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第九章 アイリスとアイーダ
その25 エステリオ・アウルの失言とアイリスの覚悟
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25
「絶対に、無事に生きて還るよ。きみのところへ」
アイリスの手をとり、並々ならぬ決意をこめてエステリオ・アウルはこう言ったのだったが。
何か、まずかったらしい。
それに気づいたのは、それまで愛情深くうっとりするような目で彼を見つめていたアイリスの表情が、途端に曇り、双子のパオラとパウルが顔を見合わせ、そろって首を横に振る。
コマラパは「ううむ」と唸り、ルビーは「あちゃー」サファイアは「ばかねえ」と呟いた、
一連の反応からである。
カルナックはというと、ひとり、楽しげな笑みを浮かべていた。
弟子として師事してきたエステリオ・アウルの経験では、こういうとき、ろくなことはない。
「エステリオ・アウル。きみがそんなにも健気な覚悟をしているなら、師匠たる私も応えなくてはね」
「は、はい? お師匠様?」
「魔導師協会の長であるこの私と副長のコマラパが認めた許婚のアウルとアイリスに、絆を深める『おまじない』をしてあげるよ。それでいいね? アイリス」
「はい、お師匠さま。お願いします」
アイリスは安堵の表情で、即答し、大きくうなずいた。
「よろしい。良い子だ」
カルナックはアイリスに対しては優しい笑みを向け、同席している、今宵の晩餐に招いてくれた主人夫妻に対しては、非の打ち所のない態度で相対した。
「申し訳ない、ラゼル家ご当主並びに奥方。これから魔力のこもった『呪文』を唱えます。少しの間だけ音が聞こえないように遮蔽の魔法をかけるので、しばし、そのままお待ちいただけますか。魔法使いでない者は、音を聞かないほうが良いのです」
丁重に説けば、カルナックに全幅の信頼を置いている夫妻は一も二もなく同意した。
遠国『扶桑』からの重要な客人としてラゼル家が預かっている双子のパオラとパウルはブンブンと音が聞こえそうなくらい忙しく首を縦に振っていた。
「それいい!」「アイリスもあんしんできるね!」
この状況で置き去りになっているのはエステリオ・アウルのみだ。
音声遮断の魔法が発動した。
その途端。
「アウル! アホぼけなすがっ! 長期入院して脳までイカれたのかよ」
憤慨を隠さす際限の無いあくたいをつき始めたのはルビー=ティーレである。
「ティーレ、どうどう! アウルがお馬鹿さんなのは今さらしょうがないでしょ」
手綱を引き締めたのはいつもながらのサファイアだ。
さすがに、ともかくまずい、と危機を感じたエステリオ・アウル。
「お、お師匠様、申しわけありません!」
思わず立ち上がり頭を下げようとするのを、カルナックの隣に居たコマラパが力強い腕で押しとどめた。
「いかんぞ。ご当主も奥方もここには居られる。不審な行動は慎め、我が弟子ならばの」
そうだよー、と、カルナックは、へらりと笑った。
「遮蔽しているのは音声だけだし。土下座とか、本当にやめて? 意味ないから」
笑ってはいるが、相も変わらず辛辣だ。
「じゃ、始めよう。ところでアイリス、どれにする?」
「お師匠さま、どれって、おっしゃいますと?」
「大丈夫よアイリスお嬢様! お師匠様におまかせ。よりどりみどりだから」
「そこらのお守りとは訳が違うからねえ」
サファイアとルビーは満面の笑みで、ニヤニヤとしていた。
「何もかも、きみが望むようにするからね。不安だろう、エステリオ・アウルが失言したから。まったく。私が引率するって言って、危険は少ないって印象づけたのに。その直後にあれはない」
一呼吸おいて、カルナックは、
「ねえ、エステリオ・アウル。こんなに馬鹿だったかい?『今度こそきみを守る。絶対に生きて還る、きみのところへ』……どんなフラグだよ。まるで生還が難しい任務みたいじゃないか」
「えっっ? いえ、そんなつもりでは」
「つもりがあろうと、なかろうと。そう聞こえるよって言ってるんだ。で、エステリオ・アウルの発言はここで終了だよ。ぜんぶアイリスの希望に合わせる。ねえアイリス、どうしたら不安が消える?」
「そんなにまでお気遣いくださって、お師匠さま、ありがとうございます。……わたしは」
アイリスは呼吸を整えた。
堰を切ったように、吐き出した。
「一番の望みは、無茶だってわかってます。わたしも一緒に行きたいです! だって叔父さま、ご自分のこと、ないがしろにしちゃうところがあるから。心配で。一緒についていきたい。苦しいことがあったら退けて、敵がいたら、わたしが倒したい。叔父さまを守りたいの!」
「……」
その場にいる全員が、絶句した。
ややあって、
「あっはははははは!」
弾けるように、カルナックは笑い出した。
ひとしきり笑った後で、目を輝かせ、身を乗り出した。
「こりゃあいい、愉快だ。さすが《世界の大いなる意思》が目をつけるのもうなずける」
きらきらと輝くその瞳からあふれ出す魔力の青に、臆することなく、アイリスは向き合う。
「以前にも言いましたよね、わたし、もう、幼女だってことに逃げるのはやめました。誰も失いたくないの。もちろん一番はエステリオ・アウル叔父さまですけど」
「ふうん。本当だね、少し大人になった。今なら『アイリス』と『月宮アリス』は同等に並べる。……具体的にはどうする? 連れて行くことは無理だけれども、そうだなあ。きみたちの『婚約指輪』、今でも縁を結んでるけど、こいつを強化して、同期する? 何かあったらすぐにわかるように」
「いいえ、わかるだけじゃイヤ!」
アイリスは声を上げる。
「お師匠さま。わたし魔法のレベル上がったんです。レベル5になったの。お師匠さまや魔法使いさんたちが使ってる、魔法の『目』や『耳』や『影』を、習得できませんか?」
「……へえ? 教えてもいいけど。覚悟はある?」
カルナックの目は、いよいよ水精石の如く青く輝きを強め、肌も白く光り、その周囲には、精霊の魂と考えられている青白い光球、『精霊火(スーリーファ)』が集まってきた。この世のどこにも、カルナックを置いて他にはこのような現象を引き起こす者などいない。
「その魔法を使って、私たち潜入捜査部隊に視覚、聴覚、影を沿わせたら。この世の暗部に触れずには済ませられないよ。その覚悟が、あるのなら」
「はい」
アイリスは、答えた。
「絶対に、無事に生きて還るよ。きみのところへ」
アイリスの手をとり、並々ならぬ決意をこめてエステリオ・アウルはこう言ったのだったが。
何か、まずかったらしい。
それに気づいたのは、それまで愛情深くうっとりするような目で彼を見つめていたアイリスの表情が、途端に曇り、双子のパオラとパウルが顔を見合わせ、そろって首を横に振る。
コマラパは「ううむ」と唸り、ルビーは「あちゃー」サファイアは「ばかねえ」と呟いた、
一連の反応からである。
カルナックはというと、ひとり、楽しげな笑みを浮かべていた。
弟子として師事してきたエステリオ・アウルの経験では、こういうとき、ろくなことはない。
「エステリオ・アウル。きみがそんなにも健気な覚悟をしているなら、師匠たる私も応えなくてはね」
「は、はい? お師匠様?」
「魔導師協会の長であるこの私と副長のコマラパが認めた許婚のアウルとアイリスに、絆を深める『おまじない』をしてあげるよ。それでいいね? アイリス」
「はい、お師匠さま。お願いします」
アイリスは安堵の表情で、即答し、大きくうなずいた。
「よろしい。良い子だ」
カルナックはアイリスに対しては優しい笑みを向け、同席している、今宵の晩餐に招いてくれた主人夫妻に対しては、非の打ち所のない態度で相対した。
「申し訳ない、ラゼル家ご当主並びに奥方。これから魔力のこもった『呪文』を唱えます。少しの間だけ音が聞こえないように遮蔽の魔法をかけるので、しばし、そのままお待ちいただけますか。魔法使いでない者は、音を聞かないほうが良いのです」
丁重に説けば、カルナックに全幅の信頼を置いている夫妻は一も二もなく同意した。
遠国『扶桑』からの重要な客人としてラゼル家が預かっている双子のパオラとパウルはブンブンと音が聞こえそうなくらい忙しく首を縦に振っていた。
「それいい!」「アイリスもあんしんできるね!」
この状況で置き去りになっているのはエステリオ・アウルのみだ。
音声遮断の魔法が発動した。
その途端。
「アウル! アホぼけなすがっ! 長期入院して脳までイカれたのかよ」
憤慨を隠さす際限の無いあくたいをつき始めたのはルビー=ティーレである。
「ティーレ、どうどう! アウルがお馬鹿さんなのは今さらしょうがないでしょ」
手綱を引き締めたのはいつもながらのサファイアだ。
さすがに、ともかくまずい、と危機を感じたエステリオ・アウル。
「お、お師匠様、申しわけありません!」
思わず立ち上がり頭を下げようとするのを、カルナックの隣に居たコマラパが力強い腕で押しとどめた。
「いかんぞ。ご当主も奥方もここには居られる。不審な行動は慎め、我が弟子ならばの」
そうだよー、と、カルナックは、へらりと笑った。
「遮蔽しているのは音声だけだし。土下座とか、本当にやめて? 意味ないから」
笑ってはいるが、相も変わらず辛辣だ。
「じゃ、始めよう。ところでアイリス、どれにする?」
「お師匠さま、どれって、おっしゃいますと?」
「大丈夫よアイリスお嬢様! お師匠様におまかせ。よりどりみどりだから」
「そこらのお守りとは訳が違うからねえ」
サファイアとルビーは満面の笑みで、ニヤニヤとしていた。
「何もかも、きみが望むようにするからね。不安だろう、エステリオ・アウルが失言したから。まったく。私が引率するって言って、危険は少ないって印象づけたのに。その直後にあれはない」
一呼吸おいて、カルナックは、
「ねえ、エステリオ・アウル。こんなに馬鹿だったかい?『今度こそきみを守る。絶対に生きて還る、きみのところへ』……どんなフラグだよ。まるで生還が難しい任務みたいじゃないか」
「えっっ? いえ、そんなつもりでは」
「つもりがあろうと、なかろうと。そう聞こえるよって言ってるんだ。で、エステリオ・アウルの発言はここで終了だよ。ぜんぶアイリスの希望に合わせる。ねえアイリス、どうしたら不安が消える?」
「そんなにまでお気遣いくださって、お師匠さま、ありがとうございます。……わたしは」
アイリスは呼吸を整えた。
堰を切ったように、吐き出した。
「一番の望みは、無茶だってわかってます。わたしも一緒に行きたいです! だって叔父さま、ご自分のこと、ないがしろにしちゃうところがあるから。心配で。一緒についていきたい。苦しいことがあったら退けて、敵がいたら、わたしが倒したい。叔父さまを守りたいの!」
「……」
その場にいる全員が、絶句した。
ややあって、
「あっはははははは!」
弾けるように、カルナックは笑い出した。
ひとしきり笑った後で、目を輝かせ、身を乗り出した。
「こりゃあいい、愉快だ。さすが《世界の大いなる意思》が目をつけるのもうなずける」
きらきらと輝くその瞳からあふれ出す魔力の青に、臆することなく、アイリスは向き合う。
「以前にも言いましたよね、わたし、もう、幼女だってことに逃げるのはやめました。誰も失いたくないの。もちろん一番はエステリオ・アウル叔父さまですけど」
「ふうん。本当だね、少し大人になった。今なら『アイリス』と『月宮アリス』は同等に並べる。……具体的にはどうする? 連れて行くことは無理だけれども、そうだなあ。きみたちの『婚約指輪』、今でも縁を結んでるけど、こいつを強化して、同期する? 何かあったらすぐにわかるように」
「いいえ、わかるだけじゃイヤ!」
アイリスは声を上げる。
「お師匠さま。わたし魔法のレベル上がったんです。レベル5になったの。お師匠さまや魔法使いさんたちが使ってる、魔法の『目』や『耳』や『影』を、習得できませんか?」
「……へえ? 教えてもいいけど。覚悟はある?」
カルナックの目は、いよいよ水精石の如く青く輝きを強め、肌も白く光り、その周囲には、精霊の魂と考えられている青白い光球、『精霊火(スーリーファ)』が集まってきた。この世のどこにも、カルナックを置いて他にはこのような現象を引き起こす者などいない。
「その魔法を使って、私たち潜入捜査部隊に視覚、聴覚、影を沿わせたら。この世の暗部に触れずには済ませられないよ。その覚悟が、あるのなら」
「はい」
アイリスは、答えた。
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