交響曲;ヴィルゲーテ

1人の少年は親も知らず、自分のことすらもろくに覚えていなかった。
だからだろうか。
全てにおいて興味がなさそうに振る舞った。


ある精霊に出会うまではーーーー


これは、青年になった少年と精霊の話だ。
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