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第七章 アイリス六歳
その51 アイリスの守護精霊
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51
「どうしたの? アイリスちゃん、辛いの? 困ってるの?」
心配そうに問いかけるラト・ナ・ルア。
「精霊さま……やさしいんですね。わたし……あたし、どうしたらいいのか、わからないの! エステリオ・アウルの中にセラニスがいて彼の身体を操っているの。エステリオ・アウルを助けたいのに……どうしたら!」
アイリスの中にあったイリスが心の内を叫んだ、その瞬間。
月宮アリスの意識が目覚めた。
この世界に生まれて、今日、六歳になった幼女アイリス・リデル。
前世では東京に暮らしていた十五歳の月宮アリス。
ニューヨークのキャリアウーマン、二十五歳で死んだイリス・マクギリス。
地球の終焉を見届けたAI、システム・イリス。
ぜんぶが渾然一体になったかのようだ。
システム・イリスの意識だけは今、セラニスに向いているけれども。
精霊の少女ラトは、優しくアイリスに微笑みかける。
「だいじょうぶよ。カルナックは、すっごい大魔法使いなのよ。それに、あたしたち精霊族も、カルナックが人間界にいる限り、ずっと人間の味方よ。あなたの大切なエステリオ・アウルも、きっと助けてあげる」
「えーと、姉様? そんなに安請け合いはしないでほしいんだけど? 私だってできることしかできないんだ」
カルナックは顔を赤くしていた。
目の前で精霊の姉に褒められるなど、めったにあることではない。
「ははは、カル坊、諦めなさい。いまさら目立たないように地味に生きようなんて思ってないだろう? ヒトの世ですごすなら、いっそ思いっきり活躍して《世界》の寵愛を受ける身の凄まじい力を見せつけてやりなさい」
レフィスは満足そうだった。
「兄様まで……二人してあまり無茶を言わないでください。私は地道に生きていたいんですから」
カルナックのその言葉を聞いて、
「どの口が言うんですか!」
「お師匠様、ご冗談キツイですわ~」
ヴィーア・マルファとサファイアは呆れたのだったが、一番新しい弟子、いや騎士となったマクシミリアンは、
「さすが、カルナックさまです」
頬を紅潮させて呟いた。
「精霊さま……カルナックさま、ありが、ありがとう…ござい、まひた……」
アイリスは、ぼろぼろと泣いた。
「ところで、アイリスちゃんを抱っこしてる、あなたは? あなたの魂の色は、上品で、きれいね」
ラトは小首をかしげ、問いかける。
精霊に魂の色を褒められたヴィーア・マルファは、ぱあっと赤くなった。
「いと貴きお方、わたしはヴィーア・マルファ・アンティグアと申します。我がアンティグア家はアイリス嬢の代父母をしていますので、わたしにとってもアイリス嬢はかわいい『義妹』です。わたしは経験の浅い若輩者ですので、精霊族の方にお会いするのは初めてです。どうぞよろしくお願いします」
普段の彼女からは考えられないほど、ぎこちない言い方だ。
ヴィーア・マルファもまた、緊張の極致にあった。
「アンティグア? 確かエルレーン大公の親戚だったわね?」
「はい。遠縁ですが」
ヴィーア・マルファは長身の身体をちぢこめる。
「ふ~ん。ヒトも、いろいろなのね。正式な名前を教えてもらったから、あたしも、きちんと名乗るわね。ラト・ナ・ルア・オムノ・エンバー。辺境の地に生じた最後の子供ラトという意味。こちらは兄よ。レフィス・トール・オムノ・エンバー。辺境の地を治める最後の子レフィスって意味になるわ。精霊族は、レフィスとあたしの後には、《世界の大いなる意思》が、新たな個体を生みだしてはいないから」
「世界が生み出す? で、ございますか」
わずかに眉を上げるヴィーア・マルファ。
かしこまっているが内心では持ち前の知識欲がふつふつ湧いている。
「これくらいは話してもいいかな。あたしたち精霊族は《世界の大いなる意思》の手足、目や耳、そんな感覚器官にあたる遊離細胞で、人間のように増えたりしないのよ。寿命もあってなきが如しだけど、事故だったり、生きるのに飽きたりすれば、自ら生きるのをやめることもあるわ。死ぬときは世界に溶けて還元されるの。体は精霊石に、魂は精霊火(スーリーファ)になって夢を見るのよ。生きていたときに愛していた世界を漂いながら」
「死ぬなんて、そんなのいや!」
ドレスの裾で涙をぬぐうアイリスだったが、あふれ出る涙は止まりそうになかった。
「アイリス、あなたは優しい子ね。泣かないで。精霊の場合は、人間とは本質的に意味が違うのよ。そうだわ! ほら、これを見てみて!」
ラト・ナ・ルアは手のひらを差し出した。
大きさはウズラの卵みたいな、カラフルな卵が四つ、載っていた。
緑や、水みたいな青、黄色、そして、土のような、茶色。
「あなたの守護精霊たちよ。あやうく消滅するところだったけれど、卵の段階まで戻すことで現世に留め置くことができたわ。主であるアイリスちゃんのそばにいれば、いずれ孵化して元通りに育つわよ」
「あ、ありがとうございます!」
正直、言われたことの何分の一も理解できなかったけど。あたしは守護精霊たちを助けてくれたラト・ナ・ルアに、心からのお礼を言った。
「シルル! イルミナ! ディーネ! ジオ!」
呼んでみたけれど、卵は微動だにしなかった。
「言い忘れたけど、孵化するには少し時間がかかるかもね。この子たちは、あたしたち精霊の階層まで降りてきて、アイリスを助けて欲しいって言うのよ。でもそんな深くまで潜って来て、原型を保っていられる人工精霊(エレメント)は、ない。この子達は世界(セレナン)ではないから」
「えっ?」
「この子たちは、かつて生きていたヒトたち……『人間』の魂なの。心残りがあるために世界(セレナン)に還れなくて彷徨う魂たちは、人工精霊、(エレメント)になる。あなたたちの言葉では聖霊というほうが合っているかな。生きている人間の魂の輝きに引きつけられて、守護精霊になるの。一緒に生きて満ち足りて共に死を受け入れ世界に溶け込む。そしてまた、いつか生まれてくる。あなたたち『先祖還り』が言う『輪廻』の概念に似ているわね」
「死んで、また生まれ変わるの?」
輪廻って。もしかしたら精霊だって輪廻転生をしているんじゃないのかしら、と。
アイリスの中の誰かが、ふと考えた。
「さあ、卵を手にとって。卵まで戻ってしまったけど、アイリスちゃんが温めれば小さな妖精が生まれるわ。また、はじめから育ててあげて。小さな妖精から育てれば、以前の記憶も戻って、守護精霊になれるわよ」
「……大切にします」
「そうしてあげて。この子たちが来なければ、あたしたちは、カルナックの生命が危険になるまでは、人間のことにかかわるつもりは全くなかったんだから」
「……精霊さまって、なんて正直なんでしょうね、お師匠様。あ、考えてることの中身ダダ洩れなとこ、お師匠様によく似ておられますぅ! さすが、きょうだいですね」
「サファイア? それ、きみも同じだからね」
カルナックは立ち上がって、現場である大広間の中央をながめやるが、少しばかり、先ほどセラニス(が操るエステリオ・アウル)に斬られた腹部を庇いがちだった。
マクシミリアンはカルナックの傍にたたずみ、忠実に付き従う。
戦いは、これからなのだ。
※
あたし(アイリス、月宮アリス、イリス・マクギリス)は、守護妖精の卵を、そうっと両手で包んだ。
冷たい。
温めてあげたい。
あたしの大切な、守護妖精たち。
また一緒に、お話ししたり、笑ったり、したい。
いつか、あたしは。
統合した意識に、一人のアイリス・リデル・ティス・ラゼルに。なれるのだろうか。
そのためにも、
セラニスの手からエステリオ・アウルを取り戻すの!
※
そしてこのとき。
セラニス・アレム・ダル。
エステリオ・アウルの身体にインストールしたのはいいが、精霊石の発した光に奪われた視力がまだ戻らないままシステム・イリスと対峙するセラニスは、かつてない危機的状況に陥っていた。
「どうしたの? アイリスちゃん、辛いの? 困ってるの?」
心配そうに問いかけるラト・ナ・ルア。
「精霊さま……やさしいんですね。わたし……あたし、どうしたらいいのか、わからないの! エステリオ・アウルの中にセラニスがいて彼の身体を操っているの。エステリオ・アウルを助けたいのに……どうしたら!」
アイリスの中にあったイリスが心の内を叫んだ、その瞬間。
月宮アリスの意識が目覚めた。
この世界に生まれて、今日、六歳になった幼女アイリス・リデル。
前世では東京に暮らしていた十五歳の月宮アリス。
ニューヨークのキャリアウーマン、二十五歳で死んだイリス・マクギリス。
地球の終焉を見届けたAI、システム・イリス。
ぜんぶが渾然一体になったかのようだ。
システム・イリスの意識だけは今、セラニスに向いているけれども。
精霊の少女ラトは、優しくアイリスに微笑みかける。
「だいじょうぶよ。カルナックは、すっごい大魔法使いなのよ。それに、あたしたち精霊族も、カルナックが人間界にいる限り、ずっと人間の味方よ。あなたの大切なエステリオ・アウルも、きっと助けてあげる」
「えーと、姉様? そんなに安請け合いはしないでほしいんだけど? 私だってできることしかできないんだ」
カルナックは顔を赤くしていた。
目の前で精霊の姉に褒められるなど、めったにあることではない。
「ははは、カル坊、諦めなさい。いまさら目立たないように地味に生きようなんて思ってないだろう? ヒトの世ですごすなら、いっそ思いっきり活躍して《世界》の寵愛を受ける身の凄まじい力を見せつけてやりなさい」
レフィスは満足そうだった。
「兄様まで……二人してあまり無茶を言わないでください。私は地道に生きていたいんですから」
カルナックのその言葉を聞いて、
「どの口が言うんですか!」
「お師匠様、ご冗談キツイですわ~」
ヴィーア・マルファとサファイアは呆れたのだったが、一番新しい弟子、いや騎士となったマクシミリアンは、
「さすが、カルナックさまです」
頬を紅潮させて呟いた。
「精霊さま……カルナックさま、ありが、ありがとう…ござい、まひた……」
アイリスは、ぼろぼろと泣いた。
「ところで、アイリスちゃんを抱っこしてる、あなたは? あなたの魂の色は、上品で、きれいね」
ラトは小首をかしげ、問いかける。
精霊に魂の色を褒められたヴィーア・マルファは、ぱあっと赤くなった。
「いと貴きお方、わたしはヴィーア・マルファ・アンティグアと申します。我がアンティグア家はアイリス嬢の代父母をしていますので、わたしにとってもアイリス嬢はかわいい『義妹』です。わたしは経験の浅い若輩者ですので、精霊族の方にお会いするのは初めてです。どうぞよろしくお願いします」
普段の彼女からは考えられないほど、ぎこちない言い方だ。
ヴィーア・マルファもまた、緊張の極致にあった。
「アンティグア? 確かエルレーン大公の親戚だったわね?」
「はい。遠縁ですが」
ヴィーア・マルファは長身の身体をちぢこめる。
「ふ~ん。ヒトも、いろいろなのね。正式な名前を教えてもらったから、あたしも、きちんと名乗るわね。ラト・ナ・ルア・オムノ・エンバー。辺境の地に生じた最後の子供ラトという意味。こちらは兄よ。レフィス・トール・オムノ・エンバー。辺境の地を治める最後の子レフィスって意味になるわ。精霊族は、レフィスとあたしの後には、《世界の大いなる意思》が、新たな個体を生みだしてはいないから」
「世界が生み出す? で、ございますか」
わずかに眉を上げるヴィーア・マルファ。
かしこまっているが内心では持ち前の知識欲がふつふつ湧いている。
「これくらいは話してもいいかな。あたしたち精霊族は《世界の大いなる意思》の手足、目や耳、そんな感覚器官にあたる遊離細胞で、人間のように増えたりしないのよ。寿命もあってなきが如しだけど、事故だったり、生きるのに飽きたりすれば、自ら生きるのをやめることもあるわ。死ぬときは世界に溶けて還元されるの。体は精霊石に、魂は精霊火(スーリーファ)になって夢を見るのよ。生きていたときに愛していた世界を漂いながら」
「死ぬなんて、そんなのいや!」
ドレスの裾で涙をぬぐうアイリスだったが、あふれ出る涙は止まりそうになかった。
「アイリス、あなたは優しい子ね。泣かないで。精霊の場合は、人間とは本質的に意味が違うのよ。そうだわ! ほら、これを見てみて!」
ラト・ナ・ルアは手のひらを差し出した。
大きさはウズラの卵みたいな、カラフルな卵が四つ、載っていた。
緑や、水みたいな青、黄色、そして、土のような、茶色。
「あなたの守護精霊たちよ。あやうく消滅するところだったけれど、卵の段階まで戻すことで現世に留め置くことができたわ。主であるアイリスちゃんのそばにいれば、いずれ孵化して元通りに育つわよ」
「あ、ありがとうございます!」
正直、言われたことの何分の一も理解できなかったけど。あたしは守護精霊たちを助けてくれたラト・ナ・ルアに、心からのお礼を言った。
「シルル! イルミナ! ディーネ! ジオ!」
呼んでみたけれど、卵は微動だにしなかった。
「言い忘れたけど、孵化するには少し時間がかかるかもね。この子たちは、あたしたち精霊の階層まで降りてきて、アイリスを助けて欲しいって言うのよ。でもそんな深くまで潜って来て、原型を保っていられる人工精霊(エレメント)は、ない。この子達は世界(セレナン)ではないから」
「えっ?」
「この子たちは、かつて生きていたヒトたち……『人間』の魂なの。心残りがあるために世界(セレナン)に還れなくて彷徨う魂たちは、人工精霊、(エレメント)になる。あなたたちの言葉では聖霊というほうが合っているかな。生きている人間の魂の輝きに引きつけられて、守護精霊になるの。一緒に生きて満ち足りて共に死を受け入れ世界に溶け込む。そしてまた、いつか生まれてくる。あなたたち『先祖還り』が言う『輪廻』の概念に似ているわね」
「死んで、また生まれ変わるの?」
輪廻って。もしかしたら精霊だって輪廻転生をしているんじゃないのかしら、と。
アイリスの中の誰かが、ふと考えた。
「さあ、卵を手にとって。卵まで戻ってしまったけど、アイリスちゃんが温めれば小さな妖精が生まれるわ。また、はじめから育ててあげて。小さな妖精から育てれば、以前の記憶も戻って、守護精霊になれるわよ」
「……大切にします」
「そうしてあげて。この子たちが来なければ、あたしたちは、カルナックの生命が危険になるまでは、人間のことにかかわるつもりは全くなかったんだから」
「……精霊さまって、なんて正直なんでしょうね、お師匠様。あ、考えてることの中身ダダ洩れなとこ、お師匠様によく似ておられますぅ! さすが、きょうだいですね」
「サファイア? それ、きみも同じだからね」
カルナックは立ち上がって、現場である大広間の中央をながめやるが、少しばかり、先ほどセラニス(が操るエステリオ・アウル)に斬られた腹部を庇いがちだった。
マクシミリアンはカルナックの傍にたたずみ、忠実に付き従う。
戦いは、これからなのだ。
※
あたし(アイリス、月宮アリス、イリス・マクギリス)は、守護妖精の卵を、そうっと両手で包んだ。
冷たい。
温めてあげたい。
あたしの大切な、守護妖精たち。
また一緒に、お話ししたり、笑ったり、したい。
いつか、あたしは。
統合した意識に、一人のアイリス・リデル・ティス・ラゼルに。なれるのだろうか。
そのためにも、
セラニスの手からエステリオ・アウルを取り戻すの!
※
そしてこのとき。
セラニス・アレム・ダル。
エステリオ・アウルの身体にインストールしたのはいいが、精霊石の発した光に奪われた視力がまだ戻らないままシステム・イリスと対峙するセラニスは、かつてない危機的状況に陥っていた。
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