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現代もの
そのサウナに一人でいると見えない男とエッチをしちゃう
しおりを挟む俺はサウナ好きで出張が多いとあり、行く先々で穴場を聞く。
その日、営業先で教えてもらったのは「いいサウナだけど訳ありでさ」というもの。
「昔、熱中症で男が死んだんだよ。
それからも店は営業をつづけたけど、そのサウナにはいった男は、そいつの見えない手で触られるらしい」
オカルトやホラーが不得手な俺は硬直。
ただ「サウナは最高なんだけどなあ」とにやにやと煽られて「サウナマニアにしたら幽霊くらい、どうってことないね!」と意地に。
相手も相手で「行ってきた証拠撮って送ってよ」とさらに挑発してくるから後に引けず。
おそるおそるサウナに行けば、更衣室はがらんどう。
「くそ・・・」と震えつつ、とりあえず全裸になり、サウナのドアをスマホで撮影、送信。
すぐに返信がきて「ドアだけ撮って帰るんじゃないの?」と相かわらずの煽り方。
「サウナからあがったときの体の写真送ってやる!」と啖呵を切り、サウナ室へイン。
なるほど、質の高いサウナで、座ったなら存分に堪能。
幽霊のことをつかの間忘れ「家の近くにあったら毎日通うのに」とうっとりしていたら、にわかに乳首が冷たいものに触られ「ひい!」と肩を跳ねる。
噂は本当だったようで、幽霊だからか手が冷たい。
体が火照っているから「は、ん、くう、ああ・・・!」と余計にぞくぞく。
「いや、喘いでいる場合か!」と立ちあがり逃げようとしたら、冷たい腕に羽交い絞めにされて、引きもどされてしまい。
「一人じゃないのか!?」と驚くうちにも、足を広げられ、タオルが落ちて、反応しかけのが丸見えに。
「あ、だめえ、やあ、ああう!」と暴れるも、複数の冷たい手に押さえつけられながら体をまさぐられる。
乳首を指で弾かれ、勃起したのを扱かれ、尻の奥に何本もの指を飲まされて。
「ひいあ!や、何人、いるのお・・!あ、ああ、あ、あう、ちんこ、そんな、いっぱ、触んなああ!ふうあ、ば、ばかあ、もお、指、入んなあ、くうう!」
喘いで悶えるつにつれ体温が上昇し、手の冷たさがより際立って、興奮も快感も増し増し。
とろとろと精液が垂れ流しだったのを、先っぽをにぎられて、愛撫を畳みかけられたなら、たまらず「はひいい!」と空イキ。
すっかり、のぼせあがって目をくらくらさせるうちに、冷たい手たちが俺の体をひっくり返し、階段に肘をついて尻を突きだす形に。
そうしてしばらくは、体温を下げようとしてか、冷たい手が体を滑って。
肌が痛いほど熱いから、ひんやりとした感触が心地よく「はあう・・・」とすっかり気をぬいたそのとき。
急に腰をつかまれて冷たい巨根を一気に飲まされてじゅっぼおお!
腰を強打され「んああ、だめええ!」と泣きつつ、熱のこもった体内に冷たい一物が擦れるのが快くて、自ら貪るようにしゃぶしゃぶ。
顏にも冷たい一物が擦りつけられ、灼熱の中アイスを求めるように、むしゃぶりついて「もっとお、触ってええ!」とおねだりまで。
「ふぐう、んん、ふううん、ぷはっ!あう、お、おっきい・・・!ちょ、ちょおだあ、冷たいの、いっぱ、中だし、してええ!」
ついには正気を失い、サウナの熱に侵されつつ、無数の幽霊に犯される快感に酔いしれてしまい。
中だしはされなかったが、代わりに何人もの冷たい一物を食らわしてくれ「はああうん!もっとお!」と俺は飽きずに潮を噴出。
途中から意識が混濁し、気がついたら店員に呼びかけられ、救急車に乗せられていた。
熱中症を起こし、危ないところだったらしい。
後日「写真送ってこなかったな?」と例の相手に指摘されて「まあな」と半ば無視しようとしたが「まあ、無事だったならいいですけど」と思いがけない発言。
「あそこ、昔はホモのたまり場でさ。
混雑したとき欲情しちゃって乱交騒ぎになって熱中症で何人も死んだんだよ」
「それをはじめに教えろ!」と怒鳴りたかったものを、真相を知られるのを避けて「ふーん」とあしらった。
まだ熱がのこっているような腰を疼かせながら。
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