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第七章 アイリス六歳
その36 頼りになるコマラパ老師
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36
「困った師匠じゃのう、カルナックも」
ちっとも困ってなさそうに言ったのは、深緑(しんりょく)のコマラパ老師だった。
魔法使いたちの中で、ただ一人、冷静を保っている。
その実、白い炎と、青白く細かい雷を纏っているのが、会場の内部すべてに対して警戒していることを示していた。
雷はコマラパ老師のお師匠さまにあたる、青い竜神さまの加護なのだ。
「コマラパ老師! お師匠様に何か言えるのは老師くらいじゃないですか。行って呼んできてくださいよ!」
ルビー=ティーレは完全にパニック状態だ。
「まあ見ててごらんティーレ。カルナックが面白そうなことをやっとる。しかし、あいつの悪い病気が出たな。あの子どもに関わりすぎだ」
コマラパ老師が、熊みたいに低く唸った。
「マクシミリアンのことですか。老師」
ルビー=ティーレはマクシミリアンのいるテーブルから目を離さなずに、尋ねる。
「そうさの。カルナックとマクシミリアンの魔力の質を、走査してみなさい」
老師に言われてルビー=ティーレはカルナックとマクシミリアンを走査し、
「ふぎゃっ!」
ヒキガエルを踏んづけたような声を上げた。
「ま、ま、まずいっす老師! これじゃ……お師匠は。魔力核を移植するって、こういうこと!?」
あたし、アイリスはお母さまとお父さま、エステリオ叔父さまと並んで席についていて、ルビー=ティーレさんを直視することはできないけれど、風の精霊シルルが運んでくれるやりとりから、いま、ティーレさんがひどく慌てていること、顔色が青くなっているだろうと思った。
コマラパ老師さまは、
「カルナックの唯一の弱点だ。人間で遊ぶくせに、人間が不幸になるのが嫌なのだ。そのためには自分の身も省みないことがある。知っているだろう。カルナックの血族は皆、死に絶えている」
「師匠が冗談めかしてよく言いますから。でも、本当だったんすか」
ティーレは半信半疑に、眉を上げた。
「ああ。もう、ずいぶんと昔の話だがな」
深い息を吐いて、コマラパ老師は、話題を変えた。
「あのテーブルの近くには地方商人達が数名集まっている。全員の身元を洗い直せ。隠蔽工作の可能性を疑え。背後関係、有力者の紐付きでないか? 取引先は? それにマクシミリアンには魔法耐性があるそうだが、ダンテという父親もだ。午後の茶会の時アイリスに不用意に触れそうな行動をした。カルナックが脅しておいたがな。魔法攻撃を軽減できるのかもしれん。武術方面にも長けている者を数名、あれの側に付けておけ。ただしルビーは残りなさい。アイリスの護衛だ」
老師の指示を受けて、マクシミリアンくんたちの側に数人の魔法使いが移動した。
「さて、こちらはゆっくりと準備を進めよう。婚約式の刻限を告知しているわけではないしな」
厳しい表情が、一転して、緩む。
優しいおじいちゃんみたい。あたしにとって、ヒューゴーお祖父さまは危険で、邪悪な感じがして近づきたくもないけれど。
コマラパ老師は、ぜんぜん違う。ほんとうのお祖父さまだったらいいいのにって思うくらい。
「そういうものなんですか?」
「六歳のお披露目会と許婚との婚約承認を同時にやるのは前例がない。今後はラゼル家のお披露目が、首都での新しい流行になるじゃろうな」
だから今回は自由にやっていいのだと。
「アイリス。エステリオ・アウルは逃げないし、わたしたちも、ずっとそばにいる。婚約を承認しても、生活はこれまでと変わらないのよ」
お母さまが、あたしの右手をとって、微笑んだ。
そしてお父さまは、
「私たちは仕事にかまけて、親子らしいことを、ちゃんとできていなかったと反省していたんだ」
残った左の手を握ってくれた。
とても、温かい手だ。
「お父さま、お母さま、大好き!」
思わず、抱き着きたくなってしまう。
「えーと、わたしは?」
エステリオ叔父さまったら。ちょっぴり寂しそう。
「おまえは我が家に住んでいるんだからいいじゃないか。そのうち結婚するといっても、アイリスが大人になってからだし、焦ることはないだろう」
「そうですが。アイリスが学校に入ったら歳の近い友人もできると……向こうから近づいてくるだろうし!」
また叔父さまがこじらせてる。
「だいじょうぶよ。エステリオ叔父さまのことも、だいすきだから!」
「も?」
「あ~うざい! エステリオ・アウル。うじうじと! いいかげんにしないと、アイリス嬢に嫌われちゃうよ。許婚なんだからさぁ。どーんと構えてられないの?」
「はっはい! わかってはいるんですが」
「そこが暗いんだよ!」
ばーんと背中をどやす。
ついにティーレの教育的指導が入りました。
コマラパ老師は大笑いしてます。
よかった、少し空気が和らいだ。
老師の采配で、乾杯が何度も行われています。
招待客の皆さんが、順番にやってきて、挨拶してくださるけれど、用心のため、あたしには、手を伸ばしても触れられないくらい、距離を取っています。
魔法使いさんたちもガードを固めてるし、何より加護のヴェールで顔は隠れているしね!
みんな、何かを警戒してる。
きっと、十数年前、当主がお爺さまだった頃に起こった事件が再現されるのを恐れているのだ。
アイリスには、わからないこと。
あたし、アイリスの中にいる月宮アリスには、少しだけ想像できること。
だんだん、いやな予感がしてきて、心が、ざわつく。
やだなあ。どうか何も起こらないで……!
お客さまが何人も、ご挨拶にいらした。
その中に、あたしと同い年くらいの活発そうなお嬢さんを連れているおじさまがいた。
「このたびはおめでとうございます。こちらは我が家の長女で、ナタリーと申します。お嬢さまと同い年で、半年前にお披露目を終えましたものです」
お嬢さんに向けるまなざしが優しい。
お母さまが答えた。
「出席させていただきました、よいお披露目でしたこと。アイリスはまだ外に出られませんでしたから、おうかがいできなくて残念でしたわ」
「よろしければ、これから、ご友人になっていただければと、連れてまいりました」
栗色のセミロングの髪を青いリボンで結んでアップにした、藍色の目をした女の子が、にこっと笑った。
「はじめまして。あたしナタリー・ポルトです。アイリスさん、あなたも公立学院に入るでしょう。あたしとお友達になってね」
はきはきと言う。なんてかわいい女の子なの! 初めて、ヴェール越しでなく顔を見てほしいなって思った。
ところで、ナタリーさんの保有魔力は中くらいだと、わかった。
今日たくさんの人に出会ったおかげで、人間の持つ魔力の平均値というものを、あたしはようやく確認できるようになったみたい。それでいうとまさにエステリオ・アウル、ティーレさんとサファイアさんの魔力は桁外れだった。カルナックお師匠さまに至っては、判断不可能なレベル。考えないほうがよさそう。
「こちらこそよろしく、ナタリーさん。お友達になってくださいね」
あたしたちは笑顔をかわした。
年の近い女の子との出会いはうれしい。
たいていは、商会をやってるおじさんやおばさんたちで、ラゼル商会との繋がりを求めてくる人がほとんど。
ひっきりなしにお客さまがやってくる。
お客さまだらけ。
あたしはただ黙って笑顔で頷くだけ。
お父さまとお母さまは笑顔でご挨拶を交わしてる。準備も入れれば朝からずっとぶっ通し。疲れていないはずはないのに。
これは結構時間がかかりそう。
気疲れしてきた……。
カルナックお師匠さま、早く帰ってきて。
あたしとエステリオ・アウルの婚約の承認に立ち会って!
でも、なんだか不穏なのよね。
ティーレさんはずっと、難しい顔をしてるし。リドラさんは、ふいに、すごく怖い顔をすることがあるの。何が起ころうとしているの?
※
会場の片隅に佇むしなやかな人影は、なぜか誰の目にも映らない。
動脈を流れる血のように赤い髪と、静脈を流れる血のように暗い赤の瞳をした青年…それとも少女は、楽しげに、ひとり笑っていた。
「カルナックが力を分けた。命を削った。愚かなヒトみたいに。わからない。どうして自分の力を弱めるようなことを望んでやるんだろう。今度は、僕と遊んでくれるかな。ここには……ぼくのための器もあるし……まだ使えるかなあ……メンテしてないし」
その目は、昏い狂気に沈んでいた。
「困った師匠じゃのう、カルナックも」
ちっとも困ってなさそうに言ったのは、深緑(しんりょく)のコマラパ老師だった。
魔法使いたちの中で、ただ一人、冷静を保っている。
その実、白い炎と、青白く細かい雷を纏っているのが、会場の内部すべてに対して警戒していることを示していた。
雷はコマラパ老師のお師匠さまにあたる、青い竜神さまの加護なのだ。
「コマラパ老師! お師匠様に何か言えるのは老師くらいじゃないですか。行って呼んできてくださいよ!」
ルビー=ティーレは完全にパニック状態だ。
「まあ見ててごらんティーレ。カルナックが面白そうなことをやっとる。しかし、あいつの悪い病気が出たな。あの子どもに関わりすぎだ」
コマラパ老師が、熊みたいに低く唸った。
「マクシミリアンのことですか。老師」
ルビー=ティーレはマクシミリアンのいるテーブルから目を離さなずに、尋ねる。
「そうさの。カルナックとマクシミリアンの魔力の質を、走査してみなさい」
老師に言われてルビー=ティーレはカルナックとマクシミリアンを走査し、
「ふぎゃっ!」
ヒキガエルを踏んづけたような声を上げた。
「ま、ま、まずいっす老師! これじゃ……お師匠は。魔力核を移植するって、こういうこと!?」
あたし、アイリスはお母さまとお父さま、エステリオ叔父さまと並んで席についていて、ルビー=ティーレさんを直視することはできないけれど、風の精霊シルルが運んでくれるやりとりから、いま、ティーレさんがひどく慌てていること、顔色が青くなっているだろうと思った。
コマラパ老師さまは、
「カルナックの唯一の弱点だ。人間で遊ぶくせに、人間が不幸になるのが嫌なのだ。そのためには自分の身も省みないことがある。知っているだろう。カルナックの血族は皆、死に絶えている」
「師匠が冗談めかしてよく言いますから。でも、本当だったんすか」
ティーレは半信半疑に、眉を上げた。
「ああ。もう、ずいぶんと昔の話だがな」
深い息を吐いて、コマラパ老師は、話題を変えた。
「あのテーブルの近くには地方商人達が数名集まっている。全員の身元を洗い直せ。隠蔽工作の可能性を疑え。背後関係、有力者の紐付きでないか? 取引先は? それにマクシミリアンには魔法耐性があるそうだが、ダンテという父親もだ。午後の茶会の時アイリスに不用意に触れそうな行動をした。カルナックが脅しておいたがな。魔法攻撃を軽減できるのかもしれん。武術方面にも長けている者を数名、あれの側に付けておけ。ただしルビーは残りなさい。アイリスの護衛だ」
老師の指示を受けて、マクシミリアンくんたちの側に数人の魔法使いが移動した。
「さて、こちらはゆっくりと準備を進めよう。婚約式の刻限を告知しているわけではないしな」
厳しい表情が、一転して、緩む。
優しいおじいちゃんみたい。あたしにとって、ヒューゴーお祖父さまは危険で、邪悪な感じがして近づきたくもないけれど。
コマラパ老師は、ぜんぜん違う。ほんとうのお祖父さまだったらいいいのにって思うくらい。
「そういうものなんですか?」
「六歳のお披露目会と許婚との婚約承認を同時にやるのは前例がない。今後はラゼル家のお披露目が、首都での新しい流行になるじゃろうな」
だから今回は自由にやっていいのだと。
「アイリス。エステリオ・アウルは逃げないし、わたしたちも、ずっとそばにいる。婚約を承認しても、生活はこれまでと変わらないのよ」
お母さまが、あたしの右手をとって、微笑んだ。
そしてお父さまは、
「私たちは仕事にかまけて、親子らしいことを、ちゃんとできていなかったと反省していたんだ」
残った左の手を握ってくれた。
とても、温かい手だ。
「お父さま、お母さま、大好き!」
思わず、抱き着きたくなってしまう。
「えーと、わたしは?」
エステリオ叔父さまったら。ちょっぴり寂しそう。
「おまえは我が家に住んでいるんだからいいじゃないか。そのうち結婚するといっても、アイリスが大人になってからだし、焦ることはないだろう」
「そうですが。アイリスが学校に入ったら歳の近い友人もできると……向こうから近づいてくるだろうし!」
また叔父さまがこじらせてる。
「だいじょうぶよ。エステリオ叔父さまのことも、だいすきだから!」
「も?」
「あ~うざい! エステリオ・アウル。うじうじと! いいかげんにしないと、アイリス嬢に嫌われちゃうよ。許婚なんだからさぁ。どーんと構えてられないの?」
「はっはい! わかってはいるんですが」
「そこが暗いんだよ!」
ばーんと背中をどやす。
ついにティーレの教育的指導が入りました。
コマラパ老師は大笑いしてます。
よかった、少し空気が和らいだ。
老師の采配で、乾杯が何度も行われています。
招待客の皆さんが、順番にやってきて、挨拶してくださるけれど、用心のため、あたしには、手を伸ばしても触れられないくらい、距離を取っています。
魔法使いさんたちもガードを固めてるし、何より加護のヴェールで顔は隠れているしね!
みんな、何かを警戒してる。
きっと、十数年前、当主がお爺さまだった頃に起こった事件が再現されるのを恐れているのだ。
アイリスには、わからないこと。
あたし、アイリスの中にいる月宮アリスには、少しだけ想像できること。
だんだん、いやな予感がしてきて、心が、ざわつく。
やだなあ。どうか何も起こらないで……!
お客さまが何人も、ご挨拶にいらした。
その中に、あたしと同い年くらいの活発そうなお嬢さんを連れているおじさまがいた。
「このたびはおめでとうございます。こちらは我が家の長女で、ナタリーと申します。お嬢さまと同い年で、半年前にお披露目を終えましたものです」
お嬢さんに向けるまなざしが優しい。
お母さまが答えた。
「出席させていただきました、よいお披露目でしたこと。アイリスはまだ外に出られませんでしたから、おうかがいできなくて残念でしたわ」
「よろしければ、これから、ご友人になっていただければと、連れてまいりました」
栗色のセミロングの髪を青いリボンで結んでアップにした、藍色の目をした女の子が、にこっと笑った。
「はじめまして。あたしナタリー・ポルトです。アイリスさん、あなたも公立学院に入るでしょう。あたしとお友達になってね」
はきはきと言う。なんてかわいい女の子なの! 初めて、ヴェール越しでなく顔を見てほしいなって思った。
ところで、ナタリーさんの保有魔力は中くらいだと、わかった。
今日たくさんの人に出会ったおかげで、人間の持つ魔力の平均値というものを、あたしはようやく確認できるようになったみたい。それでいうとまさにエステリオ・アウル、ティーレさんとサファイアさんの魔力は桁外れだった。カルナックお師匠さまに至っては、判断不可能なレベル。考えないほうがよさそう。
「こちらこそよろしく、ナタリーさん。お友達になってくださいね」
あたしたちは笑顔をかわした。
年の近い女の子との出会いはうれしい。
たいていは、商会をやってるおじさんやおばさんたちで、ラゼル商会との繋がりを求めてくる人がほとんど。
ひっきりなしにお客さまがやってくる。
お客さまだらけ。
あたしはただ黙って笑顔で頷くだけ。
お父さまとお母さまは笑顔でご挨拶を交わしてる。準備も入れれば朝からずっとぶっ通し。疲れていないはずはないのに。
これは結構時間がかかりそう。
気疲れしてきた……。
カルナックお師匠さま、早く帰ってきて。
あたしとエステリオ・アウルの婚約の承認に立ち会って!
でも、なんだか不穏なのよね。
ティーレさんはずっと、難しい顔をしてるし。リドラさんは、ふいに、すごく怖い顔をすることがあるの。何が起ころうとしているの?
※
会場の片隅に佇むしなやかな人影は、なぜか誰の目にも映らない。
動脈を流れる血のように赤い髪と、静脈を流れる血のように暗い赤の瞳をした青年…それとも少女は、楽しげに、ひとり笑っていた。
「カルナックが力を分けた。命を削った。愚かなヒトみたいに。わからない。どうして自分の力を弱めるようなことを望んでやるんだろう。今度は、僕と遊んでくれるかな。ここには……ぼくのための器もあるし……まだ使えるかなあ……メンテしてないし」
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