118 / 244
第21話 勇者、後進を案ずる
〜1〜
しおりを挟む
ニーアが養成校に合格したことは、オグオンに教えられる前から知っていた。
試験の出来について事務所には何の連絡もなかったが、父親のゴーシュには逐一連絡していたから、ニーアの弟をあの手この手で買収して聞き出していた。
ニーアは、合否が決まるまで、誰にも言いたくなかったのだろう。
いくら成績優秀のニーアとはいえ、魔術を使えるようになったのはつい最近だし、面接や適性試験や、合格までいくつも難関がある。ニーアが合格できるかどうか、俺にもわからない。
どちらにしても、最終的な結果が出れば一度ホーリアに帰ってくるはずだ。
それまで知らないフリをしていようと、ニーアがいなくなって毎晩泣いているリリーナにも教えなかった。
『勇者様、鳴ってまスよ』
クラウィスに声を掛けられて、テラスのベンチで本を読んでいた俺は目を覚ました。膝の上ではコルダが丸まって昼寝をしている。
クラウィスが指差すとおり、俺の耳に付けた通信機が鳴っていて、誰からの通信かよく確認しないまま応答した。
「ホーリアだ。悪いが、今立て込んでいて……」
『ゆ、勇者様ぁーーーーーーー!!!ーー!!』
通信機からは、いきなり大音量が響いてきた。脳内にキーンと高音が響いて、耳が一瞬使い物にならなくなる。
「あ、ああ……?ニーアか?どうした?」
鼓膜が復活してから声を掛けたが、通信機の向こうでニーアは大声で泣き続けていた。
「う~……うるさいのだぁ……」
コルダは安眠を邪魔されて、俺の膝の上に乗ったまま俺の耳を遠ざけようと下から顎を押して来る。
俺はコルダを膝から下して、ベンチから離れた。
そろそろ養成校の合格者が決定する頃だ。
実のところ、俺はニーアを慰める文句をずっと考えていた。魔術をもう少し勉強してからまた受ければいいとか、運の要素もあるからニーアの能力が足りないわけじゃないとか。
しかし、俺が何を言ってもニーアは泣き続けていた。しゃくり上げながら零される言葉を何とか聞き取ってみると、そうじゃないとか、合格はしたとか言っている。
『し、身長……っ、が……っ』
「身長?」
身長がどうしたと尋ねたが、それだけ言ってまたニーアは声を上げて泣き出してしまった。
一体何だとニーアの泣き声を聞いていて、俺は養成校の入学には身長制限があったことを思い出した。
+++++
移動魔法で養成校に到着すると、俺の腕にはリリーナがくっついていた。
通信機のニーアの泣き声を聞き付けて、俺について来たらしい。寝間着のシャツから外出着の白いワンピースに一瞬で着替えると、侵入者と間違えて俺に襲い掛かって来る在校生を防御壁を飛ばして追い払う。
試験会場になっている校舎の一角で、ニーアは両手で顔を覆って肩を震わせていた。
「身長……っ……!」
足りなかったのか、と尋ねると、ニーアの泣き声が更に大きくなって、どわぁーっと全力の泣き声が無人の廊下に響く。
「だ、大丈夫でしょ!背なんてすぐに伸びるわよ!」
リリーナがニーアの背中を撫でて必死に慰めるが、泣き声は止まらない。
確かに、身長が伸びることを期待してまた来年受ければいい。ニーアの歳なら身長は伸びるだろうし、まだ何度でもチャンスはある。しかし、そんな不確かな希望的観測で、ずっと我慢していたニーアを慰めることはできない。
俺は正直全然気が進まなかったが、リリーナにニーアを任せて、特に厳重に不可侵の魔術が掛けられている会議室に入った。
室内には、養成校の教師と理事と、予想通り大臣のオグオンが揃っている。
合格者の身体測定が終わって、入学者の最終決定しているところだ。
名前は忘れたが確か教師の1人は、俺を見てすぐに追い出そうと魔術をかけて来たが、それを弾いて室内に入った。
「ニーアを、合格させてやってくれ」
無茶を言っているのは充分承知の上で頼んでみる。
俺の後ろから、リリーナが顔を出して、帽子の影から教師たちを睨み付けた。ニーアの為に重度の引きこもりのリリーナが養成校まで来て知らない大人たちの前に出るなんて素晴らしい友情だが、「早くなんとかしなさいよ」と囁きながら俺の背中をぐいぐい押して来る。
「身長制限なら俺だって駄目だった。でも入学させてくれただろう。俺1人だけ特別扱いしていいのか?」
俺の言葉で会議室の視線は、一番奥に座っていたオグオンに集中した。
騒ぎに我関せずの素振りで書類に目を落としていたオグオンは、諦めて重そうに顔を上げる。
「新人の勇者が養成校の合否に口出しするとは、己を買い被り過ぎだ」
わかっている、と俺は頷いた。勇者であっても俺は単なる卒業生の1人だ。養成校の決定にとやかく言える立場ではない。
しかし、会議室の外ではニーアがずっと泣いている。ニーアは、ずっと勇者になりたくて、一度は諦めたのに諦めきれなくてずっと1人で悩んでいた。身長がどうのこうのなんて、つまらない事でこれ以上待たせられない。
俺が帰る気が無さそうなのに気付いて、オグオンは頷いた。
「ならば、ホーリアにはそれなりの働きをしてもらおう」
俺はオグオンの口添えで入学して、在校中は専属の小間使いのように便利に使われていた。
養成校を卒業したからようやく役目も解かれたと喜んでいたが、今度はニーアを入学させる代わりにまた便利に使いたいと、そういうことだ。
オグオンの言わんとしている事を理解して俺が頷くと、オグオンが席を立ち教師たちもそれに倣って椅子の音が重なる。
「それでは、入学者の発表を」
「ニーアは合格なんだろうな?」
そのまま会議室を出ようとするオグオンを呼び止めると、オグオンは隻眼の相変わらず温度の無い瞳で俺を見下ろした。
「あくまでも、望ましい身長だ」
「……つまり?」
「ニーア、養成校ではもう少し冷静になる術を学ぶように」
「あ、はーい……」
オグオンに声をかけられたニーアは、既に泣き止んでいた。
会議が終わった部屋に俺とニーアとリリーナが残されて、無言の時間が流れる。
「勇者様、あの……ごめんなさい、ニーア、早とちりしちゃったみたいで……」
謝らなくていい、と俺はニーアを遮った。謝られても許せる気がしないからだ。
事態を把握したリリーナが、ニーアの耳に口を寄せて何やらこしょこしょと入れ知恵をしている。
年上に言われた事には基本的に逆らわないニーアは、リリーナに言われた通り自分の頭をこつんと小突いた。
「も……『もー!私ったら、ドジっ子なんだから』」
「……てへぺろ」
「て、『てへぺろ』!」
俺は2人を残して事務所に戻った。
心配そうに駆け寄って来るクラウィスに、何かよくわかんないけど大丈夫だったぽい、と適当に答えてコルダの隣で寝直した。
試験の出来について事務所には何の連絡もなかったが、父親のゴーシュには逐一連絡していたから、ニーアの弟をあの手この手で買収して聞き出していた。
ニーアは、合否が決まるまで、誰にも言いたくなかったのだろう。
いくら成績優秀のニーアとはいえ、魔術を使えるようになったのはつい最近だし、面接や適性試験や、合格までいくつも難関がある。ニーアが合格できるかどうか、俺にもわからない。
どちらにしても、最終的な結果が出れば一度ホーリアに帰ってくるはずだ。
それまで知らないフリをしていようと、ニーアがいなくなって毎晩泣いているリリーナにも教えなかった。
『勇者様、鳴ってまスよ』
クラウィスに声を掛けられて、テラスのベンチで本を読んでいた俺は目を覚ました。膝の上ではコルダが丸まって昼寝をしている。
クラウィスが指差すとおり、俺の耳に付けた通信機が鳴っていて、誰からの通信かよく確認しないまま応答した。
「ホーリアだ。悪いが、今立て込んでいて……」
『ゆ、勇者様ぁーーーーーーー!!!ーー!!』
通信機からは、いきなり大音量が響いてきた。脳内にキーンと高音が響いて、耳が一瞬使い物にならなくなる。
「あ、ああ……?ニーアか?どうした?」
鼓膜が復活してから声を掛けたが、通信機の向こうでニーアは大声で泣き続けていた。
「う~……うるさいのだぁ……」
コルダは安眠を邪魔されて、俺の膝の上に乗ったまま俺の耳を遠ざけようと下から顎を押して来る。
俺はコルダを膝から下して、ベンチから離れた。
そろそろ養成校の合格者が決定する頃だ。
実のところ、俺はニーアを慰める文句をずっと考えていた。魔術をもう少し勉強してからまた受ければいいとか、運の要素もあるからニーアの能力が足りないわけじゃないとか。
しかし、俺が何を言ってもニーアは泣き続けていた。しゃくり上げながら零される言葉を何とか聞き取ってみると、そうじゃないとか、合格はしたとか言っている。
『し、身長……っ、が……っ』
「身長?」
身長がどうしたと尋ねたが、それだけ言ってまたニーアは声を上げて泣き出してしまった。
一体何だとニーアの泣き声を聞いていて、俺は養成校の入学には身長制限があったことを思い出した。
+++++
移動魔法で養成校に到着すると、俺の腕にはリリーナがくっついていた。
通信機のニーアの泣き声を聞き付けて、俺について来たらしい。寝間着のシャツから外出着の白いワンピースに一瞬で着替えると、侵入者と間違えて俺に襲い掛かって来る在校生を防御壁を飛ばして追い払う。
試験会場になっている校舎の一角で、ニーアは両手で顔を覆って肩を震わせていた。
「身長……っ……!」
足りなかったのか、と尋ねると、ニーアの泣き声が更に大きくなって、どわぁーっと全力の泣き声が無人の廊下に響く。
「だ、大丈夫でしょ!背なんてすぐに伸びるわよ!」
リリーナがニーアの背中を撫でて必死に慰めるが、泣き声は止まらない。
確かに、身長が伸びることを期待してまた来年受ければいい。ニーアの歳なら身長は伸びるだろうし、まだ何度でもチャンスはある。しかし、そんな不確かな希望的観測で、ずっと我慢していたニーアを慰めることはできない。
俺は正直全然気が進まなかったが、リリーナにニーアを任せて、特に厳重に不可侵の魔術が掛けられている会議室に入った。
室内には、養成校の教師と理事と、予想通り大臣のオグオンが揃っている。
合格者の身体測定が終わって、入学者の最終決定しているところだ。
名前は忘れたが確か教師の1人は、俺を見てすぐに追い出そうと魔術をかけて来たが、それを弾いて室内に入った。
「ニーアを、合格させてやってくれ」
無茶を言っているのは充分承知の上で頼んでみる。
俺の後ろから、リリーナが顔を出して、帽子の影から教師たちを睨み付けた。ニーアの為に重度の引きこもりのリリーナが養成校まで来て知らない大人たちの前に出るなんて素晴らしい友情だが、「早くなんとかしなさいよ」と囁きながら俺の背中をぐいぐい押して来る。
「身長制限なら俺だって駄目だった。でも入学させてくれただろう。俺1人だけ特別扱いしていいのか?」
俺の言葉で会議室の視線は、一番奥に座っていたオグオンに集中した。
騒ぎに我関せずの素振りで書類に目を落としていたオグオンは、諦めて重そうに顔を上げる。
「新人の勇者が養成校の合否に口出しするとは、己を買い被り過ぎだ」
わかっている、と俺は頷いた。勇者であっても俺は単なる卒業生の1人だ。養成校の決定にとやかく言える立場ではない。
しかし、会議室の外ではニーアがずっと泣いている。ニーアは、ずっと勇者になりたくて、一度は諦めたのに諦めきれなくてずっと1人で悩んでいた。身長がどうのこうのなんて、つまらない事でこれ以上待たせられない。
俺が帰る気が無さそうなのに気付いて、オグオンは頷いた。
「ならば、ホーリアにはそれなりの働きをしてもらおう」
俺はオグオンの口添えで入学して、在校中は専属の小間使いのように便利に使われていた。
養成校を卒業したからようやく役目も解かれたと喜んでいたが、今度はニーアを入学させる代わりにまた便利に使いたいと、そういうことだ。
オグオンの言わんとしている事を理解して俺が頷くと、オグオンが席を立ち教師たちもそれに倣って椅子の音が重なる。
「それでは、入学者の発表を」
「ニーアは合格なんだろうな?」
そのまま会議室を出ようとするオグオンを呼び止めると、オグオンは隻眼の相変わらず温度の無い瞳で俺を見下ろした。
「あくまでも、望ましい身長だ」
「……つまり?」
「ニーア、養成校ではもう少し冷静になる術を学ぶように」
「あ、はーい……」
オグオンに声をかけられたニーアは、既に泣き止んでいた。
会議が終わった部屋に俺とニーアとリリーナが残されて、無言の時間が流れる。
「勇者様、あの……ごめんなさい、ニーア、早とちりしちゃったみたいで……」
謝らなくていい、と俺はニーアを遮った。謝られても許せる気がしないからだ。
事態を把握したリリーナが、ニーアの耳に口を寄せて何やらこしょこしょと入れ知恵をしている。
年上に言われた事には基本的に逆らわないニーアは、リリーナに言われた通り自分の頭をこつんと小突いた。
「も……『もー!私ったら、ドジっ子なんだから』」
「……てへぺろ」
「て、『てへぺろ』!」
俺は2人を残して事務所に戻った。
心配そうに駆け寄って来るクラウィスに、何かよくわかんないけど大丈夫だったぽい、と適当に答えてコルダの隣で寝直した。
0
お気に入りに追加
143
あなたにおすすめの小説
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
魔力無し転生者の最強異世界物語 ~なぜ、こうなる!!~
月見酒
ファンタジー
俺の名前は鬼瓦仁(おにがわらじん)。どこにでもある普通の家庭で育ち、漫画、アニメ、ゲームが大好きな会社員。今年で32歳の俺は交通事故で死んだ。
そして気がつくと白い空間に居た。そこで創造の女神と名乗る女を怒らせてしまうが、どうにか幾つかのスキルを貰う事に成功した。
しかし転生した場所は高原でも野原でも森の中でもなく、なにも無い荒野のど真ん中に異世界転生していた。
「ここはどこだよ!」
夢であった異世界転生。無双してハーレム作って大富豪になって一生遊んで暮らせる!って思っていたのに荒野にとばされる始末。
あげくにステータスを見ると魔力は皆無。
仕方なくアイテムボックスを探ると入っていたのは何故か石ころだけ。
「え、なに、俺の所持品石ころだけなの? てか、なんで石ころ?」
それどころか、創造の女神ののせいで武器すら持てない始末。もうこれ詰んでね?最初からゲームオーバーじゃね?
それから五年後。
どうにか化物たちが群雄割拠する無人島から脱出することに成功した俺だったが、空腹で倒れてしまったところを一人の少女に助けてもらう。
魔力無し、チート能力無し、武器も使えない、だけど最強!!!
見た目は青年、中身はおっさんの自由気ままな物語が今、始まる!
「いや、俺はあの最低女神に直で文句を言いたいだけなんだが……」
================================
月見酒です。
正直、タイトルがこれだ!ってのが思い付きません。なにか良いのがあれば感想に下さい。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
転生幼女の怠惰なため息
(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉
ファンタジー
ひとり残業中のアラフォー、清水 紗代(しみず さよ)。異世界の神のゴタゴタに巻き込まれ、アッという間に死亡…( ºωº )チーン…
紗世を幼い頃から見守ってきた座敷わらしズがガチギレ⁉💢
座敷わらしズが異世界の神を脅し…ε=o(´ロ`||)ゴホゴホッ説得して異世界での幼女生活スタートっ!!
もう何番煎じかわからない異世界幼女転生のご都合主義なお話です。
全くの初心者となりますので、よろしくお願いします。
作者は極度のとうふメンタルとなっております…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる