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第八章 お披露目会の後始末
その9 はじめてのおつかい
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9
夜の闇を切り取ったような漆黒の衣をまとった、長い黒髪を長くのばした美しい青年が、言葉を紡ぐ。
「すまない、あれに護衛を任せた私の落ち度だ。安全装置になっているティーレがいない状態のサファイアは厄介だと失念していた。サファイアは強力な『言霊』をしばしば使ってしまう、それも無意識にね。君の記憶を刺激し『押して』『魂の深淵』まで到達させるとは。まさか、ここまでやってくれるとは想定していなかった。だから、私が迎えにきたんだ」
「お師匠さま!」
あたしは夢中で、お師匠さまにすがりついた。
だけど、ここはどこ……
さっきまでいた、モニタールームでもない?
崩れていく崖や岩山、落ちてくる巨大隕石、地割れ、吹き出すマグマ。
ある意味、それはとても懐かしい光景だった。
あたしは思い知る。
異世界に転生して、両親に愛されて幸せになっていても、地球が滅亡したことを、あたしは、あたしの魂の深いところでは、忘れてなんかいなかったんだわ。
お師匠さまと、あたしは空中に浮かぶ岩の上に乗って、大規模破壊を眼下に見ていた。
背筋が、ぞわっとして、身体が冷えて、冷たく、硬くなっていく気がした。
「ここは……あたし、また、過去に戻っているの? 滅亡していく地球に……いるの……?」
「もちろん、違うさ」
お師匠さまは笑って、あたしの頭を撫でてくれる。
……ああ、あたたかい……
「右手首をごらん、精霊石のブレスレットをしているだろう。呼べば精霊石は答えてくれる。黒竜のアーテルだってそうだよ。君は、ひとりではない」
ひとりじゃ、ない。
その言葉が響くと同時に、手首にはめていたブレスレットの『精霊石』が、まばゆく、青い光を放った。
『あたしがいるわ、アイリス。いつもは忘れてていいけど、こんなときは思い出して、あなたを永劫に守ると誓った精霊(セレナン)を』
だれかの声が、胸に響いた。
それは、とても澄んで、きれいな、女の子の声だった。
『ずっと前に教えてあげた、あたしの名を、呼んでみて。こうよ……ラト・ナ・ルア・オムノ・エンバー。我が名にかけて。アイリス・リデル・ティス・ラゼル。戻っておいで。カルナックと共に、現在へ。意識の表層へ』
澄み渡った、青い光に包まれて。
カルナックお師匠さまに、しっかり抱きしめられて。
あたしの視界は光に溶けて……
永遠とも思えるほどの、時間を経て。
そして戻ってきたの。
現実世界へ……。
サファイアさんとあたしが魔法の練習をしていた、エステリオ叔父さまのセーフルームに設けられた、大きな運動場へと。
……いえ、言いなおします。
練習場所だった、ところ。
というのは……
あたしのせいだと思うけど。
そこはもう、部屋だとか運動場なんて、まともな空間では、なくなっていたのでした。
なにって。
大地震が起こった後みたいに、運動場に置いてあった運動器具? とか家具的なものはぜんぶひっくり返って徹底的にねじれて破壊されてて。
その上に、
地割れとか地割れとか地割れとか、で、床ってナニそれ美味しいの。原型まったくありません。
つまりは、
単なる瓦礫の山でした。
「こりゃあ、ひどいな。空間破壊だ」
お師匠さまは、肩をすくめた。
「エステリオ・アウルの魔力量が大きいから、このセーフルームは外界と切り離して『亜空間』を組み込んでおいたんだが……外へ、漏れてないだろうか心配だな」
※
「ごめんなさい~! お師匠様! アイリスちゃん!」
サファイアさんは頭を床にすりつけていた。
五体投地? 土下座?
「わたしのせいですう! アイリスちゃんの能力が桁違いだって知ってたのに、どこかで、甘く見てました!」
「頭を上げなさい、サファイア。怒ってないから」
「ひい! 嘘よ、お師匠様が優しい言葉をかけてくださるはずがないもの!」
「私もたいがい信用ないな……普段の行いがアレだからかな」
などというやり取りの末、ようやく少し落ち着きを取り戻したサファイアさんの話をまとめれば。
サファイアさんの『語り掛け』に反応した、あたしは意識を失って倒れた。
その周囲の空間が、突如として、『めきっ』と音を立てて、歪んだ。
外部と遮断された巨大な空間、それ自体が、ひずんだ。
床が割れて、亀裂が走って。ありえないことだらけ。
サファイアさんはパニックに陥った。
倒れているあたしの腕輪に嵌っていた『精霊石』が激しく光りはじめて、それを察知したかのようなタイミングでカルナックお師匠さまが地下にやってきたのは、それから、まもなくのことだった。
倒れたあたし、アイリスに触れたお師匠さまは、魂が『奥津城(おくつき)』に降りてしまっているから、連れて戻ってくるので待っているように、と言い置いて、自分も倒れた。
さらにサファイアさんはパニック。
お師匠さまとアイリスの意識が戻って起き上がるまで、そりゃあもう気をもんでいたそうなの。
※
「……さも、ありなん」
事情聴取を終えたカルナックさまは、楽しそうに、笑った。
「お師匠様あ、なんで楽しそうなんですか……」
サファイアは珍しくも涙目だった。
「アイリスに、辛かった記憶なんてキーワードを与えて、おまけに無意識にサファイアが『言霊』を発動させたのだから、こうなる可能性はあったってこと。少しばかり、用心が足りなかったね。だから言ってる、リスクを回避することは大事なのさ」
「申し訳ありません……!」
「土下座はいいから。それより、ここまで破壊されたのでは修理に時間がかかる。知り合いのドワーフに任せるからそれはいいけど。まだティーレもエステリオ・アウルも入院しているだろうし、その間、サファイア?」
「は、はははい!」
「アイリスを連れて、修行に出ておいで」
「えええええ!?」
こんどは、あたし、アイリスも大いに驚いたわ。
「「修行って、ど、どこへ!?」」
異口同音に叫んだあたしとサファイアさんに、お師匠さまは、にいっと、悪辣に笑った。
「そうだな。知り合いの竜の里へでも。紹介状はつけるから、大丈夫さ。外国だけど、なあに、竜の基準では、ほんのご近所だよ」
う、うそだあ!!!
夜の闇を切り取ったような漆黒の衣をまとった、長い黒髪を長くのばした美しい青年が、言葉を紡ぐ。
「すまない、あれに護衛を任せた私の落ち度だ。安全装置になっているティーレがいない状態のサファイアは厄介だと失念していた。サファイアは強力な『言霊』をしばしば使ってしまう、それも無意識にね。君の記憶を刺激し『押して』『魂の深淵』まで到達させるとは。まさか、ここまでやってくれるとは想定していなかった。だから、私が迎えにきたんだ」
「お師匠さま!」
あたしは夢中で、お師匠さまにすがりついた。
だけど、ここはどこ……
さっきまでいた、モニタールームでもない?
崩れていく崖や岩山、落ちてくる巨大隕石、地割れ、吹き出すマグマ。
ある意味、それはとても懐かしい光景だった。
あたしは思い知る。
異世界に転生して、両親に愛されて幸せになっていても、地球が滅亡したことを、あたしは、あたしの魂の深いところでは、忘れてなんかいなかったんだわ。
お師匠さまと、あたしは空中に浮かぶ岩の上に乗って、大規模破壊を眼下に見ていた。
背筋が、ぞわっとして、身体が冷えて、冷たく、硬くなっていく気がした。
「ここは……あたし、また、過去に戻っているの? 滅亡していく地球に……いるの……?」
「もちろん、違うさ」
お師匠さまは笑って、あたしの頭を撫でてくれる。
……ああ、あたたかい……
「右手首をごらん、精霊石のブレスレットをしているだろう。呼べば精霊石は答えてくれる。黒竜のアーテルだってそうだよ。君は、ひとりではない」
ひとりじゃ、ない。
その言葉が響くと同時に、手首にはめていたブレスレットの『精霊石』が、まばゆく、青い光を放った。
『あたしがいるわ、アイリス。いつもは忘れてていいけど、こんなときは思い出して、あなたを永劫に守ると誓った精霊(セレナン)を』
だれかの声が、胸に響いた。
それは、とても澄んで、きれいな、女の子の声だった。
『ずっと前に教えてあげた、あたしの名を、呼んでみて。こうよ……ラト・ナ・ルア・オムノ・エンバー。我が名にかけて。アイリス・リデル・ティス・ラゼル。戻っておいで。カルナックと共に、現在へ。意識の表層へ』
澄み渡った、青い光に包まれて。
カルナックお師匠さまに、しっかり抱きしめられて。
あたしの視界は光に溶けて……
永遠とも思えるほどの、時間を経て。
そして戻ってきたの。
現実世界へ……。
サファイアさんとあたしが魔法の練習をしていた、エステリオ叔父さまのセーフルームに設けられた、大きな運動場へと。
……いえ、言いなおします。
練習場所だった、ところ。
というのは……
あたしのせいだと思うけど。
そこはもう、部屋だとか運動場なんて、まともな空間では、なくなっていたのでした。
なにって。
大地震が起こった後みたいに、運動場に置いてあった運動器具? とか家具的なものはぜんぶひっくり返って徹底的にねじれて破壊されてて。
その上に、
地割れとか地割れとか地割れとか、で、床ってナニそれ美味しいの。原型まったくありません。
つまりは、
単なる瓦礫の山でした。
「こりゃあ、ひどいな。空間破壊だ」
お師匠さまは、肩をすくめた。
「エステリオ・アウルの魔力量が大きいから、このセーフルームは外界と切り離して『亜空間』を組み込んでおいたんだが……外へ、漏れてないだろうか心配だな」
※
「ごめんなさい~! お師匠様! アイリスちゃん!」
サファイアさんは頭を床にすりつけていた。
五体投地? 土下座?
「わたしのせいですう! アイリスちゃんの能力が桁違いだって知ってたのに、どこかで、甘く見てました!」
「頭を上げなさい、サファイア。怒ってないから」
「ひい! 嘘よ、お師匠様が優しい言葉をかけてくださるはずがないもの!」
「私もたいがい信用ないな……普段の行いがアレだからかな」
などというやり取りの末、ようやく少し落ち着きを取り戻したサファイアさんの話をまとめれば。
サファイアさんの『語り掛け』に反応した、あたしは意識を失って倒れた。
その周囲の空間が、突如として、『めきっ』と音を立てて、歪んだ。
外部と遮断された巨大な空間、それ自体が、ひずんだ。
床が割れて、亀裂が走って。ありえないことだらけ。
サファイアさんはパニックに陥った。
倒れているあたしの腕輪に嵌っていた『精霊石』が激しく光りはじめて、それを察知したかのようなタイミングでカルナックお師匠さまが地下にやってきたのは、それから、まもなくのことだった。
倒れたあたし、アイリスに触れたお師匠さまは、魂が『奥津城(おくつき)』に降りてしまっているから、連れて戻ってくるので待っているように、と言い置いて、自分も倒れた。
さらにサファイアさんはパニック。
お師匠さまとアイリスの意識が戻って起き上がるまで、そりゃあもう気をもんでいたそうなの。
※
「……さも、ありなん」
事情聴取を終えたカルナックさまは、楽しそうに、笑った。
「お師匠様あ、なんで楽しそうなんですか……」
サファイアは珍しくも涙目だった。
「アイリスに、辛かった記憶なんてキーワードを与えて、おまけに無意識にサファイアが『言霊』を発動させたのだから、こうなる可能性はあったってこと。少しばかり、用心が足りなかったね。だから言ってる、リスクを回避することは大事なのさ」
「申し訳ありません……!」
「土下座はいいから。それより、ここまで破壊されたのでは修理に時間がかかる。知り合いのドワーフに任せるからそれはいいけど。まだティーレもエステリオ・アウルも入院しているだろうし、その間、サファイア?」
「は、はははい!」
「アイリスを連れて、修行に出ておいで」
「えええええ!?」
こんどは、あたし、アイリスも大いに驚いたわ。
「「修行って、ど、どこへ!?」」
異口同音に叫んだあたしとサファイアさんに、お師匠さまは、にいっと、悪辣に笑った。
「そうだな。知り合いの竜の里へでも。紹介状はつけるから、大丈夫さ。外国だけど、なあに、竜の基準では、ほんのご近所だよ」
う、うそだあ!!!
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