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罠師、村の可能性を探る
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「しかし、ここまで大量の魔石が取れる、と言う事は他にも魔獣がいる可能性が高いね。」
「多分、そうだろうな。人を怪我させる魔獣もいる、と聞いたからな。」
「だったら、大型もいそうだね。ひょっとしたら、この村に人を戻せるチャンスかもしれないね。」
「チャンス、ですか? 魔獣がいるのに?」
アギレスの発言にマイリスが小首を傾げる。
「うん、まず冒険者を呼び込めると思うよ。冒険者は魔獣を倒すのが一般的だからね。」
「ドラゴンとかを倒す人達は違うんですか?」
「滅多にない事だし、倒せるのは国が認めた者たちだけだからね。それを目指して功績をあげている者達もいるけど、そんなのは一部でほとんどは小銭を稼いだり、実家に仕送りをしたりする奴ばかりだよ。」
世知辛い話だが、実際にその通りだ。俺が正にそのタイプだったから。
ただ、ルディ達は違っていて出世の為、名誉の為にレベルの高い任務をこなしていった。
それについていけなくなったのも追放の要因でもある。
俺は別に勇者になりたい訳じゃない、……なりたての頃は少しは思っていたけどもすぐに心が折れた。
「だから、冒険者達にとっては此処は絶好の狩場だと思うし、人が集まると商売もしやすくなる。そうすれば村も発展していく、と思う。」
「本当ですかっ!?」
「あくまで可能性の話だけど、実行するのはディオンドやマイリスの仕事だと思うよ。俺も手を貸せる事があったら協力するよ。」
アギレスの話にマイリスは目をキラキラしていた。
「その為には、この村を襲っている魔獣がどんな奴なのかを調べないといけないな。」
俺は森に入って調査してみる事にした。
「多分、そうだろうな。人を怪我させる魔獣もいる、と聞いたからな。」
「だったら、大型もいそうだね。ひょっとしたら、この村に人を戻せるチャンスかもしれないね。」
「チャンス、ですか? 魔獣がいるのに?」
アギレスの発言にマイリスが小首を傾げる。
「うん、まず冒険者を呼び込めると思うよ。冒険者は魔獣を倒すのが一般的だからね。」
「ドラゴンとかを倒す人達は違うんですか?」
「滅多にない事だし、倒せるのは国が認めた者たちだけだからね。それを目指して功績をあげている者達もいるけど、そんなのは一部でほとんどは小銭を稼いだり、実家に仕送りをしたりする奴ばかりだよ。」
世知辛い話だが、実際にその通りだ。俺が正にそのタイプだったから。
ただ、ルディ達は違っていて出世の為、名誉の為にレベルの高い任務をこなしていった。
それについていけなくなったのも追放の要因でもある。
俺は別に勇者になりたい訳じゃない、……なりたての頃は少しは思っていたけどもすぐに心が折れた。
「だから、冒険者達にとっては此処は絶好の狩場だと思うし、人が集まると商売もしやすくなる。そうすれば村も発展していく、と思う。」
「本当ですかっ!?」
「あくまで可能性の話だけど、実行するのはディオンドやマイリスの仕事だと思うよ。俺も手を貸せる事があったら協力するよ。」
アギレスの話にマイリスは目をキラキラしていた。
「その為には、この村を襲っている魔獣がどんな奴なのかを調べないといけないな。」
俺は森に入って調査してみる事にした。
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