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異世界
第二王子の求婚を断ったらがんがん俺を抱こうとするのだが
しおりを挟むバイトの休憩中、暇だったのでアルバイト仲間の女子のスマホを覗き見。
真剣に乙女ゲームをプレイしていたから興味をそそられて。
最終局面、果たして彼女が狙っていた第二王子がプロポーズを。
が、「断る」の選択をしたのに「どうして!?」と叫べば「いやいや、エリケンは一筋縄ではいかないのよ」とにやり。
「表面上は爽やかな王子だけど、性格がひねくれているの。
恋愛に関しては相手が絆されると、とたんに興味をなくすんだよね」
「逆に突っぱねると燃えるタイプ」と告げたとおり「私以外の男と人生を歩むなんて許さない!」と強引に口づけし、画面から消失。
「エリケンさま、ああ・・・!」との台詞が流れてからエンド。
「今どきの乙女ゲームはひねりがあるな」と呆れるやら感心するやら。
まあ俺はプレイしないし、他人事に思っていたのが、バイト帰り交通事故にあって、そのゲームに転生を。
まさかの主人公のヒロインになった俺。
しかも一物がついた姿形はそのままに。
どこからどうみても女装したいかつい男だったが、イケメンたちが次から次へと口説いてくる。
同性を恋愛対象にしない俺は拒んだとはいえ、そう、第二王子が曲者で。
バイト仲間の言葉を思いだすに絆されたふりをすれば、退くのだろうが。
「私と踊ってくれ、マイエンジェル」「馬で遠乗りをして愛を育まないか、もっと奥深くまで・・・」とくさい台詞を吐かれると反射的に「けっこうです!」と拒絶。
生理的に受けつけないとはまさに。
おかげで「私と生涯を共にしてくれないか。きみのいない人生なんて死んだも同然だ」とプロボースをされてしまい。
回避方法は難しくなく「よろこんで!」と跳びつくだけ。
なんて百も承知なれど鳥肌が立ってやまずに「だったら死ね!」と絶叫。
間髪入れず「死なない!きみを愛しているから!」と叫び返したなら、草地に俺を押し倒し、スカートの中にもぐりこんだ。
「くそ!」とスカート越しに頭をつかむも、がっちり太ももをつかまれて咥えられてしゃぶしゃぶ。
乱暴に襲ってきたわりには、巧みな舌づかいと愛撫のしかたで丁寧に綿密に、ひたすら快感をもたらすように。
童貞の俺にはとても敵わなかったが「やめて、くださあ、エンリケさまあ!」と懇願をやめず。
拒むほうが興奮する変態王子には逆効果。
頭で分かっていても「おやめを!」と泣かずにいられず、ずっとしゃぶられて射精しまくり。
おまけに途中で男にはない、そこに指を。
「子供が!」と思えばぞっとして、さらに口で抵抗を。
やっと顔をあげたエンリケは「子供ができれば結婚せざるをえないな」と微笑して巨根を突入。
不安と快感がない交ぜになり、俺は狂いそうに悶えて鳴いて泣き叫んだもので
。
「やあ、俺、男なのにい!エ、エンリケさまあ、ご慈悲をお・・・!俺、こわあ、子供、だめえ、結婚も、やらあああ!」
散々やだやだするも、嬉嬉として大量に注がれてしまい。
不安にまみれて幼児のように泣きじゃくれば「すまない」とさすがに反省したのか。
いや「きみが泣いていやがるの、たまらないんだ」と体内で膨らませる始末。
悲しいかな、どうあっても拒む俺と、いつまでも拒まれたい第二王子とは、運命の相手といっていいほど体の相性が抜群のようだ。
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