ら相手が殆ど一撃で倒せる相手であっても、数の多さを利用されればどこかに隙は出来てしまう。
特にミレアナは接近戦がそこまで得意ではない為、相手の数が大幅に減る事はとてもありがたかった。
「それと、コボルトキングが群れにいた場合は気絶させた後に残った上位種はミレアナに任せても良いか? もしコボルトキングがいなかった場合は半々で分けるって感じだけど」
「はい、勿論それで大丈夫です。ソウスケさんから貰った武器があればそれぐらい問題ないです。ただ、少し質問があるんですけど良いですか?」
「ああ、大丈夫だぞ」
ミレアナは尋ねる内容に対して不安があるのか、申し訳なさそうにソウスケに尋ねる。
「えっと・・・・・・複数のコボルトの上位種と戦う場合、周囲に騒音を漏らさずに倒す事が難しい気がします。なのでその辺りだけ許可を貰っておきたいなと思いまして・・・・・・」
「ああ・・・・・・その事か。そこは安心してくれ。俺も周囲に騒音を余り漏らさず勝てる相手とは思っていないからな。まっ、魔石だけ壊さない様に戦ってくれたらいいよ」
「わ、分かりました!!」
ソウスケから許可を貰ったミレアナは張り切って返事をした。
「分かりました。その・・・・・・出来れば深い青色の剣というのを一度見せて貰っても良いですか?」
「・・・・・・分かった。確かに一度見ておいた方が良いかもしれないな」
そう言いながらソウスケはアイテムボックスの中からゆっくりと水龍の蒼剣を取り出す。
取り出された水龍の蒼剣を見たミレアナは、剣から発せられる威圧感により気圧されていた。
「お、おい! 大丈夫かミレアナ!?」
「・・・・・・はっ! す、すみません。大丈夫です。ただ少しこの剣から発せられる威圧感に気圧されてしまっただけなので」
「威圧感? ・・・・・・そういったのは俺は感じないけどな」
剣を持ち上げながらソウスケは水龍の蒼剣を確認するが、自分を威圧している様な雰囲気は感じなかった。
「それは多分ソウスケさんがその剣の主として認められているからではないでしょうか」
「剣が持ち主を決める、か・・・・・・そんな事普通は無い気がするけど、この剣なら無くはないのかもしれないな」
ミレアナの言葉を聞いて少し気になった内容を、手に持っている剣に対して鑑定を使ってソウスケは調べた。
結果、ミレアナが言っていた事は間違いではなかった。
(これは・・・・・・中々便利なスキルだな。デメリットもないし、万が一奪われたとしても悪用はされないな)
水龍の貫禄
持ち主以外の者が使うとした場合、許可が無い相手には攻撃を行う。
常に剣から威圧感が漏れており、人やモンスターを気絶する事が出来る(威圧感は持ち主の意志によってぁ冴える事が出来る)
持ち主の力量によって気絶する事が出来る人やモンスターの強さが変わる。
(とっても有難い能力だけど、どこぞの〇王の覇〇だよって感じな部分のあるな。でも、コボルトの群れと戦う時に関してはかなり役に立ちそうだな)
群れといっても、少し前に戦ったコボルトジェネラルと同等、それ以上の奴らがゴロゴロといる訳ではないので水龍の貫禄を使えばかなり時間短縮になる。
なのでソウスケは戦闘が始まってから使うかどうかまだ悩んでいるが、出会い頭に一発水龍の貫禄を使おうと決めた。
「ミレアナ、この剣の能力の一つに持ち主の力量によって対象は変わるけど、人やモンスターを気絶させる能力があるんだ。これは戦いが始まる前に一発使おうと思うんだ。ただ、これを使うのは初めてだから一応気を強く保っていてくれないか」
「分かりました!! 任せてください、戦いが始まる前に気絶する様な真似はしません!!」
ソウスケからの提案はミレアナにとっても有難い物だった。
幾ら相手が殆ど一撃で倒せる相手であっても、数の多さを利用されればどこかに隙は出来てしまう。
特にミレアナは接近戦がそこまで得意ではない為、相手の数が大幅に減る事はとてもありがたかった。
「それと、コボルトキングが群れにいた場合は気絶させた後に残った上位種はミレアナに任せても良いか? もしコボルトキングがいなかった場合は半々で分けるって感じだけど」
「はい、勿論それで大丈夫です。ソウスケさんから貰った武器があればそれぐらい問題ないです。ただ、少し質問があるんですけど良いですか?」
「ああ、大丈夫だぞ」
ミレアナは尋ねる内容に対して不安があるのか、申し訳なさそうにソウスケに尋ねる。
「えっと・・・・・・複数のコボルトの上位種と戦う場合、周囲に騒音を漏らさずに倒す事が難しい気がします。なのでその辺りだけ許可を貰っておきたいなと思いまして・・・・・・」
「ああ・・・・・・その事か。そこは安心してくれ。俺も周囲に騒音を余り漏らさず勝てる相手とは思っていないからな。まっ、魔石だけ壊さない様に戦ってくれたらいいよ」
「わ、分かりました!!」
ソウスケから許可を貰ったミレアナは張り切って返事をした。
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