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第1章
その29 決戦、決着!カルナックと魔獣?
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29
しかしセラニスの雷は、目的を達することができなかった。
コマラパが、ただ決闘の行く末を見守るだけということに耐えきれずに窓から飛び出し大自然に働きかける無垢なる祈り『聖言(せいごん)』を紡いだからだ。
「天と地を結ぶ大神、天空駆ける雷神(イリャパ)! 神鳴る力をねじ曲げるモノより、その神威を奪い、御力を戻し給え!」
コマラパが紡いだ言葉は、力を持った。
天空の雷神は、セラニスの命令(コマンド)よりもコマラパの祈りを優先して聞き届けたようだった。みるみる雷雲は消え失せ、澄み渡った夜空に二つの月が輝く。
大森林に生まれ育ち、禁欲的な修行の果てにコマラパがたどり着いた境地である。
自然に宿る精霊(エレメント)の『気配』に自身の『念』を重ねることで、ある程度ではあるが、自然現象に干渉することを可能にした。
『ばかな! 雷雲が消えるなんて? ただの人間のくせに、妙な音波を放ってぼくの指令系統に干渉したな』
信じ難い現象に、セラニスは呆気にとられ。
そして、声をあげて笑い出した。
楽しくてたまらないように。
『あっははははははは! 愚かな人間のくせに、何をしてくれちゃってるのかな! 夜と死の支配者である母さんが決めた、地上すべての主、魔眼王たる、このぼくに。儚き人の身で逆らうとは』
セラニスの目が、暗い赤に光った。
手を上へ向けて掲げると、新たな『魔天の瞳』が、すさまじいスピードで引き寄せられるように飛来した。すでにあらかじめ呼び寄せてはいたのだろう。
それらはセラニス・アレム・ダルの幻影の周囲をぐるぐると周回しはじめた。
その数、今度は十二。『魔天の瞳』が、高速回転を始めた。十二個の球体の間に、バチバチと音を立てて放電が起こる。
『やっちゃえ!』
まるで癇癪を起こした子どものようだった。
激しく放電する『魔天の瞳』が、コマラパに向かって放たれた。
自然現象を相手にするならコマラパ老師にも戦いようはあったが、機械に対しては術を持たない。
「お義姉さま!」
先刻まで余裕を見せていたカルナックらしからぬ切羽詰まった叫びに、女戦士は事態を悟り、得意のスリアゴを飛ばし、鞭のように自在に奮った。
放電がコマラパを襲う前に、次々と『魔天の瞳』を叩き落としていく。
『ふふん。そうくると思った。少々もったいなかったけど、想定内だよ。これはどうかな!』
セラニスは続けざまに次の攻撃を仕組んでいた。
リリリン、ガラガラッ!
突如、鈴の音がした。続いて重そうな鐘の音がする。
「警報が! 魔物の侵入かっ!?」
カントゥータも、家の中で戦いを見守っていた村長ローサも身構える。
有害な生き物が、村入り口に設けられた「境界杭」を通過したという警報が、村中に鳴り響いているのだ。
「セラニス! おかしいわ、次は、わたしのターンよ」
『狡猾な魔女相手に、ルールなんて意味ない』
セラニスは平然とうそぶいた。
『ここまできて負けるのはイヤだしね!』
「子どもなの!?」
『あいにく、ぼくは永久に子どもだよ。野蛮な人間みたいに、大きくなんかならないさ』
月下に、獣が現れる。
一頭、二頭。
白い毛皮に茶色の縦縞を浮き上がらせた獣が一頭。
続いて、夜の闇を連想させる漆黒の毛皮を纏った四つ足の獣が、軽々と飛び跳ねてやってきた。
しなやかで優美で、そして凶悪な大型の猛獣が、セラニスの左右に並び立つ。
「大牙(タイガ)に、夜王(ビッチェ)!?」
「ばかな! 神の遣いが、なぜ!?」
カントゥータとコマラパの叫びが重なる。
どちらも神聖なる獣として畏怖の対象になっている、危険きわまりない猛獣だ。
『いいでしょう。ぼくの友達だよ。ねえ、こいつらをやっつけてよ』
二頭の獣の目は、夜目にも明るく、深紅に輝いていた。
魅入られた生物、または、魔物の目と同じ光だ。
「セラニス! わしに使ったような催眠術で、人を襲わせようというのか! しかし本来望まぬことは、人にも獣にも、やらせるのは難しいはずだ!」
コマラパは自分にかけられた「魅了」の技を思い返した。セラニスは、まったく事実ではない記憶を植え付けることさえできるのだ。
『ぼくと利害が一致してるからさ。こいつら、人間のことは面白く思ってない。縄張りに入ってくるし、せっかくうまそうな家畜を飼っているのに提供してくれないで、石囲いとかに入れて守ってさ』
二頭は、落ち着き払って近づいてきた。
狙いをさだめているのは、正面にいるカルナックだ。
近づくにつれ、二頭の歩みは早くなり、やがて走り出す。
まるで疾風のような勢いで。
「カルナック! 逃げろ!」
いまだ身体の自由を奪われたままのクイブロが、ローサに抱き上げられた窓辺で、カルナックに叫んだ。
「だいじょうぶよ。クイブロ。わたしに不可能はない」
駆け寄ってきた二頭の獣の前にカルナックは片手を突き出した。
ふいに大量の精霊火が噴き出して、大牙(タイガ)と、夜王(ビッチェ)を包む。
とたんに二頭は、がくんと腰を落とし、おとなしくうずくまった。
「よーしよしよしよし! 良い子ね~」
ちょっぴり妖しい言い回しをしつつカルナックは静かになった二頭の頭や顎の下を撫でてやる。
ごろごろと気持ちよさそうな、うなり声をあげる、猛獣たちである。
『あっひどい! それ反則~』
口を尖らせるセラニス。
カルナックはぴくっと眉を上げる。
「あなたが言う? こんどはわたしの攻撃の番だったはずでしょ」
二頭を逆に従えて、カルナックはセラニスを見据えた。
「警告したわよね。こんどわたしの大切な家族を狙ったら、容赦はしないって。夜行性の猛獣を村に入れるなんて、村の人たちに被害が出たらどうするの」
カルナックは怒りのあまりに冷たく笑う。
「じゃあ、いいわよね? この子に働いてもらうわ」
手にした『魔天の瞳』はセラニスから奪ったもの。
『え? え! よせ、何するつもりだ!』
急にセラニスが狼狽える。
その姿に、縦縞のノイズが混じりはじめた。映像が、消えたり現れたりする。
「ちょっとした贈り物よ。コンピュータウィルス。こんなの平気よね? それに、どうせバックアップはしてるんでしょ?」
『何てことするんだ! バカバカバカ! 次は、覚えてろ……』
それが、最後の言葉だった。
セラニス・アレム・ダルの投影していた青年の姿は、あっさりと、夜の闇に溶けるように、かき消されてしまった。
「やったのか!」
コマラパが、カントゥータが、カルナックに駆け寄る。
二頭の猛獣は、まだおとなしく、その足下にうずくまっていた。
「コンピュータウィルスを送り込んで一時的に追い返しただけ。もちろんセラニスもシステムのバックアップはしてるでしょうし、次は、また学習して計略をめぐらせてくるかもね」
カルナックの表情は、晴れやかではなかった。
「いいのよ! あなたは勝ったのよ。カルナック!」
「無事でよかった!」
世界(セレナン)の意思により、セラニスとカルナックの戦いの推移を見守るしかなかった精霊のラト・ナ・ルアとレフィス・トールが近づいてきて、嬉しそうにカルナックに抱きついた。
しかしセラニスの雷は、目的を達することができなかった。
コマラパが、ただ決闘の行く末を見守るだけということに耐えきれずに窓から飛び出し大自然に働きかける無垢なる祈り『聖言(せいごん)』を紡いだからだ。
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天空の雷神は、セラニスの命令(コマンド)よりもコマラパの祈りを優先して聞き届けたようだった。みるみる雷雲は消え失せ、澄み渡った夜空に二つの月が輝く。
大森林に生まれ育ち、禁欲的な修行の果てにコマラパがたどり着いた境地である。
自然に宿る精霊(エレメント)の『気配』に自身の『念』を重ねることで、ある程度ではあるが、自然現象に干渉することを可能にした。
『ばかな! 雷雲が消えるなんて? ただの人間のくせに、妙な音波を放ってぼくの指令系統に干渉したな』
信じ難い現象に、セラニスは呆気にとられ。
そして、声をあげて笑い出した。
楽しくてたまらないように。
『あっははははははは! 愚かな人間のくせに、何をしてくれちゃってるのかな! 夜と死の支配者である母さんが決めた、地上すべての主、魔眼王たる、このぼくに。儚き人の身で逆らうとは』
セラニスの目が、暗い赤に光った。
手を上へ向けて掲げると、新たな『魔天の瞳』が、すさまじいスピードで引き寄せられるように飛来した。すでにあらかじめ呼び寄せてはいたのだろう。
それらはセラニス・アレム・ダルの幻影の周囲をぐるぐると周回しはじめた。
その数、今度は十二。『魔天の瞳』が、高速回転を始めた。十二個の球体の間に、バチバチと音を立てて放電が起こる。
『やっちゃえ!』
まるで癇癪を起こした子どものようだった。
激しく放電する『魔天の瞳』が、コマラパに向かって放たれた。
自然現象を相手にするならコマラパ老師にも戦いようはあったが、機械に対しては術を持たない。
「お義姉さま!」
先刻まで余裕を見せていたカルナックらしからぬ切羽詰まった叫びに、女戦士は事態を悟り、得意のスリアゴを飛ばし、鞭のように自在に奮った。
放電がコマラパを襲う前に、次々と『魔天の瞳』を叩き落としていく。
『ふふん。そうくると思った。少々もったいなかったけど、想定内だよ。これはどうかな!』
セラニスは続けざまに次の攻撃を仕組んでいた。
リリリン、ガラガラッ!
突如、鈴の音がした。続いて重そうな鐘の音がする。
「警報が! 魔物の侵入かっ!?」
カントゥータも、家の中で戦いを見守っていた村長ローサも身構える。
有害な生き物が、村入り口に設けられた「境界杭」を通過したという警報が、村中に鳴り響いているのだ。
「セラニス! おかしいわ、次は、わたしのターンよ」
『狡猾な魔女相手に、ルールなんて意味ない』
セラニスは平然とうそぶいた。
『ここまできて負けるのはイヤだしね!』
「子どもなの!?」
『あいにく、ぼくは永久に子どもだよ。野蛮な人間みたいに、大きくなんかならないさ』
月下に、獣が現れる。
一頭、二頭。
白い毛皮に茶色の縦縞を浮き上がらせた獣が一頭。
続いて、夜の闇を連想させる漆黒の毛皮を纏った四つ足の獣が、軽々と飛び跳ねてやってきた。
しなやかで優美で、そして凶悪な大型の猛獣が、セラニスの左右に並び立つ。
「大牙(タイガ)に、夜王(ビッチェ)!?」
「ばかな! 神の遣いが、なぜ!?」
カントゥータとコマラパの叫びが重なる。
どちらも神聖なる獣として畏怖の対象になっている、危険きわまりない猛獣だ。
『いいでしょう。ぼくの友達だよ。ねえ、こいつらをやっつけてよ』
二頭の獣の目は、夜目にも明るく、深紅に輝いていた。
魅入られた生物、または、魔物の目と同じ光だ。
「セラニス! わしに使ったような催眠術で、人を襲わせようというのか! しかし本来望まぬことは、人にも獣にも、やらせるのは難しいはずだ!」
コマラパは自分にかけられた「魅了」の技を思い返した。セラニスは、まったく事実ではない記憶を植え付けることさえできるのだ。
『ぼくと利害が一致してるからさ。こいつら、人間のことは面白く思ってない。縄張りに入ってくるし、せっかくうまそうな家畜を飼っているのに提供してくれないで、石囲いとかに入れて守ってさ』
二頭は、落ち着き払って近づいてきた。
狙いをさだめているのは、正面にいるカルナックだ。
近づくにつれ、二頭の歩みは早くなり、やがて走り出す。
まるで疾風のような勢いで。
「カルナック! 逃げろ!」
いまだ身体の自由を奪われたままのクイブロが、ローサに抱き上げられた窓辺で、カルナックに叫んだ。
「だいじょうぶよ。クイブロ。わたしに不可能はない」
駆け寄ってきた二頭の獣の前にカルナックは片手を突き出した。
ふいに大量の精霊火が噴き出して、大牙(タイガ)と、夜王(ビッチェ)を包む。
とたんに二頭は、がくんと腰を落とし、おとなしくうずくまった。
「よーしよしよしよし! 良い子ね~」
ちょっぴり妖しい言い回しをしつつカルナックは静かになった二頭の頭や顎の下を撫でてやる。
ごろごろと気持ちよさそうな、うなり声をあげる、猛獣たちである。
『あっひどい! それ反則~』
口を尖らせるセラニス。
カルナックはぴくっと眉を上げる。
「あなたが言う? こんどはわたしの攻撃の番だったはずでしょ」
二頭を逆に従えて、カルナックはセラニスを見据えた。
「警告したわよね。こんどわたしの大切な家族を狙ったら、容赦はしないって。夜行性の猛獣を村に入れるなんて、村の人たちに被害が出たらどうするの」
カルナックは怒りのあまりに冷たく笑う。
「じゃあ、いいわよね? この子に働いてもらうわ」
手にした『魔天の瞳』はセラニスから奪ったもの。
『え? え! よせ、何するつもりだ!』
急にセラニスが狼狽える。
その姿に、縦縞のノイズが混じりはじめた。映像が、消えたり現れたりする。
「ちょっとした贈り物よ。コンピュータウィルス。こんなの平気よね? それに、どうせバックアップはしてるんでしょ?」
『何てことするんだ! バカバカバカ! 次は、覚えてろ……』
それが、最後の言葉だった。
セラニス・アレム・ダルの投影していた青年の姿は、あっさりと、夜の闇に溶けるように、かき消されてしまった。
「やったのか!」
コマラパが、カントゥータが、カルナックに駆け寄る。
二頭の猛獣は、まだおとなしく、その足下にうずくまっていた。
「コンピュータウィルスを送り込んで一時的に追い返しただけ。もちろんセラニスもシステムのバックアップはしてるでしょうし、次は、また学習して計略をめぐらせてくるかもね」
カルナックの表情は、晴れやかではなかった。
「いいのよ! あなたは勝ったのよ。カルナック!」
「無事でよかった!」
世界(セレナン)の意思により、セラニスとカルナックの戦いの推移を見守るしかなかった精霊のラト・ナ・ルアとレフィス・トールが近づいてきて、嬉しそうにカルナックに抱きついた。
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