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シーズン2 異世界の繋がり
19話 大将とラーメンを売る(初日)4
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「よお大将、繁盛してるみたいだな! ラーメンとオニギリ1つな!」
屋台にやってきたのは、店の常連である犬獣人のプルーだ。
いつもの作業服とは違い、革製のラフな格好をしている。
「おお、プルーじゃねーか! 合わせて銅貨8枚だぜ」
「――今日は土木ギルドの仕事仲間と一緒に来てたんだけど……ひとまずあっち食ってみてぇって行っちゃってて……」
「まぁ、あんだけ並んでたらなぁ」
大将の店は、もちろん盛況であった。
行列もそれなりに出来て、お客さんもそれなりに来てくれて、特に問題もなかった。
しかし、向かいで未知の調味料や具材をふんだんに使った油そばを提供する店がある――つまり相手のインパクトがより強かったのだ。
「やーん♪ ここの油そば、見た事もない美味しいソースたっぷりで美味しいー♪」
このように道行く人に分かりやすいように油そばを立ち食いしながらアピールするモナカの存在も大きいかもしれない。
ちなみに今度は女児服ではなく、冒険者風の格好だ。髪型もポニーテールに変え、さっきまでとは別人に見える。
「ちょっとあそこで食べてみるか」
「すげー美味しそうだな」
行列が行列を呼び、またインスタント麺を使う事で調理速度の短縮、濃い味付けでとにかく味のインパクトを強め、先行逃げ切りを狙う――思った以上に彼女はやり手のようだ。
「おっ、オダナカさんも協力してんのか」
「こんにちは、プルーさん」
俺はテーブルなどに放置された丼やゴミの回収、近場のテーブルは布巾で綺麗に拭いていっている。
正直調理そのものは慣れている人に任せればいいので、こういう裏方仕事の方が性に合っている。
「確か売り上げ勝負に負けたら嫁さん取られるんだろ。大丈夫なのかな」
「2日間しかありませんが……出来る事は試していきたいですね」
「あいよっ。親系ラーメンとオニギリ1つ!」
「おっ? なんかいつもと違って白いスープだな」
以前のトンコツラーメンから着想を得て、親方のラーメンは鳥白湯スープだったのでないだろうか――そう考えたのだ。
具材はエリンギにも似たキノコの佃煮、緑野菜、スライムの刺身、マモノ肉の厚切りチャーシュー。
麺はいつもより太く、麺の中の水を減らし伸びにくく、モッチリとした食感が楽しめる――。
「ズルッ、ズルッ――うめぇ! いつもと違ってスープも味濃いし、よく絡むな!」
「はい。オニギリと合わせると、それはもう美味しいですよ」
「……たしかに。なんかすげーオニギリが進むぜ!」
そういった反応を見てお客さんも興味を持ってくれてはいるが、やはり中々集客には繋がりにくいようだ。
屋台の方を見ると、次は子供を連れた3人組のようだ。
「いらっしゃい!」
「ラーメン2つとオニギリ3つ下さい」
「あいよっ。おっ、カンナ! そこの棚から、小さい器とフォークと匙持って来てくれ」
「分かったー」
俺もそれに合わせ、屋台の横に置いてある自前で用意していた小さな肘掛けとテーブルの付いている椅子を運んでくる。
「お子さん用の椅子もありますので、こちらでお待ちください」
「あ、すいません。ありがとうございます」
こういった子連れのお客さんも多いので、とにかく色々と気を付けなければならない。
……正直、これも集客に繋がっているとは考えにくい。
「それが俺のやり方だからな。お客さんとはやっぱ近いところで繋がっていたい。そこは曲げたくねぇ」
「まぁ大将のお店ですし、そこはお任せします」
しかしこのままでは差は開く一方である――。
と、考えながら列の整理を行っていた頃に、行列の中に凄く怪しい人物――それも複数人発見した。
1人目。黒いスーツ――それも仕事用ではなく、ホストクラブのキャストが着ているような派手なヤツである――を着て、オールバックにサングラスをバッチシ決めた、背の高い男性である。
その精鍛な顔つきには、もちろん見覚えがあった。
「……オルディンさん?」
「オダナカよ。今日の我は……そうだな、オデンと名乗っておこう」
冬の風物詩の料理と同じ名前を名乗った彼は、先日相談事に乗って無事解決したはずのオルディンだった。
「あっ、オダナカさん。お久しぶりです!」
「あらぁ。貴方が噂の人ぉ?」
2人目は同じように先日会ったばかりの赤髪の少年カルロス君と、3人目は全然知らない青髪の女性だ。
カルロス君はそこらの町の少年のような服装だが、女性はオルディンと合わせるように派手好きな金持ちみたいなコートを羽織っていて、こちらもサングラスを掛けている。
「私、オル――オデンさんの部下のネーティと申しますわ」
「これはどうも。小田中雄二郎と申します……」
「ふーん……普通ねぇ」
何が普通なのかは聞かないが、それより気になる事がある。
「こんな所でどうしたんですか?」
「どうもこうも。風の噂で、様々な食事を楽しめる祭りが開かれるというのでな……魔法で我らの認識や姿形はごまかしてあるので、そう警戒するでない」
確かにカルロス君の背中に翼は無いし、オルディンの耳もまた人間のモノと変わらないように見える。
思い返せばオルディンの耳も以前は尖っていたので、そういうエルフのような特殊な人種なのだろうか――。
「ここにオニギリがあると見たのでな……それに合う親系ラーメンというのも食してみたい」
「オレも食べてみたいです!」
「でも……なんだかあの2つの屋台から、少し殺気みたいなの感じるわぁ」
「ふむ、確かに。祭り騒ぎの中、物騒であるな」
「あー……それは」
宣伝用のビラを手渡しながら、ざっくりとした事情を話す。
「へぇ。愛するお嫁さんを賭けて勝負ねぇ」
「でもこういう決闘なら血も出なくていいと思います」
「それでぇ……もうお昼過ぎたけど、どんな感じなのぉ?」
「……詳しい事は売り上げの計上で出るでしょうけど、現状は……」
どちらの店からも行列は出来ているのだが、向こうはさらに長く回転率も高い。
それでいてこちらは1杯銅貨7枚に対して、向こうは5枚。こちらの方がやや高くあるものの、この行列の処理速度では大したアドバンテージにはならないだろう。
「芳しくないか」
「向こうはお客さんの興味を引くパフォーマンスもあるし、インパクトの強い味付けにしてあって……こちらも料理だけなら負けていない自信はあるんですけど……」
「ふむ。それはまず、味を見てみない事には分らぬな」
「じゃあ、また順番が来たらお声掛けします」
さらに列が他の店に迷惑になっていないか確認しながら整列して貰いつつ――再び見知った一団を見つけた。
「よお、オダナカさん。大将がなんか売り上げ勝負してるって聞いたから、とりあえずウチの奴らで暇そうなの連れて来たぜ」
『うーっす!』
ジョニー率いる海賊。もとい水軍の皆さんだ。
割と陸地からも遠いのにどうやって来たかは謎だし、それでも来てくれるだけでありがたいが――。
「お店は大丈夫なんですか?」
「今日は定休日にしてあるし、ぶっ飛ばせば明日の営業には間に合うだろ」
「えぇー。他の店でも食いたいっすよ!」
「……ちょっと市場も見てーから、少しだけだぞ!」
『あざーす!』
他にも店の常連さんの姿を見つけたり、出入りの業者さんの家族だという方々も見つけたり――なんだかんだ、大将の人徳のおかげでもあるだろう。
「さて、俺ももう少し頑張るか」
屋台にやってきたのは、店の常連である犬獣人のプルーだ。
いつもの作業服とは違い、革製のラフな格好をしている。
「おお、プルーじゃねーか! 合わせて銅貨8枚だぜ」
「――今日は土木ギルドの仕事仲間と一緒に来てたんだけど……ひとまずあっち食ってみてぇって行っちゃってて……」
「まぁ、あんだけ並んでたらなぁ」
大将の店は、もちろん盛況であった。
行列もそれなりに出来て、お客さんもそれなりに来てくれて、特に問題もなかった。
しかし、向かいで未知の調味料や具材をふんだんに使った油そばを提供する店がある――つまり相手のインパクトがより強かったのだ。
「やーん♪ ここの油そば、見た事もない美味しいソースたっぷりで美味しいー♪」
このように道行く人に分かりやすいように油そばを立ち食いしながらアピールするモナカの存在も大きいかもしれない。
ちなみに今度は女児服ではなく、冒険者風の格好だ。髪型もポニーテールに変え、さっきまでとは別人に見える。
「ちょっとあそこで食べてみるか」
「すげー美味しそうだな」
行列が行列を呼び、またインスタント麺を使う事で調理速度の短縮、濃い味付けでとにかく味のインパクトを強め、先行逃げ切りを狙う――思った以上に彼女はやり手のようだ。
「おっ、オダナカさんも協力してんのか」
「こんにちは、プルーさん」
俺はテーブルなどに放置された丼やゴミの回収、近場のテーブルは布巾で綺麗に拭いていっている。
正直調理そのものは慣れている人に任せればいいので、こういう裏方仕事の方が性に合っている。
「確か売り上げ勝負に負けたら嫁さん取られるんだろ。大丈夫なのかな」
「2日間しかありませんが……出来る事は試していきたいですね」
「あいよっ。親系ラーメンとオニギリ1つ!」
「おっ? なんかいつもと違って白いスープだな」
以前のトンコツラーメンから着想を得て、親方のラーメンは鳥白湯スープだったのでないだろうか――そう考えたのだ。
具材はエリンギにも似たキノコの佃煮、緑野菜、スライムの刺身、マモノ肉の厚切りチャーシュー。
麺はいつもより太く、麺の中の水を減らし伸びにくく、モッチリとした食感が楽しめる――。
「ズルッ、ズルッ――うめぇ! いつもと違ってスープも味濃いし、よく絡むな!」
「はい。オニギリと合わせると、それはもう美味しいですよ」
「……たしかに。なんかすげーオニギリが進むぜ!」
そういった反応を見てお客さんも興味を持ってくれてはいるが、やはり中々集客には繋がりにくいようだ。
屋台の方を見ると、次は子供を連れた3人組のようだ。
「いらっしゃい!」
「ラーメン2つとオニギリ3つ下さい」
「あいよっ。おっ、カンナ! そこの棚から、小さい器とフォークと匙持って来てくれ」
「分かったー」
俺もそれに合わせ、屋台の横に置いてある自前で用意していた小さな肘掛けとテーブルの付いている椅子を運んでくる。
「お子さん用の椅子もありますので、こちらでお待ちください」
「あ、すいません。ありがとうございます」
こういった子連れのお客さんも多いので、とにかく色々と気を付けなければならない。
……正直、これも集客に繋がっているとは考えにくい。
「それが俺のやり方だからな。お客さんとはやっぱ近いところで繋がっていたい。そこは曲げたくねぇ」
「まぁ大将のお店ですし、そこはお任せします」
しかしこのままでは差は開く一方である――。
と、考えながら列の整理を行っていた頃に、行列の中に凄く怪しい人物――それも複数人発見した。
1人目。黒いスーツ――それも仕事用ではなく、ホストクラブのキャストが着ているような派手なヤツである――を着て、オールバックにサングラスをバッチシ決めた、背の高い男性である。
その精鍛な顔つきには、もちろん見覚えがあった。
「……オルディンさん?」
「オダナカよ。今日の我は……そうだな、オデンと名乗っておこう」
冬の風物詩の料理と同じ名前を名乗った彼は、先日相談事に乗って無事解決したはずのオルディンだった。
「あっ、オダナカさん。お久しぶりです!」
「あらぁ。貴方が噂の人ぉ?」
2人目は同じように先日会ったばかりの赤髪の少年カルロス君と、3人目は全然知らない青髪の女性だ。
カルロス君はそこらの町の少年のような服装だが、女性はオルディンと合わせるように派手好きな金持ちみたいなコートを羽織っていて、こちらもサングラスを掛けている。
「私、オル――オデンさんの部下のネーティと申しますわ」
「これはどうも。小田中雄二郎と申します……」
「ふーん……普通ねぇ」
何が普通なのかは聞かないが、それより気になる事がある。
「こんな所でどうしたんですか?」
「どうもこうも。風の噂で、様々な食事を楽しめる祭りが開かれるというのでな……魔法で我らの認識や姿形はごまかしてあるので、そう警戒するでない」
確かにカルロス君の背中に翼は無いし、オルディンの耳もまた人間のモノと変わらないように見える。
思い返せばオルディンの耳も以前は尖っていたので、そういうエルフのような特殊な人種なのだろうか――。
「ここにオニギリがあると見たのでな……それに合う親系ラーメンというのも食してみたい」
「オレも食べてみたいです!」
「でも……なんだかあの2つの屋台から、少し殺気みたいなの感じるわぁ」
「ふむ、確かに。祭り騒ぎの中、物騒であるな」
「あー……それは」
宣伝用のビラを手渡しながら、ざっくりとした事情を話す。
「へぇ。愛するお嫁さんを賭けて勝負ねぇ」
「でもこういう決闘なら血も出なくていいと思います」
「それでぇ……もうお昼過ぎたけど、どんな感じなのぉ?」
「……詳しい事は売り上げの計上で出るでしょうけど、現状は……」
どちらの店からも行列は出来ているのだが、向こうはさらに長く回転率も高い。
それでいてこちらは1杯銅貨7枚に対して、向こうは5枚。こちらの方がやや高くあるものの、この行列の処理速度では大したアドバンテージにはならないだろう。
「芳しくないか」
「向こうはお客さんの興味を引くパフォーマンスもあるし、インパクトの強い味付けにしてあって……こちらも料理だけなら負けていない自信はあるんですけど……」
「ふむ。それはまず、味を見てみない事には分らぬな」
「じゃあ、また順番が来たらお声掛けします」
さらに列が他の店に迷惑になっていないか確認しながら整列して貰いつつ――再び見知った一団を見つけた。
「よお、オダナカさん。大将がなんか売り上げ勝負してるって聞いたから、とりあえずウチの奴らで暇そうなの連れて来たぜ」
『うーっす!』
ジョニー率いる海賊。もとい水軍の皆さんだ。
割と陸地からも遠いのにどうやって来たかは謎だし、それでも来てくれるだけでありがたいが――。
「お店は大丈夫なんですか?」
「今日は定休日にしてあるし、ぶっ飛ばせば明日の営業には間に合うだろ」
「えぇー。他の店でも食いたいっすよ!」
「……ちょっと市場も見てーから、少しだけだぞ!」
『あざーす!』
他にも店の常連さんの姿を見つけたり、出入りの業者さんの家族だという方々も見つけたり――なんだかんだ、大将の人徳のおかげでもあるだろう。
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