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第31話 勇者、尾行調査をする
〜2〜
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ゼロ番街はネイピアスに破壊された面影もすっかりなくなり、全店が元の通り全店が営業を再開している。お蔭でホーリアの客足が戻っているし、今は丁度稼ぎ時の時間だからどの店も客でいっぱいだった。
「遅くなったけどー新装開店のお祝いなのだー」
コルダは自分のお小遣いで買った巨大な花束を店の女の子たちに差し出した。
胸が大きく開いたドレスを着た女の子たちは、花束ごとコルダを抱き締める。
「きゃーコルダだー!」
「もふもふだー!」
店の女の子たちは他の客を放って、勢ぞろいしてコルダをもぎゅもぎゅと揉んでいる。
あまり幼いコルダを店に連れてくるのはどうかと思ったけれど、元々ここで働いていただけあって知り合いが多い。アルルカ大臣に怒鳴り込まれたコルダだが、最近特別に落ち込んでいる様子はなかった。しかし、いい気分転換になるはずだ。
「コルダ、あんまり飲み過ぎるなよ」
「わかってるのだー!みんなー、今日のお代は勇者様が持つから、飲み放題にするのだー!」
とんでもないことを言っているコルダを置いて、俺とニーアは店の入口に近い席に座った。今日ここに来たのは、コルダを遊ばせる他に俺が呼び出されたからだ。
入口から外を覗くと、通りでは男も女も恋人のように腕を組んで歩いている。店の子も付けないでニーアと並んで黙って座っているのが気恥しくなって来た。
「ニーアは、勇者になったらブロマイドを撮られてちやほやされたいとか思うのか?」
店の女の子の顔写真を眺めて、何となく思い付いたことをそのまま尋ねてみる。騒がしい店内を眺めていたニーアが不思議そうに首を傾げて俺を見た。
「勇者様はちやほやされたくて勇者になったんですか?」
「……」
ニーアに逆に問われて、俺は黙る。
ちやほやされたくて勇者になったことは事実だしそれは良いと思うが、実際なっておいて全然ちやほやされていないし不人気投票で3位だし。
静かになった俺を気遣うように、ニーアは俺の質問に真面目に答え始めた。
「あ、あの、人それぞれだと思いますけど、うーん……ニーア、自分が勇者になれるとは思っていなかったのでそんな事、考えたことなかったです。それに、今もあんまり……」
言いながら、ニーアの表情が暗くなってくる。
なんとなくニーアの言おうとしていることがわかる。おそらくニーアはリトルスクールでも優等生で魔法剣士としても優秀だった。
そして勇者養成校に入って憧れの勇者まで手の届く所に来たが、入試では大泣きするし試験は追試ばかりだし、思った通りにいかないことだらけで気が滅入る頃だ。
「と、いうか!ニーア、写真写りよくないんですよ。半目になるし。だからブロマイドはちょっと嫌ですね」
店の賑やかさに引っ張られるように、ニーアが元気に答えた。
俺みたいに撮られない勇者もいるから大丈夫だろう、と言うと、ニーアはどこからかブロマイドが保存されている分厚いファイルを取り出してぱらぱらと捲る。
「でもニーア、勇者様のブロマイド持ってますよ?」
「……俺は許可した覚えがないんだが」
「ですよね。ニーアも勇者様は嫌がってたのにおかしいなぁと思って……あ、来ましたよ」
俺の肖像権の侵害についてちゃんと追及したいところだったのに、ニーアは店に入って来たアステルに気付いてファイルを片付けてしまう。
相変わらず洗濯したら色落ちが激しそうな赤い派手なスーツを着たアステルは、幼馴染で委員長キャラのニーアを見て嫌そうな顔になったが、やけくそのように俺の隣に座った。その傍らに、黒服を着たカルムが陰のようにそっと立つ。
「へい、子猫ちゃんたち。とりあえずボトル?俺の売上になるんで、出来るだけ高いヤツ」
「勇者様はお酒呑めないので無理ですよ」
「ウッソだろ。勇者なのに俺の役に立たねーのかよ」
それを聞いて、俺は近くにいたホストを手招きして、ボトルを注文した。
俺の30%引きされた一月の給料分くらいの値段のボトルに、アステルと店は大いに盛り上がる。
「勇者様、領収書切っておきますか?」
有能なニーアが俺に小声で囁いた。俺も周囲に聞こえないように一応頼むと頷いた。話の流れによっては勇者の仕事ということで、経費で落とせる可能性がある。
できれば魔獣がらみの話がいい、と期待していたが、アステルはカルムを指差して休み時間の高校生のように野次馬根性丸出しで話し出した。
「実はこいつ、気になる子がいるらしいんですよ。勇者様の知り合いだろうって俺に何度も聞いて来るから、それなら勇者様を呼び出してやるって」
俺は自分の貯金額を思い出し、シャンパンタワーで遊んでいるコルダを見て、ニーアにそっと囁いた。
「さっきのボトル、キャンセルできないかな?」
「もう飲まれちゃったので無理ですよ……大丈夫ですか?」
「支払いは来月まで待ってもらえないか?」
「わかりました。後でアステルに頼んでみます」
「勇者様、何をこそこそ言ってるんですか。こいつ、薬中とアル中で月一くらいで自殺未遂騒動起こしているけど、いい奴なんすよ。力になってやってください」
アステルは単なる野次馬のくせに無駄に熱い友情を見せてくる。俺はそれを聞いて二度とカルムに関わるまいと決めたのに、ニーアは特に驚いた様子もなく気になる子とは誰だろうと考え始めていた。
「ニーア、カルムのこと、知ってたのか?」
「ええ、チコリとアルヴァから聞いてました。色々問題がある人ですけど、でも、いい人なんですよ」
「……」
俺はこの後にどんなカルムのいい人エピソードが出て来たとしても奴と関わる気になれなかった。
しかし、話を聞くだけはタダだと考え直して、ニーアの隣で黙って座っていることする。
「勇者様と一緒にいた子ですよ。めちゃくちゃ可愛い子らしいんですけど」
「めちゃくちゃ可愛い子」
俺が思わず繰り返したが、アステルの後ろでカルムはそうは言っていないとでもいうように首を横に振っている。
「あ、当然ですけど、ニーアじゃないですよ」
雑に引き合いに出されたニーアがアステルを殴ろうと拳を振り上げたが、俺とカルムが見ているのに気付いてそっと拳を下した。
「その子は、白かったか?」
「白……?いいえ。でもオーラは純白の天使って感じだって、な?!」
アステルがまた適当なことを言って、カルムは先程と同じように首を横に振っている。
「はいはい、少し黙ってましょうね」
ニーアがアステルの口に酒瓶を突っ込んで、面倒臭くなって店を出ようとした俺のマントを掴んで座らせる。
「勇者様、そう怒らずに。でも、誰なんでしょうか」
白くないということはリリーナではないし、チコリやペルラだったらニーアと同じように同級生のアステルは知っているはずだ。
そこでホストとホステスを侍らせて浴びるように酒を飲んでいるコルダは嫌でも目に入るだろう。
「この前一緒にここに来てたって。服装が派手な子」
「服装が派手」
ボトルからそのまま酒を飲んでいるアステルがまた適当な事を言っているのかと思ったが、今度はカルムがこくりと頷いていた。
まさか、とうとうリリーナがコスプレ衣装で街を歩くようになってしまったのか、と考えたが、流石にこの街には来ないだろう。
「もしかして、クラウィスさんですか?小さい子です」
「そうそう。小さい子。ほっぺたにデカいバンソウコウ貼ってる子だって」
「へー……クラウィスさん、可愛いですもんね」
ニーアがクラウィスを誇るように言ったが、ちょっと待て、と俺はカルムを窺う。
カルムの歳は今の俺やニーアよりも上で、多分20代の後半くらいだろう。幼いクラウィスと恋愛するにはだいぶ問題がある年齢だ。
聞くだけ聞いたし、話が終わりなら店を出ようかとした時、カルムの耳に付けた通信機が鳴った。
『4番。5卓で酔っ払いが暴れてる』
黒服同士の通信らしい。店の中心から外れて少し静かな席だから、通信機の声が漏れて聞こえてきた。
『そいつ5回目だろう。殺せ』
「待て。すぐに行く」
剣呑な通信を遮って、カルムは俺たちに一度頭を下げると走って店を出て行った。
いくら魔術師でも本当に客を殺したりしないだろうが、万が一ということがあり得る。リコリスがトップにいるとはいえ魔術師が魔術を使わないで大人しく働いているのは珍しいと思っていたが、やはり内部ではゴタゴタしているらしい。
「勇者様、クラウィスさんのこと、紹介してあげるんですか?」
「歳の差もそうだけど、魔術師と退魔の子だろう」
「うーん……でも、カルムさんって他の魔術師と違うんですよ。市と揉めた時も仲裁してくれて、支配人もカルムさんの言う事なら何とか聞き入れてくれるんです。だから、もしかしたらって思うんですけど」
「勇者様、いいじゃないっすか。愛する2人がくっついたら面白いっしょ?」
「ですよねー……歳の差も愛があれば乗り越えられるんじゃないでしょうか」
アステルが横から茶々を入れて来て追い払おうとしたが、何故かニーアは積極的だった。そんな無責任に盛り上がるなんてどうしたんだと思ったら、ニーアの前にボトルが数本転がっている。
酒が入ったニーアといると今夜は長くなりそうだ。俺は諦めてソフトドリンクのメニューを開いた。
「遅くなったけどー新装開店のお祝いなのだー」
コルダは自分のお小遣いで買った巨大な花束を店の女の子たちに差し出した。
胸が大きく開いたドレスを着た女の子たちは、花束ごとコルダを抱き締める。
「きゃーコルダだー!」
「もふもふだー!」
店の女の子たちは他の客を放って、勢ぞろいしてコルダをもぎゅもぎゅと揉んでいる。
あまり幼いコルダを店に連れてくるのはどうかと思ったけれど、元々ここで働いていただけあって知り合いが多い。アルルカ大臣に怒鳴り込まれたコルダだが、最近特別に落ち込んでいる様子はなかった。しかし、いい気分転換になるはずだ。
「コルダ、あんまり飲み過ぎるなよ」
「わかってるのだー!みんなー、今日のお代は勇者様が持つから、飲み放題にするのだー!」
とんでもないことを言っているコルダを置いて、俺とニーアは店の入口に近い席に座った。今日ここに来たのは、コルダを遊ばせる他に俺が呼び出されたからだ。
入口から外を覗くと、通りでは男も女も恋人のように腕を組んで歩いている。店の子も付けないでニーアと並んで黙って座っているのが気恥しくなって来た。
「ニーアは、勇者になったらブロマイドを撮られてちやほやされたいとか思うのか?」
店の女の子の顔写真を眺めて、何となく思い付いたことをそのまま尋ねてみる。騒がしい店内を眺めていたニーアが不思議そうに首を傾げて俺を見た。
「勇者様はちやほやされたくて勇者になったんですか?」
「……」
ニーアに逆に問われて、俺は黙る。
ちやほやされたくて勇者になったことは事実だしそれは良いと思うが、実際なっておいて全然ちやほやされていないし不人気投票で3位だし。
静かになった俺を気遣うように、ニーアは俺の質問に真面目に答え始めた。
「あ、あの、人それぞれだと思いますけど、うーん……ニーア、自分が勇者になれるとは思っていなかったのでそんな事、考えたことなかったです。それに、今もあんまり……」
言いながら、ニーアの表情が暗くなってくる。
なんとなくニーアの言おうとしていることがわかる。おそらくニーアはリトルスクールでも優等生で魔法剣士としても優秀だった。
そして勇者養成校に入って憧れの勇者まで手の届く所に来たが、入試では大泣きするし試験は追試ばかりだし、思った通りにいかないことだらけで気が滅入る頃だ。
「と、いうか!ニーア、写真写りよくないんですよ。半目になるし。だからブロマイドはちょっと嫌ですね」
店の賑やかさに引っ張られるように、ニーアが元気に答えた。
俺みたいに撮られない勇者もいるから大丈夫だろう、と言うと、ニーアはどこからかブロマイドが保存されている分厚いファイルを取り出してぱらぱらと捲る。
「でもニーア、勇者様のブロマイド持ってますよ?」
「……俺は許可した覚えがないんだが」
「ですよね。ニーアも勇者様は嫌がってたのにおかしいなぁと思って……あ、来ましたよ」
俺の肖像権の侵害についてちゃんと追及したいところだったのに、ニーアは店に入って来たアステルに気付いてファイルを片付けてしまう。
相変わらず洗濯したら色落ちが激しそうな赤い派手なスーツを着たアステルは、幼馴染で委員長キャラのニーアを見て嫌そうな顔になったが、やけくそのように俺の隣に座った。その傍らに、黒服を着たカルムが陰のようにそっと立つ。
「へい、子猫ちゃんたち。とりあえずボトル?俺の売上になるんで、出来るだけ高いヤツ」
「勇者様はお酒呑めないので無理ですよ」
「ウッソだろ。勇者なのに俺の役に立たねーのかよ」
それを聞いて、俺は近くにいたホストを手招きして、ボトルを注文した。
俺の30%引きされた一月の給料分くらいの値段のボトルに、アステルと店は大いに盛り上がる。
「勇者様、領収書切っておきますか?」
有能なニーアが俺に小声で囁いた。俺も周囲に聞こえないように一応頼むと頷いた。話の流れによっては勇者の仕事ということで、経費で落とせる可能性がある。
できれば魔獣がらみの話がいい、と期待していたが、アステルはカルムを指差して休み時間の高校生のように野次馬根性丸出しで話し出した。
「実はこいつ、気になる子がいるらしいんですよ。勇者様の知り合いだろうって俺に何度も聞いて来るから、それなら勇者様を呼び出してやるって」
俺は自分の貯金額を思い出し、シャンパンタワーで遊んでいるコルダを見て、ニーアにそっと囁いた。
「さっきのボトル、キャンセルできないかな?」
「もう飲まれちゃったので無理ですよ……大丈夫ですか?」
「支払いは来月まで待ってもらえないか?」
「わかりました。後でアステルに頼んでみます」
「勇者様、何をこそこそ言ってるんですか。こいつ、薬中とアル中で月一くらいで自殺未遂騒動起こしているけど、いい奴なんすよ。力になってやってください」
アステルは単なる野次馬のくせに無駄に熱い友情を見せてくる。俺はそれを聞いて二度とカルムに関わるまいと決めたのに、ニーアは特に驚いた様子もなく気になる子とは誰だろうと考え始めていた。
「ニーア、カルムのこと、知ってたのか?」
「ええ、チコリとアルヴァから聞いてました。色々問題がある人ですけど、でも、いい人なんですよ」
「……」
俺はこの後にどんなカルムのいい人エピソードが出て来たとしても奴と関わる気になれなかった。
しかし、話を聞くだけはタダだと考え直して、ニーアの隣で黙って座っていることする。
「勇者様と一緒にいた子ですよ。めちゃくちゃ可愛い子らしいんですけど」
「めちゃくちゃ可愛い子」
俺が思わず繰り返したが、アステルの後ろでカルムはそうは言っていないとでもいうように首を横に振っている。
「あ、当然ですけど、ニーアじゃないですよ」
雑に引き合いに出されたニーアがアステルを殴ろうと拳を振り上げたが、俺とカルムが見ているのに気付いてそっと拳を下した。
「その子は、白かったか?」
「白……?いいえ。でもオーラは純白の天使って感じだって、な?!」
アステルがまた適当なことを言って、カルムは先程と同じように首を横に振っている。
「はいはい、少し黙ってましょうね」
ニーアがアステルの口に酒瓶を突っ込んで、面倒臭くなって店を出ようとした俺のマントを掴んで座らせる。
「勇者様、そう怒らずに。でも、誰なんでしょうか」
白くないということはリリーナではないし、チコリやペルラだったらニーアと同じように同級生のアステルは知っているはずだ。
そこでホストとホステスを侍らせて浴びるように酒を飲んでいるコルダは嫌でも目に入るだろう。
「この前一緒にここに来てたって。服装が派手な子」
「服装が派手」
ボトルからそのまま酒を飲んでいるアステルがまた適当な事を言っているのかと思ったが、今度はカルムがこくりと頷いていた。
まさか、とうとうリリーナがコスプレ衣装で街を歩くようになってしまったのか、と考えたが、流石にこの街には来ないだろう。
「もしかして、クラウィスさんですか?小さい子です」
「そうそう。小さい子。ほっぺたにデカいバンソウコウ貼ってる子だって」
「へー……クラウィスさん、可愛いですもんね」
ニーアがクラウィスを誇るように言ったが、ちょっと待て、と俺はカルムを窺う。
カルムの歳は今の俺やニーアよりも上で、多分20代の後半くらいだろう。幼いクラウィスと恋愛するにはだいぶ問題がある年齢だ。
聞くだけ聞いたし、話が終わりなら店を出ようかとした時、カルムの耳に付けた通信機が鳴った。
『4番。5卓で酔っ払いが暴れてる』
黒服同士の通信らしい。店の中心から外れて少し静かな席だから、通信機の声が漏れて聞こえてきた。
『そいつ5回目だろう。殺せ』
「待て。すぐに行く」
剣呑な通信を遮って、カルムは俺たちに一度頭を下げると走って店を出て行った。
いくら魔術師でも本当に客を殺したりしないだろうが、万が一ということがあり得る。リコリスがトップにいるとはいえ魔術師が魔術を使わないで大人しく働いているのは珍しいと思っていたが、やはり内部ではゴタゴタしているらしい。
「勇者様、クラウィスさんのこと、紹介してあげるんですか?」
「歳の差もそうだけど、魔術師と退魔の子だろう」
「うーん……でも、カルムさんって他の魔術師と違うんですよ。市と揉めた時も仲裁してくれて、支配人もカルムさんの言う事なら何とか聞き入れてくれるんです。だから、もしかしたらって思うんですけど」
「勇者様、いいじゃないっすか。愛する2人がくっついたら面白いっしょ?」
「ですよねー……歳の差も愛があれば乗り越えられるんじゃないでしょうか」
アステルが横から茶々を入れて来て追い払おうとしたが、何故かニーアは積極的だった。そんな無責任に盛り上がるなんてどうしたんだと思ったら、ニーアの前にボトルが数本転がっている。
酒が入ったニーアといると今夜は長くなりそうだ。俺は諦めてソフトドリンクのメニューを開いた。
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