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☆始まり☆
・・・クレープその3・・・
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ーーーーーーーーーー4日目ーーーーーーーーーー
その日も決まって、仕事終わりの調理場には2人の姿があった、
1週間のクレープ作りも4日目と折り返した、
初日は卵を割れるようになり、
2日目生地を作れるようになり、
そして3日目から生地を焼く作業に入った、
しかしまだ合格は貰えていなかった、
「よし、じゃあミラ!、昨日の容量で生地を焼いてみてくれ、、 」
「わかった、!」
そう言うとミラは、フライパンを熱して生地を焼き始めた、
そして、、、、
少し歪な形だが何とか焼き上げた、
ミラは作り上げると少し納得のいかない表情をしていた、
「何で綺麗な丸の形で焼けないんだろ、?」
海夢は必死に頭を悩ませ改善点を探した、
〔生地が緩いって事はないだろうし、、、、
やっぱり焼き方だよなぁ、、、?」
すると、〈そうだ!、〉
海夢は案を思いついた、
綺麗な丸い形で焼けないんだったら丸い型を使えばいい!
海夢は、棚から耐熱用の丸い型を取り出した、
そして、いつも通りミラにアドバイスする様に教えた、
「ミラ、これを使おう!」
「何それ、? どうやって使うの?」
ミラは初めて見た物だったので不思議そうにしていた、
「誰でも生地が綺麗な丸で焼ける、便利アイテムって所だな! まぁ、見ててくれ!」
そう言うと海夢は、実際に使って見せた!
海夢はいつも通りお玉で生地を掬うと、
フライパンに置いてある丸い型の中にに生地を流した、
「見てみろ!ミラ、こうすれば簡単に綺麗な丸い形で焼けるだろ?」
海夢が自慢げに言うと、ミラは目をキラキラさせて、じっくりと見つめていた、
「す、すごい!、私もやってみる!」
するとミラは、丸い型に生地を流し込んでいつも通り生地を焼いた、
「で、できた、! 綺麗な丸い形、
できたよ海夢、」
ミラはとても嬉しそうだった、
「ミラよ、確かに綺麗な丸だが、生地が分厚する!
それじゃまるでパンケーキだ、
生地の厚さは今まで通り薄く、薄くだ!
やってみろ!」
「わかった!」
そして、そのあと何度も何度も挑戦を繰り返した、
型を使えば綺麗な丸で作れるようになっていた、
「ミラ、一回型を取って焼いて見るんだ!」
ミラは、すこし不安そうな顔したが、同時にやる気も感じられた、
そして時間にして、焼き始めてからおよそ30分後の
事だった!
「で、できた、、できたよ海夢!」
そこに出来上がったのは、
今までのミラを見ていたら奇跡と思えるような、
一枚のクレープだった
厚さも形も共に完璧な一枚だった!
「す、凄いよミラ!、完璧だ!、店に出せるくらいの出来栄えだ!」
2人は泣きながら喜びハイタッチした!
こうして一番の難関だと思われていた、
生地を焼く作業に合格が付いた!
クレープ作り4日目が終了した、
そして次の日の朝食では、クレープの生地が大量に出た事は言うまでも無かった、、、
ーーーーーーーーーー5日目ーーーーーーーーーー
この日もいつも通り
調理場に2人の姿はあった、、、
その姿はまるで、
部活動の顧問と生徒のようであった、
「それじゃぁ、ミラ!
初めから生地を焼き上げる所までやってみるん
だ!」
「わかった、やってみる!、」
するとミラは、やる気満たん作業を始めた、
ボウルに綺麗に卵を割る、
そこに砂糖を入れて軽くかき混ぜる、
次に強力粉を振るいにかけながら少しずつ入れる、
もう一度軽く混ぜ合わせたら牛乳を入れる、
最後に温めたバターを入れ良くかき混ぜる、
そしてミラは完璧に生地を作り終えた、
「よし、ミラ! ここまでは完璧だ!
次は昨日の復習生地を焼く作業だ、やってみろ!」
みらは、〈よしっ!〉と気合を入れ直すと、生地をお玉で掬いフライパンで焼き始めた、
「できたよ、」
ミラは、昨日の作業を忘れる事なく
焼き加減、形、
どちらも共に完璧な一枚を焼き上げた、
それを海夢は、驚いた表情でじっと見ていた、
「す、すごい!
流石ミラだな、一回できたらもう完璧だなぁ~!」
「海夢の、おかげ、」
海夢がミラを褒めると、ミラは顔を赤くして嬉しそうに笑った、
そして、クレープ作り作業は終盤に差し掛かった、
「ミラ!、今日はフルーツを切る作業だ!
初めてクレープを作った日にミラがやってくれただろ.?」
「私、綺麗に切れて無かった?」
そう!、ミラは以前フルーツを切る際にどれも形はバラバラで包丁の扱いもなってなかったのだ、
「す、少しだけな、、、、、!」
海夢は、気を使うように言った、
「それに、ミラ! 包丁を使えるようになれば、
他の料理で野菜を切ったりするときに便利だろ!
しかし包丁は便利なだけあって、
その分危険も大きい!
だから今日は包丁の使い方から教えてやる!」
「わかった!、私、包丁使えるように頑張る!」
ミラは、気合十分でそう言った、
「じゃ初めに、包丁の使い方から教えるぞ!
俺が切る所を見ててくれ、」
海夢はいつも通り、自分が実践しながら説明して見せた、
海夢は皮を剥いたバナナを1本取り出してまな板に置いた、
「まず初めに、包丁の持ち方だ!
利き手で握ったら、包丁の峰!つまり上の部分に人差し指を当てるようにして握るんだ!
すると切ると時に力が入る、やってみてくれ!」
ミラは、海夢を真似るようにして握った、
「これでいいの、?」
「あぁ!、握り方はそれでオッケーだ!」
海夢は次に切り方を教えた、
「次は、切り方だな!、
野菜でも何でもそうだけど、食材を抑える方の手は中に指を丸め込むようにする!
良く猫の手なんて言われるがそんなイメージだ!
包丁を持ってる方の脇は締める!
脇を締める事によってぶれなくなり真っ直ぐ切りやすいんだよ!」
海夢はそう説明すると、実際にバナナを切って行った、
〈トントントントントントン、、、!」
ミラは驚く表情をすると目を大きくして見ていた、
「す、すごい! こんなに早いのに全部の大きさが綺麗に均等に切れて行ってる、」
「どうだ!、こんな感じだ、ミラもやって見てくれ、」
「わかった、」
ミラは言われた通りにやってみた、
するとその時、〈スパッ!、、痛っ、、〉
バナナを抑える方の指を少し切ってしまったのだ、
ミラの指からは、少し血が出ていた、
「ミラ、大丈夫か?」
海夢は、声を大きく心配した、
「今日は、ここまででいい!」
するとミラは答えた、
「お願い、私は大丈夫だからもう少しやらせて、」
ミラは傷口に消毒をして絆創膏を貼ると、再び包丁を握った!
海夢は心配そうな表情であったが同時に嬉しそうでもあった、
「ミラ、ゆっくりでいい!
最初はゆっくりでいいんだ!」
ミラは言われた通りゆっくりバナナを切っていく、
そしてバナナ1本分を切り終えた、
「ミラ!、上出来だよ、、」
でもミラは少し不満げな表情をしていた、
「でも、私全然、今だってバナナ1本切るのに2分も掛かったし、」
すると海夢は慰めるように言った、
「あのなぁ、ミラ!、包丁捌きって言うのはいきなりやってできるもんじゃ無いんだ!
何十回、何百回も切りまくって手が覚えてくるんだよ! だから初めはゆっくりでも、切ってればその感覚を体が覚えてくるさ!」
「だから、ゆっくりでも綺麗にバナナ1本切れたのは成長だよ!」
「わかった、今日はここまでにする!」
こうして、5日目の特訓が終わった
しかし、海夢が調理場を出た後もミラは残っていた
そう!1人でバナナを切り、練習をしていたのだ、
およそ時間にして1時間以上であった、!
海夢もその姿を入り口から覗いていた、
しかし、
覗いて居たのは、海夢だけでは無かった、
「お前も覗き見か?、」
そこに居たのは、ララの姿だった、
「何よ!、悪い?」
「別に悪い事は無いけど、また何でお前が?」
「5日前くらいから、ミラがやけに上機嫌だから、
シャウラに聞いて見たのよ、
そしたら、そう言う事だったって言ってたから、、
別に深い理由があったわけじゃ無いんだから...」
ララは顔を赤くし恥ずかしそうに言った、
「なるほどそーゆー事だったのか、
だから毎日ずっと隠れて見てたんだ、、?」
「何あんた、気付いてたの?」
驚いた表情で聞き直した、
「逆に気づかないと思ったのかよ、あ、れ、で!
まぁ、本当はシャウラかと思ってたんだけどな、」
「何それ!、つまんない!」
ララはそう言うと怒って部屋に戻って行った、
〔つまんないってなんだよ?
何であんな怒ってるんだ、?
まぁいいや、取り敢えず俺もそろそろ寝るか、、〕
海夢は、ミラの方を嬉しそう見て部屋に戻って行った、
次の日
ミラは、目の下にくまを作っていて、
左手も絆創膏だらけだった、
ーーーーーーーーー6日目ーーーーーーーーーーー
「ミラ、お前昨日夜遅くまで切る練習してただろ.
その手の傷を見ればすぐにわかる!
夜はしっかり寝ないと次の日仕事に響くって言っただろ、」
「だって、包丁上手く使えるようになりたくて、、
ごめんなさい!、」
ミラは、悲しそうに小さな声で謝った、
すると海夢は、怒ることは一切なく優しく笑って言った
「でも、少しだけ俺嬉しかった!
ミラが本気で上手くなりたいって言う気持ちが伝わって来た!」
ミラもそれを聞いてとても嬉しそうにしていた、
「じゃぁ、ミラ! 切ってみてくれ!」
「わかった!」
そう言うと、みらはバナナを手に取って皮を剥くと
綺麗に輪切りで切って行った、
〈トントントン、トントントン、!〉
ミラは昨日と比べてだいぶ早くなっていた、
「す、すごい! 1日でこんなに早く綺麗に切れるようになるなんて!
努力の証だな!」
「ほ、本当?」
「あ~!、合格だ!」
ミラと海夢はとても嬉しそうに笑うと
2人でハイタッチをした、
そしてその後は、海夢がハンドミキサーを使って、
ホイップクリームの作り方をを教えたり、
クレープにクリームやフルーツを盛り付けて綺麗にクルクル巻いたりして
6日目にして遂に完成した、
「ミラ、俺が教える事はもう無い!
合格だ!」
海夢はニコッとして言うと、
ミラは、泣いて喜んだ!
「やった、私、やったよ!」
すると海夢は提案を出した、
「明日で丁度1週間だろ、
だから明日は、ミラが最初から1人で作ってみんなにクレープを食べさせてあげるんだ!」
「わかった、私、みんなにクレープ食べさせる!」
ミラは力強く言い切った、
「頑張れよ、ミラ! 応援してるぞ、!」
こうして6日目にして、クレープが完成した!
明日は遂にミラ1人でのクレープ作り本番が始まるのであった!
その日も決まって、仕事終わりの調理場には2人の姿があった、
1週間のクレープ作りも4日目と折り返した、
初日は卵を割れるようになり、
2日目生地を作れるようになり、
そして3日目から生地を焼く作業に入った、
しかしまだ合格は貰えていなかった、
「よし、じゃあミラ!、昨日の容量で生地を焼いてみてくれ、、 」
「わかった、!」
そう言うとミラは、フライパンを熱して生地を焼き始めた、
そして、、、、
少し歪な形だが何とか焼き上げた、
ミラは作り上げると少し納得のいかない表情をしていた、
「何で綺麗な丸の形で焼けないんだろ、?」
海夢は必死に頭を悩ませ改善点を探した、
〔生地が緩いって事はないだろうし、、、、
やっぱり焼き方だよなぁ、、、?」
すると、〈そうだ!、〉
海夢は案を思いついた、
綺麗な丸い形で焼けないんだったら丸い型を使えばいい!
海夢は、棚から耐熱用の丸い型を取り出した、
そして、いつも通りミラにアドバイスする様に教えた、
「ミラ、これを使おう!」
「何それ、? どうやって使うの?」
ミラは初めて見た物だったので不思議そうにしていた、
「誰でも生地が綺麗な丸で焼ける、便利アイテムって所だな! まぁ、見ててくれ!」
そう言うと海夢は、実際に使って見せた!
海夢はいつも通りお玉で生地を掬うと、
フライパンに置いてある丸い型の中にに生地を流した、
「見てみろ!ミラ、こうすれば簡単に綺麗な丸い形で焼けるだろ?」
海夢が自慢げに言うと、ミラは目をキラキラさせて、じっくりと見つめていた、
「す、すごい!、私もやってみる!」
するとミラは、丸い型に生地を流し込んでいつも通り生地を焼いた、
「で、できた、! 綺麗な丸い形、
できたよ海夢、」
ミラはとても嬉しそうだった、
「ミラよ、確かに綺麗な丸だが、生地が分厚する!
それじゃまるでパンケーキだ、
生地の厚さは今まで通り薄く、薄くだ!
やってみろ!」
「わかった!」
そして、そのあと何度も何度も挑戦を繰り返した、
型を使えば綺麗な丸で作れるようになっていた、
「ミラ、一回型を取って焼いて見るんだ!」
ミラは、すこし不安そうな顔したが、同時にやる気も感じられた、
そして時間にして、焼き始めてからおよそ30分後の
事だった!
「で、できた、、できたよ海夢!」
そこに出来上がったのは、
今までのミラを見ていたら奇跡と思えるような、
一枚のクレープだった
厚さも形も共に完璧な一枚だった!
「す、凄いよミラ!、完璧だ!、店に出せるくらいの出来栄えだ!」
2人は泣きながら喜びハイタッチした!
こうして一番の難関だと思われていた、
生地を焼く作業に合格が付いた!
クレープ作り4日目が終了した、
そして次の日の朝食では、クレープの生地が大量に出た事は言うまでも無かった、、、
ーーーーーーーーーー5日目ーーーーーーーーーー
この日もいつも通り
調理場に2人の姿はあった、、、
その姿はまるで、
部活動の顧問と生徒のようであった、
「それじゃぁ、ミラ!
初めから生地を焼き上げる所までやってみるん
だ!」
「わかった、やってみる!、」
するとミラは、やる気満たん作業を始めた、
ボウルに綺麗に卵を割る、
そこに砂糖を入れて軽くかき混ぜる、
次に強力粉を振るいにかけながら少しずつ入れる、
もう一度軽く混ぜ合わせたら牛乳を入れる、
最後に温めたバターを入れ良くかき混ぜる、
そしてミラは完璧に生地を作り終えた、
「よし、ミラ! ここまでは完璧だ!
次は昨日の復習生地を焼く作業だ、やってみろ!」
みらは、〈よしっ!〉と気合を入れ直すと、生地をお玉で掬いフライパンで焼き始めた、
「できたよ、」
ミラは、昨日の作業を忘れる事なく
焼き加減、形、
どちらも共に完璧な一枚を焼き上げた、
それを海夢は、驚いた表情でじっと見ていた、
「す、すごい!
流石ミラだな、一回できたらもう完璧だなぁ~!」
「海夢の、おかげ、」
海夢がミラを褒めると、ミラは顔を赤くして嬉しそうに笑った、
そして、クレープ作り作業は終盤に差し掛かった、
「ミラ!、今日はフルーツを切る作業だ!
初めてクレープを作った日にミラがやってくれただろ.?」
「私、綺麗に切れて無かった?」
そう!、ミラは以前フルーツを切る際にどれも形はバラバラで包丁の扱いもなってなかったのだ、
「す、少しだけな、、、、、!」
海夢は、気を使うように言った、
「それに、ミラ! 包丁を使えるようになれば、
他の料理で野菜を切ったりするときに便利だろ!
しかし包丁は便利なだけあって、
その分危険も大きい!
だから今日は包丁の使い方から教えてやる!」
「わかった!、私、包丁使えるように頑張る!」
ミラは、気合十分でそう言った、
「じゃ初めに、包丁の使い方から教えるぞ!
俺が切る所を見ててくれ、」
海夢はいつも通り、自分が実践しながら説明して見せた、
海夢は皮を剥いたバナナを1本取り出してまな板に置いた、
「まず初めに、包丁の持ち方だ!
利き手で握ったら、包丁の峰!つまり上の部分に人差し指を当てるようにして握るんだ!
すると切ると時に力が入る、やってみてくれ!」
ミラは、海夢を真似るようにして握った、
「これでいいの、?」
「あぁ!、握り方はそれでオッケーだ!」
海夢は次に切り方を教えた、
「次は、切り方だな!、
野菜でも何でもそうだけど、食材を抑える方の手は中に指を丸め込むようにする!
良く猫の手なんて言われるがそんなイメージだ!
包丁を持ってる方の脇は締める!
脇を締める事によってぶれなくなり真っ直ぐ切りやすいんだよ!」
海夢はそう説明すると、実際にバナナを切って行った、
〈トントントントントントン、、、!」
ミラは驚く表情をすると目を大きくして見ていた、
「す、すごい! こんなに早いのに全部の大きさが綺麗に均等に切れて行ってる、」
「どうだ!、こんな感じだ、ミラもやって見てくれ、」
「わかった、」
ミラは言われた通りにやってみた、
するとその時、〈スパッ!、、痛っ、、〉
バナナを抑える方の指を少し切ってしまったのだ、
ミラの指からは、少し血が出ていた、
「ミラ、大丈夫か?」
海夢は、声を大きく心配した、
「今日は、ここまででいい!」
するとミラは答えた、
「お願い、私は大丈夫だからもう少しやらせて、」
ミラは傷口に消毒をして絆創膏を貼ると、再び包丁を握った!
海夢は心配そうな表情であったが同時に嬉しそうでもあった、
「ミラ、ゆっくりでいい!
最初はゆっくりでいいんだ!」
ミラは言われた通りゆっくりバナナを切っていく、
そしてバナナ1本分を切り終えた、
「ミラ!、上出来だよ、、」
でもミラは少し不満げな表情をしていた、
「でも、私全然、今だってバナナ1本切るのに2分も掛かったし、」
すると海夢は慰めるように言った、
「あのなぁ、ミラ!、包丁捌きって言うのはいきなりやってできるもんじゃ無いんだ!
何十回、何百回も切りまくって手が覚えてくるんだよ! だから初めはゆっくりでも、切ってればその感覚を体が覚えてくるさ!」
「だから、ゆっくりでも綺麗にバナナ1本切れたのは成長だよ!」
「わかった、今日はここまでにする!」
こうして、5日目の特訓が終わった
しかし、海夢が調理場を出た後もミラは残っていた
そう!1人でバナナを切り、練習をしていたのだ、
およそ時間にして1時間以上であった、!
海夢もその姿を入り口から覗いていた、
しかし、
覗いて居たのは、海夢だけでは無かった、
「お前も覗き見か?、」
そこに居たのは、ララの姿だった、
「何よ!、悪い?」
「別に悪い事は無いけど、また何でお前が?」
「5日前くらいから、ミラがやけに上機嫌だから、
シャウラに聞いて見たのよ、
そしたら、そう言う事だったって言ってたから、、
別に深い理由があったわけじゃ無いんだから...」
ララは顔を赤くし恥ずかしそうに言った、
「なるほどそーゆー事だったのか、
だから毎日ずっと隠れて見てたんだ、、?」
「何あんた、気付いてたの?」
驚いた表情で聞き直した、
「逆に気づかないと思ったのかよ、あ、れ、で!
まぁ、本当はシャウラかと思ってたんだけどな、」
「何それ!、つまんない!」
ララはそう言うと怒って部屋に戻って行った、
〔つまんないってなんだよ?
何であんな怒ってるんだ、?
まぁいいや、取り敢えず俺もそろそろ寝るか、、〕
海夢は、ミラの方を嬉しそう見て部屋に戻って行った、
次の日
ミラは、目の下にくまを作っていて、
左手も絆創膏だらけだった、
ーーーーーーーーー6日目ーーーーーーーーーーー
「ミラ、お前昨日夜遅くまで切る練習してただろ.
その手の傷を見ればすぐにわかる!
夜はしっかり寝ないと次の日仕事に響くって言っただろ、」
「だって、包丁上手く使えるようになりたくて、、
ごめんなさい!、」
ミラは、悲しそうに小さな声で謝った、
すると海夢は、怒ることは一切なく優しく笑って言った
「でも、少しだけ俺嬉しかった!
ミラが本気で上手くなりたいって言う気持ちが伝わって来た!」
ミラもそれを聞いてとても嬉しそうにしていた、
「じゃぁ、ミラ! 切ってみてくれ!」
「わかった!」
そう言うと、みらはバナナを手に取って皮を剥くと
綺麗に輪切りで切って行った、
〈トントントン、トントントン、!〉
ミラは昨日と比べてだいぶ早くなっていた、
「す、すごい! 1日でこんなに早く綺麗に切れるようになるなんて!
努力の証だな!」
「ほ、本当?」
「あ~!、合格だ!」
ミラと海夢はとても嬉しそうに笑うと
2人でハイタッチをした、
そしてその後は、海夢がハンドミキサーを使って、
ホイップクリームの作り方をを教えたり、
クレープにクリームやフルーツを盛り付けて綺麗にクルクル巻いたりして
6日目にして遂に完成した、
「ミラ、俺が教える事はもう無い!
合格だ!」
海夢はニコッとして言うと、
ミラは、泣いて喜んだ!
「やった、私、やったよ!」
すると海夢は提案を出した、
「明日で丁度1週間だろ、
だから明日は、ミラが最初から1人で作ってみんなにクレープを食べさせてあげるんだ!」
「わかった、私、みんなにクレープ食べさせる!」
ミラは力強く言い切った、
「頑張れよ、ミラ! 応援してるぞ、!」
こうして6日目にして、クレープが完成した!
明日は遂にミラ1人でのクレープ作り本番が始まるのであった!
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