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「ぅん、、、」
「メリーナ、おはよう」
翌朝、目が覚めるとずっと夜番をしてくれていたロウルさんが眩しい笑顔で声をかけてくれました。
「おはようございます。すみません見張りをずっとお願いしてしまって、、、」
「あぁ、全然大丈夫だ。普段、3.4日寝ずに行動することはよくあるんだ。まぁ、普通の獣人より鍛えてるからな」
なんと、獣人はそんなに体力があるのですね。
あ!そうです、、今、伝えないと、、
「ロウルさん、あの、昨日の話のことなのですが、、、私からもお願いします。フォールまで一緒に行ってくれませんか?」
「!!勿論だ。こんな所へ置いていけない」
嘘のない返事をしてくれることが凄く嬉しいです。
「そ、それと、、会ってから昨日の今日で言うのもおかしいかもしれませんが、その、、出来ればロウルさんと一緒にいたい、、です。
一緒にいると何故か心が落ち着いて、、でもっっドキドキもしていて、、、あの」
「っそれは、、、フォールに着いても一緒にいてくれるという返事であってるか?」
「っはい!」
なんだか、身体が熱いです。
「メリーナ、、結婚してくれ!!」
「っえ?、、けっこん、、?」
「あ、いや違う!!いや、嘘では無いのだが、、、すまない、また先走ってしまった。
でも、番だから、、そうだな、、婚約者はどうだろうか?」
なんと、プロポーズをされてしまいました。
凄く焦っているロウルさんも素敵ですね。
やはり番だと認識が違うのでしょうか?
「ロウルさん番だとやはり付き合うという認識は無いのですか?」
「あぁ、番でなければ付き合うことはあるのだが。
もともと、獣人は番を見つけられる確率が半々くらいで、見つけられた時点で大体は結婚なんだ。
私の周りには番が多くてな、番しか眼中に無かったから付き合うという事が頭から抜け落ちていた、、すまない、、強制はしないと言ったのに、、、」
私の番に関しての情報はかなり不足しているようですね、、、
ロウルさんの落ち込みようが 凄いことになってます、、、耳としっぽが垂れてます、、なんだか可愛いです、、、もう、だめですね、、
「私は番に関してあまり、知りません。
ですが、それでも良いのであればどうぞ婚約者にしてください。」
完全に絆されてしまいました。
「メリーナ、おはよう」
翌朝、目が覚めるとずっと夜番をしてくれていたロウルさんが眩しい笑顔で声をかけてくれました。
「おはようございます。すみません見張りをずっとお願いしてしまって、、、」
「あぁ、全然大丈夫だ。普段、3.4日寝ずに行動することはよくあるんだ。まぁ、普通の獣人より鍛えてるからな」
なんと、獣人はそんなに体力があるのですね。
あ!そうです、、今、伝えないと、、
「ロウルさん、あの、昨日の話のことなのですが、、、私からもお願いします。フォールまで一緒に行ってくれませんか?」
「!!勿論だ。こんな所へ置いていけない」
嘘のない返事をしてくれることが凄く嬉しいです。
「そ、それと、、会ってから昨日の今日で言うのもおかしいかもしれませんが、その、、出来ればロウルさんと一緒にいたい、、です。
一緒にいると何故か心が落ち着いて、、でもっっドキドキもしていて、、、あの」
「っそれは、、、フォールに着いても一緒にいてくれるという返事であってるか?」
「っはい!」
なんだか、身体が熱いです。
「メリーナ、、結婚してくれ!!」
「っえ?、、けっこん、、?」
「あ、いや違う!!いや、嘘では無いのだが、、、すまない、また先走ってしまった。
でも、番だから、、そうだな、、婚約者はどうだろうか?」
なんと、プロポーズをされてしまいました。
凄く焦っているロウルさんも素敵ですね。
やはり番だと認識が違うのでしょうか?
「ロウルさん番だとやはり付き合うという認識は無いのですか?」
「あぁ、番でなければ付き合うことはあるのだが。
もともと、獣人は番を見つけられる確率が半々くらいで、見つけられた時点で大体は結婚なんだ。
私の周りには番が多くてな、番しか眼中に無かったから付き合うという事が頭から抜け落ちていた、、すまない、、強制はしないと言ったのに、、、」
私の番に関しての情報はかなり不足しているようですね、、、
ロウルさんの落ち込みようが 凄いことになってます、、、耳としっぽが垂れてます、、なんだか可愛いです、、、もう、だめですね、、
「私は番に関してあまり、知りません。
ですが、それでも良いのであればどうぞ婚約者にしてください。」
完全に絆されてしまいました。
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