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レイラの事情
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「えっ……、アイツ裏でそんな事してたのか?」
「は、はい……、シューラ様には申し訳ないんですが……」
俺はレイラからミモンド家に何があったのか、を聞いていた。
まさか、あの奴隷事件の裏に元母国が関わっていたとは……。
「レイラだけはお咎めは無かったのか」
「わ、私は……、家族からは相手にされていなかったので……」
レイラは社交や人混みが苦手らしく家族からは白い目で見られていたらしい。
しかし、レイラには魔力があり独自に魔法を勉強していた。
それは将来家を追い出される時に独立して暮らしていける為に、らしい。
オドオドしているが根はしっかりしているらしい。
「あの家で1番しっかりしていたのはレイラだけだったのか」
「り、両親も姉さんも……良い意味でも悪い意味でも貴族でしたから……、自分達が基準になってましたから平民の気持ちがわからなかったんです……。 私は生まれた家を間違えたんじゃないか、と思っています」
「それは俺も一緒だよ、俺も貴族に生まれなかったらもっと自由に生きていたんじゃないか、て何度も思ったよ」
「あ、あの……、シューラ様は姉さんの事が余り好きではなかったんじゃないですか?」
「へっ!? ど、どうしてそんな事をっ?」
「ね、姉さんと一緒にいるのを見た時、余り幸せそうに見えなかったので」
「そ、そんな風に見えていたのか……」
「シューラ、ドキドキ、シテル?」
リルの一言に俺はギクッとしてしまった。
レイラの言葉はまさにその通りだった。
ぶっちゃけ、リーラの事は苦手だった。
何と言うか……、性が合わないの一言だった。
「まぁ理由はどうあれ良いんじゃないの?」
「そうだな、レイラよろしく頼むよ」
「こ、こちらこそよろしくお願いします」
こうして俺達はパーティーを組む事になった。
「は、はい……、シューラ様には申し訳ないんですが……」
俺はレイラからミモンド家に何があったのか、を聞いていた。
まさか、あの奴隷事件の裏に元母国が関わっていたとは……。
「レイラだけはお咎めは無かったのか」
「わ、私は……、家族からは相手にされていなかったので……」
レイラは社交や人混みが苦手らしく家族からは白い目で見られていたらしい。
しかし、レイラには魔力があり独自に魔法を勉強していた。
それは将来家を追い出される時に独立して暮らしていける為に、らしい。
オドオドしているが根はしっかりしているらしい。
「あの家で1番しっかりしていたのはレイラだけだったのか」
「り、両親も姉さんも……良い意味でも悪い意味でも貴族でしたから……、自分達が基準になってましたから平民の気持ちがわからなかったんです……。 私は生まれた家を間違えたんじゃないか、と思っています」
「それは俺も一緒だよ、俺も貴族に生まれなかったらもっと自由に生きていたんじゃないか、て何度も思ったよ」
「あ、あの……、シューラ様は姉さんの事が余り好きではなかったんじゃないですか?」
「へっ!? ど、どうしてそんな事をっ?」
「ね、姉さんと一緒にいるのを見た時、余り幸せそうに見えなかったので」
「そ、そんな風に見えていたのか……」
「シューラ、ドキドキ、シテル?」
リルの一言に俺はギクッとしてしまった。
レイラの言葉はまさにその通りだった。
ぶっちゃけ、リーラの事は苦手だった。
何と言うか……、性が合わないの一言だった。
「まぁ理由はどうあれ良いんじゃないの?」
「そうだな、レイラよろしく頼むよ」
「こ、こちらこそよろしくお願いします」
こうして俺達はパーティーを組む事になった。
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