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真夜中に来る女
最後の時
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「う、わああ!? な、なんだこいつ!!」
京也さんの叫び声が響いた。彼はそのまま驚きで倒れ込みどしんと尻餅をつく。目を見開き、すぐそばにいる化け物に驚愕しているようだった。
暗闇の中で真っ赤なワンピースだけがクッキリと見えた。その揺れる柔らかな裾から出る二本の細い足、左は途中で完全に折れて曲がっていた。
女は嬉しそうに満面の笑みで八重さんを見ている。口角が卑しく持ち上がり笑っていた。女の呪いの根源が近いからなのか、いつもよりその力が強い気がした。
風が吹いて女の髪の毛を浮かせた。ゴワゴワの醜い黒髪が逆立って見える。
「八重さん!」
次の瞬間八重さんの高い叫び声が聞こえた。それを合図としたかのように、女が凄まじい速さでこちらに駆け寄ってくる。足が折れていようがいまいが関係ないようだった。同時に私も八重さんへ駆け寄る。
叫ぶ八重さんを、私は瞬時に抱きしめて庇った。まさこさんと二人必死にその体にしがみつく。
どうか、どうか。八重さんも、このお腹の子も見逃してほしい。この二人は何も悪くない。
心の中でそう祈ったときだ。九条さんが素早い速度で八重さんが両手で握っていたコンパクトミラーを奪い取った。そしてそれを開くと、もう目の前に走り寄ってきていた女に向かって突き出したのだ。
満面の笑みで近寄ってきていた女はピタリと足を止め、その表情が苦痛に歪んだ。真っ白な目は眼球がこぼれ落ちそうなほど見開かれる。悔しそうに青い唇が震え、中に見える黄色の歯が垣間見えた。
ミラーを構える九条さんのすぐ横に、麗香さんが飛び出してきた。そして履いていたヒールを片方脱ぐと、その踵を利用して私たちを囲うように円を地面に描いていく。凸凹している土の上に乱雑ではあるが線が引かれていった。
「ナオ、そのままよ!」
麗香さんが額から汗を流しながら地面に線を引いていると、そばで尻餅をついていた京也さんがガクガクと震えながら立ち上がった。
「化け物、化け物がいる……!」
「ふざけんじゃないわよ、あんたがやった呪詛のおかげで生み出したのがこの女よ! 自覚がないとは厄介ね! 本当ならあんたに返してやるところだったんだからね!」
怒りながら叫んだ麗香さんの言葉を聞いていたかのように、女がガクンと首を曲げて京也さんの方を見た。まるで自分の存在を彼に見せつけているように思えた。
「もう少し で 食べれるよ」
あの耳障りな声が、京也さんに向かってそう言った。
ゾワゾワっと寒気がする。食べれる、というのが『何を』だなんて、聞かなくても分かっていた。この女、食べるつもりだったのか。強く抱いていた八重さんの体をさらに抱きしめた。まさこさんも震えながら彼女を守っている。
だが呼びかけられた京也さんはさらに震え上がった。そして声が枯れてしまいそうなほどの悲鳴をあげると、女から逃げるように駆け出していった。
「京也さん、どちらへ行くのです! そっちは……!」
「ナオ、放っておきなさい!」
鏡を持ったまま京也さんに声をかけた九条さんを一喝すると、麗香さんは私たちの周りに円を書き終えた。
そして九条さんの手からミラーを奪うと、それをそっと地面に置く。
「これでひとまずあの女はこの中には入って来れないわ」
その言葉通り、女はこちらに近寄ろうとはせずただじっと八重さんを見ているだけだった。私は一旦八重さんから手を離す。すぐ目の前に立つ九条さんが麗香さんへ言った。
「麗香、いけますか」
「こっからは私の出番よ。あなたたちはその円から決して出ないことね」
そう言い放った麗香さんは着ているジャケットの胸ポケットから何かを取り出した。それは数珠だった。
麗香さんから初めて除霊らしい道具を見た。いつも香水瓶だのコンパクトミラーだのお洒落なものばかりだったのに。それがまた、この事件の終わりを物語っている気がした。
彼女はそれを握ったまま例の写真の前に立つ。そして一度しっかり見つめると、美しい動作で手を合わせた。
私と九条さんはじっとその光景を見つめる。
もしや、あの女を消せるのだろうか?
麗香さんは目を閉じて集中していた。その口は固く結ばれていて、例えばお経を唱えるだとかそういったことはまるでない。
ふわりと、綺麗にウェーブされた栗毛色の髪が揺れる。しかし、周りに風は一切吹いていないことに私は気が付いた。
無風の中、麗香さんの髪は生きているかのようにふわふわと靡いて浮いていく。その栗毛色が美しいと思った。息をするのもわすれて麗香さんの横顔を見つめた。
わずかに眉を顰めた麗香さんは、目を閉じたまま微動だにしない。それでも私たちを包む周りの空気感がガラリと変わったことに気づかないわけがなかった。木々の葉がこすれる音すら響かず、まるでここだけ異次元に来たかのように錯覚した。
「ああ…………あ………う」
はっと振り返る。女の口から声が漏れていた。その顔は苦痛に歪んでいた。真っ白だった目は充血するように赤い血管が見えている。口をぽかんと開き、そこから長い舌が垂れていた。
ただ呆然と麗香さんと女を交互に見ている時だった。麗香さんの前にある写真に変化が訪れた。
手も触れていないのに、打ち付けられた針や釘がもぞもぞと動き出したのだ。
まず一本。コロリと釘が一人でに抜けて地面に落ちた。
そして次に一本。また釘が落ちた。
写真から次々に釘たちが一人でに落ちていく。
次の瞬間、パンパンに膨れ上がっていた女の顔と体がさらに膨らんだ。まるで風船に空気を入れているかのようだった。女はまた苦しそうに声をあげる。
だがやつも抵抗したくなったのか。それまでミラーに怯えていた女は、突然こちらに向かって突進してきた。急なことに私は声を漏らし、目の前にある白い服を鷲掴みにしてしまう。
全身を思い切り私たちに向けてきた女だが、すぐ目の前でまるで壁にぶち当たったかのように体を反り返らせた。麗香さんがヒールの踵で引いただけの線が、壁になっているのだろうか。
女は苦しそうに喚いて悶えた。その体と顔はさらに膨れあがり、今にもはち切れそうなほどになっていた。青い皮膚がいつ破裂するか震えながら九条さんにしがみつく。赤いワンピースが千切れそうにミシミシと音を立てた。
ついに写真から全ての釘たちが抜かれ、麗香さんの前には穴だらけのエコー写真だけが残った。そのタイミングでそっと長いまつ毛を動かして目を開く。
じっと目の前の写真を見つめる。
右手に持っていた数珠をしっかり握りしめ、ゆっくりその写真に触れた。綺麗に塗られたネイルがひかる。無数に空いた穴を優しくさすった。
麗香さんが触れた瞬間、色のない白黒の写真が一瞬光を浴びたように見えた。
「終わりよ」
そう一言呟いた麗香さんは、キッと前を見据えた。そして両手をゆっくり広げると、それを思い切り合わせて手を叩いた。
パン……と甲高い音がエコーがかかっているかのように辺りに響き渡る。
するとその音とともに、膨らんで風船のようになっていた女は同時に破裂した。赤黒い液体が飛び散ったかと思ったが、それすら途中で消滅し私たちや木々にかかることはなかった。
着ていた赤いワンピースのみがゆらゆらと風になびいて地面に落ちたが、それも時間が経ってから徐々に消滅してしまった。
京也さんの叫び声が響いた。彼はそのまま驚きで倒れ込みどしんと尻餅をつく。目を見開き、すぐそばにいる化け物に驚愕しているようだった。
暗闇の中で真っ赤なワンピースだけがクッキリと見えた。その揺れる柔らかな裾から出る二本の細い足、左は途中で完全に折れて曲がっていた。
女は嬉しそうに満面の笑みで八重さんを見ている。口角が卑しく持ち上がり笑っていた。女の呪いの根源が近いからなのか、いつもよりその力が強い気がした。
風が吹いて女の髪の毛を浮かせた。ゴワゴワの醜い黒髪が逆立って見える。
「八重さん!」
次の瞬間八重さんの高い叫び声が聞こえた。それを合図としたかのように、女が凄まじい速さでこちらに駆け寄ってくる。足が折れていようがいまいが関係ないようだった。同時に私も八重さんへ駆け寄る。
叫ぶ八重さんを、私は瞬時に抱きしめて庇った。まさこさんと二人必死にその体にしがみつく。
どうか、どうか。八重さんも、このお腹の子も見逃してほしい。この二人は何も悪くない。
心の中でそう祈ったときだ。九条さんが素早い速度で八重さんが両手で握っていたコンパクトミラーを奪い取った。そしてそれを開くと、もう目の前に走り寄ってきていた女に向かって突き出したのだ。
満面の笑みで近寄ってきていた女はピタリと足を止め、その表情が苦痛に歪んだ。真っ白な目は眼球がこぼれ落ちそうなほど見開かれる。悔しそうに青い唇が震え、中に見える黄色の歯が垣間見えた。
ミラーを構える九条さんのすぐ横に、麗香さんが飛び出してきた。そして履いていたヒールを片方脱ぐと、その踵を利用して私たちを囲うように円を地面に描いていく。凸凹している土の上に乱雑ではあるが線が引かれていった。
「ナオ、そのままよ!」
麗香さんが額から汗を流しながら地面に線を引いていると、そばで尻餅をついていた京也さんがガクガクと震えながら立ち上がった。
「化け物、化け物がいる……!」
「ふざけんじゃないわよ、あんたがやった呪詛のおかげで生み出したのがこの女よ! 自覚がないとは厄介ね! 本当ならあんたに返してやるところだったんだからね!」
怒りながら叫んだ麗香さんの言葉を聞いていたかのように、女がガクンと首を曲げて京也さんの方を見た。まるで自分の存在を彼に見せつけているように思えた。
「もう少し で 食べれるよ」
あの耳障りな声が、京也さんに向かってそう言った。
ゾワゾワっと寒気がする。食べれる、というのが『何を』だなんて、聞かなくても分かっていた。この女、食べるつもりだったのか。強く抱いていた八重さんの体をさらに抱きしめた。まさこさんも震えながら彼女を守っている。
だが呼びかけられた京也さんはさらに震え上がった。そして声が枯れてしまいそうなほどの悲鳴をあげると、女から逃げるように駆け出していった。
「京也さん、どちらへ行くのです! そっちは……!」
「ナオ、放っておきなさい!」
鏡を持ったまま京也さんに声をかけた九条さんを一喝すると、麗香さんは私たちの周りに円を書き終えた。
そして九条さんの手からミラーを奪うと、それをそっと地面に置く。
「これでひとまずあの女はこの中には入って来れないわ」
その言葉通り、女はこちらに近寄ろうとはせずただじっと八重さんを見ているだけだった。私は一旦八重さんから手を離す。すぐ目の前に立つ九条さんが麗香さんへ言った。
「麗香、いけますか」
「こっからは私の出番よ。あなたたちはその円から決して出ないことね」
そう言い放った麗香さんは着ているジャケットの胸ポケットから何かを取り出した。それは数珠だった。
麗香さんから初めて除霊らしい道具を見た。いつも香水瓶だのコンパクトミラーだのお洒落なものばかりだったのに。それがまた、この事件の終わりを物語っている気がした。
彼女はそれを握ったまま例の写真の前に立つ。そして一度しっかり見つめると、美しい動作で手を合わせた。
私と九条さんはじっとその光景を見つめる。
もしや、あの女を消せるのだろうか?
麗香さんは目を閉じて集中していた。その口は固く結ばれていて、例えばお経を唱えるだとかそういったことはまるでない。
ふわりと、綺麗にウェーブされた栗毛色の髪が揺れる。しかし、周りに風は一切吹いていないことに私は気が付いた。
無風の中、麗香さんの髪は生きているかのようにふわふわと靡いて浮いていく。その栗毛色が美しいと思った。息をするのもわすれて麗香さんの横顔を見つめた。
わずかに眉を顰めた麗香さんは、目を閉じたまま微動だにしない。それでも私たちを包む周りの空気感がガラリと変わったことに気づかないわけがなかった。木々の葉がこすれる音すら響かず、まるでここだけ異次元に来たかのように錯覚した。
「ああ…………あ………う」
はっと振り返る。女の口から声が漏れていた。その顔は苦痛に歪んでいた。真っ白だった目は充血するように赤い血管が見えている。口をぽかんと開き、そこから長い舌が垂れていた。
ただ呆然と麗香さんと女を交互に見ている時だった。麗香さんの前にある写真に変化が訪れた。
手も触れていないのに、打ち付けられた針や釘がもぞもぞと動き出したのだ。
まず一本。コロリと釘が一人でに抜けて地面に落ちた。
そして次に一本。また釘が落ちた。
写真から次々に釘たちが一人でに落ちていく。
次の瞬間、パンパンに膨れ上がっていた女の顔と体がさらに膨らんだ。まるで風船に空気を入れているかのようだった。女はまた苦しそうに声をあげる。
だがやつも抵抗したくなったのか。それまでミラーに怯えていた女は、突然こちらに向かって突進してきた。急なことに私は声を漏らし、目の前にある白い服を鷲掴みにしてしまう。
全身を思い切り私たちに向けてきた女だが、すぐ目の前でまるで壁にぶち当たったかのように体を反り返らせた。麗香さんがヒールの踵で引いただけの線が、壁になっているのだろうか。
女は苦しそうに喚いて悶えた。その体と顔はさらに膨れあがり、今にもはち切れそうなほどになっていた。青い皮膚がいつ破裂するか震えながら九条さんにしがみつく。赤いワンピースが千切れそうにミシミシと音を立てた。
ついに写真から全ての釘たちが抜かれ、麗香さんの前には穴だらけのエコー写真だけが残った。そのタイミングでそっと長いまつ毛を動かして目を開く。
じっと目の前の写真を見つめる。
右手に持っていた数珠をしっかり握りしめ、ゆっくりその写真に触れた。綺麗に塗られたネイルがひかる。無数に空いた穴を優しくさすった。
麗香さんが触れた瞬間、色のない白黒の写真が一瞬光を浴びたように見えた。
「終わりよ」
そう一言呟いた麗香さんは、キッと前を見据えた。そして両手をゆっくり広げると、それを思い切り合わせて手を叩いた。
パン……と甲高い音がエコーがかかっているかのように辺りに響き渡る。
するとその音とともに、膨らんで風船のようになっていた女は同時に破裂した。赤黒い液体が飛び散ったかと思ったが、それすら途中で消滅し私たちや木々にかかることはなかった。
着ていた赤いワンピースのみがゆらゆらと風になびいて地面に落ちたが、それも時間が経ってから徐々に消滅してしまった。
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