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特にやることないし、的な?
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「好きな料理を頼んでくれ」
「ほ、本当に良いの」
「言っただろ。臨時収入が入ったんだ。好きな料理を好きなだけ食って構わない」
ギルドから出た後、三人が入りたいといった店に入り、ティールは三人に……いや、四人に好きな料理を頼んで大丈夫だと伝えた。
実際に盗賊の懸賞金や、ギルドからの報奨金だけではなく、盗賊が溜め込んでいた硬貨もきっちりと回収した。
なので、本当に懐が暖かくなった。
そしてティールとラストも料理を頼み……同席しているマリアからの質問タイムが始まった。
現在のランク、二人の関係に、今まで戦ってきたモンスター等々。
ティールはもう話しても構わないと思っており、包み隠さず話した。
「ティール……もしかして、運が悪いの?」
戦ってきたモンスターの内容を聞き、ミーサは思ったことをストレートに伝えた。
内容が内容だけに、ティールが話すと中々信じられないかもしれないが、実際に戦いぶりを見ているのでマリアも含めてティールが話した内容が本当だと信じている。
だからこそ尚更深く思ってしまう……さすがに運が悪過ぎないかと。
「ま、まぁ……うん、そうだな。普通に考えれば運が悪いと思ってしまうよな」
ティールも客観的にそう思っている。
(そりゃ子供の頃から偶にCランクのモンスターと戦っているのを考えれも……それもそれでおかしいんだろうけど、冒険者になって早々Bランクのモンスターと戦うことになるとは思ってなかったからな)
さすがのティールでも、初めてブラッディ―タイガーと遭遇した時は、本気で死を覚悟した。
「だって、ブラッディ―タイガーと戦った後に、ツインヘッドベアーでしょ。そんで次はキラータイガーにスカーレットリザードマンとリザードマンジェネラル……普通に考えて、短期間で何度も出会う様なモンスターじゃないでしょ」
「ティールとラストだからこそ、なんとか対応出来た相手ばかりだな」
事情が事情なので、黒服四人の暗殺者と戦った話はしていない。
「本当にそうね~。私でも遭遇したくないモンスターばかりよ」
二人より一上のBランクであり、経験豊富なマリアでも遠慮したいモンスター名ばかり。
「二人とも、少しは休息期間を取った方が良いと思うのだけど……ふふ、それは無理って顔をしてるわね」
経験豊富だからこそ、ある程度表情から何を考えているのかが解ってしまう。
(休息期間といっても、二日三日もあれば十分なんだよな~)
(あまり休み過ぎれば、体が鈍ってしまう)
そんな二人の心の声をマリアは感じ取っていた。
「二人はもしてかして、こう……体を動かしてないと、死んでしまうタイプなんですか?」
「え!? いや、別に死にはしないけど……確かに休みの日でも、軽く体を動かそうとは思うかな」
「同じく」
二人ともそこはがっつり同意見。
休日はこれをやりたい!!! という強い趣味を持っていないので、必然的に冒険者脳が働き……体を鈍らせるのは良くないという結論に至ってしまう。
「す、凄いね……でも、それが二人の強さの秘訣、だったりするのかな」
「そう、かもな。住んでる村に良き師が……いや、片方はちょっと悪い先輩? って感じか。環境が良かったのもあって、強くなることに……冒険者になるために時間を費してた」
「……似た様なものかもしれないな」
最初は不純な思いで強さを求め、ラストは周囲の環境的に強くなろうとするのが当たり前だった。
「そういえば、二人はなんでバラックに来たの? やっぱり鳥系のモンスターを狩りたいなって思ったから?」
鳥系モンスターは空中にいる分、倒すのは少々厄介だが……その肉は総じて美味。
飯に拘る冒険者が、それを目当てでバラックに来ることも珍しくない。
「最近バラックの周辺にグリフォンが現れるって聞いたんで、そいつを討伐しようと思って来たんだ」
「「「ッ!!??」」」
「あらあら、向上心が高いわね」
三人はまさかの回答に食事に手が止まったが、マリアは特に驚くことなく食事の手を止めなかった。
「ほ、本当に良いの」
「言っただろ。臨時収入が入ったんだ。好きな料理を好きなだけ食って構わない」
ギルドから出た後、三人が入りたいといった店に入り、ティールは三人に……いや、四人に好きな料理を頼んで大丈夫だと伝えた。
実際に盗賊の懸賞金や、ギルドからの報奨金だけではなく、盗賊が溜め込んでいた硬貨もきっちりと回収した。
なので、本当に懐が暖かくなった。
そしてティールとラストも料理を頼み……同席しているマリアからの質問タイムが始まった。
現在のランク、二人の関係に、今まで戦ってきたモンスター等々。
ティールはもう話しても構わないと思っており、包み隠さず話した。
「ティール……もしかして、運が悪いの?」
戦ってきたモンスターの内容を聞き、ミーサは思ったことをストレートに伝えた。
内容が内容だけに、ティールが話すと中々信じられないかもしれないが、実際に戦いぶりを見ているのでマリアも含めてティールが話した内容が本当だと信じている。
だからこそ尚更深く思ってしまう……さすがに運が悪過ぎないかと。
「ま、まぁ……うん、そうだな。普通に考えれば運が悪いと思ってしまうよな」
ティールも客観的にそう思っている。
(そりゃ子供の頃から偶にCランクのモンスターと戦っているのを考えれも……それもそれでおかしいんだろうけど、冒険者になって早々Bランクのモンスターと戦うことになるとは思ってなかったからな)
さすがのティールでも、初めてブラッディ―タイガーと遭遇した時は、本気で死を覚悟した。
「だって、ブラッディ―タイガーと戦った後に、ツインヘッドベアーでしょ。そんで次はキラータイガーにスカーレットリザードマンとリザードマンジェネラル……普通に考えて、短期間で何度も出会う様なモンスターじゃないでしょ」
「ティールとラストだからこそ、なんとか対応出来た相手ばかりだな」
事情が事情なので、黒服四人の暗殺者と戦った話はしていない。
「本当にそうね~。私でも遭遇したくないモンスターばかりよ」
二人より一上のBランクであり、経験豊富なマリアでも遠慮したいモンスター名ばかり。
「二人とも、少しは休息期間を取った方が良いと思うのだけど……ふふ、それは無理って顔をしてるわね」
経験豊富だからこそ、ある程度表情から何を考えているのかが解ってしまう。
(休息期間といっても、二日三日もあれば十分なんだよな~)
(あまり休み過ぎれば、体が鈍ってしまう)
そんな二人の心の声をマリアは感じ取っていた。
「二人はもしてかして、こう……体を動かしてないと、死んでしまうタイプなんですか?」
「え!? いや、別に死にはしないけど……確かに休みの日でも、軽く体を動かそうとは思うかな」
「同じく」
二人ともそこはがっつり同意見。
休日はこれをやりたい!!! という強い趣味を持っていないので、必然的に冒険者脳が働き……体を鈍らせるのは良くないという結論に至ってしまう。
「す、凄いね……でも、それが二人の強さの秘訣、だったりするのかな」
「そう、かもな。住んでる村に良き師が……いや、片方はちょっと悪い先輩? って感じか。環境が良かったのもあって、強くなることに……冒険者になるために時間を費してた」
「……似た様なものかもしれないな」
最初は不純な思いで強さを求め、ラストは周囲の環境的に強くなろうとするのが当たり前だった。
「そういえば、二人はなんでバラックに来たの? やっぱり鳥系のモンスターを狩りたいなって思ったから?」
鳥系モンスターは空中にいる分、倒すのは少々厄介だが……その肉は総じて美味。
飯に拘る冒険者が、それを目当てでバラックに来ることも珍しくない。
「最近バラックの周辺にグリフォンが現れるって聞いたんで、そいつを討伐しようと思って来たんだ」
「「「ッ!!??」」」
「あらあら、向上心が高いわね」
三人はまさかの回答に食事に手が止まったが、マリアは特に驚くことなく食事の手を止めなかった。
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