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第21話 勇者、後進を案ずる
〜3〜
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俺を見つけて、ニーアは先輩の授業をすぐに切り上げた。俺はここの卒業生だから校舎の中は分かりきっているのに、ニーアが横に並んで案内してくれる。
上級生よりも卒業生の俺の方がより上位の先輩ということだ。相変わらず上下関係がはっきりしている。
「勇者様、マントと剣ができたんですか」
ニーアが俺の姿に気付いて言った。
俺が養成校に来たのは、勇者の剣とマントを受け取るためだ。養成校の生徒は通常マントの着用が禁止されているし、勇者の剣も式典の時くらいしか使わないのに、今すぐに必要な俺が後回しにされていたマントと剣が、ようやく出来上がったからだ。
「これで引きこもり脱出ですね!」
嬉しそうに声を弾ませながら、ニーアは若干遠慮して俺の顔色を窺っている。
ニーアの入学試験の時に、オグオンと俺が揉めていたのをまだ気にしているらしい。俺はまだ完全に許すことは出来ないが、一晩寝たらすっかり怒りは冷めていた。でも、俺に気を遣うニーアが珍しいからしばらく黙っていよう。
「引きこもりといえば、リリーナはどうしてる?」
「リリーナさん、ちゃんと先生やってますよ。教えるの上手だから好評です!」
「……本当に?」
そう言われても、全然信じられない。
魔術の腕は確かでも、引きこもりで人見知りのリリーナだ。
同年代や年上の養成校の生徒たちの前に立って、物を教えるなんて絶対に無理だ。
実際、ニーアは実習でホーリアに戻って来るからわざわざ養成校に会いに行く必要はないと気付いて、事務所でリリーナが「じゃあ講師辞めるー!」と泣き喚いていたのは記憶に新しい。
その時はニーアが「知っている人がいるとニーアも安心できるんですけど」とか、「リリーナさんから教わりたいなぁ」とか、宥めたり煽てたりしてリリーナが機嫌を治してその場は治まった。
多分、新入生が入学して一番忙しい時期に講師を辞められると余計な仕事が増えるから、教師共に引き留めるように頼まれたのだろう。
「ニーアも、リリーナさんに習っていたお陰で授業についていけてますから……あ、ちょうどいい所に」
ニーアは廊下の窓枠にネズミが走っているのを見つけて、話を途中にして駆け寄った。顔を寄せて、指先で摘まめそうな小さな黒いネズミの塵粒のような赤い目を見つめる。
「レゾィフィグカ先生、今からそちらに行ってもいいですか?」
ネズミは短く鳴くと、窓枠を下りて廊下の隙間を走り去って行った。
どうやら、俺が心配していたことが現実になってしまったらしい。
勇者養成校は特殊な学校だから、生徒は尋常じゃなくストレスが溜まる。精神を病んで退学していく奴も毎年一定数いる。理想と現実の区別が付かない奴とか、上の言う事に心を殺して従えない奴にはキツイ環境だ。
入学早々その状況に陥ってしまうとは。
ニーアにはもう少し頑張って欲しいところだが、養成校にはカウンセラーもいるし希望すれば薬も出してくれる。何なら俺が治療することもできる。
「ち、違いますよ!あのネズミがリリーナさんなんです!」
俺が心配そうな顔をしているのに気付いて、ニーアは慌てて俺に小声で耳打ちする。1回ホーリアに戻って話を聞こうと言ったが、ニーアに腕を引かれて講師室の方に連れて行かれた。
+++++
卒業生の俺でも、魔術の講師室の方にはほとんど来たことが無い。大抵理事室の方でオグオンにこき使われていたからだ。
しかし、リリーナがオグオン経由で採用されたなら助けてやれるが、魔術教師たちの希望で採用したなら、俺からは何も言えない。
俺は魔術の成績が悪かったわけでもないのに、兎に角魔術教師と仲が悪かった。
何世代にも渡って世界の真実を解き明かそうとする魔術師と、最短で勇者の肩書だけ得て卒業した俺が相容れないのは仕方の無いことだ。
頭脳派を気取っている魔術教師が俺に対して怒りのあまり拳で語り出したことで、俺は魔術教師の目の敵にされるようになった。
内密にリリーナに仕事を頼んでいたオグオンが、自身の懐である養成校にリリーナを招き入れるはずがない。恐らく魔術教師たちが勝手にリリーナをスカウトして、オグオンの決定を待たずに採用を決めてしまったのだろう。
ズラリと並んだ講師室のドアの内、金色の髑髏のドアノッカーが付いた1つの前でニーアは足を止めた。
ニーアがノッカーを鳴らすと、髑髏の顎がガクガクと動いてしわがれた声を発した。
『オマェ、ダァレだ?』
「ニーアです。入ってもいいですか?」
俺は趣味の悪さにひいていたが、ニーアは慣れた様子で髑髏と会話していた。
ドアがゆっくりと開いて、薄暗い講師室に廊下の光が差し込む。ニーアに続いて俺が部屋の中に入ると、背後ですぐにドアが閉まった。
本が積み重なっていくつも塔になっている埃っぽい講師室の影から、先程と同じ黒ネズミが何匹も出て来る。ネズミは部屋の中心の安楽椅子に座った魔術師のローブの下に逃げ込んで、溶けるように姿を消す。
薄汚れたローブで頭からつま先まですっぽり隠したその人物は、布の隙間から灰色の古紙の様な肌と大きな鷲鼻の先端だけが見えていた。
リリーナと似ても似つかない人物だ。
やはりニーアは疲れてしまったのかと思ったら、ローブの下からごそごそとリリーナが姿を現した。寝間着用のシャツしか着ていない、いつもの格好をしたリリーナだ。服の下からリリーナが出て来ても身動ぎもしない老人は、ただのハリボテらしい。
リリーナは俺に気付くと、シャツの裾を握り締めて不満そうに頬を膨らませる。
「何よぅ……バカにしに来たの?」
「違いますよ。リリーナさんが頑張ってる姿を勇者様に見せてあげようと思って連れて来たんです!」
ニーアが言うと、リリーナは頬が緩みそうになるのを堪えて胸を張った。
「そうよ。あたし、ちゃんとやってるんだから。自分で仕事見つけて、1人で働いてるのよ」
「いつもリリーナはネズミの姿で教えているのか?」
尋ねつつ、俺は講師室の汚さと物の多さが気になっていた。
養成校の校舎ならいくら物があっても床が抜けることは無いだろうが、事務所の2階はどうだろうか。耐震構造にも不安があるし、あそこは一度補修工事をした方がいいかもしれない。
「はい。大量のネズミさんなので、ほぼ個人指導です!どうしても人型にならないと駄目な時は、このおじいさんの姿になってるんですよ」
ニーアがローブ姿の老人を雑に引っ張ると、安楽椅子の下からお菓子や雑誌が出て来る。重々しい老成した魔術師のハリボテは、リリーナの新たな引きこもり場所になっている。
「だってさ……古代魔術史教えるのに、あたしみたいなのナメられるもん」
「うーん……そんなことないと思いますけど」
確かに、若いリリーナが古代魔術史を教えてもあまり雰囲気は出ない。
しかし、リリーナの魔術の実力なら何を教えても説得力があるだろうに、わざわざネズミの姿にならなくても。ポテコがリリーナをあれだけ拒絶していた理由が分かった。
「それなら、応用白魔術の授業の時は元の姿で教えたらどうですか?」
「えー!それもさ、こんなに可愛いから白魔術しかできないんだって思われそうでイヤ」
魔術師がそうなのか、それともリリーナが特別そうなのか。俺には理解できないくらい繊細な自己愛だ。
ニーアも面倒になったのか「そうですね」と笑顔で頷いて話を切り上げた。
上級生よりも卒業生の俺の方がより上位の先輩ということだ。相変わらず上下関係がはっきりしている。
「勇者様、マントと剣ができたんですか」
ニーアが俺の姿に気付いて言った。
俺が養成校に来たのは、勇者の剣とマントを受け取るためだ。養成校の生徒は通常マントの着用が禁止されているし、勇者の剣も式典の時くらいしか使わないのに、今すぐに必要な俺が後回しにされていたマントと剣が、ようやく出来上がったからだ。
「これで引きこもり脱出ですね!」
嬉しそうに声を弾ませながら、ニーアは若干遠慮して俺の顔色を窺っている。
ニーアの入学試験の時に、オグオンと俺が揉めていたのをまだ気にしているらしい。俺はまだ完全に許すことは出来ないが、一晩寝たらすっかり怒りは冷めていた。でも、俺に気を遣うニーアが珍しいからしばらく黙っていよう。
「引きこもりといえば、リリーナはどうしてる?」
「リリーナさん、ちゃんと先生やってますよ。教えるの上手だから好評です!」
「……本当に?」
そう言われても、全然信じられない。
魔術の腕は確かでも、引きこもりで人見知りのリリーナだ。
同年代や年上の養成校の生徒たちの前に立って、物を教えるなんて絶対に無理だ。
実際、ニーアは実習でホーリアに戻って来るからわざわざ養成校に会いに行く必要はないと気付いて、事務所でリリーナが「じゃあ講師辞めるー!」と泣き喚いていたのは記憶に新しい。
その時はニーアが「知っている人がいるとニーアも安心できるんですけど」とか、「リリーナさんから教わりたいなぁ」とか、宥めたり煽てたりしてリリーナが機嫌を治してその場は治まった。
多分、新入生が入学して一番忙しい時期に講師を辞められると余計な仕事が増えるから、教師共に引き留めるように頼まれたのだろう。
「ニーアも、リリーナさんに習っていたお陰で授業についていけてますから……あ、ちょうどいい所に」
ニーアは廊下の窓枠にネズミが走っているのを見つけて、話を途中にして駆け寄った。顔を寄せて、指先で摘まめそうな小さな黒いネズミの塵粒のような赤い目を見つめる。
「レゾィフィグカ先生、今からそちらに行ってもいいですか?」
ネズミは短く鳴くと、窓枠を下りて廊下の隙間を走り去って行った。
どうやら、俺が心配していたことが現実になってしまったらしい。
勇者養成校は特殊な学校だから、生徒は尋常じゃなくストレスが溜まる。精神を病んで退学していく奴も毎年一定数いる。理想と現実の区別が付かない奴とか、上の言う事に心を殺して従えない奴にはキツイ環境だ。
入学早々その状況に陥ってしまうとは。
ニーアにはもう少し頑張って欲しいところだが、養成校にはカウンセラーもいるし希望すれば薬も出してくれる。何なら俺が治療することもできる。
「ち、違いますよ!あのネズミがリリーナさんなんです!」
俺が心配そうな顔をしているのに気付いて、ニーアは慌てて俺に小声で耳打ちする。1回ホーリアに戻って話を聞こうと言ったが、ニーアに腕を引かれて講師室の方に連れて行かれた。
+++++
卒業生の俺でも、魔術の講師室の方にはほとんど来たことが無い。大抵理事室の方でオグオンにこき使われていたからだ。
しかし、リリーナがオグオン経由で採用されたなら助けてやれるが、魔術教師たちの希望で採用したなら、俺からは何も言えない。
俺は魔術の成績が悪かったわけでもないのに、兎に角魔術教師と仲が悪かった。
何世代にも渡って世界の真実を解き明かそうとする魔術師と、最短で勇者の肩書だけ得て卒業した俺が相容れないのは仕方の無いことだ。
頭脳派を気取っている魔術教師が俺に対して怒りのあまり拳で語り出したことで、俺は魔術教師の目の敵にされるようになった。
内密にリリーナに仕事を頼んでいたオグオンが、自身の懐である養成校にリリーナを招き入れるはずがない。恐らく魔術教師たちが勝手にリリーナをスカウトして、オグオンの決定を待たずに採用を決めてしまったのだろう。
ズラリと並んだ講師室のドアの内、金色の髑髏のドアノッカーが付いた1つの前でニーアは足を止めた。
ニーアがノッカーを鳴らすと、髑髏の顎がガクガクと動いてしわがれた声を発した。
『オマェ、ダァレだ?』
「ニーアです。入ってもいいですか?」
俺は趣味の悪さにひいていたが、ニーアは慣れた様子で髑髏と会話していた。
ドアがゆっくりと開いて、薄暗い講師室に廊下の光が差し込む。ニーアに続いて俺が部屋の中に入ると、背後ですぐにドアが閉まった。
本が積み重なっていくつも塔になっている埃っぽい講師室の影から、先程と同じ黒ネズミが何匹も出て来る。ネズミは部屋の中心の安楽椅子に座った魔術師のローブの下に逃げ込んで、溶けるように姿を消す。
薄汚れたローブで頭からつま先まですっぽり隠したその人物は、布の隙間から灰色の古紙の様な肌と大きな鷲鼻の先端だけが見えていた。
リリーナと似ても似つかない人物だ。
やはりニーアは疲れてしまったのかと思ったら、ローブの下からごそごそとリリーナが姿を現した。寝間着用のシャツしか着ていない、いつもの格好をしたリリーナだ。服の下からリリーナが出て来ても身動ぎもしない老人は、ただのハリボテらしい。
リリーナは俺に気付くと、シャツの裾を握り締めて不満そうに頬を膨らませる。
「何よぅ……バカにしに来たの?」
「違いますよ。リリーナさんが頑張ってる姿を勇者様に見せてあげようと思って連れて来たんです!」
ニーアが言うと、リリーナは頬が緩みそうになるのを堪えて胸を張った。
「そうよ。あたし、ちゃんとやってるんだから。自分で仕事見つけて、1人で働いてるのよ」
「いつもリリーナはネズミの姿で教えているのか?」
尋ねつつ、俺は講師室の汚さと物の多さが気になっていた。
養成校の校舎ならいくら物があっても床が抜けることは無いだろうが、事務所の2階はどうだろうか。耐震構造にも不安があるし、あそこは一度補修工事をした方がいいかもしれない。
「はい。大量のネズミさんなので、ほぼ個人指導です!どうしても人型にならないと駄目な時は、このおじいさんの姿になってるんですよ」
ニーアがローブ姿の老人を雑に引っ張ると、安楽椅子の下からお菓子や雑誌が出て来る。重々しい老成した魔術師のハリボテは、リリーナの新たな引きこもり場所になっている。
「だってさ……古代魔術史教えるのに、あたしみたいなのナメられるもん」
「うーん……そんなことないと思いますけど」
確かに、若いリリーナが古代魔術史を教えてもあまり雰囲気は出ない。
しかし、リリーナの魔術の実力なら何を教えても説得力があるだろうに、わざわざネズミの姿にならなくても。ポテコがリリーナをあれだけ拒絶していた理由が分かった。
「それなら、応用白魔術の授業の時は元の姿で教えたらどうですか?」
「えー!それもさ、こんなに可愛いから白魔術しかできないんだって思われそうでイヤ」
魔術師がそうなのか、それともリリーナが特別そうなのか。俺には理解できないくらい繊細な自己愛だ。
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