セカンド人生は動く鎧になって冒険者生活!?

ゆめのマタグラ

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第3話 鍛冶師たちとの出会い

2.ステラの再会

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「ふぅ――ここまで来れば安心ふがっ」
 
 安心しきって油断している彼女を、私は片手で首根っこを掴む。
 
「な、なにしてくれてんねん!」
「それはこっちの台詞だルビィ」

 そう告げると、ルビィはその大きな瞳をさらに見開いた。

「――ステラじゃん!」
「久しいな。確か6年前に親父さんと王都へ行ったんじゃないのか。こっちには一時的に帰って来たのか?」

 途端にルビィは顔を伏せ、手をきつく握りしめた。

「――実は、実は父ちゃんが大変な事に……」
「親父さんに何かあったのか!?」

 その声は、静かに震えていた。

「どうしたらええんやって……」
「仲間と合流したらすぐに連れていってくれ――大丈夫だ、私達が力になる」

 私は彼女を手を両手で掴み、安心させるように握りしめたのだった。
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