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第2章
その13 心の底の、闇へと向かう
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13
「カルナックの夢の中へ入っていくしかない」
コマラパに続いて部屋に入ってきた精霊、レフィス・トールは、こう言った。
「あなた方、二人で」
「「二人?」」
コマラパとクイブロが互いに顔を見合わせる。
「そうよ。コマラパ、クイブロ。あなたたちは二人とも、カルナックに約束したはずね。どんなことがあっても、離れず、守ると」
ラト・ナ・ルアは、彼らに尋ねた。
「そうだ。わたしは、カルナックが虐待を受けていたことを教えてくれたときに、誓った。もしも、そのときにわたしが居合わせていたなら、ともかく、その場から連れ出しただろうと。絶対に」
「おれも、誓った。ルナを守る。ずっと一緒にいる。添い遂げる」
コマラパとクイブロはそれぞれに決意を固めていた。
「では証明してみせて」
ラト・ナ・ルアは、眠るカルナックのそばに、膝をついた。
うなされて、額に汗が浮いているのを、そっとぬぐってやる。
「この子の魂は、過去の記憶に捕らわれている。レギオン王国にあったガルデルの宮殿。そう、まさに宮殿と呼ぶに相応しい場所だった。ガルデルは黒曜宮殿(obsidian palace )と自分で呼んでいたわ。あるいは、黒曜迷宮(obsidian labyrinth)と」
眉をひそめて、いやそうに言葉を吐き出した。
「迷宮?」
クイブロにとっては初めて聞く言葉だ。
「そうだな。入り組んだつくりの建物で、中に入った者を惑わす。道に迷わせてしまうようにできているものだ」
コマラパは考え込みながら、答えた。
「黒曜宮。現在、グーリア帝国の首都ソルフェードラにも、そのような名前の宮殿が建てられているはず。ガルデルの好みというわけか」
「趣味は変わらないものだ。ただ、カルナックがいるのは、そこではない。記憶が造り上げた、過去の再現。幻の宮殿(phantom palace)だ」
レフィス・トールが言う。
「あの子、レニウス・レギオンは、ずっと地下の迷宮に閉じ込められて暮らしていた。殺される、その日まで」
ラト・ナ・ルアは、眉をひそめて。
「お願い、あの子を助けて。過去の闇から連れ出して」
「言われるまでもない」
「おれもだ!」
「きっと、あなたたちはそう言ってくれると思っていたわ」
ようやく、ラト・ナ・ルアは、微笑みを浮かべた。
こちらへ来て欲しいと招かれるままに、コマラパとクイブロは、眠るカルナックの両脇に跪いた。
「これから、あなた方は見知らぬ場所へ赴く」
レフィス・トールが、説明を始める。
「過去の世界だが、カルナックにとっては全てが現在進行している。あなた方は、そこに入り込む。だがカルナック以外の人物に出会っても知覚はされない」
「けれど、カルナックにだけは、あなた方のことが、見えるの。助けにきてくれたのだとわかる。そうしたら目覚めるわ」
「急ぐのか?」
ラト・ナ・ルアの声に焦りを感じ取って、コマラパは尋ねた。
「ええ。今夜の真月(まなづき)が空に出ている間だけよ。あの子は殺されたその日を追体験している。このままでは、また、あの儀式が再現されて」
「殺されると?」
コマラパの表情が、険しくなった。
「あの事件のとおりに、多くの人々が死ぬ。それは過去の幻影でしかないけれど。でも、カルナックにとっては現実なの。だから、急いで!」
あたらめて決心する必要はなかった。
コマラパもクイブロも、カルナックを助ける以外のことなど考えられなかったからだ。
※
二人は精霊に言われたとおりに、カルナックを挟んで両脇に立ち、手を握りあって目を閉じた。
あたたかな闇が降りてくる。
間近で聞こえているのはカルナックに従う魔獣『牙』と『夜』の呼吸だろう。
魔獣たちはカルナックを助けたいと思っているのだ。
再び目を開けたときは、真っ暗な中にいた。
コマラパとクイブロは、互いの存在を感じることはできた。
しばらくじっとしていると暗がりに目が慣れてきて、ぼんやりと周囲の様子が見えてきた。
石造りの壁。
暗い回廊がどこまでものびている。
「コマラパ。どこへ向かうか、わかっているのか?」
すたすた歩き出したコマラパに、クイブロはあわててついて行く。
コマラパは、振り返り、頷いた。
「むかしのことだ。ガルデルが起こした事件の調査のために、この宮殿の内部を歩いたことがある。二十年以上前のことだが、なぜだかよく思い出せるのだ。ラト・ナ・ルアが、何か手助けしてくれているのかもしれないな」
「ルナを助けるためになら、きっとやってくれるね」
「ああ。少し急ぐぞ」
二人は回廊を進んでいった。
やがて行く手に明るいところが見えてきた。
回廊に繋がっている部屋のどれかに、灯りが点されているのだろう。
その場所までたどり着いたとき、異様さに気づいた。
床に、おびただしい血のしみがあった。
点々と。
「ここだ。角を曲がった先に大広間がある。数十人が殺されたと記録にあった」
「そんなにたくさん……」
「ガルデルには親族が多かった。正妻の他に十人以上いた愛人や子、父母。叔父叔母、曾祖父母、遠い血縁の者」
クイブロから、コマラパの顔は見えない。
激情をあらわにしないように抑えていると思えた。
「親族を大勢招いて盛大に晩餐会が行われた。そのまま殺戮の場になるとは、客達も思わなかったろうな。凶行があったのだ。異常な人間が力を持つと、ろくなことがない」
「ガルデル!? もしかして、そいつがルナの」
その質問には、コマラパは答えなかった。
無言のまま、ひたすら歩く。
しばらく進んで、足を停めた。
「……何か、人の声が聞こえないか?」
「え。そういえば……歌?」
誰かが静かに歌っている。
柔らかな、大人の女の声だった。
その歌声の主を確かめなくてはならない気がした。
コマラパとクイブロは、ひっそりと進んでいく。
カルナック以外の人物に出会ったとしても知覚されることはないのだと精霊に聞いていたのだが。
※
回廊の先に小部屋があった。
開いている窓は、とても小さい。そこから見えるのは、真月(まなづき)だけ。
透明な月光を浴びて、歌っているのは。
まっすぐな黒髪を、床に届くまでのばした、美しい女だった。
歌声はやんで、女が振り向く。
「こんなところまでいらしたのは、どなた?」
コマラパとクイブロは、息を呑んだ。
月の光を背に、カルナックにそっくりな、大人の美貌の女性が立っていた。
「カルナックの夢の中へ入っていくしかない」
コマラパに続いて部屋に入ってきた精霊、レフィス・トールは、こう言った。
「あなた方、二人で」
「「二人?」」
コマラパとクイブロが互いに顔を見合わせる。
「そうよ。コマラパ、クイブロ。あなたたちは二人とも、カルナックに約束したはずね。どんなことがあっても、離れず、守ると」
ラト・ナ・ルアは、彼らに尋ねた。
「そうだ。わたしは、カルナックが虐待を受けていたことを教えてくれたときに、誓った。もしも、そのときにわたしが居合わせていたなら、ともかく、その場から連れ出しただろうと。絶対に」
「おれも、誓った。ルナを守る。ずっと一緒にいる。添い遂げる」
コマラパとクイブロはそれぞれに決意を固めていた。
「では証明してみせて」
ラト・ナ・ルアは、眠るカルナックのそばに、膝をついた。
うなされて、額に汗が浮いているのを、そっとぬぐってやる。
「この子の魂は、過去の記憶に捕らわれている。レギオン王国にあったガルデルの宮殿。そう、まさに宮殿と呼ぶに相応しい場所だった。ガルデルは黒曜宮殿(obsidian palace )と自分で呼んでいたわ。あるいは、黒曜迷宮(obsidian labyrinth)と」
眉をひそめて、いやそうに言葉を吐き出した。
「迷宮?」
クイブロにとっては初めて聞く言葉だ。
「そうだな。入り組んだつくりの建物で、中に入った者を惑わす。道に迷わせてしまうようにできているものだ」
コマラパは考え込みながら、答えた。
「黒曜宮。現在、グーリア帝国の首都ソルフェードラにも、そのような名前の宮殿が建てられているはず。ガルデルの好みというわけか」
「趣味は変わらないものだ。ただ、カルナックがいるのは、そこではない。記憶が造り上げた、過去の再現。幻の宮殿(phantom palace)だ」
レフィス・トールが言う。
「あの子、レニウス・レギオンは、ずっと地下の迷宮に閉じ込められて暮らしていた。殺される、その日まで」
ラト・ナ・ルアは、眉をひそめて。
「お願い、あの子を助けて。過去の闇から連れ出して」
「言われるまでもない」
「おれもだ!」
「きっと、あなたたちはそう言ってくれると思っていたわ」
ようやく、ラト・ナ・ルアは、微笑みを浮かべた。
こちらへ来て欲しいと招かれるままに、コマラパとクイブロは、眠るカルナックの両脇に跪いた。
「これから、あなた方は見知らぬ場所へ赴く」
レフィス・トールが、説明を始める。
「過去の世界だが、カルナックにとっては全てが現在進行している。あなた方は、そこに入り込む。だがカルナック以外の人物に出会っても知覚はされない」
「けれど、カルナックにだけは、あなた方のことが、見えるの。助けにきてくれたのだとわかる。そうしたら目覚めるわ」
「急ぐのか?」
ラト・ナ・ルアの声に焦りを感じ取って、コマラパは尋ねた。
「ええ。今夜の真月(まなづき)が空に出ている間だけよ。あの子は殺されたその日を追体験している。このままでは、また、あの儀式が再現されて」
「殺されると?」
コマラパの表情が、険しくなった。
「あの事件のとおりに、多くの人々が死ぬ。それは過去の幻影でしかないけれど。でも、カルナックにとっては現実なの。だから、急いで!」
あたらめて決心する必要はなかった。
コマラパもクイブロも、カルナックを助ける以外のことなど考えられなかったからだ。
※
二人は精霊に言われたとおりに、カルナックを挟んで両脇に立ち、手を握りあって目を閉じた。
あたたかな闇が降りてくる。
間近で聞こえているのはカルナックに従う魔獣『牙』と『夜』の呼吸だろう。
魔獣たちはカルナックを助けたいと思っているのだ。
再び目を開けたときは、真っ暗な中にいた。
コマラパとクイブロは、互いの存在を感じることはできた。
しばらくじっとしていると暗がりに目が慣れてきて、ぼんやりと周囲の様子が見えてきた。
石造りの壁。
暗い回廊がどこまでものびている。
「コマラパ。どこへ向かうか、わかっているのか?」
すたすた歩き出したコマラパに、クイブロはあわててついて行く。
コマラパは、振り返り、頷いた。
「むかしのことだ。ガルデルが起こした事件の調査のために、この宮殿の内部を歩いたことがある。二十年以上前のことだが、なぜだかよく思い出せるのだ。ラト・ナ・ルアが、何か手助けしてくれているのかもしれないな」
「ルナを助けるためになら、きっとやってくれるね」
「ああ。少し急ぐぞ」
二人は回廊を進んでいった。
やがて行く手に明るいところが見えてきた。
回廊に繋がっている部屋のどれかに、灯りが点されているのだろう。
その場所までたどり着いたとき、異様さに気づいた。
床に、おびただしい血のしみがあった。
点々と。
「ここだ。角を曲がった先に大広間がある。数十人が殺されたと記録にあった」
「そんなにたくさん……」
「ガルデルには親族が多かった。正妻の他に十人以上いた愛人や子、父母。叔父叔母、曾祖父母、遠い血縁の者」
クイブロから、コマラパの顔は見えない。
激情をあらわにしないように抑えていると思えた。
「親族を大勢招いて盛大に晩餐会が行われた。そのまま殺戮の場になるとは、客達も思わなかったろうな。凶行があったのだ。異常な人間が力を持つと、ろくなことがない」
「ガルデル!? もしかして、そいつがルナの」
その質問には、コマラパは答えなかった。
無言のまま、ひたすら歩く。
しばらく進んで、足を停めた。
「……何か、人の声が聞こえないか?」
「え。そういえば……歌?」
誰かが静かに歌っている。
柔らかな、大人の女の声だった。
その歌声の主を確かめなくてはならない気がした。
コマラパとクイブロは、ひっそりと進んでいく。
カルナック以外の人物に出会ったとしても知覚されることはないのだと精霊に聞いていたのだが。
※
回廊の先に小部屋があった。
開いている窓は、とても小さい。そこから見えるのは、真月(まなづき)だけ。
透明な月光を浴びて、歌っているのは。
まっすぐな黒髪を、床に届くまでのばした、美しい女だった。
歌声はやんで、女が振り向く。
「こんなところまでいらしたのは、どなた?」
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