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第26話 勇者、社交界に参戦する
〜3〜
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勇者とノーラが通じていることを悟られないように時間をずらして会場に入ることにしようと、オグオンは先にゲストルームを出て行った。
俺とノーラは2人で時間を潰しつつ、顔しか似せていないトルヴァルの変装が暴かれないように設定を固めていた。
「私のことはノーラ様とお呼びください。ホーリア様のことは、トルヴァルとお呼びしてもよろしいですか?」
ノーラに言われて、構わないと俺は頷いた。
トルヴァルがヴィルドルク国内に来るのは初めてだし、貴族から話しかけられることはまず無い。顔を似せて頬に鍵の紋様を入れておけば、それ以上疑われないはずだ。
「ホーリア様、パーティーの参加は大丈夫ですか?」
「ああ、慣れている」
ノーラは不安そうな顔をしているが、俺は何度かオグオンに貴族が集まる場に連れて来させられた事がある。パーティーの振舞いはそれなりに身に付いているが、他国の退魔の子が慣れ過ぎていても怪しまれるからノーラの横で黙って大人しくしているくらいが丁度良い。
「ホーリア様はどちらの出身なんですか?」
貴族のノーラが出身を聞いて来る時は、出身地では無く家柄を聞いている。勇者には貴族の人間も多いから、俺をどこかの貴族出身だと勘違いしているらしい。
「俺はプリスタスの孤児院出身だ。親は知らない」
「まあ、そうなんですか」
ノーラはそれだけ言ってドレスを整えると、俺の腕を掴んでパーティー会場になっている1階に向かった。
ホールの中は着飾った人々で溢れている。オグオンが言っていた通り貴族以外の人もいて、場にそぐわない話題を延々と語っている古臭い服装の学者らしき男や、不安そうに周囲を見回しているパーティー慣れしていない庶民もいる。
基本的に立食パーティーで、人の間を縫うように給仕のボーイやメイドが忙しく働いていた。
参加者は給仕が持っているトレイの上の飲み物や料理を勝手に取っているから、毒入りの食事を俺に食べさせるなら直接手渡す以外には難しいだろう。食事を楽しむ余裕くらいはありそうだ。
しかし、知り合いだけのパーティーだから、参加者全員に遅効性の毒を飲ませて、後で俺以外に解毒剤を配るという方法も面倒だがやれないことはない。
「どうぞ」
そんな事を考えていると、丁度ボーイがワイングラスを差し出して来る。俺は礼を言って試しに受け取ってみた。見た目は何の変哲もない赤ワインだが、慎重に舌の先で味を確かめてみる。
「……」
これは、台所用洗剤の味だ。
一口二口飲んだところで腹を壊す程度だが、グラス1杯分飲んだら死ぬかもしれない。
差し出して来たボーイの姿を探したが、すぐに人込みに紛れて行って逃げて行った。おそらくこのパーティーのために臨時で雇われた少年で、給仕と一緒に暗殺も頼まれたのだろう。
しかし、雑な暗殺方法だ。
てっきりプロの殺し屋でも雇っているのかと警戒していたが、退魔の子を殺すのにそこまで手間と時間を掛ける必要はないと考えているらしい。
とりあえず何も持っていないのは不自然だから、洗剤入りのグラスを片手に持ったままノーラの後ろを付いて行った。先に会場に入ったオグオンはどこにいるのかと辺りを探すと、少し離れた所で貴族らしき男と話をしている。
知り合いのデザイナーが最近流行りのドレスを作った件なんて、オグオンは一ミリも興味が無いだろうに、笑顔で頷きながら聞いている。給料も発生していないのにつまらない話にリアクションを取るなんて、俺には到底無理な芸当だ。
「ああ、久しぶりだな」
バラ色の正装を身に纏った男が、オグオンの傍にいたボーイの少年を弾き飛ばしてこちらに寄って来た。
背中を押された少年はバランスを崩し、持っていたトレイの上のグラスがオグオンの方に傾く。
それに気付いたオグオンは、片手で少年の体を支えて、もう片方の手で傾いたグラスからワインの滴が零れる前に受け取った。
「ありがとう」
「は……はい……!」
オグオンは微笑んで一言少年に礼を言うと、何事も無かったかのように話を続ける。
少年の頬が僅かに赤くなり、他の客もそれに気付いてオグオンに憧れの視線を向けていた。長い髪を背中に流して、片目は眼帯で隠れたままだがパーティー用に化粧をしていて、いつもと雰囲気の違う格好をしているのが勇者のオグオンだと気付いたらしい。
しかし、オグオンの背中が「一丁上り」みたいな空気を醸し出しているのが気になる。まさかオグオンは自分のファンを増やすためにこのパーティーに参加したのではないだろうな。
少年を突き飛ばした男性は、ノーラが目当てだったらしくこちらに近付いて来た。
「シーグル・コルベリア……父の弟です」
ノーラが俺に囁いて来て、俺は頷いた。
コルベリア家の五男のシーグルなら、俺も何度か見たことがある。20代中頃の若い男性で、まだ実家に甘えて無職の金持ちを謳歌している。近頃は勇者嫌いで有名だから、先程ボーイを押したのもオグオンを狙ってワザとやったことだろう。
「ノーラ、久しぶりだな。留学はどうだ?」
「ええ、お蔭さまで上手くやっていますわ」
ノーラの返事を聞かないで、シーグルは俺に近付いて前髪を掴んだ。ウィッグが取れないように顔を抑えたが、シーグルは俺の頬にある鍵の紋様を確認しただけだった。パーティーが始まったばかりなのに、シーグルは既に出来上がっていて、赤い顔から酒の臭いが漂っている。
「まーた退魔の子か!あの国に行ってこんなのを掴まえてくるなんて、ノーラは一体何をしに留学してるんだ?」
「魔術の勉強のためですわ、叔父様」
「勉強勉強って、ノーラはその歳になって浮いた噂の1つも無いじゃないか。慈善事業も結構だが、いい加減コルベリア家の人間として自覚を持ってもらわないと」
「すみません、未熟なもので……」
シーグルは以前は勇者に好意的で、前大臣には媚びへつらっていたくらいだ。しかし、5年前から突然勇者に敵意を向けるようになり、表向きは仕事の関係で勇者に不手際があったということになっている。
養成校に残っている記録では、シーグルは何度か勇者養成校の入学試験を受けている。コルベリア家レベルの貴族であっても、五男ともなると名誉職にも面白い物が残っていない。つまらない商人組合の役員になるくらいなら、勇者になろうと考えるのも当然だ。
しかし、5年前の入学試験を最後に、ぱったり受験を止めている。合格出来なくて入学を諦めて、八つ当たりで勇者を目の敵にしているのは明らかだ。同い年くらいのオグオンが勇者選出の大臣をやっているのだから、ますます苛立っていることだろう。
しかし、それが勇者全員に知られているのだから、個人情報が筒抜けも良い所で本当に哀れな奴だ。養成校の受験はお勧めできない。
「ノーラ、まさか本気で退魔の子を家に迎え入れるつもりじゃないだろうな」
「でも、トルヴァルはとても優秀で、あの国の国立研究所に勤務しているんですよ。魔術が使えなくても、能力が評価されているんです」
「優秀、か。それなら御教授願おうじゃないか」
シーグルはノーラを押し退けて、俺の正面に立って赤らんだ顔で見下ろしてきた。
俺は5年前の養成校の入学試験の過去問を思い出していた。一般に公開されていないが、資料室に残っていたのを見た記憶がある。魔術の筆記試験が難易度は低いもののマイナーなテーマで、答えられずに不合格になった奴が多かったはずだ。
「退魔の子でも言葉くらいは通じるだろう。研究分野は何だ?さぞかし立派な事をやっているんだろうね」
ノーラがそっと俺を窺った。トルヴァルの本当の研究分野が何であれ、俺はそれなりに答えられる自信があったが、せっかくだから俺はシーグルを見上げて答えた。
「『有限の生体に向けた火炎魔術の発動によるガディロムア反応の発生公式及び効果的な減少方法について』」
シーグルは酔っ払いの緩んだ表情のまま何か言おうとしたが、すぐに苦しそうに顔を歪めた。きっと5年前の試験を思い出したのだろう。俺の肩を強く押して退かすと、横を通り抜けてホールの外に出て行く。
「ホーリア様、もしかして、気が短いタイプですか?」
シーグルの様子に何か察したノーラが、俺の耳元に口を近付けて周囲に聞こえないように囁いた。俺も大人げない事をしてしまったと少し反省して、「気を付けてはいる」と答えた。
「でも、少しいい気味だったわ。ありがとう」
ノーラは小さく笑うと、俺の腕を抱き締めて会場の奥に進んだ。
俺とノーラは2人で時間を潰しつつ、顔しか似せていないトルヴァルの変装が暴かれないように設定を固めていた。
「私のことはノーラ様とお呼びください。ホーリア様のことは、トルヴァルとお呼びしてもよろしいですか?」
ノーラに言われて、構わないと俺は頷いた。
トルヴァルがヴィルドルク国内に来るのは初めてだし、貴族から話しかけられることはまず無い。顔を似せて頬に鍵の紋様を入れておけば、それ以上疑われないはずだ。
「ホーリア様、パーティーの参加は大丈夫ですか?」
「ああ、慣れている」
ノーラは不安そうな顔をしているが、俺は何度かオグオンに貴族が集まる場に連れて来させられた事がある。パーティーの振舞いはそれなりに身に付いているが、他国の退魔の子が慣れ過ぎていても怪しまれるからノーラの横で黙って大人しくしているくらいが丁度良い。
「ホーリア様はどちらの出身なんですか?」
貴族のノーラが出身を聞いて来る時は、出身地では無く家柄を聞いている。勇者には貴族の人間も多いから、俺をどこかの貴族出身だと勘違いしているらしい。
「俺はプリスタスの孤児院出身だ。親は知らない」
「まあ、そうなんですか」
ノーラはそれだけ言ってドレスを整えると、俺の腕を掴んでパーティー会場になっている1階に向かった。
ホールの中は着飾った人々で溢れている。オグオンが言っていた通り貴族以外の人もいて、場にそぐわない話題を延々と語っている古臭い服装の学者らしき男や、不安そうに周囲を見回しているパーティー慣れしていない庶民もいる。
基本的に立食パーティーで、人の間を縫うように給仕のボーイやメイドが忙しく働いていた。
参加者は給仕が持っているトレイの上の飲み物や料理を勝手に取っているから、毒入りの食事を俺に食べさせるなら直接手渡す以外には難しいだろう。食事を楽しむ余裕くらいはありそうだ。
しかし、知り合いだけのパーティーだから、参加者全員に遅効性の毒を飲ませて、後で俺以外に解毒剤を配るという方法も面倒だがやれないことはない。
「どうぞ」
そんな事を考えていると、丁度ボーイがワイングラスを差し出して来る。俺は礼を言って試しに受け取ってみた。見た目は何の変哲もない赤ワインだが、慎重に舌の先で味を確かめてみる。
「……」
これは、台所用洗剤の味だ。
一口二口飲んだところで腹を壊す程度だが、グラス1杯分飲んだら死ぬかもしれない。
差し出して来たボーイの姿を探したが、すぐに人込みに紛れて行って逃げて行った。おそらくこのパーティーのために臨時で雇われた少年で、給仕と一緒に暗殺も頼まれたのだろう。
しかし、雑な暗殺方法だ。
てっきりプロの殺し屋でも雇っているのかと警戒していたが、退魔の子を殺すのにそこまで手間と時間を掛ける必要はないと考えているらしい。
とりあえず何も持っていないのは不自然だから、洗剤入りのグラスを片手に持ったままノーラの後ろを付いて行った。先に会場に入ったオグオンはどこにいるのかと辺りを探すと、少し離れた所で貴族らしき男と話をしている。
知り合いのデザイナーが最近流行りのドレスを作った件なんて、オグオンは一ミリも興味が無いだろうに、笑顔で頷きながら聞いている。給料も発生していないのにつまらない話にリアクションを取るなんて、俺には到底無理な芸当だ。
「ああ、久しぶりだな」
バラ色の正装を身に纏った男が、オグオンの傍にいたボーイの少年を弾き飛ばしてこちらに寄って来た。
背中を押された少年はバランスを崩し、持っていたトレイの上のグラスがオグオンの方に傾く。
それに気付いたオグオンは、片手で少年の体を支えて、もう片方の手で傾いたグラスからワインの滴が零れる前に受け取った。
「ありがとう」
「は……はい……!」
オグオンは微笑んで一言少年に礼を言うと、何事も無かったかのように話を続ける。
少年の頬が僅かに赤くなり、他の客もそれに気付いてオグオンに憧れの視線を向けていた。長い髪を背中に流して、片目は眼帯で隠れたままだがパーティー用に化粧をしていて、いつもと雰囲気の違う格好をしているのが勇者のオグオンだと気付いたらしい。
しかし、オグオンの背中が「一丁上り」みたいな空気を醸し出しているのが気になる。まさかオグオンは自分のファンを増やすためにこのパーティーに参加したのではないだろうな。
少年を突き飛ばした男性は、ノーラが目当てだったらしくこちらに近付いて来た。
「シーグル・コルベリア……父の弟です」
ノーラが俺に囁いて来て、俺は頷いた。
コルベリア家の五男のシーグルなら、俺も何度か見たことがある。20代中頃の若い男性で、まだ実家に甘えて無職の金持ちを謳歌している。近頃は勇者嫌いで有名だから、先程ボーイを押したのもオグオンを狙ってワザとやったことだろう。
「ノーラ、久しぶりだな。留学はどうだ?」
「ええ、お蔭さまで上手くやっていますわ」
ノーラの返事を聞かないで、シーグルは俺に近付いて前髪を掴んだ。ウィッグが取れないように顔を抑えたが、シーグルは俺の頬にある鍵の紋様を確認しただけだった。パーティーが始まったばかりなのに、シーグルは既に出来上がっていて、赤い顔から酒の臭いが漂っている。
「まーた退魔の子か!あの国に行ってこんなのを掴まえてくるなんて、ノーラは一体何をしに留学してるんだ?」
「魔術の勉強のためですわ、叔父様」
「勉強勉強って、ノーラはその歳になって浮いた噂の1つも無いじゃないか。慈善事業も結構だが、いい加減コルベリア家の人間として自覚を持ってもらわないと」
「すみません、未熟なもので……」
シーグルは以前は勇者に好意的で、前大臣には媚びへつらっていたくらいだ。しかし、5年前から突然勇者に敵意を向けるようになり、表向きは仕事の関係で勇者に不手際があったということになっている。
養成校に残っている記録では、シーグルは何度か勇者養成校の入学試験を受けている。コルベリア家レベルの貴族であっても、五男ともなると名誉職にも面白い物が残っていない。つまらない商人組合の役員になるくらいなら、勇者になろうと考えるのも当然だ。
しかし、5年前の入学試験を最後に、ぱったり受験を止めている。合格出来なくて入学を諦めて、八つ当たりで勇者を目の敵にしているのは明らかだ。同い年くらいのオグオンが勇者選出の大臣をやっているのだから、ますます苛立っていることだろう。
しかし、それが勇者全員に知られているのだから、個人情報が筒抜けも良い所で本当に哀れな奴だ。養成校の受験はお勧めできない。
「ノーラ、まさか本気で退魔の子を家に迎え入れるつもりじゃないだろうな」
「でも、トルヴァルはとても優秀で、あの国の国立研究所に勤務しているんですよ。魔術が使えなくても、能力が評価されているんです」
「優秀、か。それなら御教授願おうじゃないか」
シーグルはノーラを押し退けて、俺の正面に立って赤らんだ顔で見下ろしてきた。
俺は5年前の養成校の入学試験の過去問を思い出していた。一般に公開されていないが、資料室に残っていたのを見た記憶がある。魔術の筆記試験が難易度は低いもののマイナーなテーマで、答えられずに不合格になった奴が多かったはずだ。
「退魔の子でも言葉くらいは通じるだろう。研究分野は何だ?さぞかし立派な事をやっているんだろうね」
ノーラがそっと俺を窺った。トルヴァルの本当の研究分野が何であれ、俺はそれなりに答えられる自信があったが、せっかくだから俺はシーグルを見上げて答えた。
「『有限の生体に向けた火炎魔術の発動によるガディロムア反応の発生公式及び効果的な減少方法について』」
シーグルは酔っ払いの緩んだ表情のまま何か言おうとしたが、すぐに苦しそうに顔を歪めた。きっと5年前の試験を思い出したのだろう。俺の肩を強く押して退かすと、横を通り抜けてホールの外に出て行く。
「ホーリア様、もしかして、気が短いタイプですか?」
シーグルの様子に何か察したノーラが、俺の耳元に口を近付けて周囲に聞こえないように囁いた。俺も大人げない事をしてしまったと少し反省して、「気を付けてはいる」と答えた。
「でも、少しいい気味だったわ。ありがとう」
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