絵日記ミケちゃん番外編

水玉猫

文字の大きさ
上 下
1 / 4
三本足同盟

こんにちは

しおりを挟む
 こんにちは。
 あたしは、三毛猫のミケです。

 初めましてのお友だちは、どうぞ、これから、よろしくお願いします。
 仲良しのお友だちは、これからも、今まで通り、よろしくお願いしますですよ。

 あたしは、生まれついての三本足。右の後ろ足がないの。
 だけど、あたしは元気いっぱい。走ることも、ジャンプすることも、大得意!
 いつも、にこにこ、楽しいことを探しています。

 あたしの合言葉モットーは「雲の向こうは、いつも青空」(※)
 曇りの日も雨の日も、嵐の日だって、雲の上には、いつだって青い空が広がっている!
 ねっ、そうでしょ?

 それでね、あたし、この間、三本足同盟っていう組織から、入会のお誘いを受けたの。
 あたしがすでに加入している猫の組織NNNねこねこネットワークが、推薦したみたい。
 NNNも面白い組織だけど、三本足同盟から送られて来たパンフレットと会報誌の見本を見たら、なかなか楽しそうなのよ。
 キャンペーン中に入会すれば、入会料が無料で初年度の会費も無料なんですって。
 それで、あたしも入会することにしました。

 目指せ! 三本足同盟のマスコット! なぁーんてね。
 マスコットって「幸運のお守り」という意味だから、あたしもみんなのマスコットになれるといいな。


※ 雲の向こうは、いつも晴れ。
 There is always light behind the clouds.
 アメリカの小説家ルイーザ・メイ・オルコット(1832年~1888年)の言葉。オルコットの代表作は『若草物語(1868年)』です。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

さくら色の友だち

村崎けい子
児童書・童話
うさぎの女の子・さくらは、小学2年生。さくら色のきれいな毛なみからつけられた名前がお気に入り。 ある日やって来た、同じ名前の てん校生を、さくらは気に入らない――

小さな王子さまのお話

佐宗
児童書・童話
『これだけは覚えていて。あなたの命にはわたしたちの祈りがこめられているの』…… **あらすじ** 昔むかし、あるところに小さな王子さまがいました。 珠のようにかわいらしい黒髪の王子さまです。 王子さまの住む国は、生きた人間には決してたどりつけません。 なぜなら、その国は……、人間たちが恐れている、三途の河の向こう側にあるからです。 「あの世の国」の小さな王子さまにはお母さまはいませんが、お父さまや家臣たちとたのしく暮らしていました。 ある日、狩りの最中に、一行からはぐれてやんちゃな友達と冒険することに…? 『そなたはこの世で唯一の、何物にも代えがたい宝』―― 亡き母の想い、父神の愛。くらがりの世界に生きる小さな王子さまの家族愛と成長。 全年齢の童話風ファンタジーになります。

結ぶ

れお
児童書・童話
ある小さな国、貧しい兄弟とその身分の違う友達

月夜のフクロウ

弓屋 晶都
児童書・童話
外の世界にあこがれる家猫と、外の世界に生きるフクロウのお話。

ネズミ駆除課の大事件

翼 翔太
児童書・童話
野良猫から王城のネズミ駆除課に入ることになった黒猫、ヴィント。 ネズミ駆除課に入って半年もしたある日、ヴィントは狂暴なネズミにかまれた。しかしそのネズミは普通ではなくて……。 突如狂暴になったネズミと、魔法をめぐる物語。

おにぎりぼうやの日常

ハナノミナト
児童書・童話
おにぎりぼうやがすくすく育っていく日常を書きました。ほっこり、まったりしませんか?

妖精の末路 

BBやっこ
児童書・童話
“妖精”その可憐な姿とは別の一面を持つ 女の子視点 お爺さん視点でショートショートの短さ 完結済み

ヲカカ童話集

ヲカカ
児童書・童話
童話を書きます。見てみてください。 時々気が向いたら出します。

処理中です...